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お気楽妄想系のページf^^; 荒らし投稿がつづくのでコメントは承認制としました。
至上の印象派展 ビュールレ・コレクション

日曜日、チェロのメンテナンスのために石田ヴァイオリン工房(福岡市南区)に楽器を預け、奥方と大宰府に出かけました。九国博で公開中なのが「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」で、今月16日まで。


「鳥獣戯画」展と比べると人出はそれほどでもありませんでした。子連れがいないせい? とはいえ行列はなかなか進まず、とくに撮影OKになっていたルノワール「可愛いイレーヌ」とモネの大作「睡蓮」の前にはスマホをかざした人たちでいっぱい。そんな混雑の中、コースを逆走する中国人観光客がいて、ぶち切れ寸前に(ーー;)。
 

シスレーやヴュイヤール、ゴッホ、セザンヌなど有名な画家・作品が多くて、親しみやすかったと思います。中では、マネの作品が色彩の爽やかさで目を引きました。家に飾るならこんな絵がいい、と奥方と意見が一致f^^;。印象派展といいつつ、コレクションの範囲は広く、アングルの肖像画やピカソ、ブラックなどのキュビズム絵画もありました。みっちがひいきにしているボナールも2点あり、最初の「室内」がとくによかったなあ。もう一つの方は奥方から「モデル選びの時点で失敗」と酷評されました。ハゲオヤジの肖像画だからって、そんなこといわんでー(爆)。出口の複製や土産物コーナーも同様に賑わっていました。しかし、いつも思うのですが、絵は本物を見た後でニセモノを買う気には到底なれない。
 

お昼は天満宮の茶店でB級グルメになっているらしい、ゆずおろし焼きうどんを食べました。いける。お土産に梅が枝餅を買おうと参道に出たところ、いつも買っている「かのや」の隣がViTOというジェラートとコーヒーの店になっていてびっくり。店頭に鎮座しているエスプレッソマシンは、ラ・マルゾッコというマニア羨望のプロ用高級機です。これならコーヒーは間違いなかろうと、カプチーノとジェラートを注文。カプチーノは紙コップでの供給ですが、しっかりした味。アイスの方は、イタリアン・ソルトがおいしかった。奥に座るところがありますが、テーブルもなくちょっと窮屈。
 

石田ヴァイオリンに戻って、楽器を受け取りました。ついでに弓の毛替えも頼んでおり、毛はカザフスタン産だそうです。昨年小倉のシャコンヌで茶色い毛にしてみたのですが、音が荒くて気に入らず、白に戻しました。おかげで楽器はよく鳴るし、弓の吸い付きもいい。あとは弾く人だけ(爆)。

posted by みっち | 21:30 | 近況 | comments(2) | trackbacks(0) |
六月博多座大歌舞伎

・平家女護島「俊寛」
・二代目松本白鸚、十代目松本幸四郎襲名披露口上
・新皿屋舗月雨暈「魚屋宗五郎」
・春興鏡獅子

 

2018年6月12日、博多座・夜の部公演


きのう、奥方が予約してくれた歌舞伎を観に博多座へ行ってきました。洋物のクラシックはよく聴くというか、チェロまで手を出しているみっちですが、日本の古典芸能には疎く、これが初の歌舞伎観劇。前から3列目の席で、役者たちの表情がよく見えました。


「俊寛」は、片岡仁左衛門が演じました。いい顔だなあ、ここまでいい顔だとずるいよねとか思ってしまいます。お話も、え、こんなんだったの?という展開で、立ち回りまであって驚き。最後は感動的で泣けました。あえていうと、瀬尾太郎が死んだわけだから、船の定員的には俊寛も乗せてよかったんじゃとか思いましたが、左衛門尉さん、そこまで甘くはなかったf^^;。

 

口上では、今回高麗屋は3人の襲名だけど、新しい染五郎はまだ14歳ということで、二人だけの披露となっていました。坂田藤十郎が仕切っていましたが、おいくつなのかな。声があまり出ず、途中も寝てたんじゃないかと思うくらいf^^;。それはそれで貫禄ですね。

