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お気楽妄想系のページf^^; 荒らし投稿がつづくのでコメントは承認制としました。
テレワークに逆戻り

北九州市でなぜか新型コロナウイルスの感染者が増加中で、おかげで先日解放された在宅勤務が復活してしまいました。


みっちの仕事は、職場にある複数のなんちゃらシステムに入力することがメインで、システム自体はお持ち帰りができないため、結局出勤しないとどうにもなりません。それでも形ばかりのテレワークをやらないといけないため、サーバーから作業用ファイルをノートPCに取り出して、できるだけのことはやるという実態。職場のPCはなぜかノートなんですよ。こんな狭くて小さい画面で仕事しろって、調達担当者バカなの? 家のPCのお古からディスプレイを持ち込み、キーボードを自前で買い、ノートに繋いでデュアルモニターにしています。これでかなり快適になる。
 

しかし、USBなど外部記憶媒体の使用が禁止されているため、テレワークでは職場のノートを持って帰ってやらざるを得ません。持ち運びするとなると、でかくて重いんですよ、このノート。とはいえ、ふだんは盗難防止対策とかでワイヤーで机にロックされており、ノートの意味がまったくなかったのですが、テレワークによってほとんど唯一の長所ともいえる持ち運び能力が発揮されたわけで。そこまで見越して調達していたとするなら、すごい先見の明(爆)。
 

画像がみっちのテレワーク環境です。2階の自分の部屋ではなく、ダイニングテーブルにでか重ノートを置いてやっています。2階は遊ぶところなので(爆)。在宅のいいところは、あまり邪魔が入らないので集中してこなせることですね。あと、音楽かけたり適当にお菓子をつまんだりもできるしf^^;。
 

さて、後ろの壁の真ん中で輝いているのは、先日プチリフォームで取り付けたステンドグラスです。実はこれをエントリしようと思っていて、テレワークはついででした。厳密にはステンドグラスではなく、「ニューステンド」というデザインガラスです。前に玄関でも違う絵で施工していい感じでした。元はふつうのアルミサッシで、外は裏の物干し場、その向こうはマンションという状況。窓を開けることがなく、風が強い日は物干しのトタン板がバタバタいうため、この際ペアガラスにして断熱と遮音も狙いました。結果は上々です。黄色く見えるところ、施工前の下絵ではもっと緑色っぽかったのですが、光の加減で見た目が変わるようです。

 

posted by みっち | 17:12 | 近況 | comments(0) | - |
リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展

奥方と3月に九州国立博物館の「フランス絵画の精華」展に行こうと話していたのですが、休館となり、スケジュールから展示そのものが消えてしまいました。そんなときに大分県立美術館が再開したというニュースを聞き、クルマででかけました。


大分到着が昼過ぎ。まずは腹ごしらえということで、奥方のリクエストにより「魚魚庵」へ。ぶりトロ御膳をいただきました。ブリの刺し身って、おせち料理とかでわりと見飽きている印象もありますが、ここのはうまかった。
 

そしてOPAMへ。オーストリアとスイスに挟まれたリヒテンシュタインは、切手で有名らしい。その国名は現在も続く君主リヒテンシュタイン侯爵からきており、侯爵家に伝わるコレクションの数々が展示されていました。有名どころでは、クラナハ(父)、ブリューゲル(父)、ルーベンスなど。とくにルーベンスの「ペルセウスとアンドロメダ」はいちばんの大作でした。とはいえ、この時代のギリシア神話を題材とした絵画は、オウィディウスの『変身物語』などローマ時代の改変を受けた後のもので、本来ペルセウス神話ではメドゥーサの首から誕生したことしか関連のないペーガソスがデカデカと画面左半分を占めていて、「いや、ペーガソスに乗ったのはペルセウスじゃなくてベレロポーンだろー!」とツッコミたくなるし、さらにいえば、ルーベンスのあのぶよんぶよん(爆)やクラナハの「昔の人はこんな顔が本当に美人だったの?」と疑いたくなる造形はいずれもみっちの好みではない。ブリューゲルはよかったけど、絵が小さい。
 

