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お気楽妄想系のページf^^; 荒らし投稿がつづくのでコメントは承認制としました。
エーリダノス

ウィキペディアに「エーリダノス」を新規投稿しました。新しい記事は昨年末の「エレウシスの秘儀」以来だから、3ヶ月ぶり。今回ははるかに小ぶりな記事で、ちょちょっという感じでできました。


エーリダノスは、ギリシア神話の川の名前です。冬の夜空に、オリオンの足元から南東方向に蛇行して流れる川がエリダヌス座で、これにまつわる物語を耳にした方もおられるでしょう。太陽神ヘーリオスの息子パエトーンが父親の戦車に乗ったものの、制御できずに地表に大火事を起こしそうになり、ゼウスの雷霆で撃ち落とされてエーリダノス川に墜落死したという伝説です。ちなみに、「エリダヌス」はラテン語読みのようです。ギリシャのアテネにはエリダノスという小さな川があり、実は「エレウシスの秘儀」を書いているときにこのことを知ったのが、執筆のきっかけのひとつです。アテネの川も、そのうちなんとかできればと思いますが、翻訳は苦手なんですよね。
 

神話の話に戻ると、このエーリダノス、イタリアのポー川やフランスのローヌ川と同一視されていましたが、これには理由がありました。青銅器時代にバルト海から地中海までの交易路として伝わる「琥珀の道」の記憶が、エーリダノスに結びついていると推測されています。ポー川やローヌ川流域には、「琥珀の道」の中継地点があったようです。こういう話を聞くと、神話ならではのロマンを感じるなあf^^;。
 

なお、ウィキペディアには「ポタモイ」という項目があり、エーリダノスだけでなく、オーケアノスとテーテュースの息子たちはみなこれに含まれます。しかし、ポタモイって聞いたことがありません。手持ちのギリシア神話関係本にも用例がなかったように思います。単に川を意味する言葉の複数形のようなので、タイトルは「河神 (ギリシア神話)」あたりが妥当なのではないかという気がしますが、ま、いいか。

posted by みっち | 20:17 | Wikipedia | comments(0) | trackbacks(0) |
アルフェ・チェロエンドピン「アンティーク」

先日、パート練習で指導いただいた九響のチェロ奏者、宮田浩久先生からおすすめのあったエンドピンを購入しました。この「アンティーク」、弦楽器雑誌『サラサーテ』の77号でも採り上げられていた記憶があっただけに、エンドピンコレクター(いつからだ!)のみっちとしては、もはや見過ごせません。パート仲間の賛同者数名で共同購入となったわけです。


ネットで調べると、芦屋市にあるアルフェコという会社が製造しているらしい。「アンティーク」という名称ですが、むしろ素材の「アルフェ」の方が通りがよいかもしれません。この名前は、鉄(Fe)とアルミ(Al)の合金というところから来ているようです。エンドピン素材としては、鉄はふつうで、アルミは新しいですね。アルミの特性としては、軽くて響かないという印象がありますから、微振動を止める制振効果はわかりますが、エンドピンとしてはどうなのか。ちなみに、みっちがこれまで使っているのは、見附さんのところで作られている、チタン、真鍮、カーボン、タングステンを1本にした「カルテット」です。
 

購入したのは太さ8mm、長さ50cmのもの。エンドピンは深みのある銅色で、「アンティーク」の名称にふさわしい上品さ。さっそく取り付けて、弾いてみました。開放弦を鳴らすと、とくに低い方のGC弦で楽器の共鳴振動が長いことが見た目にもわかります。うん、確かに違うぞ。低音の増強といえば、タングステンでも効果がありますが、素材特有の色が出てモリモリし、弾き味も右手にパワーを要する感じになります。アルフェでは、音色は透明感を保ったまま伸びがよくなる感じ。高い音域では、チタンのような輝かしさはありませんが、音の通りが良くなり、全体として楽器のパフォーマンスが上がった印象があります。
 

つまり、こういうことか。これまで使っていたエンドピンでは、素材の色を加えて増強するタイプだったのに対し、アルフェはその制振効果によってエンドピン自体を無駄に振動させず、楽器の鳴りを邪魔せずに本来の性能をより高めると。なるほど、これは逆転の発想かも。
 

