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お気楽妄想系のページf^^; 荒らし投稿がつづくのでコメントは承認制としました。
スカイリム アーリエルの弓

スカイリムのDLCドーンガードをクリアしました。クエストラインはそう多くありませんが、専用のマップが充実しています。クエストの途中では、ソウル・ケルンという異世界や「忘れられた谷」という広大なマップの冒険が楽しめます。このほかにも美しい眺めのダンジョンがあり、飽きさせません。


セラーナをヴォルハキル城に送り届けたところで、彼女とはいったんお別れになるのですが、その後まもなくドーンガード砦に単身でやってきて、従者にすることが可能になります。これは行くしかないでしょう。ムジョルの○ンコ話にも愛想が尽きかけていたところでしたし(爆)。ムジョルには強力な両手斧とアーティファクトの鎧を与えていたので、戦闘力では劣りますが、セラーナも不死だし、なんといっても物語のヒロインで、前回書いたとおりの特別な存在ですから。
 

セラーナは戦闘時にアイススパイクをバシバシ打ち込んでくれる魔術系で、こっちが誤爆してしまう恐れも小さい。それに主人公のレベルは52で、単独でも敵にやられることはまずありません。むしろ、ある程度ダメージをもらって重装や防御のスキルを伸ばしたいくらい。またセラーナは敵が現れると「どこから来ましたの?」と教えてくれるので、早く構えることができます。ただし、よく死霊術で死体を召喚するため、これが敵と紛らわしい。難点があるとすれば、主人公も死霊術師だった場合に競合してしまうことでしょう。
 

ソウル・ケルンでは、セラーナの母親ヴァレリカと会うことになります。ここでセラーナが幽閉された理由がわかります。母子は「コールドハーバーの娘」と呼ばれる純血の吸血鬼で、予言によれば二人のうちのどちらかと「星霜の書」がそろえば、吸血鬼の弱点を克服するアイテムを入手できるらしい。セラーナの父親ハルコン卿がこれを企んでいると悟ったヴァレリカが両者を隠し、ソウル・ケルンに逃れたということでした。セラーナは父親の道具になることを拒否し、ハルコン卿の野望を打ち砕く決断をします。
 

ハルコン卿が目的とするアイテムが「アーリエルの弓」で、「忘れられた谷」に隠されています。ここでは4つの祠を探して旅します。ここだけでひとつのゲームとして成立しそうなスケールがあります。みっちは最初の「物見の祠」を見つけそこね、場所がわからずずいぶんうろつき回りました。探索と同時に、ファルメルというゴブリンに似た種族の前身といわれるスノーエルフの生き残りと出会い、彼らがファルメルと化した理由や、それ以外のすったもんだもわかってきます。下の画像は、スノーエルフの最高祭司を吊るし上げるセラーナたん(爆)。
 

最後は、ドーンガードの仲間たちとヴォルハキル城に乗り込みます。ハルコン卿との対決はなかなか盛り上がりました。上の画像が対峙する父娘。これは避けられない運命だったのか。このとき、もし自分が吸血鬼側だったらどうなるのか? 次でやってみようかな。

posted by みっち | 21:47 | スカイリム | comments(0) | trackbacks(0) |
クーベリック/ベルリン・フィルによるシューマン交響曲全集

・シューマン:交響曲全集


ラファエル・クーベリック指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 

録音:1963年2月(1番、4番)、1964年2月(3番、マンフレッド序曲)、同9月(2番、ゲノフェーファ序曲)
クーベリック グラモフォン録音全集ボックスより

 

クーベリックのグラモフォン録音全集から、シューマンの交響曲全集を聴きました。CD49枚目と50枚目が2枚組でパッケージされています。


クーベリックのシューマン交響曲全集は2組あり、ベルリン・フィル盤の後、1979年にバイエルン放送響とも録音しています。このベルリン・フィル盤は、その数年後にカラヤンが同じオケでやはりシューマンの交響曲全集を出したために、顧みられなくなった印象があります。かくいうみっちも、最初に買ったシューマンの交響曲全集はカラヤン盤でした。2回目のバイエルン放送響盤もLPで買っており、今回初めてベルリン・フィルとの録音を耳にしたわけです。
 

同じベルリン・フィルでも、流麗なカラヤンの演奏を行書とすれば、クーベリックのは楷書風といっていいかも。シンフォニックですがこけおどしはなく、交響曲としての骨格・構成感を打ち出したものとして説得力が高い。これだけ立派なのに、同じレーベル・同じオケという因縁からカラヤンの影に隠れてしまったとすると、もったいなかった。
 