中盤からは、有田・伊万里とウィーン窯の陶磁器のコレクションが並び、これはなかなか興味深かった。ウィーン窯とは、現在のアウガルテンですよね。当時から優美でありながら洗練を感じさせるデザインです。ただ、日本の陶磁器にヨーロッパの金細工を乗せたコラボ的な品々は、やっぱり違和感ありました。ワビサビとキンキラキンをくっつけたらこうなりました的なf^^;。
 

うーん、とうなりつつ展示の終わり近くに来て、花の静物画に目を引かれました。とくにヴァルトミュラーの作品。真っ黒い背景から花々が立体的に浮かび上がってくる図案が印象的で、緻密な描き込みによって、花や陶磁器、金属などさまざまな風合いがリアルに再現されています。具象画もここまでくると、象徴的な意味まで感じさせる芸術というほかない。帰宅して、ヴァルトミュラーをウィキペディアで調べたらこの人、ベートーヴェンの肖像画を書いていました。それも不機嫌な中年のオッサンといった風の、あまり芸術家っぽくないあの絵。花の静物画のこれでもかというくらいの細密な描写からすれば、これこそ理想化されていないベートーヴェンの素顔だったかと思われます。
 

帰途、別府湾SAのB-speakに寄りました。もう夕方近くでしたが、名物のPロールがあとひとつだけ残っていて食べられると聞いて、それとチーズケーキのドリンクセットを注文。ここの濃いめのブレンドコーヒーがみっちの好みです。濃縮感の強いチーズケーキが抜群の相性でした。グッズコーナーで小鹿田(おんた)焼の湯呑を見つけ、ちょうどみっちの湯呑が欠けていたので代わりということで購入。小石原焼とよく似ています。店内はほかに客がおらず、出るころに入れ替わるように人が入ってきました。SA自体が、こんなに人が少ない景色はもう見ることがないかもしれないというくらい。

posted by みっち | 23:50 | 近況 | comments(0) | - |
2020北九州伯林的管弦楽団演奏会

・シューベルト:交響曲第7番ロ短調D759「未完成」
・ブルックナー:交響曲第9番ニ短調(ノヴァーク校訂版)


中田延亮指揮、北九州伯林的管弦楽団
2020年1月12日(日)、北九州市立響ホール

 

昨年夏、鹿児島伯林的がブルックナーの9番を演奏すると聴いて、行きたかったのですが日程が合わずに見送っていたところ、北九州でも同じ曲をやってくれることになりました。ありがたい、というか鹿児島まで行かなくてよかったf^^;。
 

シューベルトの「未完成」との未完成曲でそろえた味のあるプログラム。響ホールは直接音より間接音が多いホールで、みっちもオケ練習でステージに上がったことがあるのですが、周りの音に比べて自分の楽器の音が聞こえないのにとまどいました。それもあってかシューベルトは響きに厚みがありました。弦はみんな達者ぞろいで、安心して聴けます。第1楽章の立体的な表現、第2楽章の木管楽器もよかった。
 

ブルックナーの9番を生で聴くのはこれが初めて。けっこう大きめな音でくっきりと始まりました。弦の人数はほかのパートは標準的ですが1stVnは増強されており、8プルトくらいあったような。基本的にどの楽章も落ち着いたテンポでゆったり鳴らしていたのは、ホールの響きを勘案したものか。これが実に効果的でした。ホールがそれほど大きくないこともあって、これだけの大編成でクライマックスを築くともう飽和状態のようなすごいことになります。ティンパニの連打がよく聞き取れないくらい。いやあ、ブルックナーの雄大な響きに包み込まれましたよ。
 

どのパートも気合十分でしたが、とくに弦楽器の奮闘ぶりは目に見えてすごかった。さすがは伯林的と名乗るだけあります。ヴァイオリンはフォルティッシモのトレモロをのけぞり気味にガシガシガシガシ。コンマスは横を向いているのでそれほどでもないのですが、2ndVnトップの人などは正面を向いて立ち上がらんばかり。第2楽章の例の「法華の太鼓」では強烈なG線ダウンボウの連続!!!!!(!がダウンf^^;)。友人と聴いていたのですが、彼は「法華の太鼓」1回目で呆気にとられ、3回目くらいから笑えてきたほどだったとか。
 