楽器によって相性や効果は変わると思いますが、みっちの楽器「クー」は、もともと明るい中高音域といまいち品のない低音域f^^;という特徴があり、アルフェを使うことによって低音域の弱点がカバーされていい塩梅です。「カルテット」と比べると、弾き味の滑らかさは「カルテット」、芯がある音という点では「アンティーク」かな。というわけで、当面演奏会まで使ってみようと思います。

posted by みっち | 14:21 | cello | comments(0) | trackbacks(0) |
ボールトBOX「バッハからワーグナーまで」から、ブラームスの交響曲第1番

・ブラームス:交響曲第1番ハ短調 作品68

 

エイドリアン・ボールト指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

(1972年3月2-3日、ロンドン、キングズウェイ・ホールでの録音)

 

イギリスの指揮者エイドリアン・ボールトがEMIに残した録音がいくつかのボックスにまとめられていることを最近知り、「バッハからワーグナーまで」11枚ボックスを買いました。


11枚のうち、ワーグナーとブラームスのほとんどは手持ちのCDにあり、つまりボックスの約半分は「買い直し」です。なぜそんなことをするかというと、目当てはブラームスの交響曲全集。この全集は、スクロヴァチェフスキ/ハレ管、ケンペ/ミュンヘン・フィルと並ぶマイベスト3です。しかし、ボールトの全集はDiskyというマイナーレーベルから出ていた激安物で、残念な音質で知られています。こないだのエントリでボールトのワーグナーに触れましたが、EMIから出ていたワーグナーはブラームスと同時期の録音なのに、不満を感じさせない音質です。「正規盤」なら同等の音で聴けるのでは? 結果は大当たりで、もうDisky盤は不要。EMIといえば、かつてARTとかHS2088(東芝EMI)とか、おかしなリマスタリングで迷走していた時期があり、待って正解だったかも(爆)。
 

ボールトの指揮は、インテンポに最大の特徴があります。通常は同じテンポでも表情付けや演奏上の都合などからある程度膨らんだり縮んだりするものですが、ボールトの場合、一見無骨といってもいいくらいテンポを守ります。彼は「最近の指揮者は曲の細部にこだわりすぎて、肝心の楽曲構成をおろそかにしている」と語っていたということです。テンポ・ルバートとか、アゴーギクとか「そういうものだ」と思い込んでいたデフォルメや強調がなくとも、書かれた音楽それ自体として素晴らしいことが実感できます。で、ボールトの演奏には、頭に「男の」って付けたくなるf^^;。そんな彼のブラームスは、派手なパフォーマンスやインパクトで聴かせるものではなく、ある程度曲をわかった人にこそ訴えるものがあるようです。かくいうみっちも、昔まだベートーヴェンの交響曲をあまり知らなかったころ、ボールトがロンドン・フィルを振った「エロイカ」を聴いたとき、全然ピンとこなかった経験があります。
 

とりあえず、ブラームスの1番を聴きました。ボックスの8枚目です。音質は鮮度もあるし透明感ある響きが美しい。Disky音源はよほど使い回されたか劣化していたかでしょうね。演奏は、序奏からもったい付けないテンポでずんずん突き進みます。第1楽章の提示部は繰り返されます。もちろん、テンポの中で各パートの出し入れや歌い込みはしっかりなされ、転調や曲の変わり目の和音の作り方などは実にうまい。ロンドン・フィルはドイツ系のオケとは違って明るい音色ですが、中間的な色合いを繊細に表現して見事。第2楽章終わりのVn.ソロはメニューインらしいですが、こちらも格調が高い。その後も間然とするところなく、終楽章まであっという間。フィナーレでは、例の主題が弦から管に推移して盛り上がるところなどもきわめて自然で、ギクシャクしないのがかえってすごい。コーダも煽るようなことはまったくありませんが、確信に満ちた頂点の高さには涙が出そうになります。

posted by みっち | 21:35 | CD・DVD | comments(2) | trackbacks(0) |
シノアリス 新キャラ登場篇

今週のアップデートで新キャラ、くるみ割り人形が登場しました。11人目が来そうということは、前回エントリで予想していましたが、なんだこりゃ? ギシンとアンキも認める通りのネタキャラで、「これだから最近の若者は」が口癖の頑固ジジイでした。残念(爆)。なお、今後さらに新キャラが予定されているようで、ギシン・アンキが「人類に栄光あれ!」という『ニーアオートマタ』式敬礼をやっていたので、ゲームの声優が起用されるのかもしれません。


現在ランク99、総合値は85,000程度。Sランク以上の手持ち武器はだいたい強化が終わっており、ガチャでSS武器が引けないため、だんだん手詰まりになってきています。総合値10万にはなんとか乗せたい。ということで、SS武器をLランクへ進化させる計画を遂行中。また、防具は「処女」シリーズから「海底」シリーズに移行中。「処女」はB→Sまでですが、「海底」はA→SSなので、総合値も高くなることがわかってきました。進化に必要なアイテムを収集しなくては。

 

モノガタリは、現実篇第2章までをくるみ割り人形を含めた5人でクリアしたところ。これから第3章に入りますが、かなり敵が強くなっていて、油断すると全滅の可能性もあります。コロシアムは依然として苦戦しています。平均すると、1勝3敗ペースというところ。結局相手の力次第なんですが、みっちが優秀なナイトメアを持っていないことも影響していそう。強力なナイトメアは、ガチャか課金でないと手に入らないんですよ。

posted by みっち | 23:47 | お気楽妄想系 | comments(0) | trackbacks(0) |
第27回西南学院OBオーケストラ定期演奏会

・ロッシーニ:歌劇『泥棒かささぎ』序曲
・チャイコフスキー:バレエ組曲『眠れる森の美女』
・ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 作品90

 

中田延亮指揮、西南学院OBオーケストラ
2018年2月4日(日)、アクロス福岡シンフォニーホール

 

今年も西南OBオケを聴いてきました。この日、わが家のエントっ子が大学受験のために一緒に博多に向かうことになり、午前中に到着。寒い日で、エントっ子を見送った後、天神地下街から外に出ずにイリーカフェやショッパーズ内のボークスでドール見学したりして時間をつぶしました。ボークスで製作発表のあった『ニーアオートマタ』の2Bドールがその後どうなったか聞いたところ、なんにも情報がないそうです。

 

さて演奏会、ロッシーニは明快で快調な出だし。チャイコフスキーは、1曲目がちょっと速すぎる気がしました。ほかのホールなら違ったかもしれませんが、アクロスは残響が長いため、冒頭のヴァイオリンの急速なパセージがわーんとなって聞き取れません。このテンポで行くなら、より明確に聴かせる工夫が必要かと。それ以外は弦がよく歌い、打楽器群の活躍もあって気持ちよく聴けました。ただし、木管がやや遠慮気味かな。この傾向はブラームスでよりはっきりしたと思います。

 

ブラームスでは、ホールの残響も意識したのか、両端楽章ともじっくり目のテンポでした。弦のアンサンブルに厚みがあって流麗ですが、ファゴット以外の木管が引っ込んだ感じで響きが淡い。ホルンもおとなしかった。おかげで、前半の2楽章は印象が薄いものになりました。第3楽章ではチェロががんばりましたが、中間部の木管、再現部のホルンがやはり物足りない。こうなると、弱いところがずっと気になってしまいます。聴いている位置の問題かな? でも、ファゴットはよく聴こえたからなあ。フィナーレはかなり盛り上がりましたが、展開部で半音ずつせり上がる最大の頂点では、なにかもっとこの、息詰まるようなものがほしいと思うのは、欲張り? 草食系ブラームスが好みならよかったかもしれませんが……。アンコールは「ハンガリー舞曲」の第4番で、オケ版は珍しい。

posted by みっち | 21:51 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |
シノアリス 現実篇

始めてから約1ヶ月になる「シノアリス」。ランク93で総合値は約77,000になりました。「憎悪篇」をクリアすると、「現実篇」が開放されました。現実篇は12月のアップデートで導入されたようで、まだけっこう新しい。いまのところ、ドロシー、赤ずきん、人魚姫、アリスの4キャラ分しかモノガタリがありません。未開放枠があと7あるため、これまで出ている10キャラに加えて新キャラが登場することになるのかな? 衝動編と憎悪篇の「ハード」もあるので、まだまだ先は長いですが。


画像は最近入手したジョブ、グレーテル/クレリックです。行きがかり上、前衛強化中で、クレリックで遊ぶことはまずないのですが、絵はスノウホワイトと並んでいいですね。ちなみにこのグレーテル、籠に入っている頭部がヘンゼルのものらしく、「ねえ、兄様。兄様あ」などとしょっちゅう呼びかけているのですが、憎悪編を進めるうちにアヤシイことになりますf^^;。アヤシイといえば、ピノキオの話もなかなか深そうというか、黒いです。

 