後年のバイエルン放送響盤との比較では、バイエルン放送響の弦が対向配置でベルリン・フィルは通常配置です。配置だけでなく、テンポも多少違います。同じドイツでも地方、奏者、楽器が違うわけで、響きの差もけっこうあります。ベルリン・フィル盤の魅力は、このオケならではの合奏力でしょう。響きが厚く、がっしりした手応えがあります。その分、バイエルン放送響のふくらみのある表現に対して、フレージングが直線的に感じるところもあります。総じて、ベルリン・フィルは正統派的、バイエルン放送響は独特の色彩感があります。
 

仮に新旧録音双方から選ぶとすると、1番と4番はバイエルン放送響、2番と3番はベルリン・フィル、という感じ。バイエルン放送響の色彩感・ロマン的な流動性と、ベルリン・フィルの構築性が、曲の性格によって相性が分かれたとでもいいましょうか。3番はちょっと迷うところで、音色的にはバイエルン放送響が素敵ですが、フィナーレが軽すぎる気がするのがやや不満。そういうわけで、ベルリン・フィル盤でイチオシなのは、2番です。
 

交響曲のほか、ゲノフェーファ序曲とマンフレッド序曲が収録されています。バイエルン放送響盤はマンフレッド序曲のみなので、ゲノフェーファ序曲が聴けるのは貴重。『ゲノフェーファ』はシューマンが唯一完成させたオペラですが、全然演奏されず、序曲を聴く機会もめったにありません。曲は、マンフレッド序曲に劣らない魅力がありながら、終わり方が対照的。
 

録音はまったく不満なし。DGは新しいものよりこの頃の方がいいんじゃないかといいたくなるほど。ただし、CDプレーヤーが新しくなった影響はあるかもしれません。

posted by みっち | 21:35 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
新しいCDプレーヤー

わが家のメインシステムのCDプレーヤー、Wadia302の代替機が納入されました。YBA Genesis CD4です。去年Krelのパワーアンプが壊れたときに YBA Genesis A6を導入しており、フランスのメーカーの同一シリーズとなりました。こうなると、プリアンプもそろえた方がデザイン的に統一されてすっきりしそうですが、そんなお金ないって! 前回だけでも痛い出費だったのに、今回本厄ということで。後厄はなしで、ぜひお願いしたい。


Genesis CD4は筐体の上部にCDをセットする方式のため、ラックの天板に設置しました。トレイの出し入れがない分、故障要因は少ないでしょう。お隣は、レコードプレーヤー LINN SONDEK LP12。上部の蓋は手動で、2cm閉めれば再生可能ですが、実は閉め加減によって再生音に影響があるらしいのです。アナログレコードと違ってピックアップが光学系ですから、干渉を受けないという意味では全閉がいいはず。しかし試した結果、下の画像のように少しだけ開けた状態がいいような気がします。いや、気のせいと言われても仕方ないくらい微妙な差なのですが、完全に締めてしまうとやや息苦しい、かといってあまり開けると密度が薄くなる気がするf^^;。
 

最初に聴いたのは、パウル・クレツキ指揮フィルハーモニア管によるマーラーの交響曲第4番。ステレオ最初期の録音がどのように鳴るか、知りたかった。これが驚きの結果に。オーディオ・ビギンの小山さんからは、Wadiaに比べるとクラシック調だとはいわれていたのですが、予想以上でした。繊細な鈴の音に美しいフルート、滑らかで上品なヴァイオリン、どれもがいま生まれてきたような鮮度です。情報量が多く、各パートの分離や定位も明瞭、表情の豊かさが半端ない。極め付きはオーボエで、現代のオーケストラではもう聴けなくなった味わい深い音色。匂い立つようなオケではありませんか。
 

びっくりしたまま、次はエベーヌ四重奏団ほかのフォーレのピアノ五重奏曲、さらにガブリエル・フェルツ指揮シュトゥットガルト・フィルによるマーラーの7番、ハンス・フォンク指揮セントルイス響によるチャイコの「ロミオとジュリエット」など、お気に入りの音源を試しました。ポップスも聴きたくて、ハイ・ファイ・セットをかけてみました。どれも極上で、これはヤバイ。CD全部聴き直さなくては(爆)。途中から帰宅した奥方も一緒に聴いていましたが、「音符が立って聞こえる」、「低音がくっきりしている」などと感想を言ってくれました。
 