第3楽章も大スケールでした。この楽章は第1楽章同様、終わり近くに深い裂け目というかカタストロフが待ち構えているのですが、いやもう轟音でした。そこまでの経過も充実していて、音の波を浴び続けてほわーって感じになりました。アンコールは、お約束の『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲。新年1発目の演奏会として、たいへん素晴らしい体験でした。これほどのコンサートが無料なんですよねえ。ありがたや。8月には鹿児島伯林的がマーラーの7番を演奏するようです。これも聴きに行きたいな。

 

終演後、小倉まで移動してブーティーズのギネスで乾杯!

posted by みっち | 13:07 | 近況 | comments(0) | - |
三国志 特別展

太宰府の九州国立博物館に三国志展を見に行きました。西暦200年代、日本では卑弥呼のころだそうですが、すでに5層の建築物や鉄製武器、紙などが使われているのがすごい。近年発見された、曹操の墓室が擬似的に再現されており、出土した装飾品の簡素な造形や彼の合理的な政治手法を思うと、物語でしか知らない曹操がとても身近な存在に感じられました。曹操の頭蓋骨の一部も見つかっており、もしかすると、顔の復元もできるのかな?


出土品には曹操だけでなく、同じ一族の曹休や呉の朱然、西涼の「張将軍」(張繍かも)の墓からのものもあって、それぞれ興味深かった。とくに曹休の印は、縦長のくっきりした美しい印字で、文字通り印象的f^^;。蜀の展示では、人物像や「揺銭樹」の台座になっている怪獣のユーモラスな表情が独特で、作業中楽しいことでもあったのかと。蜀の劉備や諸葛亮の墓は未調査とのことで、これからさらに発見があるかもしれません。
 

展示の最後には、NHK『人形劇 三国志』の川本喜八郎制作による人形たちが並んでいました。懐かしい。もう35年以上前になるんですか。ショップには各種グッズが売られており、陶器の人形の関羽と孔明、どっちがいいかで悩んだりしました。が、実はわが家では別の「お人形」をお迎えしたばかりということもあり、今回は財布の都合で断念。この件については、またあらためて。
 

展示が多くていささか疲れたため、太宰府ではいつも立ち寄る天満宮の参道には行かず、クルマで帰りがてら喫茶店「蘭館」へ。1,100円のケーキセットを注文しました。いまでは珍しくなった昔ながらの喫茶店ですが、自家焙煎をはじめ本格的なこだわりが感じられます。ウェッジウッドのカップで提供されたブレンドは、バランスの取れた優しい味わいで、ちょっとほうじ茶を思わせるような芳香がありました。鮮度が高いからかな。奥方はミルクを入れたのですが、ミルクが濃かったらしく、入れない方がおいしいと言っていました。自家製チーズケーキもおいしくて、これは和むー。コーヒー豆がたくさん販売されており、「モカ」と名のつく豆だけで3種類ありました。「イブラヒム・モカ」が気になる。マキネッタ用のおすすめを聞くと、「冬珈琲」か「ロイヤルブレンド」がいいとのことで、季節限定の「冬珈琲」100gを買って帰りました。次もまた行きたい。

posted by みっち | 21:42 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |
6年ぶりにPC入れ替え

新しいPCが先週届き、入れ替えや各種設定作業がようやく一段落したところです。先日のエントリ「ほしいもの」でも触れましたが、「パソコン工房」にネット注文したが約1ヶ月前で、その後台風による被災のために納品がずれ込んでいました。まあ、Windows7 のサポート終了までにはまだ時間的余裕があったので、慌てる必要はありませんでした。


新しいPCは、以下のような仕様です。
・OS:Windows10 Home 64bit(DSP)
・プロセッサー:AMD Ryzen7 2700X(3.7-4.3GHZ)
・メモリ:8GB
・SSD:500GB SSD(NVMe接続)
・グラフィックアクセラレーター:NVIDIA GeForce GTX1660
・電源:500W[80PLUS GOLD認証]
・ケース:ミニタワーMicroATXケース[Inwin EM058]

 

カスタマイズしたのは、SSDの増量とグラボのグレードアップ、それに伴う電源の(気持ち)強化。GeForce GTX1660は、現行では中の上くらいに位置しているらしく、ここは多少色を付けたい気分でした。これに3年保証と下取りサービスを加えて、送料込みで105,583円。前より安く上がったし、コスパとしてはかなりいい感じではないかという気がします(気のせい?)。
 

前のPCはサイコム製で、インテルのプロセッサーにAMDのグラボという組み合わせでした。今回は、プロセッサーがAMDでグラボはGeforceということで、インテル入ってない(爆)。AMDひいきのように思われるかもしれませんが、単にそのとき安そうなものに手を出しているだけでして。とはいえ、一般的な構成とはちょっと違った感じにしたい気持ちはあったかもf^^;。Windows10は職場ですでに使っており、さほど違和感はありませんでしたが、なにやら更新や通知が多くて落ち着かない印象。さして便利になったわけでもなく、7のサポートさえ続けてくれていればよかったのになあ。
 

さて、せっかくグラボもそこそこのものになったわけだし、なにかゲームしたい。グラボ能力の向上を味わうには、やっぱりスカイリムかな。半年ぶりにプレイしたくなってきました。

posted by みっち | 20:59 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |
澄川孝子ソプラノリサイタル

・第1部 ウィーン わが夢のまち
・第2部 フンパーディンク:オペラ『ヘンゼルとグレーテル』ハイライト


ソプラノ:澄川孝子、池田綾乃、重中瑠璃、田中海尋
メゾソプラノ:江崎裕子、永島和子
バリトン:水谷明仁
アンサンブル:田中はる子(pf)、岩佐靖子(pf)、児島まさ子(vn)、村田絢子(fl)
ギター:中野義久

 

2019年11月16日(土)、下関市生涯学習プラザ・海のホール
 

奥方の恩師、澄川先生の主宰によるコンサートに出かけました。したがって、客席は奥方の顔見知り多数。
 

第1部は「ウィーン わが夢のまち」と題しての歌曲集。ヴィーナーリートからシューベルトと続き、ギターソロ(中野義久)によるシューベルトと「第三の男」を挟んで、ヨハン・シュトラウスとレハールのオペレッタからの歌へとつながれました。この種の曲は、澄川先生の得意とするところらしく、張りのある歌声ながら重くならないところが好ましい。最後のレハール2曲はとくによかった。「ヴィリアの歌」は、先日区民音楽祭でみっちがチェロで弾いた曲ですが、ウィーンで歌っていた澄川先生のは「本場もの」ですからね。でも解釈的にはみっちも近かったと思います。ラストの「唇は黙っていても」は、バリトン(水谷明仁)とのデュエット。ここで初めて重唱になったこともありますが、メロディーが心にしみて、泣けた。
 

第2部は、『ヘンゼルとグレーテル』のダイジェスト版。約1時間40分のオペラを40分程度に縮めました。オケの代わりに、ピアノ、ヴァイオリン、フルートの3人という極小編成のアンサンブル。澄川先生はお母さんのゲルトルート役でしたが、グレーテルでもいけるんじゃないかとf^^;。ヘンゼルの池田さんは、うまく男の子になってましたねー。美しいドレス姿も見たかったですが。歌はさすがでした。魔女も芸達者だし、高校生たち(グレーテルとつゆの精)も立派。途中でバレエが入ったりと、楽しめました。
 

来年はなんだろう。『メリー・ウィドウ』でなくてもいいので、レハールを聴きたいな。

posted by みっち | 22:30 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |
平成中村座小倉城公演

奥方がチケットを購入してくれていた中村座の歌舞伎を観劇しました。令和になっても「平成」なのねf^^;。小倉城前にある勝山公園に立派な仮設小屋が建てられており、800人収容だとか。中に入ると、舞台や花道、客席はもちろん、照明やトイレまで整っています。2階正面は「お大尽席」で、そこだけ提灯で飾られて料理とお女中まで付いてお世話になるという。まあお大尽といっても、ベルリン・フィルのチケット並みの料金らしいけど(爆)。予備知識がなく、サーカスのテントみたいなものを想像していたみっちは、これだけでもスゲー、と感心。いやサーカスなめんなよとか言われるかもしれませんが。


今回は夜の部ということで、通し狂言「小笠原騒動」はまさにご当地もの。実質的には全4幕?の長いお話ですが、面白かった。第3幕かな?中間の幕の、良助宅の話の展開はびっくりさせられました。前半は良助の逃亡中に家族が困窮し、借金取りたちから迫られるシーンで、子役の奮闘からかえって同情されるというところで3人の借金取りが笑いを取るんですが、彼らが退場して良助が帰ってくると、一転して凄惨な愁嘆場となります。この落差はすごい。ここだけ清元?語りが入っていて、言葉自体はよく聞き取れないものの、非常に印象的でした。
 

最後の幕はとくに見もの。良助と小平次の水車小屋の対決では、水車につかまって回るわ、屋根からスライダーよろしく滑るわ、客席にバシャバシャ水をかけるわと大暴れ。後半の犬神兵部の立ち回りでは、ハシゴで客席1階から2階まで駆け上り、見得を切ったあと、ハシゴに乗ったまま後ろ向きの状態で客席の上空を舞台まで移動するという、一歩間違えたら大事故につながりそうな演出でした。しかも最後は舞台の背面を開放し、ライトアップされた実際の小倉城天守閣を借景にしながら花火を上げるというサービスぶり。白虎や幽霊も出るし、ケレン味たっぷりとはこのことかと。ただし、みっちの席からは残念ながらお城が見えませんでした(爆)。
 

役者は、勘九郎、七之助、獅童が中心? それぞれ二役で大活躍でした。とくに勘九郎の兵部が赤い大刀を振り回して見得を切ったり、獅童の黒田武士のような出で立ちもかっこよかった。上に書いた以外にも、客席に入り込んで笑いを取る場面があり、アドリブらしいセリフも楽しめました。


ただし、みっちのような初心者には混乱してしまう要素がいくつかあります。獅童は小笠原隼人と白虎の化身である奴(やっこ)の二役ですが、刺客に襲われた隼人が狐に助けられる場面で連続的に姿を見せるため、同じ役つまり隼人の正体が狐なのかと勘違いしてました。また大石百介という兵部の配下でコミカルな要素を持った悪役がいるんですが、出演者の役名には載っていません。亀蔵らしいのですが、彼は小笠原の殿様役になっています。ほかに月本主膳という重臣がいるそうですが、この人全然出てこない。ということは、百介=主膳で亀蔵も二役? あとこれは演出上のお約束なのかもしれませんが、ラストで犬神兵部が舞台中央で勝った顔で終わるため、悪役なのにやられてなかったの?みたいな疑念がf^^;。このあたりは、イヤホン解説聴いていたらわかるのかな?

posted by みっち | 20:29 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |
ギュスターヴ・モロー展

福岡市美術館で公開中のモロー展を見てきました。MAZDA3で初の高速道路走行。いやあ、すいっと走ってくれました。ただし、カーナビを使うのはこれが初めてで、タッチパネルが廃止されコンソールボックスのコントローラーですべて操作するのにけっこう手間取りました。まあなんとかなったけど、きょうだけではまだ慣れたとはいえません。


「サロメと宿命の女たち」と題されたモロー展は、ファム・ファタル(運命の女)としての女性像に焦点を当てた展示になっていました。ただし、モローの母親や恋人を描いたデッサンなどもあり、とくに恋人とされるアレクサンドリーヌ・デュルーを描いた作品はかなり親密さをうかがわせるものでした。売店でモローとデュルーが天国で過ごしているようなマンガっぽい絵が小さなスタンドに収めて売られていましたが、あれはよかったな。

 

注目作品は、サロメを描いた『出現』と処女性の象徴ユニコーンをモチーフにした『一角獣』でしょう。どちらもひときわサイズが大きく、装飾的な線画が背景などに細かく散りばめてある点が共通しています。とくに『出現』は、サロメとヨハネ(首)以外はぼかされている背景に線画が書き込まれていて、ピントのずれのような不思議な立体的効果が生じていました。これはサイズの小さい画像ではなかなかわからないでしょう。サロメはモローお気に入りの題材だったらしく、他の場面や習作とされる完成されていないもの、デッサンなどを含めると相当な数に上るみたい。ギリシア神話など古典的な題材に基づいている点で、モローはラファエル前派と近いイメージがありますが、独特で象徴的な構図と陰影法、そして装飾性への接近は、ラファエル前派の細密な自然描写とはむしろ対極かもしれません。

 

また、晩年に書かれた『パルクと死の天使』は恋人の死後の作品だそうで、荒々しいタッチがモローの心象風景そのものといえそう。弟子のルオーを思い起こさせる絵の具の厚塗りも印象的でした。もうひとつ、『サッフォー』は、古代ギリシアの女性詩人が岩の上から投身自殺を遂げる場面を描いていますが、構図や色彩が日本的で、サッフォーの姿が空中に漂う飛天みたいにも見えました。個人的にはとても気に入りましたが、売店にはこれをモチーフにしたグッズがなく、結局なにも買わず。本物を観てしまうと、グッズになかなか手が出ないのはいつものことですがf^^;。

posted by みっち | 21:53 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |
北九州聖楽研究会『マタイ受難曲』演奏会

・バッハ:マタイ受難曲 BWV244(全曲)


指揮:小泉ひろし

福音史家:谷口洋介
イエス:田中俊太郎
ソプラノ:鈴木美登里、浜田侑里
カウンターテナー:上杉清仁
テノール:江川靖志
バス・ピラト:清水健太郎
児童合唱:ひびき少年少女合唱団
合唱:北九州聖楽研究会
合奏:アンサンブル・パルナス東京

 

2019年10月20日(日)、北九州ソレイユホール

 

「聖研」創立50周年記念ということで、大曲の演奏会。「マタイ」の実演に接するのは、たぶんこれが初めてです。ヨハネ受難曲は実演で聴いたような気がしますが、記憶があやふや。


二組の合唱とオケが舞台の左右に分かれ、中央にオルガンという配置でした。児童合唱は客席から向かって左前面、独唱陣は、エヴァンゲリストが指揮者の右、イエスが左。残りの独唱者はステージ右奥に控え、出番のときに舞台中央やや右側、合唱前に置かれた壇に登るという形でした。第2部では、ヴィオラ・ダ・ガンバが独奏楽器として独唱壇の前のひときわ高い位置に登場し、児童合唱が引き上げたあとに独唱者が来たりという変化がありました。実演や映像でないと、こういうことはわかりません。
 

特殊な2部配置ですが、基本的に一方が演奏中はもう一方はお休みで、右と左で掛け合ってステレオ効果を発揮するようなところはほとんどありませんでした。それでも、左のオケと合唱が演奏中に右から「どこへ?」という合いの手が入ったりするところがあり、個人的にはもっとやってくれると面白いな、とf^^;。オルガンだけは休みがない仕様で、お疲れさまでした。全体には、柔らかい弾力を感じさせる演奏でした。約3時間という長丁場ですが、充実していて短く感じました。
 

オリジナル楽器のオケは、2部に分かれた関係で各パートは一人か二人。フラウト・トラヴェルソは曲によって立ったり座ったりしていましたが、視覚的な効果を狙ったもの? オーボエはオーボエ・ダモーレとオーボエ・ダ・カッチャ計3本の持ち替え。ダ・カッチャはブーメラン状に湾曲した角笛のような珍しい楽器で、主に不吉な場面でペコペコした独特な音色を効果的に聞かせました。ヴィオラ・ダ・ガンバは、サイズやf字孔など見た目はほぼチェロなんですが、弦の数が多く、弓は逆手で持って弾いていました。このため、チェロのほぼ逆のボウイングとなり、見ていると混乱しそう。付点リズムの刻み方がとても特徴的。音は柔らかくて優雅でした。有名な「憐れみ給え、わが神よ」のヴァイオリン・ソロも美しかった。
 

声楽では、まず独唱陣がみな素晴らしかった。とくにエヴァンゲリスト。重要な場面ではかなりドラマティックに振る舞いつつも、あくまで格調高くオペラっぽくならないところはさすが。イエスがまた若手の超イケメンだったのも印象的。どちらかというとバス独唱(こちらも立派でしたが)よりも暗めの声で、後半など歌っていないときにうつむいているんですが、舞台照明で照らされている顔の彫りが深く、眼窩に影ができる様子がいかにも悩み深いイエスでした。この人、ミュージカルとかやったら人気出そう、とか思っていたら、本当に出てた(爆)。カウンターテナーは、個人的に気持ち悪いと思ってしまうことが多いのですが、ここでは文句の付けようがありませんでした。あの声で「ゴルゴタ!」とやられると、不吉すぎて怖い。清純なソプラノのアリアで救われました。
 

合唱も入魂の歌唱だったと思います。コラールの味わい深さは素晴らしかった。年齢層はかなり高そうでしたが、全然問題なし。ソロを取った人の中で唯一偽証者(男)が弱くて聞こえなかったのが惜しい。児童合唱はほぼ女子でしたが、できれば男子を増やしてより突き抜けた感じが好み。とはいえ、この辺はいろいろ考えや編成事情があるでしょう。
 

全曲を通して聴いてあらためて感じたのは、イエスの弟子たちのポンコツぶりです(爆)。あと2日で別れだと告げられ、最後の晩餐を共にしながら、ゲッセマネでそろって居眠りし、一度は起こされながらまた眠りこけるというていたらく。その前の晩ゲームで徹夜でもしてたんじゃないかといいたくなる。これはもう、イエスでなくても苦悩するよね。そんな残念なというか、人間的なエピソードはほかにもあって、受難曲だけに賛美一辺倒でなく、むしろ人の弱さ、汚さ、醜さをしっかり描いているところはすごい。

posted by みっち | 20:46 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |
北九響第122回定期演奏会

・オネゲル:交響的運動第1番「パシフィック231」
・コダーイ:ハンガリー民謡「孔雀」による変奏曲
・ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調 作品88


田中一嘉指揮、北九州交響楽団
2019年10月6日(日)、リバーウォーク・北九州芸術劇場大ホール

 

北九響の定演が終了しました。みっちが入団して最初の演奏会が102回で、そのときの指揮者が同じ田中先生でした。あれからちょうど10年経ったわけですが、ここまで続けてこられたのは田中先生のおかげだと、つくづく思います。
 

当日は、市内で同刻にダン・タイ・ソンのピアノリサイタルがあったため、家族がそっちに行ったという団員もいてf^^;、いつもよりは少なめでしたが、それでも800を超える集客でした。本番とかぶってなければ、みっちもダン・タイ・ソン聴きたかった。
 

オネゲルは、あんまり受けませんでした。演奏自体は、これまでの練習を通じて本番がいちばん凄みがありました。立ち上がりはやや不安定でしたが、中盤からは重量級の音響で驀進しました。しかし、ふと観客席の方に目をやると、キョトンというか、反応してない感じ。怒涛の終結後、しばし気まずい沈黙がありました。おそらく、初めてこの曲を聴いた人が多かったためでしょう。アンケートにも「好きじゃない」というコメントがちらほらありました。まあ不協和音だらけですし、今回は弦楽器が70小節過ぎまでスル・ポンティチェロで弾くという指示がありまして、つまり駒そばできしるような音を出し続けていました。スルポンはパワーがいるため、体力も相当消耗しました。おかげで、打ち上げのときにすでに筋肉痛状態。まさに交響的運動(爆)。
 

コダーイは、比較的好評でした。「孔雀」の主題は日本的な5音音階で、これがずっとちりばめられていて聴きやすかったと思います。田中先生は、冒頭のモデラートをアダージョくらいのテンポとし、雄大さと叙情性を打ち出しておられました。中盤、ハープと木管のカデンツァ風な掛け合いはとても美しい。管楽器、素敵でしたねー。練習するうちに、比較的ポピュラーな『ハーリ・ヤーノシュ』よりもいい曲だと思うようになりました。とはいえ、テンポや表情の変化が激しい曲で、弦楽器はアルコとピッツィカートの素早い切り替えが必要だったりで大変でした。
 

休憩後のドボ8。冒頭のチェロは、練習でもつかまりまくった箇所ですが、本番でみっちは音程外したかも(爆)。ゴメンナサイ、ゴメンナサイ! いやなんか、思いのほかすっと始まったので、事前のタメが十分でなかった気がします。ここでも管楽器が素晴らしかったです。とくにフルートにはしびれました。フィナーレのトランペットも颯爽として、うわあっ、と。どの曲も集中できて、あっという間に終わりました。アンコールはやはりドヴォルザークのスラヴ舞曲第8番。アンコールはだいたいドッカーンとなるので評判いいんですよね。博多在住の友人が聴きに来てくれて、彼がいうには、前プロからドヴォルザークを聴くと、わかりやすくて嬉しくなれたそうです。それが狙いのプログラム?
 

次回演奏会のご案内です。ぜひまたお越しください。
 

○北九州交響楽団第123回定期演奏会
2020年4月19日、北九州芸術劇場大ホール
指揮:水戸博之
・エルガー:チェロ協奏曲
・ブラームス:大学祝典序曲、交響曲第2番

posted by みっち | 22:34 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |