Search this site
お気楽妄想系のページf^^; 荒らし投稿がつづくのでコメントは承認制としました。
グレートウォール

『レッドクリフ』もそうなんですが、英語のタイトルだとピンとこない、中国を舞台にした映画。漢字では『長城』、つまり万里の長城での戦いを描いた作品です。しかも、戦う相手は伝説の生き物「饕餮」。饕餮文の青銅器が発掘されていたのは殷の時代でしたっけ? あの文様が怪物のおでこにちゃんと描かれています。個人的に、これだけでもうよくやった感が(爆)。で、これがうようよ、画面いっぱいに広がる様子はLotRO『二つの塔』のスケールを超えているかもしれません。なんで肩のところに目があるの?とかのツッコミはなしでf^^;。劇中ではその目をねらえ、とか指示されてますが、槍だと大きな口しか突けないようです。でかくて素早いので、1対1では人間はほぼ敵わず、準備していた様々な仕掛けを使って防ぐんですが、これがまた目を楽しませてくれます。女性だけの「鶴隊」など、中国雑技団なみの曲芸的立ち回りでさすが。あれが果たしてどれだけ効果があるのかは疑問ながら、面白いからいいや(爆)。

 

長城を守る禁軍は、黒が歩兵、赤が弓隊、「鶴隊」は青など、役割を装備の色で分けていて鮮やか。でもこういうのは全部知りたくなるんで、まだ黄色と紫があったはずなのに説明がないのが惜しい。将官クラスの兜はみんな馬超みたいな感じのデザインで、かっこいいです。TV版の『三国志 Three Kingdoms』だと、毎回必ずといっていいほど画面のどこかに兜が曲がってる兵士がいて、「おい!」といわずにおれないわけですが、今回はみんな規律が守られているらしく、さすが禁軍兵士は違う。いやでも禁軍は近衛兵だから、宮中にいるはずなんじゃないの?というツッコミはなしでf^^;。

 

主役のマット・デイモンはこの戦いに巻き込まれてしまう役柄ですが、ここでもジェイソン・ボーン的に活躍します。相棒のペドロ・パスカルはどこかで見た顔だと思っていたら、『ゲーム・オブ・スローンズ』のオベリンだった。しかしなんといっても今回はヒロインのジン・ティエンが目立ちますね。りりしく、とってもきれいです。マット・デイモンとはわりといい感じになるんですが、それ以上にはならないところもいい。軍師役のアンディ・ラウも渋くてかっこよし。ただね、軍師様にあえてツッコミさせていただくと、磁石が使えると推測できた時点で、ただちに集めておくという判断がなかったのはまずかったf^^;。

 

ストーリーは、説明の必要を感じないf^^;。中国ファンタジーと割り切って見れば、十分楽しめます。でも60年ごとというのはどういう理由なのかな。女王さえ倒せば決着というのもすっきりしすぎかも(爆)。とはいえ、アクションも楽しいし、霧の中に長城が浮かび上がる場面や、将軍の弔いに夜空に灯籠?を飛ばしたりなど、とにかく画面が美しく、満足度は高い。

posted by みっち | 17:12 | たまに観る映画 | comments(0) | trackbacks(0) |
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

「スター・ウォーズ」のスピン・オフシリーズ第1作。わが家のエントっ子と2D字幕版を鑑賞。エピソード4の10分前につながる外伝ということはわかっていたので、ストーリー自体はある程度予想できたし、そんなに大きな期待をしていたわけではなかったのですが、予想外の収穫というか、正直スター・ウォーズで泣かされるとは思ってもいませんでした。

 

「正史」のような華やかなファンファーレによる導入や画面上部に流れてゆく物語の字幕ロールはありません。が、冒頭「遠い昔、はるか彼方の銀河系で……」が示され、スター・ウォーズであることの証となっています。シリーズでおなじみの面々も登場します。反乱軍側はベイル・オーガナやお魚提督(爆)など。帝国側は、皇帝は出てきませんが、ダース・ベイダーは終わり近くで猛威を揮ってくれます。驚かされるのはターキン提督で、ピーター・カッシングが亡くなっているため顔だけCG吹き替えで処理しているようですが、それもあってか冷徹っぷりがハンパなく怖いです。ラストのレイア姫もある意味怖い(爆)ですが、これも同じ手法かな?