小山さんと話したのですが、Wadiaの場合、メインとなる楽器がフォーカスされて引き立つような傾向があったところ、YBAは全方位というか解像度が広範囲に高い。この情報量はパラドックス方式という独特のデータ読み取りの効果かもしれません。「横のつながりが良いから、弦はもちろんピアノでもレガートがきれい」ともいわれました。まさしく。以前にも同じCD4を買った人がいて、そのお客さんはタンノイのウェストミンスターを鳴らしているそうなのですが、ここまでの変化はなかったとのことで、使用スピーカーによっても結果は異なるようです。
 

なお、はじめのうち、CDのトラック2以降を選べない症状があり、最初の通電時に機器が完全動作しなかった模様。後で直ったのですが、ぶり返すようであれば、取り替えてもらえることになりました。というわけで、みっちのメインシステムが以下のように更新となりました。

 

・LPプレーヤー:LINN SONDEK LP12
・カートリッジ:Benz Micro MC Gold
・CDプレーヤー:YBA Genesis CD4
・プリアンプ:Shelter Model 404-2(管球式、フォノイコライザー付)
・メインアンプ:YBA Genesis Power6
・スピーカー:Audio Begin JULIA

 

○JULIAの構成
・ドライバー:JBL 2425H
・ホーン:JBL 2370A
・ウーハー:JBL 2226H

posted by みっち | 21:36 | Audio | comments(0) | trackbacks(0) |
第28回西南学院OBオーケストラ定期演奏会

・ヴェルディ:歌劇『運命の力』序曲
・ショスタコーヴィチ:交響曲第9番変ホ長調 作品70
・ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 作品92

 

中井章徳指揮、西南学院OBオーケストラ

2019年2月10日(日)、アクロス福岡シンフォニーホール
 

今年も西南OBオケの演奏会に行ってきました。博多在住の友人と二人で聴いたのですが、ショスタコーヴィチの交響曲を生で聴くのは初めてだということで、高校生のころLPで聴きあった話などで盛り上がりました。
 

「運命の力」序曲は、みっちもわりと最近演奏した曲ですが、各パートが難しく、リズムを合わせるのが大変なんですよね。西南OBオケは全然危なげなくて、上手いなあ。とくにオーボエの音色が素晴らしかったです。
 

ショスタコの9番を生で聴くのはみっちも初めてでした。よかったですねえ。各ソロは大変だったと思います。音が鳴りきらなかった箇所はありましたが、表現的にはとても説得力がありました。個人的には、チェロのあの繰り返しは大変そうf^^;。トランペットと小太鼓は部分的に狂ったみたいにやっちゃっていいんじゃないかと思うところはありましたが、それはコンドラシンで覚えているからで、当時のロシアのオケだからできることかもしれないな。今回の目玉とも言える演奏でした。
 

ベトベンの7番の前に、指揮者の中井先生のスピーチがあり、その中で、この曲の長・短短という基本リズムはギリシアの英雄譚の韻律からきているというお話が初耳。よく考えたら、このリズム、第1楽章だけじゃなくて第2楽章、第3楽章(とくに中間部)、第4楽章まで全部そうなってますね! さすがです。中井先生、正月の伯林的から今年は出ずっぱりな感じ?
 

演奏は、端的で引き締まった7番でした。フィナーレの後半は指揮もすごい白熱ぶりで盛り上がりました。低弦は、うまいですね。ただ、最後までコントロールされていた印象で、ちょっとおとなしい感じがしました。ここぞというところでは開放してしまってもよかったかも。すると、うるさいっていわれるんですけどねf^^:。


アンコールはモーツァルトの「フィガロの結婚」序曲。大編成ではありましたが、弦がよくまとまっていて、きれいでした。

posted by みっち | 09:05 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |
公務員減らしの行き着く先

厚労省をはじめとした基幹統計部門の不正が毎日のようにニュースになっています。それを調べるための第三者機関の聞き取り調査に、厚労省トップの役人が同席したり調査を肩代わりしたりしていたことも判明しました。


この二つは同根ともいえますが、問題の性格としては切り分ける必要があると思っています。後者については、制度の公正さの話で、おそらく「第三者機関」なんてものがまともに働いておらず、「事務局」の役人がなにもかもお膳立てしてやってはじめて成り立つような実態になっているのだと思います。すでに日常だから、きわめて「自然なこと」だったわけです。それがおかしいんですけどね。で、こういうズブズブなトップの人たちが省内では部下に対してコンプライアンスを説いたりするわけですから、なにをかいわんや。
 

統計の不正については、厚労省だけでなく、各省庁の統計部門はみな同様の危機に瀕しているのではないでしょうか。その原因は、国家公務員の定員削減にあります。公務員減らしや「小さな政府」論はマスコミにも受けが良いし、国民の支持もあるようで、国家公務員の定員削減はもう何十年も続いてきました。その結果なのです。
 

定員削減に加えて、予算配分も経常的経費は前年の9割という原則があるらしく、国家公務員の職場では、なにもしなければ毎年予算と人員が減らされます。そこで官僚たちは、新規事業を開拓したりしてカネとポストを確保しようとします。そうそう新規事業とか純然たる増員とかは実現しませんから、いまある定常的な業務と要員を財源にして新たな業務・ポストに振り替えるということをやります。昔はスクラップ&ビルドという言葉が流行りましたが、いまはチャレンジ&ダイエットといわれているのかな? そうして、新しい仕事やその仕事探しのための仕事……と、官僚たちが省益と自分の手柄を求め続ける一方で、犠牲になっていくのが統計部門をはじめとした「従来型」、ルーチンワークと見られる仕事です。もともと各省庁の本来的な職務だったはずのものが切り刻まれ、いまや法律に定められた調査手法すら全うできないところまで形骸化しているのです。
 

人もカネもなければ手を抜くしかない。当たり前のことです。もちろん、これは今後も悪化の一途をたどります。この傾向は、政権が変わってもなにも変わらなかったことです。いや、むしろ民主党のときは輪をかけてひどかった。自民党が穏健に見えるくらい(爆)。マスコミも国民も公務員バッシング大好きですから、今回もその材料となるだけで、根本的な解決には至りません。叩きやすいところを叩いて溜飲を下げているばかりでは、足の引っ張り合いで世の中ますますダメになっていくでしょう。

posted by みっち | 20:13 | お気楽妄想系 | comments(0) | trackbacks(0) |
スカイリム ドーンガード

スカイリムのDLCドーンガードを導入後、町や村などの拠点に高速移動(FT)したときに、時間帯によっては、吸血鬼が襲撃してくるようになります。これが案外やっかい。通常のドラゴン襲撃イベントと似ていますが、ドラゴンの場合はホワイトランやマルカリスのような大規模な城壁を備えた拠点にはやってこないのに、吸血鬼たちはところ構わず侵入してきます。タイミングが悪いと、仕事に出てきたNPCが殺されてしまうことがあります。ホワイトランだと、鍛冶屋のエイドリアンが危ない。「成し遂げられる人物ってわけね」などと声をかけてくれる気っぷのいい奥さんが死んだら、プレイが寂しくなること請け合いです。対策としては、拠点から少し離れた施設、場外の馬屋では近すぎて回避できないようなので、ホワイトランなら西の見張り塔あたりにFTし、朝まで待機するとかですね。


この問題を根本的に解決するため、ドーンガードのクエストを進めることにしました。で、いきなり迷子f^^;。ドーンガードの砦はマップの右下隅に示されているのですが、そこへ行く道が見つかりません。うろうろうろうろうろうろうろうろ(爆)して、やっとのことで少し北に行ったところに入口があるのを発見しました。たどり着くと、画像のような立派な城塞がお出迎えです。しかし、中はガラガラで見かけ倒しでした。せめてお店とかないものか。隊員募集中ということで、もちろん応募しました。そのために来たし。
 

リーダーのイスランは、「ステンダールの番人」から独立したとのことで、対吸血鬼戦線にもなにやら面倒くさい事情が絡んでいるらしい。ちなみに、「番人」のアジトは吸血鬼たちに襲われて壊滅させられています。これからどうするつもりか。とまれ、彼の指示に従い、吸血鬼たちが出入りしているという古い洞窟を探ることに。敵を排除しつつ奥へと進むと、やがて広々とした儀式の間のような空間にたどり着きました。ここになにかがあるらしい。しかし、中央の起動装置を触ってもなにも起こりません。あきらめて先に進もうとして、起動装置の周りの燭台が動かせることに気づきました。ということは、オーラのような光の反応と燭台の位置を合わせていけば……。
 