 

魚屋宗五郎は白鸚で、酒の飲み方やその後の酔っぱらいぶりなど素晴らしい。さすがはラ・マンチャの男(爆)。途中の女中のセリフがよく聞き取れず、結局なぜ妹のお蔦が殺されたのかという点だけがよくわからないままでしたが、それ以外は会話が日常に近く、問題なく理解できました。

 

最後の鏡獅子は新・幸四郎。舞台は三部構成になっていました。最初の女役はあまり面白くなく、舞台奥に並んだ三味線や謡のメンバーばかり注目していました。拍子が全然わからず、それなのになぜ鼓やヨオっていう掛け声などがぴったり合うのか、摩訶不思議です。中間部は二羽の蝶が舞い、最後に幸四郎が鏡獅子となって登場。長い毛を豪快に振り回してかっこよかった。

 

10月に博多座で「魔界転生」があるらしい。これも観たいなあ。

posted by みっち | 21:08 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |
第27回西南学院OBオーケストラ定期演奏会

・ロッシーニ:歌劇『泥棒かささぎ』序曲
・チャイコフスキー:バレエ組曲『眠れる森の美女』
・ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 作品90

 

中田延亮指揮、西南学院OBオーケストラ
2018年2月4日(日)、アクロス福岡シンフォニーホール

 

今年も西南OBオケを聴いてきました。この日、わが家のエントっ子が大学受験のために一緒に博多に向かうことになり、午前中に到着。寒い日で、エントっ子を見送った後、天神地下街から外に出ずにイリーカフェやショッパーズ内のボークスでドール見学したりして時間をつぶしました。ボークスで製作発表のあった『ニーアオートマタ』の2Bドールがその後どうなったか聞いたところ、なんにも情報がないそうです。

 

さて演奏会、ロッシーニは明快で快調な出だし。チャイコフスキーは、1曲目がちょっと速すぎる気がしました。ほかのホールなら違ったかもしれませんが、アクロスは残響が長いため、冒頭のヴァイオリンの急速なパセージがわーんとなって聞き取れません。このテンポで行くなら、より明確に聴かせる工夫が必要かと。それ以外は弦がよく歌い、打楽器群の活躍もあって気持ちよく聴けました。ただし、木管がやや遠慮気味かな。この傾向はブラームスでよりはっきりしたと思います。

 

ブラームスでは、ホールの残響も意識したのか、両端楽章ともじっくり目のテンポでした。弦のアンサンブルに厚みがあって流麗ですが、ファゴット以外の木管が引っ込んだ感じで響きが淡い。ホルンもおとなしかった。おかげで、前半の2楽章は印象が薄いものになりました。第3楽章ではチェロががんばりましたが、中間部の木管、再現部のホルンがやはり物足りない。こうなると、弱いところがずっと気になってしまいます。聴いている位置の問題かな? でも、ファゴットはよく聴こえたからなあ。フィナーレはかなり盛り上がりましたが、展開部で半音ずつせり上がる最大の頂点では、なにかもっとこの、息詰まるようなものがほしいと思うのは、欲張り? 草食系ブラームスが好みならよかったかもしれませんが……。アンコールは「ハンガリー舞曲」の第4番で、オケ版は珍しい。

posted by みっち | 21:51 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |
チェロパート練習

火曜日はチェロのパート練習でした。4月の定期演奏会は『火の鳥』、『タンホイザー』序曲、ベートーヴェンの交響曲第7番というプログラムで、オケ練習でも「ベト7」がいちばん大変じゃない!?というもっぱらの評価でした。とくに『火の鳥』については、パート内から弾き方がわからないという苦情がトップに寄せられていたらしく、プロを講師に招いての練習となりました。参加いただいたのは、九州交響楽団のチェロ奏者、宮田浩久先生。以前にもブルックナーの5番や『シェエラザード』の弦楽セクション練習で教えていただいています。結果は上々で、パート仲間からは毎月でもお願いしたいという声が上がっていました。