10連ガチャは相変わらずSSの不作が続いています。やっぱりビギナーズラックだったか。この間貯めたメダルなどで装備進化させたりして、総合値は少しづつ上がっていますが、ペースは次第に頭打ち状態。ナイトメアもいいのがほしいなあ。

 

コロシアムは、その後もほぼ1勝2敗ペースでした。ギルドのメンバーがほとんどアクティヴではなく、順位が2位まで上がったところで、これ以上いても仕方がないと決断。ちょうど対戦相手のギルドの席が空いていたところに移りました。順位は8位に下がりましたが、前衛では3番目のポジション。自動承認制の自由なギルドですが、これまでと違って挨拶もしてくれるし、居心地良くなりました。

posted by みっち | 22:20 | お気楽妄想系 | comments(0) | trackbacks(0) |
チェロパート練習

火曜日はチェロのパート練習でした。4月の定期演奏会は『火の鳥』、『タンホイザー』序曲、ベートーヴェンの交響曲第7番というプログラムで、オケ練習でも「ベト7」がいちばん大変じゃない!?というもっぱらの評価でした。とくに『火の鳥』については、パート内から弾き方がわからないという苦情がトップに寄せられていたらしく、プロを講師に招いての練習となりました。参加いただいたのは、九州交響楽団のチェロ奏者、宮田浩久先生。以前にもブルックナーの5番や『シェエラザード』の弦楽セクション練習で教えていただいています。結果は上々で、パート仲間からは毎月でもお願いしたいという声が上がっていました。


『火の鳥』のチェロパートには、通常の音符に◇型の音符が重なっている箇所がいくつかあります。1の指で下を押さえ、4の指で◇のフラジオレットというのが正解。下は親指でも弾けないことはありませんが、動きが遅くなるそうです。ふつうのフラジオレットは○印で、こっちも両方出てきます。また、弱音器を付けたときには、同じ音でも下の弦のハイポジで取る方が音色が似つかわしいそうです。なるほど。あと問題なのが高音域。「カスチェイの踊り」の後半はハイポジの嵐で、見るとパニックになるト音記号がぞろぞろ(ーー;)。プロでも鉛筆で印をつけることがあるけど、本番前に練習しすぎると消えてしまうので注意だそうで(爆)。あきらめずにがんばるよう励まされました。やるしかない!

 

指導の合間に繰り出される体験談がまた面白い。例えば、チャイコフスキーの交響曲第4番のフィナーレにチェロの演奏至難で有名な箇所があるのですが、ロストロポーヴィチが指揮をしたときに、彼が「そんなに難しいのか」といって団員から楽器を借りたところ、一発で弾いてしまい、一同口あんぐりだったとか。一方、別の曲でゲリンガスが指揮したときも同様のシチュエーションがあったのですが、ゲリンガスは弾けなかったそうです(おいいf^^;)。まあ、ロストロは前もってさらっていたのかもしれませんが、だとしてもすごいですよ。


『火の鳥』に時間の大半を割いてしまい、残りはベートーヴェンの第1楽章に当て、ワーグナーまでは行けませんでした。ベートーヴェンでも収穫がありました。先日の指揮トレで、例の「ターンタタ」のリズムにダメ出しされた件ですが、謎が解けてきました。宮田先生が手を振ったり膝を叩いたりして拍子を取ったときと、両手をぐるぐる回しながらリズムを取ったときとで結果が違ったんですね。この円運動にどうやら秘密があるf^^;。これまで休符の有無にとらわれすぎて、ボウイングの自然な弾みが失われていたのではないかと。楽しく笑顔で弾くといいのかも(違う?)。このほか、ボウイングでもダウンに比べてアップボウが縮こまる傾向があると指摘されました。もっと大胆に使わないと。さらに、リズムを合わせるために呼吸をそろえるという点もあらためて納得させられました。わかっているつもりでも、実行できていないんですよね。

 

最後に、宮田先生からみっちのチェロのエンドピンについて聞かれました。見附さんのエンドピンはご存知だったようです。先生は最近違うメーカーのエンドピンを試して、とてもよかったとのこと。「アルフェ」という鉄のアルミの合金で、広告で見たことがあります。これはぜひ試したい。

posted by みっち | 22:36 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |
今年初の指揮トレ

土日、長野力哉先生による1回目の指揮トレでした。『火の鳥』、『タンホイザー』序曲、ベト7の順で練習。


『火の鳥』は、申し訳ないけどトレーナーの指揮ではわからなかったことで、長野先生の棒でわかってきたことが多々ありました。おかげで、どこでなにをすべきかということはほぼ理解しました。弾けるかどうかは全然別の問題だけど(爆)。やっぱり問題は「カスチェイ」だなあ。ト音記号を克服せねば(ーー;)。

 

『タンホイザー』は、最初の管の合奏でやり直し数度。中間部の入りでテンポが切り替わり、ヴィオラがヴェヌスブルクのテーマを出すところで止められ、その4小節前から始めた途端に管の合奏がまた捕まり、アウフタクトから何度もやり直させられるという、捕まりの連鎖がありました。巡礼の行進で、イタリア・オペラのように歌ったり勿体つけてはいけないということのようです。ヴァイオリンも前半の例の3連符の最後抜けパターンと後半のヴェヌスブルクの名残の音型をきっちり詰められていて、先生のお話では、ゼンパーオパーで話をしたときに、ここをどうやってゴマカしているか聞いたら、全部完璧に弾いているという答えが返ってきたそうです。うわあ。『火の鳥』で弾けない箇所を練習するよりも、こっちをちゃんと弾く方が大事だとも。それくらい重要ということですね。おかげでなのか、チェロはほとんど捕まりませんでした。パートの仲間には中間部のウネウネを心配してた人もいましたが、そんなところより、指揮者が注文を付けるとしたら、例の懺悔のところでしょう。重要性が違います。それに、経験的にいって、弾けないところよりも弾けるところの方が捕まりやすい(オイ)。

 

ベト7は、第1楽章だけでみっちりやらされて、疲れたー。ここでの最大の問題は、ほかでもない「ターンタタ」という繰り返しリズムです。今回は新校訂のベーレンライター版を使っているのですが、このリズムには休符ありとなしの二つのパターンがあります。これまでの練習でもトレーナーから休符の有無をちゃんと弾き分けようという指示があったのですが、指摘はどうもそういうことではないらしい。パソコンに打ち込んだら出てくるような弾き方ではダメで、人間だからこそできる弾き方を求められました。イメージとしては、地面を掘り下げるのではなく舞い上がるようにと。先生が口で「パーンパパじゃなくてパーンパパ」といわれるんで、正直「オナジだろー!」とツッコミたくなりましたが(爆)。とにかく、弾みのある湧き上がってくるようなリズム感がほしいということですよね? がんばってみます。
 

第1楽章に時間をかけすぎて、フィナーレなどはほとんど流しただけで終わりました。ここも難所がありますが、次回はこのあたりも詰めていかれるようです。みっちはもう体力的に限界でした。お疲れ様でした。

posted by みっち | 22:24 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |
Swing! sing! CUE!

1. Joe / 戸次重幸 with NEXTAGE
2. 毛布になりたい / 安田顕&小橋亜樹
3. wishing smile / オクラホマ×北川久仁子×大下宗吾
4. calling you / NORD
5. つぼみ / 森崎博之 feat.Chima
6. Jazz de Kanemocchi / 音尾琢真
7. 星空のコマンタレブー / 大泉洋
8. 100回目の季節〜ThankCUE 4 Seasons〜 / 鈴井貴之 feat.綾野ましろ
9. Joe(以下、easy listening ver)
10.毛布になりたい
11.つぼみ
12.Jazz de Kanemocchi
13.星空のコマンタレブー
14.100回目の季節〜ThankCUE 4 Seasons〜

 

CUE ALL STARS
A-CUE RECORD. XQJM-1010

 

『探偵はBARにいる』シリーズの大泉洋や安田顕らTEAM NACSが所属する北海道の芸能事務所「オフィスキュー」が25周年ということで制作したジャズアルバムです。1-8曲までは各メンバーの持ち歌? そのほとんどは歌っている本人の作詞作曲。後半の9-14曲はインストゥルメンタルになっており、前半の曲から6曲が演奏されています。

 

大泉洋によると、メンバー全員「ジャズのジャの字も知らない」そうですが、同じようにジャズ知らずのみっちにとっては、どうしてどうして立派なものです。バンドがちゃんとジャズしているからかもしれませんが。ジャケットも雰囲気を出しており、見開きの紙ケースや内袋に入ったCDなど、昔のレコードを思い出させてくれる、懐かしい仕様。

 

1曲目、軽快なスネアドラムのリズムで始まり、戸次重幸がノリノリで歌います。俳優って、歌もうまいんだなf^^;。2曲目は安田顕で、女性との甘いデュエット。しかし、リフレインされる歌詞がアヤシゲで、耳にこびりつきそう(爆)。とくに感心したのは、昨年の映画『関ヶ原』の福島正則やTBS『陸王』のコワモテ監督役で印象的だった音尾琢真。「金歯がパッキーン」みたいな、解説にも「得体の知れない」と書かれた妙な歌詞なんですが、曲として歌われるとなぜかかっこよく聴こえます。サンバといいながら全然サンバっぽくないアレンジも含めて、意図的なのか、なにも考えてなかったのかわかりませんが、すごくジャズっぽい(?)。この曲のインパクトが大きいために、つづく大泉洋の歌が割を食って、ちょっと影が薄くなっているほど。

 

メロディーだけなら、たぶんジャズとはほど遠いと思われる曲も無理やりジャズアレンジされているようで、そのギャップもまた面白い。『シング・シング・シング』などどこかで聴いたぞと思わせるフレーズもちらほら挿入されて、楽しく聴かせます。考えてみれば、ディズニーのナンバーだって有名奏者が取り上げたことでスタンダードになっているわけで、ここから新たなスタンダードが生まれないとも限りませんよ(うーん、ないか)。

posted by みっち | 22:28 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
ボールトとチェリビダッケで聴く『タンホイザー』序曲

先週のエントリで、次の演奏会の参考にスクロヴァチェフスキ/ミネソタ管の『タンホイザー』序曲を聴いたら、途中からヴェヌスブルクの音楽になってしまい、冒頭が還ってこなかったという話をしました。残る手持ちのCDで『タンホイザー』序曲といえば、ボールト盤があります。みっちが持っているのはEMIから出ていた2枚組シリーズで、「ダブルフォルテ」や「ルージュ&ノワール」があって、分け方が不明ですがこれは後者。オケは3つですが、違いは気になりません。この曲はニュー・フィルハーモニア管の演奏。


これはしっくりくるなあ。テンポは剛直なくらいインテンポですが、それで全然違和感がないのは、音色とニュアンスがとても豊かだから。音色は明るめで、いわゆる「ドイツ風」ではないのですが、それは欠点ではありません。むしろ、ワーグナーのオーケストレーションを十全に引き出した結果といえます。とくに管の引き立て方がうまく、転調や曲の変わり目、盛り上がるところなどで、木管やホルンの響きをしっかり捉えて逃しません。中間部ではミスターSよりも速いくらいで、主部との違いを際立てています。ここでも一貫したテンポで、常に表情と色を変えながら進みます。このため、楽譜に書かれたウン・ポコ・アッチェレランドが実に効果的。風格と剛毅さを兼ね備えた演奏で、「男のワーグナー」というと最近は怒られるのかなf^^;。

 

ボールトといえばホルストの『惑星』みたいに、イギリス人指揮者は「お国もの」のスペシャリストとして紹介されがちですが、このワーグナーや同時期録音のブラームスの交響曲全集を聴けば、この人でワーグナーの楽劇やブルックナーを聴けたら、どんな素晴らしい演奏になるだろう、と思わずにはいられません。同じことはチャールズ・グローヴズにもいえます。もっと録音はあるはずなので、ドイツ・オーストリアものを出してほしい。

 

さて、CD棚のボールト盤の隣に、たまたまチェリビダッケ/ミュンヘン・フィルのライヴ盤(EMI)があったので、ついでにこっちも取り出して聴きました。タンホイザー序曲を目当てに買っていれば、持っていることを覚えているはずですが、そうではなかったf^^;。例によって遅いテンポで始まります。チェリの演奏には独特の音色がありますが、ボールトのニュアンスを聴いた後だと、多彩とまではいえないかな。ティンパニが軽く、全体的に響きが腰高なのはライヴ録音だから? 中間部に入るといっそう遅くなります。ここまでやってしまうと緊張感が保てず、ヴェヌスブルクというよりは温泉地の浴衣で盆踊り(爆)。しかし、通常タンホイザー主題の陰になるチェロ音型は、チェリ盤がいちばんくっきり聴こえます。さすがのバランス感覚。アッチェレランドは無視で、2回目のタンホイザー主題の後からは少しだけテンポが上がります。いやいや速くした感じ。ここモルト・ヴィヴァーチェなんだけどf^^;。ラストは独自の恍惚感を表出することに成功しており、「芸」を感じさせます。ボールトの14分に対し、チェリは16分かかってます。

posted by みっち | 17:28 | - | comments(0) | trackbacks(0) |