おおおーっ。中央の床が下がって、中から人が出てきたあ! 目が金色に光っており、吸血鬼ですが敵対はしない様子。え、ここに幽閉されていたって? というわけで、しばらく同行することに。彼女こそがドーンガード篇のヒロイン、セラーナでした。外見はご覧の通りの美女。ただしスカイリム基準(爆)。髪型もオリジナル。従者も含めて通常のNPCの声の吹き替えは何人かの声優が分担していますが、セラーナたんはオリジナルボイスという特別扱い。ちょっとハスキーなお嬢様口調がとても上品です。行動もユニークで、主人公が立ち止まって会話したり取引したりしている間、椅子に座る、刃物を研ぐ、鍋をかき回す、地図に見入るなど、あたりの状況に合わせてかなり自由に動き回ります。他の従者ならボーッと突っ立って、チコちゃんに叱られるところです(爆)。吸血鬼なので、屋外の明るいところは嫌がり、自発的にフードを被ります。うーん、これは魅力的だ。

posted by みっち | 22:32 | スカイリム | comments(0) | trackbacks(0) |
アトレウス

ウィキペディアの「アトレウス」を加筆改訂しました。


アトレウスはギリシア神話に登場するミュケーナイの王で、シュリーマンが発掘したミケーネ遺跡にも「アトレウスの宝庫」と呼ばれる墳墓があります。実際はアトレウスのものではないみたいですが。
 

アトレウスの家系は「血塗られた一族」と呼ばれるくらい、兄弟血縁間で呪いと復讐の応酬です。おそらく、ギリシア神話のもっとも暗い側面を表しているのがこの一族でしょう。そもそもは、アトレウスの祖父タンタロスから因縁が始まっています。タンタロスは、自分の子供を料理して神々に食べさせようとした罪により、永遠の飢えと渇きに苦しめられるという罰を受けています。その子がペロプスで、神々によって生き返らせてもらい、ペロポネーソス半島の地名に名を残す英雄となりますが、ヒッポダメイアと結婚するためのすったもんだで、ミュルティロス(とその父ヘルメース)の呪いを受けることになります。3代目がアトレウスです。こうして、タンタロス→ペロプス→アトレウス→アガメムノーン(トロイア戦争のギリシア側総大将)→オレステースと5代にわたって呪いは連鎖し、オレステースのときにようやく精算される形です。
 

アトレウスは兄弟のテュエステースとミュケーナイの王位を争いました。経緯は記事にも書いたのでここでは省きますが、陰惨で救いようがない。アトレウスの行動はタンタロスの行動をなぞるかのようです。古代から人間にはこのような性があったのかと思うと、やるせない。ちょっと興味深いのは、二人の争いの背景に、アトレウス押しのゼウス、テュエステース押し?のアルテミスという対立構図が垣間見えることです。ロバート・グレーヴスによれば、この二柱は家父長制と家母長制を代表する神格です。
 

手がけることになったきっかけは、以前にこの「アトレウス」の記事を読んだときに、日本語の文章として意味がよくわからなかったことです。実は「テュエステース」の記事がなかなかまとまっていて、書ける内容はほとんど同じだし、そっちがあればいいかなとも思ったのですが、自分でどこまで書けるかやってみたくなりましてf^^;。本当は、遺跡の話や現代への影響みたいなものも書ければよかったのですが、力及ばず。ここまででも2ヶ月かかったので、とりあえずはケリをつけよう。

posted by みっち | 15:32 | Wikipedia | comments(0) | trackbacks(0) |
トクサツガガガ

早くも2019マイベスト・ドラマになりそうな予感。マンガの実写化らしいのですが、原作は知りません。特撮オタクのOLがオタバレを恐れ警戒しつつも、趣味を同じくする仲間と知り合い、交流を深めていく、という内容。


『トクサツガガガ』では、現実パートと主人公が夢中になっているヒーローや怪人たちの特撮パートがあるのですが、彼女の脳内ではしばしば現実と虚構が混じり合い、ヒーローのセリフに勇気づけられたり、ピンチで怪人と闘ったりします。加えて、特撮ファンでない視聴者への理解を助けるためか、解説パートがしばしば挿入されます。このどれもが楽しい。
 

現実パートでは、主人公の小芝風花がまず素晴らしい。一見女子力の高いOLですが、その正体は隠れ特撮オタクというキャラを生き生きと表情豊かに演じています。彼女は朝ドラで微妙な役回りだった影響で、人気は今ひとつのような気がしますが、このドラマで一気に挽回し、評価を上げるんじゃないでしょうか。場面場面でツッコミというか本音を吐露するところも好きです。周りを取り巻くキャストもおしなべて好演。
 

特撮パートのクオリティーの高さは特筆モノでしょう。正直、「ウルトラマン」とか「仮面ライダー」とかならともかく、「戦隊ヒーロー」ものは同じ特撮といってもしょせんはお子様向けではないかと、かくいうみっちも低く見ていたわけですが、これを手抜きせずに「完成度高!」と思わせるほど作り上げていることで、ヒロインの感動とハマり具合がリアルに伝わるし、応援したくなってきます。さらに解説パートでは、声優の鈴村健一がいかにもそれらしいトーンで、ヒロインの行動がどのような意図から編み出された「作戦」であるかや、歴史的背景までさかのぼったりしてあることないこと教えてくれます。ストーリー的には必要ないともいえる部分ですが、これがあるからこそ他のパートがさらにおもしろく引き立っています。ひとことでいえば、作りが本格的。
 

きょうが第3話で、全7話のようです。第1話から第3話まで一挙再放送もあるようで、好評だということでしょう。いまのところ、木南晴夏がまだ謎の存在で、主人公になにやら思うところがあるらしく、今後どう絡んでくるのかが楽しみ。このドラマ以外にも、『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』(略して「ゾンビ人生」でいいのか?)という長いタイトルのゾンビものも同時期に始まっており、なかなか攻めているNHKです。

posted by みっち | 18:40 | お気楽妄想系 | comments(2) | trackbacks(0) |
本厄の日々

気がついたら一週間のご無沙汰。この間、いろいろありまして。今年はおみくじがやばかった上に、本厄らしい。


まずは、CDプレーヤーが入院しました。クーベリックのシューマンを聴こうとしたところ、Wadia302がCDを読み込まなくなりました。前々から兆候はあり、電源を入れ直したりしてだましだまし使ってきたのですが、今回はその手も通用せず。読み込まないだけでなく、中で高速で回転する音と異臭までしてきたため、ショップに連絡して引き取ってもらいました。すでにメーカーの対応は終わっており、直る見込みは薄い。ショップによると、この機種の故障は3年前ぐらいがピークだったそうで、よく持った方だといわれました。とはいえ、来るべきものが来たのだとしても、去年のパワーアンプに次ぐ事態で、痛いよー。
 

職場では、目の前の同僚二人が相次いでインフルで倒れました。みっちも咳が出始めており、これはもらったかと思い、木曜日の午後に病院で診てもらったところ、インフルではないことが判明。ええええー、ただの風邪? なんかまぎらわしいというか乗り遅れたというか、ダサくない? まあ週末はオケの指揮トレなので、インフルなら出られなかったところ、とりあえず参加可能に。
 

土日の指揮トレは、6年ぶりの田中一嘉先生。みっちが北九響に入って最初に出会った指揮者でもあります。初めがこの方だったからいまだに続けられていると思う。初回ということもあり、各曲ひととおり通して演奏したのですが、思いの外出来がよかったらしく、かなり細かいところまで突っ込んだ指導をいただきました。オケの反応に手応えを感じておられたようで、時間もギリギリまでみっちり。おかげで疲労困憊のみっち。半分ビョーキがホンモノに(爆)。気温の変動も激しかったようです。
 

けさは激しい頭痛で目を覚ましてからは寝られず。直接的には咳が原因でしょう。もともと頭痛持ちではあるのですが、ここんとこ発作がありませんでした。今回は光にも痛みを感じるほどで、朝食もあまり食べられませんでした。午前中はどうしても抜けられない仕事があったため、ヘロヘロ状態で出勤し、なんとかこなして早退。
 

居間のサブシステムで、ぐたーとしたまま、ブラームスの弦楽五重奏曲第2番の聴き比べf^^;。といっても、メロス四重奏団とハーゲン四重奏団の二つだけでしたが。2nd ヴィオラにはどちらにも名手ジェラール・コセが入っています。メロスは、第1楽章のチェロがイマイチ、いやイマニ。というのも、まわりがうるさいから聞こえない。この曲はチェロが独奏楽器といってもいいくらいフューチャーすべきなのに、とくに1st ヴァイオリンがバカじゃないの?といいたくなるくらいキンキン声でがなります。コセはさすがにうまいけど。おかげで、第1楽章のみでうんざりして終了。頭痛が増すわ。メロスって、こんなんだったっけ? ロストロとのシューベルトの弦楽五重奏曲はよかったような記憶があるんだけどなあ。
 

ハーゲンは、チェロのクレメンスがかっこよく聴かせます。周囲もコントロールされた響きで、合奏としても優れています。ちょっとダイエットし過ぎで細身になってしまうところがありますけど。録音がもう少し残響を生かしていれば、また違った印象になったかも。第2楽章のヴィオラ(これはコセ? それともヴェロニカ?)の節回しなどもさすがのものがあります。この曲は、第3楽章だけが不満なんですよね。ブラームスにしてはぬるい。もっとこう、短くてもいいからアクセントの利いた曲がほしかった。などとやっているうちに、かなり落ち着いてきました。

posted by みっち | 21:52 | Audio | comments(0) | trackbacks(0) |
銀魂2 -世にも奇妙な銀魂ちゃん-

dTVの実写版『銀魂』第2弾DVDで、「眠れないアル篇」、「土方禁煙篇」、「幾つになっても歯医者は嫌篇」の3本立て。昨年末に劇場版『銀魂2』ブルーレイとともに予約購入していたのですが、エントっ子が観ろといって送ってきた『シュタインズゲート』6枚組に時間を取られたりして、封を切ったのがいまごろになってしまいました。


まず、選ばれた3本のエピソードですが、アニメも含めて銀魂の代表的なギャグ回で、それぞれ違う意味で強烈な印象を残す作品ばかり。福田監督、さすがの慧眼といったところです。再現度は高く、加えて実写ならではのオリジナルギャグも盛られていて楽しい。「世にも奇妙な」のサブタイトルでも予想できるように、進行役に「タモリでーす」とやる気なさそうに名乗る松平のとっつぁんが(爆)。左右にホステスたちをずらりと従えてのテキトーぶりが素晴らしい。以下、大いにネタバレしていますから注意。
 

眠れないアル篇」では、劇中で語られる愛犬ジェリーの物語がやっぱりすごい。原作やアニメでもトラウマになりかねない衝撃度ですが、これに対抗できるとしたら、呪いの人形が目的の家に向かってくる途中でいろいろやらかしてしまうヤツでしょうか(爆)。話がそれましたが、ここで起用された若月佑美、どこかで見たような、と思ったら『今日から俺は!!』で神楽とコンビを組んでいたスケバンじゃありませんか。トドメは志賀廣太郎。参った。
 

土方禁煙篇」では、ドラ○ンボールを盛大にパクった原作に、「○河鉄道999」ネタまでぶち込む超豪華パクリ版(爆)。「鳥山先生にも松本先生にも怒られるから」という鉄郎のセリフまであります。鉄郎役は矢本悠馬で、機械の体を求めていたはずですが、どう見てもハリボテに(爆)。メーテル役は山本美月。彼女は銀魂ファンらしく、本編に出たくて、メーテルは2回目だそうですがこれやると本編の目がなくなりそうで不安だったらしい。でも、佐藤二朗みたいに違う役もあり、ということで福田監督のフォローがありました。銀魂3に登場するとすれば、たまなんかどうでしょう? 個人的には外道丸も好きですが(一緒に出てくるパンデモニウムさんが好きともいう)。で、特典映像には松本零士が撮影現場を激励に訪れているシーンがあり、喜んでいたらしい。しかし、鳥山先生はフリーザや悟空を見たら、怒ると思います(爆)。
 

幾つになっても歯医者は嫌篇」では、アニメの声優、立木文彦がマダオ本人で登場します。プレミアだったかでも自分で本人だといっていたので、いいよね。本人ですから文句のつけようもありませんが、ホームレスにしては体つきがよすぎでは? 土方の迷セリフ「バカなのー?」は、アニメほどのインパクトはないにしても、銀さんと交互にエスカレートし合いながら自分にツッコミ入れまくる姿は実写版でも抱腹絶倒です。マギーのとぼけた味わいもいい。戦闘妖精シャザーンは当然のようにハリボテ(爆)。サラダ婆が岩井志麻子って……。とてつもなく恐ろしいものを見てしまった。

posted by みっち | 20:08 | たまに観る映画 | comments(0) | trackbacks(0) |