『火の鳥』のチェロパートには、通常の音符に◇型の音符が重なっている箇所がいくつかあります。1の指で下を押さえ、4の指で◇のフラジオレットというのが正解。下は親指でも弾けないことはありませんが、動きが遅くなるそうです。ふつうのフラジオレットは○印で、こっちも両方出てきます。また、弱音器を付けたときには、同じ音でも下の弦のハイポジで取る方が音色が似つかわしいそうです。なるほど。あと問題なのが高音域。「カスチェイの踊り」の後半はハイポジの嵐で、見るとパニックになるト音記号がぞろぞろ(ーー;)。プロでも鉛筆で印をつけることがあるけど、本番前に練習しすぎると消えてしまうので注意だそうで(爆)。あきらめずにがんばるよう励まされました。やるしかない!

 

指導の合間に繰り出される体験談がまた面白い。例えば、チャイコフスキーの交響曲第4番のフィナーレにチェロの演奏至難で有名な箇所があるのですが、ロストロポーヴィチが指揮をしたときに、彼が「そんなに難しいのか」といって団員から楽器を借りたところ、一発で弾いてしまい、一同口あんぐりだったとか。一方、別の曲でゲリンガスが指揮したときも同様のシチュエーションがあったのですが、ゲリンガスは弾けなかったそうです(おいいf^^;)。まあ、ロストロは前もってさらっていたのかもしれませんが、だとしてもすごいですよ。


『火の鳥』に時間の大半を割いてしまい、残りはベートーヴェンの第1楽章に当て、ワーグナーまでは行けませんでした。ベートーヴェンでも収穫がありました。先日の指揮トレで、例の「ターンタタ」のリズムにダメ出しされた件ですが、謎が解けてきました。宮田先生が手を振ったり膝を叩いたりして拍子を取ったときと、両手をぐるぐる回しながらリズムを取ったときとで結果が違ったんですね。この円運動にどうやら秘密があるf^^;。これまで休符の有無にとらわれすぎて、ボウイングの自然な弾みが失われていたのではないかと。楽しく笑顔で弾くといいのかも(違う?)。このほか、ボウイングでもダウンに比べてアップボウが縮こまる傾向があると指摘されました。もっと大胆に使わないと。さらに、リズムを合わせるために呼吸をそろえるという点もあらためて納得させられました。わかっているつもりでも、実行できていないんですよね。

 

最後に、宮田先生からみっちのチェロのエンドピンについて聞かれました。見附さんのエンドピンはご存知だったようです。先生は最近違うメーカーのエンドピンを試して、とてもよかったとのこと。「アルフェ」という鉄のアルミの合金で、広告で見たことがあります。これはぜひ試したい。

posted by みっち | 22:36 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |
今年初の指揮トレ

土日、長野力哉先生による1回目の指揮トレでした。『火の鳥』、『タンホイザー』序曲、ベト7の順で練習。


『火の鳥』は、申し訳ないけどトレーナーの指揮ではわからなかったことで、長野先生の棒でわかってきたことが多々ありました。おかげで、どこでなにをすべきかということはほぼ理解しました。弾けるかどうかは全然別の問題だけど(爆)。やっぱり問題は「カスチェイ」だなあ。ト音記号を克服せねば(ーー;)。

 

『タンホイザー』は、最初の管の合奏でやり直し数度。中間部の入りでテンポが切り替わり、ヴィオラがヴェヌスブルクのテーマを出すところで止められ、その4小節前から始めた途端に管の合奏がまた捕まり、アウフタクトから何度もやり直させられるという、捕まりの連鎖がありました。巡礼の行進で、イタリア・オペラのように歌ったり勿体つけてはいけないということのようです。ヴァイオリンも前半の例の3連符の最後抜けパターンと後半のヴェヌスブルクの名残の音型をきっちり詰められていて、先生のお話では、ゼンパーオパーで話をしたときに、ここをどうやってゴマカしているか聞いたら、全部完璧に弾いているという答えが返ってきたそうです。うわあ。『火の鳥』で弾けない箇所を練習するよりも、こっちをちゃんと弾く方が大事だとも。それくらい重要ということですね。おかげでなのか、チェロはほとんど捕まりませんでした。パートの仲間には中間部のウネウネを心配してた人もいましたが、そんなところより、指揮者が注文を付けるとしたら、例の懺悔のところでしょう。重要性が違います。それに、経験的にいって、弾けないところよりも弾けるところの方が捕まりやすい(オイ)。