 

しかし、この映画の中心となるのは、デス・スター開発者の娘ジン、反乱軍の隊長キャシアン、キャシアンの相棒ロボットK-2、ジンの父親の意を汲んで帝国軍から脱走したボーディー、惑星ジェダでジェダイ寺院の守護者だったチアルートとベイズ、計5人と1体。「ローグ(ならず者)」としてくくられる無名の彼らとその仲間たちの決死の行動が、銀河の運命を左右する「希望」をつなぐ。と書いただけで泣けてくるf^^;。人物紹介はかなり描き込んであり、誰が誰だかわからなくなるようなことはないと思います。むしろこれらの紹介シーンのおかげで、スター・ウォーズ世界を満喫できるといってもいいでしょう。

 

戦闘シーンも目を見張らされます。Xファイターの果敢な攻撃はこれまで以上にかっこいい。帝国軍側もわらわら出てきたとたんに一斉射撃で倒されるストーム・トルーパーたち(爆)をはじめ、68? 65? 忘れたけど雲霞のように飛び立つタイ・ファイターの迎撃シーンなども素晴らしい。反乱軍の戦法は、ワープからいきなりの奇襲といういつものパターンで、次第に帝国軍に数で押されるという展開は「お約束」なんですが、今回は当初から想定していた作戦ではなく成り行きだったり、戦いそのものが直接の成果ではないこともあり、なにかと意味深くスリリング。一体どうなるのかと手に汗握らされ、その末のスター・デストロイヤーの撃破シーンは、会場で拍手が起こったほど。デス・スターの破壊力ももちろん凄まじいのですが、今回はこれでも抑えめということで、余力を残した分よけいに迫力があります。

 

監督があの『GODZILLA ゴジラ』で「ハリウッドの本気」とやらを見せつけたギャレス・エドワーズということで、観たいような観たくないような、ぶっちゃけテレビ放送でいいいんじゃね?とか思っていましたが、いやいやいやいや、おみそれしました! 個人的にはシリーズ最高といってよい出来でした。なお、今回も「T15が退役らしいぞ」、「いまさらだよな」みたいな雑談を交わすトルーパーがいましたが、だれかのカメオ出演?

posted by みっち | 23:19 | たまに観る映画 | comments(0) | trackbacks(0) |
映画『オケ老人!』

荒木源の原作小説は以前に読んでいて、エントリしています。原作にあったサスペンス要素は映画ではすっぱりカットされました。これは原作でもいらないのでは?と感じていた部分なので、正解だと思います。その分、主人公が女性(杏)となり、高校の同僚(坂口健太郎)との恋愛要素がプラスされています。これもいらないのでは?とも思いますが、あくまでスパイス扱いなのでさほど邪魔にはなりません。

 

映画全体を通じて音楽の素晴らしさ、アマチュアで音楽をやっている人たちへの応援歌というコンセプトがわかりやすく打ち出されており、とくにみっちみたいに大人になって楽器を始めたレイトスターターにとっては有り難い。ヘタでも努力して結果につなげていく過程は素直に泣けます。梅響演奏会で暗闇での『威風堂々』というクライマックスの置き方もよかった。

 

配役では、主演の杏が体当たりの熱演でした。ヴァイオリンを弾く手がこわばっていて、弓もちょっと乱れすぎでしたが、これも入団オーディションというプレッシャーのなせる技ということでf^^;。野々村役の笹野高史も文句なし。ヴァイオリンの弾き方はむしろこちらの方が堂に入ってました。「小さな巨人」ことロンバール役のフィリップ・エマールもよかった。この人はパフォーマーだそうです。指揮するシーンはないけど、ニンジンシーンがさすが。映画でこの3人の存在は非常に大きいので、彼らの好演は重要でした。あと、黒島結菜かわいいです。「ごめんね青春」以来のファンです(爆)。

 

とはいえ、注文付けたいところもあるにはあるf^^;。原作にあったコメディー要素は映画にもありますが、映像だとそれほど笑えません。これと関係しますが、オケ老人たちの掘り下げ方が足りません。野々村以外のメンバーがどういう人生を歩んでいて、なぜ音楽をやっているのか、全然わかりません。少しでもそういう場面があれば、より共感できたでしょう。藤田弓子や小松政夫とか使っているのにもったいない。さらにいえば、後半でオケのメンバーが急速に増えていくんですが、この過程はもう少し丁寧に描くべきです。意地悪な見方をすると、演奏会の成功は彼らのおかげともいえるわけで。例えば、梅フィルも楽器もやめた人たちがぞくぞく志願してきたとかあればもっと面白くなったはず。もうひとつ。梅響演奏会のメインプログラムは『威風堂々』ではなくベトベン「田園」なのに、プログラム決めの場面でも触れないだけでなく、「田園」の音楽も演奏シーンもまったく使われません。エンドロールで演奏会後に号泣した大沢(カークランド光石研)が野々村と和解するシーンが映っていますが、ここは『威風堂々』より「田園」のフィナーレの方がよほどふさわしいんじゃないの?

 

というわけで、多少の不満や『のだめカンタービレ』と印象がかぶる点もありますが、爽やかな音楽映画として、見て損はないと思います。

posted by みっち | 12:18 | たまに観る映画 | comments(0) | trackbacks(0) |
真田十勇士

劇場版の公開初日にわが家のエントっ子と観てきました。日曜日のNHK大河『真田丸』とタイアップしたわけではないんでしょうが、結果的に?相乗効果で盛り上がってる感じ。以下、ネタバレも含みますのでご注意を。

 

幸村と佐助の出会いはアニメーションで描かれます。なんでアニメなのかよくわかりませんが、本編は実写だからみたいな注書きまであるし。その後、佐助が勇士たちをスカウトするたびにキャラの頭上に「二勇士」、「三勇士」とクレジットされて、それに役者が反応するあたりも含めて、堤幸彦ワールド全開ですね。で、「九勇士」でいったんカウント終了になるんですが、「十勇士」の方が語呂がいいからという理由で根津甚八が入ります。なお、真田大助が十勇士のメンバーに入っているため、あぶれた穴山小助は登場しません。みっちとしては、「六郎」でかぶっている海野と望月のどっちかをカットした方がよかったのじゃないかと(爆)。

 

大坂冬の陣ではもちろん、真田丸での活躍が描かれます。アクションシーンはキレがあり、大河『真田丸』では戦闘シーンが極端に少ないのでこっちでイメージ補完できますf^^;。で、このあたりから、味方に内応者がいる疑惑や、この戦いが別の思惑から仕組まれているという伏線が示され、これらは後半にすべて回収されます。

 

夏の陣では野戦となり、映画ならではのスケールが大きくダイナミックな展開が楽しめます。戦いの帰趨は一応史実どおりで、十勇士は半数が倒されます。それぞれ見せ場があり、ここでもいちいち親切に「○○、絶命」とクレジットされますf^^;。まあ、わかっちゃいるんだけど、それまで人間味溢れる造形を見せてこられると、やっぱり悔しくて泣けてきます。みっちとしては、十勇士の中ではモブキャラっぽい三好青海と伊三のコンビが真っ先にやられるのではないかと予想していました(爆)が、二人とも生き残りました。

 

こうなってくると、予告のコピーの「大逆転」がなにか、ということが気になるわけですが、ここでは書かないことにしましょうf^^;。みっちもこの展開は予測できなかったことはお伝えします。こんな終わり方はイヤだな、と思わせておいて、ハイここまで(爆)。その後、エンドロールでも長々と続きが物語られるので、付き合ってあげましょうね。いろいろとケレン味満載で面白かった。

 

エントっ子は、佐助が家康の本陣前からどうやって撤収できたのか、とツッコミしていました。たしかに。映画では家康は逃げてませんからね。それに佐助は、その前に強敵の鎧武者(どうやら柳生宗矩だったらしい)と戦ってお互いにダメージがあったはずなんですが、その後二人ともピンピンして再登場します(爆)。このあたり、いくつかないでもないんですが、エンターテインメントとしては許容範囲かと。

 

配役的には、中村勘九郎の佐助、松坂桃李の才蔵をはじめ、みな好演です。佐助の奮闘ぶりも見事ですが、とくに才蔵の冷たい目が効果的で、あれで終盤が盛り上がりました。エントっ子は「大鷲のケン」と変わらなかったといってますが、いやいやいやいやアレよりだいぶよかった(爆)。くノ一役の大島優子もよくはまっていました。ちなみに女性キャストはほかには大竹しのぶの淀殿のみ。こちらは役に対して年齢が合っていない感じで、みっち的には鈴木保奈美あたりがよかったのではないかと。ちなみに堤幸彦作品では、『大帝の剣』にも佐助や真田幸村が登場しているんですよね。原作があるので難しいかもですが、できることなら、もう少しつながりを感じさせるところがあると、さらに楽しめたと思います。

posted by みっち | 09:02 | たまに観る映画 | comments(0) | trackbacks(0) |
シン・ゴジラ

評判が良さそうなのと、夏休み中のエントっ子がヒマそうなので、観に行きました。いろいろ考えさせられる力作に仕上がっていました。怪獣映画ですが、いわゆる怪獣決戦ものではありません。音楽も伊福部昭のオリジナルが何カ所かで使われており、ゴジラ第1作への原点回帰が追求されている面があります。しかし、それだけではなさそう。以下、ネタバレありますのでご注意を。ウィキペディアにストーリーもう書かれちゃってますけど(爆)。

 

ゴジラとの戦闘は、中盤の山場とラストの大きく2回で、ハリウッド映画のジェットコースターのような連続アクションに慣れてしまった目からすると、少ないです。そして、その間を埋める物語には、いわゆるヒーローやその家族、ラヴロマンスといった「お約束」的要素がまったくといっていいほど出てきません。このあたりは、夏休みに家族で楽しむ娯楽映画とは一線を画しています。

 

とくに前半は、これたぶん実際の手続きをリアルに再現するとこうなる、というものなんでしょうけど、政府・官庁による会議に次ぐ会議で、セレモニーのためのセレモニーみたいな様相を呈しており、いったいどこで本質的なやりとりが交わされるんだ?とf^^;。おまけに、閣僚の一人が「想定外」しか口にしなかったり、「エヴィデンス」だの「○○レク」だのといったギョーカイ用語が頻出したりで、実は笑いを取ろうとしてるんじゃないかと思えるくらい強調されます。一方で、こういうときに必ず出てくるはずの、テレビや新聞記者といったマスコミ関係者はほとんど描かれません。唯一、松尾スズキがジャーナリストっぽい存在ですが、彼は政府と結託しちゃってて、とてもものわかりがよく、真実を隠すとか暴くとかいう意味での葛藤はない。中盤からアメリカの特使がやってきて、日米共同作戦みたいになっていくのですが、主人公格の長谷川博己と石原さとみが全然政治家に見えず、二人のシーンはむしろちょっと浮いた感じになっています。

 

自衛隊の全面協力を得ているようで、海陸空の動員兵器類の紹介は兵器マニアが泣いて喜びそうなシーン続出。だけど、ゴジラに通用しないんですよね。米軍のステルス機の攻撃で初めてダメージを与えることができるんですが、これに対するゴジラの反撃が激烈なもので、このシーンは素晴らしい。ラストの戦闘シーンは、闘魂じゃなかった薬液注入(爆)。打って変わって泥臭いもので、こっちは鉄オタが目を覆ってしまいそうなシーン続出(爆)。東京駅だし、その辺にあるものを利用するのはいいんですが、あんまりではないかと抗議が来そう。あんまりといえば、日本はアメリカの属国であると断言しているあたり「(本当でも)そんなこといっちゃいけないんじゃないでしょうか」的な声が出てきそうですし、劇中で「ゴジラよりひどい」といわれたアメリカの反応も気になるところですf^^;。

 

ゴジラの造形ですが、最初に出てくる時点でまだいわゆるゴジラになっていないというのは新鮮だったし意表を突かれました。背びれは明らかにゴジラなんですが、顔が違うんで、なんじゃこりゃ?となります。もしかしてアンギラスかとも思った。大きくなってからは、化け物感が出ていてわりとよかったと思います。映画のコンセプトに合った造形といえそう。とくに、しっぽの先はなにか意味が込められているようです。ラストシーンのしっぽのアップは、もう一度よく見ないと判断が難しい。人型の骨格のようなものがありましたが、あれがなんなのかについては、二通り考えました。ひとつは、ゴジラが新たな形態として分裂していた痕跡。最後の戦闘前に、ピキッとだかパカッとだかしっぽの先が割れたようなシーンがあったので、おそらくはこれが一般的な正解でしょう。この場合、全滅したかどうかが不明で、あるのかどうか知りませんが次回作につなげることが可能なわけですねf^^;。もうひとつは、行方不明の牧博士がくっついていた(爆)。こっちの場合は、伏線回収と牧がゴジラの生みの親だった的な真相に結びつく可能性があるんですが、1体だけじゃなかったようなので、ちょっと無理気味ですかね。

 

エントっ子は非常に面白かったそうで、もう1度観に行くと鼻息を荒くしていました。ハリウッド版でガッカリしてしまった人の口直しとしても、おすすめします。

posted by みっち | 20:56 | たまに観る映画 | comments(2) | trackbacks(0) |
『ホビット』エクステンデッド・エディション トリロジーBOX
予約していた映画『ホビット』三部作の拡大版ブルーレイセットが届いたのが12月だったかな。年末年始の休日などを利用して、最近やっと見終わりました。本編が各160〜180分、監督と脚本家によるコメンタリーが本編と同時間、特典映像が2枚×4〜5時間で、全部で45時間ぐらい? 本編は字幕で観て、吹き替え版の鑑賞がまだですが……。しかし、時間をかけて見るだけのことはありましたよ。

劇場版との比較では、自宅で観るなら長くなってもエクステンデッド・エディション(EE)をおすすめします。第1部と第2部では伏線などの情報が多くなっていて、物語の流れがわかりやすくなっています。第3部は後半のストーリー展開が劇場版とはちょっと変わっていて、といっても原作からの改変度合いという点ではむしろより忠実といえるかも。EEの方がよりPJらしい演出で断然面白く、劇場版では尺の関係でほぼ丸ごとカットされた五軍の戦いでの13人のドワーフたちの活躍が楽しめます。ビフールとボンブールの貴重な?セリフも聞けて、これは観なきゃ損でしょう。それにしても、アルフリドがあんなことになっていたとは!

コメンタリーは、3作ともピーター・ジャクソンとフィリッパ・ボウエンの二人によるもので、LotRのときのように出演者やその他のスタッフといった選択はできないのがちょっと残念。でも、彼らのコメントは特典映像でたくさん楽しむことができます。

特典映像では、なんといっても13人のドワーフたちの人物像がしっかり描き分けられていて、俳優たちの演技とも相まって、名前と顔が一致してきたのがよかった。おかげで、本編でもより感情移入できます。このほか、ラダガストやゴブリン王、スマウグやビヨルンといった『ホビット』で初めて登場するキャラクタたちの造形がどれだけ研究されてできたかがわかります。タウリエルは、FotRのアルウェンとは違い、原作の世界観を壊しておらず、許容範囲と思います。エルフキャラとしては、リー・ペイスのスランドゥイルがより素晴らしいですけどね。ちなみにゴブリン王のデザインは、他のクリーチャーと比べて愛嬌があってPJ風ではない感じで、もしかしたらデル・トロの造形が残っていたのじゃないかと考えていたのですが、どうやらそうではないらしい。

俳優たちの役の掘り下げやがんばりも素晴らしく、随所にユーモアがあふれています。愉快なドワーフたちの中には怪しい人物も混じっていたことが判明(爆)。とくにトーリン役のリチャード・アーミティッジの原作への深い思い入れは印象的でした。将来、クリストファー・リーのようなご意見番になれるかも。それに、素顔の彼はとてもハンサムですねえ。ビルボ役のマーティン・フリーマンの不謹慎な中指突き出しポーズにも笑わされました。どこでもやってるし、極めつけは一つの指輪をはめてのポーズ(爆)。こいつ、とんでもない(ホメてます)。フリーマンとは『シャーロック』でコンビを組むベネディクト・カンバーバッチ(スマウグとサウロン担当)のモーション・キャプチャーを使っての渾身の演技にも、ここまでやってるとは、と驚かされました。さすがの二人です。ゴブリン王や湖の町の統領ら個性豊かな面々にも感心しました。アルフリドは現場で相当ウケていたらしいf^^;。ビリー・コノリーのインタビューがまたよかった。「原作を読んだかと聞かれたが、読んでないし、読んでる奴が嫌いだといってやった」(爆)。それであのダインか。そうして、撮影が終わりに近づくにつれて増えてくる出演者たちとスタッフとの別れが感動的。関わった全員がこの映画に特別な感情を持つようになるらしく、そのことが本編にも反映されています。

PJが『ホビット』三部作は後編に当たるLotRと合わせての六部作として今後楽しまれるようになるだろうと語っていますが、結果的に、奇しくもスター・ウォーズと同じ公開順になっていますねえ。EP4を撮り直しできたら、という点でも共通か(え?)。機会をみて、六部作連続鑑賞をやってみるかな。でも、わが家のLotRはブルーレイではなくてDVDなんだよなあ。
posted by みっち | 00:24 | たまに観る映画 | comments(0) | trackbacks(0) |
スター・ウォーズ/フォースの覚醒
R2-D2付の前売り券を買い、わが家のホビットが心待ちにしていた新シリーズ第1作。4DX吹き替えで観たかったようなんですが、劇場の席がすでになく、2D字幕版で鑑賞しました。

もともと、さほど熱心な映画好きでもスター・ウォーズファンでもなかったため、このシリーズを劇場で観たのは数年前のエピソード1/ファントム・メナス3D版だけでした。公開前の映画情報については厳しく制限されていたようですが、もういいんですかねf^^;。内容の話とは別に、ルーカス・フィルムがディズニーに買収され、シリーズの生みの親ジョージ・ルーカスが「クリエイティヴ顧問」という立場で事実上身を退いたことなどは耳に入っており、エピソード7がどうなるのか、巷でも期待と不安が入り交じっていたことと思います。

全体の感想としては、映像や音楽は確かにスター・ウォーズでした。しかし、ストーリー的にはエピソード4とよく似ていて、とくに後半はえー、またなの?という感じもしました。

まずはよかったと思う点から。なんといっても音楽。ドラクエ同様、これがないと始まらない感じですね。テーマ曲の音楽は基本同じなんでしょうが、アレンジと演奏は毎回新しくやっている気がします。違うかな? あと映像。EP4-6はいまとなってはさすがに古いですから、最新技術でスター・ウォーズが楽しめるという点で、期待を裏切らない出来だと思います。とくに、湖面?を波立たせながら超低空飛行でやってくるXウィング隊にはうならされました。かっけー! ミレニアム・ファルコンの登場シーンも、キター!というわくわく感がありましたし、今回はタイ・ファイターの操縦シーンもあって、好きな人はたまらないサービスでしょう。旧シリーズでおなじみのキャラは、ダイエットなどの苦労があったようですが、みなさん元気でよかったf^^;。新キャラでは、レイはCMではパッとしない感じがしていたのですが、本編では動きと表情に輝きがありました。フィンはけっこう難しい役どころをこなしていました。ただ、位置的にどこかで笑いを取ってほしいキャラでもあり、そこまでは無理だったか。水を求めてバタつくシーンがあったけど、もっとああいうのがあるとよかった。

疑問点は、上にも書きましたが、レジスタンス側の襲撃計画がいつもながら単純すぎる(ーー;)。裏を返せば、帝国軍(今回はファースト・オーダーという名称になっていますが違いがよくわからん)のやられ方がいつもオンナジなんですけど。ファルコンやXウィング隊の侵入を簡単に許すし、攻撃を受けてから初めて迎撃するという体たらくは以前よりむしろ劣化していて、貴様ら、それでも軍人か!と往復平手打ちしたくなるf^^;。目標の間際までワープする作戦が通用するのなら、そもそもスター・キラーいらないよね(爆)。このスター・キラーもデス・スターの三番煎じで、新しいギミックがなかった気がする。これまで見たことのないユニークなキャラやメカ、ポッドレースみたいなお遊び要素もなかったのは残念。あと、レンがヘタレf^^;。そうなった理由はいろいろあるみたいで、今後明らかになっていくんでしょうけど、当面する敵将が敵側から見ても頼りないというか危なっかしいんですが、そこが狙い目なの?

物語としては、レンの出自が明らかになり、レイとルークになんらかのつながりがあることは示唆されますが、それ以外はまだよくわかっていません。最終ボス?らしいスノーク(役者がなんとアンディ・サーキス!)がシスだとして、彼がダース・シディアスの弟子だとは考えにくいため、ダース・ベイダーが師匠に黙って弟子を取ったのではないかとも推測しますが、これらの真相は次回作でわかるのかな?
posted by みっち | 19:03 | たまに観る映画 | comments(0) | trackbacks(0) |
ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
みっちより背が高くなり、もうホビットとは呼べなくなった愚息が観たいというので、劇場まで足を運びました。クルマの中で「どうせ、爆風で直角に吹き飛ばされても不死身なんじゃないの?」などといいながら。いやもう、たいていのギミックには驚かされませんからねf^^;。

見た結果、めちゃおもしろい(爆)。50歳過ぎたトム・クルーズがのっけから体を張って高高度スタントしてます。その後もウィーン国立歌劇場で『トゥーランドット』上演中の舞台裏で殺し屋たちと格闘。かなり前からBGMに「誰も寝てはならぬ」が流れるので、どうして?と思ったら、こういうことかと。ここだけでも超豪華ですが、モロッコではカーチェイスとバイクチェイス。BMWがたくさん壊され(爆)、ベンジーがむやみに叫んで笑わせます。さらには文字通り息詰まる水中アクションからロンドンでのクライマックスとサービス満点。次から次へと繰り広げられるインポッシブルな展開に、大いに満足しました。すごいわ。

ぶっちゃけ、主人公イーサン・ハントが死ぬわけがなく、トム・クルーズについてはなにも心配いりませんが、それでも今度こそはダメだったかと思わせるんですよね。あとはむしろ周囲のキャラがいつ死ぬかとハラハラ(爆)。愚息とも話したのですが、チームから裏切り者が出なかったのがよかったね、と。前作「ゴースト・プロトコル」からメンバーを引き継いでいるようで、前作を観た方がきっと楽しめるでしょうが、観ていないみっちも違和感は全然ありませんでした。上にも書きましたが、仲間ではベンジー役のサイモン・ペグがいい味を出しています。ホークアイ・ブラントf^^;のジェレミー・レナーも、見せ場は少ないですが存在感を出しています。悪役(ショーン・ハリス)もよかった。ラストではきっちりお返しされていて、イーサンけっこう根に持つタイプだったようです。

女優陣では、レベッカ・ファーガソンがヒロイン。あまり出演歴のない人のようですが、脚線美だけでなく体術のキレもよく、最後まで魅せてくれました。ほかに、はじめの方でロンドンのレコード店でハーミオーネ・コーフィールド、ベンジーがウソ発見器にかけられるシーンでチャン・チンチューが出ており、どちらもあれ、もう出ないの?と思うほどのインパクトです。

もとはテレビシリーズだったわけですが、これで劇場版5作目であり、痛快なアクションとおなじみのキャッチーな5拍子のテーマで「007」同様の娯楽超大作シリーズとして定着したと考えるべきでしょう。
posted by みっち | 20:36 | たまに観る映画 | comments(0) | trackbacks(0) |
エイリアン バスターズ
『ナイトミュージアム』シリーズのベン・スティラーが主演している2012年公開作品ですが、日本では上映機会がなく、「ビデオスルー」となっています。DVDには日本語吹き替えも付いており、コメディーということもあって吹き替え版で鑑賞。なお、原題はThe Watch で、邦題は『ゴーストバスターズ』にならったものでしょうが、ウィキペディアによるとこの映画の初期案は実際のところ、ゴーストバスターズに似ていたらしい。

ベン・スティラー扮するエヴァンは田舎町にあるコストコの店長で、ある日彼の下で働く警備員が勤務中に惨殺されてしまいます。しかし警察は町に警察官が少ないから捜査は困難と言い訳したり、エヴァンを疑ったりする始末。エヴァンは地域住民に呼びかけて「ご近所ウォッチャー」を結成、町の見回りをと意気込むのですが、呼びかけに応えて集まったボブ、フランクリン、ジャマルカスの3人は「ごっこ」遊びにしか興味がない連中だった、というあたりが序盤の進行。早く犯人を捕まえたいと焦るエヴァンと、どいつもこいつも役立たずっぽいメンバーたちのギャップがネタになっています。

実は、警備員を殺したのは宇宙からやってきたエイリアンで、エヴァンたちの乗ったクルマがたまたまその1体をはねてしまうところから話は急展開していきます。にしても、クルマにはねられるエイリアンねえ。エイリアンの交通事故第1号かも(爆)。「ご近所ウォッチャー」たちは付近に転がっていたエイリアンの兵器と覚しきものを発見、撃ち方がわかると、あろうことかそこら中を破壊して喜びます。その後、またエイリアン(同一個体?)に出くわすのですが、殴ってやっつけてしまい、ボブの家で「収穫物」と記念写真撮ったりしてはしゃぎまくります。この辺の悪ノリは日本人ではちょっと考えられないセンスかも。みっちは腹を抱えて笑いました。ところがエイリアンは死んでおらず、パニックの中、兵器を回収して逃走します。

エイリアンが残した言葉により(そう、このエイリアン、しゃべれますf^^;)、エヴァンたち「ご近所ウォッチャー」は周囲の人間が実はエイリアンではないかと疑いはじめます。なかでも最初の登場シーンから怪しさ全開だったエヴァンの隣人から家に招待され、エヴァンたちは調査目的で誘いに乗ります。ここで、あくまでネタではあるんですが、ポルノ映画もかくやの乱交パーティー・シーンとなり、日本で劇場未公開とされた理由はおそらくこれではないかと……。このとき自分の娘の身を案じるボブがフランクリンと現場離脱してしまい、「ご近所ウォッチャー」は結成以来の危機を迎えることに。

ここからは、意外などんでん返しもあり、しつこくとどめを刺すギャグやトンデモないシチュエーションにもかかわらずかっこよすぎてツッコミ必至の戦闘場面、もちろん下ネタf^^;など総動員で大団円へと向かいます。いやあ、次はどういうネタでくるのかと観る方も盛り上がりました。ベン・スティラー映画は、自ら監督した『トロピック・サンダー』をブルーレイで持っており、おバカな展開の中でも家族や友人たちとの信頼関係が大切にされており、戦闘や爆発などの演出が本格的でチープでないところが共通しています。あ、あと下ネタの多さも(爆)。吹き替えもうまくはまっていて、総じて満足度は高いけど、ファミリー向けとはいえませんf^^;。
posted by みっち | 22:20 | たまに観る映画 | comments(0) | trackbacks(0) |
ホビット 決戦のゆくえ
ピーター・ジャクソン監督映画『ホビット』三部作の完結編。3D吹き替え版で観てきました。以下順不同でネタバレです。

英語の副題はThe Battle of the Five Armies であり、内容的にも「五軍の合戦」が中心に描かれています。前作で大活躍のスマウグは、家族の助けを借りたバルドによってあっけなく撃墜されます。この後も細部はかなりアレンジされていますが、大筋はトールキンの原作どおり。演出や見栄えを最大限効果的に盛り上げながらも、原作ファンを大切にしつつうまいこと収束させているなあ、と感心しました。

映画最大のクライマックスは、トーリン対アゾグ、レゴラス対ボルグのバトルシーン。そういうわけで、最終兵器はビヨルンではなくてレゴラスでした。おかげでビヨルンはワンシーンだけの出番となり、それもほんの一瞬なので、詳しくない人は「いまのなに?」で終わった可能性が大f^^;。ゴブリン軍の穴掘りマシンだった化けミミズの方がインパクトがあったかも(爆)。今回のゲストキャラ?としては、個人的に鉄の足ダインがツボでした。豪快で明るくて、ちょっとギムリを思い出させるドワーフとして存在感を示していて大満足。あと、今回は(も?)トロルがいろんなところで目立っていました。例えば、ゴブリン軍が谷間の町を攻撃するときに、突進して岩ごと頭突きで防壁を破壊したのはいいけど、そのままひっくり返って死んでしまう奴とか、潔い使い捨てっぷりがPJならではでしょう。

フィーリとキーリは、原作でもトーリンを守って討ち死にしていますが、映画ではアゾグの罠にはまって分散したところを個別撃破されたという形になっています。とはいえ、そもそも敵本陣にドワーリンも含めた4人で突入しているわけですから、この時点で罠もへったくれもありません。ここでドワーリンの描写が途中からなくなっているのが脚本上唯一の穴かも。まあ、出すと死んじゃうんで出せない(爆)というね。その代わりというか、レゴラスが例によって絶対あり得ない大技の連続でドワーリンの穴を埋めてあまりある大サービス。こんなのよく考えつくものです。父王のスランドゥイルも負けておらず、大角鹿に乗ってゴブリンどもをざざっとお掃除、そのあと孤立してピンチかと思われたんですが、軍団規模の部隊をたったひとりで壊滅させていました。この強さはゴンドリンの大将エクセリオンもかくや。最終兵器はこっちかも(爆)。映画オリジナル・キャラのタウリエルはキーリを守って死ぬかと予想していましたが、生き残りました。しかし、オリジナルだけにその後の彼女のことはなにも語られなかったのがやや中途半端か。

一方、ドル・グルドゥアで捕まっていたガンダルフは、すんでのところでガラドリエル、エルロンド、サルマンに助けられます。ラダガストもいろいろ援護していて、「白の会議」が機能しているというか、まさかのトップ同士のガチバトルが展開されます。サルマンが肉弾戦でもガンダルフを上回ることはすでに実証済み(爆)ですが、ここでは奥方が映画『二つの塔』でチラ見させた「夜の女王」モード全開でサウロンと対決します。うわー(爆)。なお、サルマンの声は亡くなった家弓家正に代わって大木民夫が当てていますが、感じをよく引き継いでいて違和感なし。

ビルボもよかったです。原作では、ビルボは戦いの後半から気を失ってしまい、なにもかもが終わったあとでのトーリンとの別れですが、映画では早い時期に意識を取り戻し、もう一働きして経過も見ている、という違いがあります。このあたりはスタッフも練りに練ったんでしょうね。ビルボとトーリンとの和解シーンは、原作でも涙なくしては読めないところで、PJもしっかり描いていました。ここはボロミアの最期を思い出させました。ガンダルフとともにホビット庄に向けて戻り、最後にイアン・ホルムのビルボが再びガンダルフを迎えるラストは、『旅の仲間』とつながって素晴らしい。

駆け足に書きましたが、長い映画なので、ほかにもいろいろ見所があります。字幕版はホビット三部作を買って自宅でゆっくり鑑賞しようかと考え中。エンドクレジットの歌は、ピピン役のビリー・ボイドが歌っています。『王の帰還』でもピピンがデネソールの前で歌っていたことが思い出されて懐かしい。
posted by みっち | 22:02 | たまに観る映画 | comments(4) | trackbacks(0) |