 

ベト7は、第1楽章だけでみっちりやらされて、疲れたー。ここでの最大の問題は、ほかでもない「ターンタタ」という繰り返しリズムです。今回は新校訂のベーレンライター版を使っているのですが、このリズムには休符ありとなしの二つのパターンがあります。これまでの練習でもトレーナーから休符の有無をちゃんと弾き分けようという指示があったのですが、指摘はどうもそういうことではないらしい。パソコンに打ち込んだら出てくるような弾き方ではダメで、人間だからこそできる弾き方を求められました。イメージとしては、地面を掘り下げるのではなく舞い上がるようにと。先生が口で「パーンパパじゃなくてパーンパパ」といわれるんで、正直「オナジだろー!」とツッコミたくなりましたが(爆)。とにかく、弾みのある湧き上がってくるようなリズム感がほしいということですよね? がんばってみます。
 

第1楽章に時間をかけすぎて、フィナーレなどはほとんど流しただけで終わりました。ここも難所がありますが、次回はこのあたりも詰めていかれるようです。みっちはもう体力的に限界でした。お疲れ様でした。

posted by みっち | 22:24 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |
メガネを新調

初めてメガネを遠近両用にしたのが1年とちょっと前。今回新しく作り直しました。以前のものに不満があったわけではなく、むしろかけ心地などはこれ以上は望めないのではないかと思うほどでした。最近、奥方にも老眼が来たらしく、楽譜を読むのに苦労するみたいなので、そういえばみっちのメガネフレームはレディースモデルだったし、レンズ交換すれば奥方用に変更できるんじゃ? と思いつきました。

 

幸い、奥方がかけても全然違和感がなく(まあ、もともとレディースだし)、その気になってくれたため、みっち用に代わりのフレームを新調することになりました。譲ったフレームはシャルマンのラインアートで、今回新たに選んだのは、999.9(フォーナインズ)のS-145Tというモデル。丸いボストン型のクラシックなタイプです。価格的にはほぼ同等。古い真鍮のような色のチタンフレームで、レンズ周りの縁の部分には細かい装飾が施してあるのが手が込んでいる。よく見ないとわからないくらい細かいけどf^^;。つるのヒンジ部分は内側にU字を描いて膨らむような独特な形状で、「逆Rヒンジ」というこのメーカーの特徴らしい。先端の耳あてまでメタルで成形されており、鼻あて部分以外は樹脂を使っていないのもポイント。スマートに見えます。写真の色は自分のより明るく、ゴールドかも。

 

かけ心地の比較では、おそらくラインアートの方が軽くてメタルが柔らかい分、楽かな。とはいえ、999.9はヒンジの形状からか、耳に当たる部分への負担が小さく、これはこれで優れています。みっちの顔限定では、見た目にしっくり来る感じは999.9。なにせ、ラインアートはレディースモデルだった(しつこい)。S-145Tにはあと、クリップオンタイプのサングラスが別売でありますが、値段が高い。付けると重くなるだろうし、いらないかなあ。

 

年末にトイレ改装、そして今回のメガネ購入で、この冬のボーナスも吹き飛びました(ばびゅーん!!)。エスプレッソマシンがまったく見えてこない(爆)。

posted by みっち | 20:10 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |
2018 北九州伯林的管弦楽団演奏会

・ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲
・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 作品54
・ブラームス:交響曲第2番ニ長調 作品73


ピアノ独奏:古賀千恵
中西哲郎指揮、北九州伯林的管弦楽団

 

2018年1月7日(日)、黒崎ひびしんホール

 

お正月にタダで聴けるクラシック演奏会、北九州伯林的管弦楽団を聴きに黒崎に出かけました。今回のテーマは「ドイツ・ロマン派」だそうです。ひびしんホールは2階席の音響が良いのですが、まだあまり知られていないかも。以前、指揮トレで降り番のときに1階と聴き比べた結果です。
 

伯林的管弦楽団の演奏会は、予鈴のかわりに金管隊がマイスタージンガー前奏曲の出だしを舞台裏で斉奏、楽団員の入場がバラバラ、アンコールは「マイスタージンガー前奏曲」とまあ、3つくらいお約束があります。これって、「本家」のベルリン・フィルもそうなんですかね? 本物を見たことがないからわからないf^^;。少なくともバラバラの入場は、後から入る団員が大変だと思いますが。
 

オベロン序曲はこのごろ聴く機会が多い気がします。メンデルスゾーンの『夏の夜の夢』序曲とつながっていそうな曲想で、楽しい音楽。弦に力感があり、鮮やかでした。
 

シューマンのピアノ協奏曲の独奏は、地元北九州を代表するピアニスト、古賀千恵さん。前半二つの楽章は速めのテンポで、右手よりも左手を重視しているようなピアノが新鮮でした。高音の燦めきは比較的抑えられていながら、低音がくっきり鳴るので、厚めの編成のオケともバランスが取れていました。第3楽章では高音も十分聞かせていたので、そういう組み立てだったのだと思います。ただちょっと、オケが騒々しい。ピアノがない部分で遠慮なく鳴らすのはいいですが、やや粗暴になり曲の雰囲気が壊れました。とくに第3楽章のコーダは、ピアノの無窮動風な音の波にオケの出し入れが聴きどころなのですが、煽るようにピアノに迫り、ノリノリでバランスとか細かいことはもういいだろ的な。ティンパニもぶっ叩いており、こんな曲だったっけ? という感じ。アンコールは『子供の情景』から「トロイメライ」。クララつながりの選曲ですね。出だしはすっきり弾かれましたが、転調からぐっと情感を増し、終わり近くでのタメが素晴らしく、泣けました。
 

協奏曲あたりから気になったのが、キーンという高周波のノイズが小さいながらも鳴っていたことで、共鳴かな? ブラームスの2番でも第2楽章ぐらいまでずっと鳴り続けていたように思います。交響曲の演奏自体はとてもよかった。とりわけ第1楽章は充実していました。展開部の立体感がよく出ていて、感動的。第2楽章のチェロは、出だしよかったんですが、その後少し薄くなったかな。もうひとがんばりでしたね。それならみっち弾け、といわれたら無理かも(爆)。第3楽章はオーボエの音色が最高。フィナーレもあまり走らない、いいテンポで厚みのある盛り上がりでした。ただ、この楽章は賑やかな中に効果的な休止がある、そこを印象的に決めていたら、より圧倒されたのではないかと思います。

posted by みっち | 22:04 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |
レクイエム in 北九州 2017

・ベートーヴェン:序曲「コリオラン」 作品62
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調 KV.491
・モーツァルト:レクイエム KV.491 

 

ピアノ独奏:古賀千恵
独唱:白川深雪(S)、八木寿子(A)、中村弘人(T)、原尚志(B)

 

長野力哉指揮、北九州レクイエム混声合唱団、北九州レクイエム管弦楽団
2017年12月3日(日)、北九州芸術劇場大ホール

 

3年前からでしたか、毎年この時期に開かれるようになったモツレク演奏会。今年も長野先生の指揮で、妻が合唱のアルトで出演したので聴きに行きました。


コリオラン序曲を生で聴いたのは、たぶん初めて。エグモントやレオノーレはわりと聴いた気がしますが、この曲は、録音を含めて何十年ぶりというくらい久しぶりでした。昔は悲愴味たっぷりのおどろおどろしい演奏で覚えており、今回は幾分スマートでソフィスティケートされた感はありましたが、ベートーヴェンらしいエネルギーの充溢を楽しむことができました。編成はチェロが3人でしたが、よくそろっており、主題をはじめとしてくっきり聴こえてきました。

 

モーツァルトのハ短調ピアノ協奏曲もたぶん生では初めて。第1楽章はベートーヴェンの第3協奏曲を思わせます。もちろんこちらが先なので、ベトベンが参考にしたのでしょう。端正な演奏だったと思います。が、みっちはモーツァルトを聴くと、一部の例外を除いて眠くなってしまうため、しっかり聴けたかと問われるとモゴモゴ(爆)。

 

レクイエムは、その例外のひとつ。集中して聴けました。長野先生の解釈が毎年進化しているようで、今回も発見がありました。キリエからディエス・イレをほとんど間を置かずに続けるのはこれまでも同じだったと思いますが、このあたりで早くも合唱が全開で、ディエス・イレみたいなところで涙が出そうになるとは! 力感に富みつつもきびきびした運びで前半飛ばし、ラクリモーサを展開点に置いているようです。ここではぐっと踏みしめた表現で、絶筆とされる音階上昇を思い入れたっぷりに描いて印象的。
 

以降は比較的緩めのテンポで表情豊かに進みました。4人の独唱はいずれも素晴らしい。八木さんのアルトはみっちの好みで、ホント素敵です。合唱は例年より充実しており、とくに男声陣の健闘が光りました。オケも、低弦のリズムが効果的で、ヴァイオリンのきめ細かい表情もよかった。最後に、しっとりとしたアヴェ・ヴェルム・コルプスで締めくくりました。

 

今年亡くなられた方の追悼という趣旨により、演奏終了後の拍手をしないようにというアナウンスや、指揮者が棒を下ろすと照明を落とすというライティングの工夫もされていたのですが、おかまいなしにけっこうな拍手がありました。アナウンスがいまいち明確でなかったことはありましたが、どういう音楽でどういう演奏会なのか、もう少し考えてくれる聴衆であれば、こうはならなかったでしょう。

posted by みっち | 00:52 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |
あやふやな石

昨日の朝、起きがけに右の背中から腰にかけて圧迫感というか重苦しくなり、生汗も出てきました。身体は動けるのでぎっくり腰とかではない。5分ほどじっとしていると治まったので、ふつうに出勤しました。しかし、夜になって、寝た後の1時くらいに再発しました。同じところが痛んで、どういう姿勢をしても辛い。朝のように簡単には治まらず、もう救急車を呼んでもらおうかと思ったくらいの苦痛でした。そのまま30分くらいでしょうか、なんとかやり過ごしたら、今度は痛みで緊張していた反動でしょう、震えが断続的につづいてやっぱり眠れない(ーー;)。こんなことは、奥歯を自分で噛み割って以来……。自分が恐ろしい(爆)。

 

たしか、以前に人間ドックを受けたときに、すぐどうこうはないけど腎臓に結石があるといわれたことを覚えていて、もしやそれかと思い当たりました。いわれてみれば、トイレに行った後に次第に楽になった感じもあります。翌朝、つまり今朝、人間ドックを受けた病院で診てもらいました。症状を話すと、内科から泌尿器科に回され、検尿とレントゲン撮影とエコー。レントゲン写真を見ると、腎臓周辺は異状がなく、骨盤のあたりにひとつ、棒状の長さ3ミリ程度のぼんやりしたい白いものが写っています。おい、ぼんやりするな。しっかり、くっきり、はっきりせい! 担当医師によると、これが石かどうかはCTスキャンしないとわからないそうです。痛いところとは場所が違いますが、それはあることだとか。しかし、尿に異常はなく、腎臓にも腫れがないため、この大きさではどっちにしろ様子見ということで、これ以上お金をかけて調べる意味はなさそう。しかし、あの痛みはシャレにならないんだけど。薬で溶かすとか、レーザービームで破砕するとか、それっぽいことはしないの? すると、処方箋を書いてくれて、痛み止めの座薬5発分ゲット。って、結局治さないんかい!

 

結論は、尿管結石の疑い。仕事休んで半日かけた成果が座薬ミサイル5発(爆)。中途半端すぎません? とりあえず、水飲んでますf^^;。

posted by みっち | 18:26 | 近況 | comments(2) | trackbacks(0) |
2017北九州国際音楽祭:チェコ・フィル演奏会

・ドヴォルジャーク:序曲「謝肉祭」 作品92
・ドヴォルジャーク:チェロ協奏曲ロ短調 作品104
・ドヴォルジャーク:交響曲第9番ホ短調 作品95「新世界より」


独奏チェロ:ジャン=ギアン・ケラス
ペトル・アルトリヒテル指揮、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

 

2017年10月5日(土)、アルモニーサンク北九州ソレイユホール
 

今年で30周年を迎える北九州国際音楽祭、指揮者に予定されていたビエロフラーヴェクが急逝し、どうなるのか心配させられましたが、代役が立てられ、無事演奏会の運びとなりました。アルトリヒテルはこれまで聞いたことのない名前で、略歴を見ると、ノイマンの助手をしていたらしい。生年が書かれておらず年齢がわかりませんが、写真ではかなり老けて見えるようで、実際は60代?
 

オール・ドヴォルジャークで、チェコ・フィルだとこうなるかな、というプログラム。オケは弦が12、12、10、10、8だったようで、北九響に近い大編成ですf^^;。第2ヴァイオリンの最後尾に髪を後ろでくくったチョンマゲやチェロにはモヒカン頭がいて、チェコ・フィル、自由だな(爆)。あと、女性奏者の割合が小さく、弦ではヴァイオリンに7人ほど。ヴィオラ以下にはいませんでした。
 

1曲目の「謝肉祭」がよかった。アルトリヒテルは、基本的に拍を全部振る人で、上から振り下ろすのでなく、下からすくい上げる感じ。しかも、始める前にせーの、って感じで両手を広げてバックスイングするのが素人っぽい。しかし、音楽づくりは確かなもので、着実なリズム感と内声の充実した厚い響きが魅力的。ラストもそれほどテンポアップせずにしっかりと締めくくったのが印象的でした。最近CDで聴いているアントニ・ヴィトに似たタイプかと、うれしくなりました。
 

2曲目はケラスを独奏に迎えてのチェロ協奏曲。ケラスは世界でいまもっとも活躍しているチェリストでしょう。これも素晴らしかった。宮田大と九響でこの曲を聴いてまだそれほど経っていませんが、やっぱり違うねえ、と妻と話しました。ホルンの主題はまさに本場の味でしょう。ソロは出だしから朗々と鳴るし、弱音がまた聴かせます。フレーズでヴィブラートをかけるところとかけないところがはっきりしていて、よく考えられています。第2楽章以降のオケとの絡みが実にいい。第3楽章の独奏ヴァイオリンとの掛け合いでは、スリリングに高揚しました。ここ、指揮者はボーとしてた(爆)。シメの長いクレッシェンドには万感の思いが込められ、まさかここで泣かされようとは。アンコールは、現代曲も得意なケラスらしいディティユー。タイトルが覚えられませんでしたが、あらゆる奏法と音色を試したみたいな曲。
 

メインの「新世界」、第1楽章は冒頭から彫りの深い表現でわくわくさせます。アルトリヒテルの指示なのか、チェコ・フィルの特色なのかはこの日の演奏だけではわかりませんが、管楽器の音色がややくすんでいて渋い(ラッパ自体もピカピカのが少ない)上に、フルートやトランペットを抑え気味にして、ファゴット、クラリネット、ホルンがよく聴こえてきます。弦も中低音が充実していて、コクがあります。で、このままいくのかと思ったら、再現部の終わりから急に加速がかかり、いったいなにが起こったのかとびっくり。オケはしっかりついていましたが、驚いた顔の奏者もいたので、本番ならではのヒートアップだったのでは? その後も、演奏中に指揮棒を飛ばしてしまい、Vn.1のトップサイドに拾ってもらう事故も発生。アルトリヒテル、振りすぎ(爆)。そんなこんなで、熱い演奏になりました。とっくに出番の終わったチューバが楽器に左手をもたせかけてリラックスしていたのも忘れられないf^^;。

posted by みっち | 14:57 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |