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お気楽妄想系のページf^^; 荒らし投稿がつづくのでコメントは承認制としました。
クーベリックのマーラー交響曲第8番

・マーラー:交響曲第8番


ソプラノ独唱:マルティナ・アーロヨ、エルナ・スポーレンベルク、エディト・マティス
アルト独唱:ユリア・ハマリ、ノーマ・プロクター
テノール独唱:ドナルド・グローベ
バリトン独唱:ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ
バス独唱:フランツ・クラス
バイエルン放送合唱団、北ドイツ放送合唱団、西ドイツ放送合唱団、レーゲンスブルク大聖堂児童聖歌隊、ミュンヘン・モテット女声合唱団
オルガン:エーベルハルト・クラウス

ラファエル・クーベリック指揮、バイエルン放送交響楽団
 

録音:1970年6月
クーベリック グラモフォン録音全集ボックスより

 

クーベリックのグラモフォン録音全集から、マーラーの8番です。CD35枚目に収録されています。この演奏はLPで持っており、CDになってすぐ買い直しました。CDでは1枚に収まっている点がありがたいですが、それだけでなく、オケの演奏、声楽陣の水準の高さにおいても優れており、クーベリックの全集といわず、いまなおこの曲の代表盤の座は揺るがないと思っています。


日本では、マーラーの9番が圧倒的人気らしく、それと引き換えこの8番は不人気というか、外面的で図体だけでかい駄作みたいに受け止められている気配すらあるように感じます。推測に推測を重ねて申し訳ないですが、その要因として、最初に出会った演奏に左右されるということがあるんじゃないでしょうか。
 

クーベリック盤が出たころ、同じ8番で評判を取っていたのはショルティ/シカゴ響のデッカ盤でした。ショルティ盤の特徴は、どちらかというと、音楽性よりもスペクタキュラーな魅力にあり、これだけの大編成をよくぞ見事に捉えたという音質面が評価されていたように思います。実はみっちも宣伝につられて、これ買ったんですが、録音がクリアだなあ、という以外はとくに記憶に残っていない……。7番と同じだ(爆)。いま聴いたらどうかわからないけど、クーベリック盤のような感銘がなかったことは確かです。


ついでにいえば、クーベリックのマーラーはライヴが熱くてすごいということもけっこういわれています。でも、このスタジオ盤は十分に熱い演奏です。第1部の展開部から再現部にかけての白熱ぶりや、コーダでの果てしないような高揚は、初めて聴いたときから圧倒されました。それでいて、端正な造形を失っていないのが、ドロドロ系(って誰だよ)指揮者の演奏とは違うところでしょう。とはいえ、8番のライヴは聴いていないので、本当にもっとすごかったらゴメンナサイ。
 

第2部では、独唱者の聴かせどころがつづきます。男声ではフィッシャー=ディースカウの知名度が圧倒的に高いですが、他のメンバーも見事です。むしろ、歌い終わりの子音の正確な発音にこだわっているフィッシャー=ディースカウよりも、「乙女よ、母よ、女王よ、女神よ」と真摯かつ情熱的に歌い上げるグローベが素晴らしい。「神秘の合唱」前の感動的な盛り上がりの大半は、彼に負っています。女声もそれぞれ個性的で、3人が独唱から輪唱に移るあたりは、これを聴くとほかが物足りなくなるほど。中でも特筆すべきは、エディト・マティスです。彼女は懺悔する女(グレートヒェン)として登場するのですが、最後の部分では第1部の主要動機も絡めて、曲全体の総括ともいえそうな音楽になっています。ここでのマティスは、絶唱と言うにふさわしい。クーベリックの指揮も確信に満ちた運びで、ラストまで一気に聴かせます。
 

録音は、ウリにできるほどではありませんが、鑑賞には十分で、不足を感じさせません。音楽に引き込まれて、そういうことは飛んでしまうくらいいい録音といっておきますf^^;。

posted by みっち | 17:34 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
ハイ・ファイ・セット コンプリート・シングルコレクション

・ハイ・ファイ・セット コンプリート・シングルコレクション GOLDEN★BEST
 

Sony Music MHCL 2096-7(2枚組)
 

青春時代にクラシック以外でもっともよく聴いていたのが、ハイ・ファイ・セットでした。グループ解散後、メインヴォーカルの山本潤子はソロ活動しており、みっちは2013年12月に下関で彼女のライヴを聴きました。この時点ですでに本調子ではなかったようで、終わりごろには声が出なくなり、翌2014年には無期限休養に入っています。同じ2014年には夫の山本俊彦が亡くなり、再結成の望みも消えました。
 

ハイ・ファイ・セットのCDは、コンピレーションものがいくつか出ているんですが、レーベルを2回移籍していることもあり、アルバムを復刻しての全集ボックス化は難しいようです。レーベルごとに出してくれてもいいんですけどね。GOLDEN★BESTとしては、荒井由実/松任谷由実・杉真理作品集(2枚組)をすでに持っており、今回購入したのがコンプリート・シングルコレクション。こちらも2枚組で、帯には「全シングルA面を収録!」と謳ってあります。A面だけでなく、B面曲の「ファッショナブル・ラヴァー」や「クリスタル・ナイト」も収録されているのがうれしい。
 

1枚目は、懐かしい曲がそろっています。中では3曲目の「夢うつつ」が初出? これは知りませんでした。アルバムからシングルカットされたのは、山本潤子のソロ曲がほとんどです。彼女はもちろん素晴らしいのですが、ハイ・ファイ・セットはそれだけでなく、メンバーそれぞれの個性に味があります。先に挙げた「ファッショナブル・ラヴァー」や「クリスタル・ナイト」のように、3人の掛け合いが楽しめる曲が大好きでした。当時、FMでキャンディーズとの対談があり、キャンディーズの3人の歌声が均一でよく揃っているのに対し、ハイ・ファイ・セットはユニゾンでみんな声が違うという話をしていたなあ。ちなみに、「ファッショナブル・ラヴァー」や「風の街」は、アルバムとは別ヴァージョンで、アレンジがところどころ違っています。
 

1枚目の終わりには、ボーナストラックとして4曲が収録されています。「海を見ていた午後」と「中央フリーウェイ」は、代表的な名曲。とはいえこの2曲は、荒井由実/松任谷由実・杉真理作品集とダブっています。個人的に選ぶなら、山本俊彦がソロを取る「五月になったら」や大川茂の「夜空を南へ」あたりを聴きたかった。一方、「遠くからみちびいて」と「海辺の避暑地に」の2曲は、アルバム「The Diary」からの選曲で、アメリカ録音のためか、ほかのアルバムとは空気感が異なっています。ピアノやアコースティックギターというごくシンプルなバックで、これが実に印象深い。とくに後者は美しく、歌の雰囲気が「海を見ていた午後」と通じるものがあります。
 

2枚目トップの「あめりか物語」は、「ルパン三世」の大野雄二らしい小気味良いサンバのリズムに、3人の伸びやかな歌声とハーモニーが乗った快作。記憶ではアルバム収録されておらず、今回の目当てでした。五木寛之作詞、武満徹作曲の「燃える秋」は、こういうクラシカル路線もあったんじゃないかと思わせる異色作。つづく「よりそって二人」は、シンプルでいて奥深い。ある意味グループの理想というか、これまで積み重ねてきた頂点を築いているように聴きました。事実、このころ彼らはグループの新たな方向性を模索していたようで、その結果、ジャズに挑戦します。「NOVEMBER RAIN」から「miss you」までの3曲がその成果ですが、凝った和声や技巧性が打ち出されている反面、親しみやすさは減じた感があります。みっちがリアルタイムで追いかけていたのはこのころまででした。
 

ソニー移籍後は、世の中がバブルに向かう下で、ダンサブルかつゴージャスな路線に転換したようです。個人的になじみが薄いこともありますが、今回あらためて聴いても、アレンジがどれも似たり寄ったり。とくにこの時期、デジタル化や音楽事業のリストラにより、かつての水準から劣化した平面的でBGMぽい音質は、まともなオーディオで再生すると著しく興を削がれます。移籍後の大きなヒットは「素直になりたい」かな? これと例えばアルファ時代の最大のヒット曲「フィーリング」(CDのジャケット写真はこの曲)を聴き比べれば、録音を含めた音楽作りの違い、もっといえば、消耗品と芸術作品の違いが明らかでしょう。最後のシングルとなった「忘れないわ」は、山本潤子をリスペクトしている小田和正の書き下ろしという貴重な記録ですが、残念ながらこれもバックがうるさい。

posted by みっち | 21:48 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
クーベリックのマーラー交響曲第7番

・マーラー:交響曲第7番


ラファエル・クーベリック指揮、バイエルン放送交響楽団
録音:1970年11月
 

クーベリック グラモフォン録音全集ボックスより
 

クーベリックのグラモフォン録音全集から、マーラーの7番です。CD34枚目に収録されています。ジャケットに「夜の歌」と書かれています。


マーラーの3番、7番、8番、9番はクーベリック盤で覚えた曲で、これを上回る体験はなかなかありません。ただし7番については、演奏よりも録音面で不満があります。低音が薄いのと、トランペットが突出気味でしかも音がきつい。レコードではそこまでなかったような気もしますが、これは1番と同様の傾向です。この全集を通じて、プロデューサーは同じだし、録音技師も初期をのぞくと同じメンバー。録音場所も8番以外はミュンヘンのヘルクレスザールなのに、曲によってバラツキがある理由はよくわかりません。相性? 当時もショルティ盤と聴き比べて、シカゴ響のクリアさにびっくりしたものですが、それでもクーベリック盤に愛着があるのは、刷り込みになっているのと、やはり音楽性かな。
 

演奏は自然体というべきか、極端なことはやっていないのが長所であり短所でもある。第1楽章はやや速い。この楽章は序奏のテンポと主部のアレグロ・コン・フォーコとが入り交じるためにギアチェンジでギクシャクしがちですが、クーベリックでは推移がなめらかです。展開部で第2主題が美しく立ち上るところや、序奏の引きずるようなリズムがコーダでは天馬空を行くように疾走するあたりの変化はさすが。ただし、低音が出ないので響きが軽い。
 

中間楽章でも録音の影響があってコントラストが弱く感じます。とくに第3楽章あたりは線が細く、もっとグロテスクにやってほしい。カウベルが控えめなのも特徴的で、クーベリックはこうした鳴り物があまり好きじゃなかったのかも。ただし、ハープは全集を通じてきれいに捉えられています。


フィナーレはスケルツォ的なロンドで、この種の音楽はクーベリックの得意とするところ。中学生時代、掃除の時間に「花のワルツ」が流れていたんですが、放送部に頼んでこの楽章をかけてもらったことを思い出します。掃除が楽しくなりますよ(爆)。
なお、このようなノーテンキな音楽が最後にどうして置かれているのかは、けっこう謎です。座りの悪さとでもいうのか、マーラーにはこうした構成上の問題というか疑問がほかにもあり、例えば5番でも、真ん中に長大なスケルツォ楽章がでんと置かれ、その前後では音楽がまるで違っているという奇妙な構成になっています。9番でも、第2楽章ののどかな曲調を場違いだと感じる人がいるようです。


7番の場合は、バロック時代のフランス風組曲との関連が指摘されています。第1楽章序奏のリズムが、例えばバッハの管弦楽組曲第2番(同じロ短調)プレリュードのリズムと共通しており、当時マーラーはバッハのこの組曲を編曲して指揮していたことがわかっています。したがって、フィナーレでもバディネリやジーグといった華やかな終曲のパロディあるいはそれに触発された音楽になっているというわけです。あるいは、単純にマーラーはこういう音楽が好きだったとも考えられます。しかし、アルマの回想などにより、マーラーについて死の影に怯える神経症的・分裂症的作曲家像をイメージしている人からは、なかなか受け入れがたい解釈かもしれません。おっと、脱線ばかりになってしまった。

posted by みっち | 11:21 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
クーベリックのマーラー交響曲第6番

・マーラー:交響曲第6番


ラファエル・クーベリック指揮、バイエルン放送交響楽団
 

録音:1968年12月
クーベリック グラモフォン録音全集ボックスより

 

クーベリックのグラモフォン録音全集から、マーラーの6番です。CD33枚目に収録されています。5番に続いて、これも素晴らしい。「テンポ速めで筋肉質」という言葉がピッタリする演奏です。


第1楽章は、みっちが知る限りこの曲の最速の部類。駆り立てるように突き進みます。だからといって、速さのためにニュアンスに欠けることはありません。第2主題で大きく歌う、その対比からすると、この速さはむしろ必然的にも思えてきます。ここでのホルンの合いの手がまた気持ちいいほど決まっています。1点だけ不満があるとすると、展開部後半の静かなところの印象がやや弱いこと。カウベルが微かで控えめに鳴るためか、異界的雰囲気に乏しい。
 

第2楽章はスケルツォになっています。クーベリックのマーラーでスケルツォが面白いことはもう書いてきましたが、この楽章もその例に漏れません。この曲は通常、いちばん退屈するのがこの楽章ではないかと思います。第1楽章に続いて配置されると、前の楽章の気分を引きずったままになり、早く終わらないかなとか思いがちです。しかし、クーベリックは第1楽章と似たテンポを取りつつ、曲想が生き生きと変化して楽しい。楽しい曲でいいのかという疑問もあるでしょうが、いいんですf^^;。
 

第3楽章もまた、自然な呼吸感が好ましい。弦、木管ソロ、ホルンなどがいい音を聞かせます。ホルンがうまいのはクーベリックのマーラーの特徴でもありますね。マーラーはこうでなくては!
 

第4楽章。基本速めですが、主部に入る前のコラールでがくんと速度が落ちるのが異様で凄みがあります。ハープやチェレスタが効果的に鳴るのは録音のおかげか。ここから第1主題を出すまでにオケがノリノリになってきます。主部はうねりよりもストレートな持ち味。第1のハンマーよりも第2の方が小さいのは指定どおり。序奏が戻って第3主題、第1主題と還ってきますが、クーベリックはこの部分からコーダ直前の抹消された第3のハンマー箇所へのクライマックスに最大の力点を置いています。この盛り上げ方は素晴らしい。コーダでは、奈落の底でうめくような金管からの衝撃的な一撃も見事。

 

クーベリックのマーラーの6番にはAuditeから1968年12月6日のライヴ録音が出ており、スタジオ録音とほとんど同時期の演奏です。今回、あらためてこちらも聴きました。録音状態が良く、ライヴとは思えないほどです。アプローチはほぼ同じですが、ライヴはスタジオ録音に輪をかけて速く、第1楽章のスタートからさらに加速してつんのめったようになるのがすごいというかトンデモナイ。ここ、だれかがトイレに行きたいのかとか書いてましたよね(爆)。あと、第3楽章がライヴならではの間があり、ソロ楽器などが実にチャーミングです。フィナーレでは、オケがはやりたっていて各パートの表出力が増した反面、スタジオ録音のような構築性は乏しくなっています。ラストも金管のうめきというよりも歌っちゃってます。総じて、安定感のスタジオ録音、スリリングなライヴ録音といえ、甲乙つけがたい。クーベリックはライヴがすごいといわれますが、指揮としてやってることは同じでも、オケの反応が違うということなのでは?

posted by みっち | 22:22 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
クーベリックのマーラー交響曲第5番

・マーラー:交響曲第5番


ラファエル・クーベリック指揮、バイエルン放送交響楽団
 

録音:1971年1月
クーベリック グラモフォン録音全集ボックスより

 

クーベリックのグラモフォン録音全集から、マーラーの5番です。CD32枚目に収録されています。
 

これは素晴らしい! クーベリックのマーラーの中でも、また5番の演奏としても、出色の出来といっていいんじゃないでしょうか。これだけの演奏がどうしてあまり顧みられないのか不思議なくらい。
 

クーベリックのマーラーはテンポが速めで筋肉質、と前回書いたばかりですが、この5番はそれほど速くありません。それでも第1楽章と第4楽章はやっぱり少し速く感じるかも。というのも、とくに第1楽章ではアゴーギクが最小限だからで、冒頭のトランペットから厳しい表情で一貫します。これは、In gemessenem Schritt(正確な歩みで)というマーラーの指示を守った結果でしょう。ヴァイオリンの激しい動きがトランペットに対抗する第1トリオでは、息詰まるような白熱を示して圧倒的。最後の低弦のピッツィカートがまたお見事。
 

第2楽章はしっかりした足取り。各声部が有機的に絡み合って緊張を高め、聴いていて金縛りになりそうです。チェロの第2主題などの歌い方も最高。終わり近くのコラール予告の輝かしさには、思わず期待が高まります。クーベリックのマーラーはこれまでもスケルツォ楽章が聴きものでしたが、ここでも第3楽章が予想に違わず楽しい。ずっと聴いていたいほど。第4楽章はまさしく「アダージェット」で、ナイーヴな美しさを放っています。この楽章からは弦の対向配置がよく効いていて、2ndヴァイオリンの重要性がいかんなく発揮されているのもポイント。フィナーレの入り方は理想的でしょう。金管楽器の咆哮など華々しいイルミネーション効果が目立つ楽章ですが、そこのところはもちろん、背景での低弦をはじめとした細かな動きも効果的で、ずっと支え続けていることが実によくわかる。そしてやってくるコラールの充実感はいうことなし。
 

録音は音場が左右に広がり、弦の対向配置がよくわかります。充実した弦に雄弁な管楽器、ずっしり詰まった手応えある響きで、バイエルン放送響っていいオケだなあ、と実感させられます。
 

クーベリックのマーラーの5番には、Auditeレーベルに1981年のライヴ録音もあり、こちらの方が世評高いかもしれません。手持ちにあるので今回両方聴きました。基本的なアプローチはほぼ同じですが、ライヴ録音の方が第1楽章の入りがゆったりして構えが大きく、第4楽章の夢見心地のようなアンサンブルも印象的。録音もライヴの傷らしいものがなく(演奏終了後の拍手もなし)、大きな振幅で揺さぶってくる点で確かに魅力的です。とはいえ、各声部をきっちり捉えたスタジオ録音に遜色はなく、響きの完成度の高さにおいては、いいオーディオ装置で繰り返し鑑賞する場合はとくに、スタジオ録音がおすすめできると判断します。まあ、両方持っていれば幸せになれますf^^;。

posted by みっち | 14:03 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
クーベリックのマーラー交響曲第4番

・マーラー:交響曲第4番


エルジー・モリソン(ソプラノ独唱)
ラファエル・クーベリック指揮、バイエルン放送交響楽団

 

録音:1968年4月
クーベリック グラモフォン録音全集ボックスより

 

クーベリックのグラモフォン録音全集から、マーラーの4番です。CD31枚目に収録されています。ここまで聴いてきて、テンポが速めで筋肉質、というのがクーベリックのマーラーの特徴かな、と思います。この4番も同様。それもあってか、全体にいい意味で小ぶりな印象があります。


とくに速いのは第1楽章でしょう。ただ、速いというのは相対的なもので、他の演奏には妙に遅いものがあってそう感じるわけです。音楽的には、むしろクーベリックのテンポは妥当でしょう。遅い例でみっちが知っているのは、スヴェトラーノフやルイージなどですが、これらは解釈的にちょっと斜め上というか、いや斜め下か(爆)。怖い感じの音楽になっています。
 

マーラーの音楽には、いろんな楽器が分担しあってフレーズのひとつの流れを形作るという特徴的な手法がありますが、クーベリックの場合、そういうときにこれがメロディーですよ、といったわかりやすいバランス取りをしない、ということがあります。例えば、第1楽章展開部の終わり近く、5番を予告するトランペットが出ますが、ここでクーベリックは木管や弦をしっかり鳴らしていて、トランペットだけの線にしていません。いろんな音が聞こえて面白い反面、旋律線が明確でなく洗練やスマートさに欠けるともいえます。3番で「一見無造作」といったことがここでも当てはまります。クーベリックのマーラーに対する「ボヘミア的」という、わかったようなわからないような形容も、このあたりの「素朴さ」が理由になっているのではないでしょうか。
 

第2楽章も活気のある音楽。弦を2度高く張った独奏ヴァイオリンのキーキーした響きが、楽章後半では通常の調弦に戻る変化もよく出ています。第3楽章では弦楽主体の暖かく柔らかな音色が好ましい。最後の急激な頂点は軽く、スヴェトラーノフの「天罰」のような強烈さはありません。終楽章でソプラノ独唱を務めるモリソンは、クーベリック夫人です。歌声はそれほど特徴的ではありませんが、表情は豊か。クーベリックが作る世界によくはまっています。
 

この曲にはクレツキ/フィルハーモニア管、フォンク/セントルイス響という、みっちには双璧というべきお気に入りがあり、クーベリック盤がこれらを越えるもしくは割って入るほど魅力があるかというと、そこまでではありませんでした。

posted by みっち | 20:13 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
クーベリックのマーラー交響曲第3番ほか

・マーラー:交響曲第3番
・マーラー:交響曲第10番からアダージョ


マージョリー・トーマス(アルト独唱)
バイエルン放送女声合唱団、テルツ少年合唱団
ラファエル・クーベリック指揮、バイエルン放送交響楽団

 

録音:1967年5月(3番)、1968年4月(10番)
クーベリック グラモフォン録音全集ボックスより

 

クーベリックのグラモフォン録音全集から、マーラーの3番です。CD29枚目に第1〜5楽章、30枚目に第6楽章と第10番のアダージョを収録しています。
 

みっちは3番をこの演奏(レコード)で覚えました。したがって、これがリファレンス。以上、終わり(ウソ)。考えてみると、2番同様、この曲もそんなにいろいろ聴いていません。手持ちでいい演奏だと思ったのにギーレン盤があります。パースペクティブをよく捉えた録音も手伝って、冒頭のホルン斉奏が気持ちいい。たしか、第4楽章で合唱がコケた感じになっていますが、ライヴ録音だったのかな? 冷血などと呼ばれるギーレンですが、曲への共感がよく表れた演奏で、終曲も感動的です。
 

クーベリック盤は、テンポがやや速めなのはこれまでと同様。アゴーギクはところどころで見られますが、極端でなく自然です。アンサンブルは素朴というのか、無造作なようでいて、バランスが取れています。刷り込みになっているということもあり、オケの音には安心感があります。合唱もギーレン盤のような綻びはありません。
 

第1楽章は行進曲に入ってから前へ前へノッていく調子が快い。第2楽章、第3楽章では木管楽器の味わいある音色が聴きもの。マーラーのユーモアのセンスをこれだけよく示している演奏はそうないのではないかと思います。楽しい。第4楽章のアルト独唱はマージョリー・トーマス。この人はこの全集ではこの曲だけかな。比較的明るい声で歌っています。第5楽章では児童合唱のビムバムが、例えばウィーン少年合唱団にイメージされるような透明でコントロールされた美声ではなくて、もっと地声でやんちゃな感じが微笑ましい。これらの中間楽章では、全体に戯画的な調子が出ています。終曲はしっとりと始まり、全曲の締めくくりにふさわしい高揚を見せます。
 

10番のアダージョは、初めてこの曲を聴いたときは、不気味だったですねえ。9番を書いて死んだマーラーが亡霊になって出てきたみたいな印象がありました。いま聴くと、わりとあっさりしているかな。これは、聴く方が変わったということでしょう。この曲はヴィト盤がとても美しいので、ちょっと分が悪いか。


録音は2番とほぼ同様。残響少なめで、各楽器の定位はかなりはっきりしています。弦の対向配置によるステレオ効果もめざましく、ハープが左側で明瞭なのもいい。

posted by みっち | 21:27 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
クーベリックのマーラー交響曲第2番

・マーラー:交響曲第2番「復活」


エディト・マティス(ソプラノ独唱)、ノーマ・プロクター(アルト独唱)
ラファエル・クーベリック指揮、バイエルン放送交響楽団、バイエルン放送合唱団

 

録音:1969年2月-3月
クーベリック グラモフォン録音全集ボックスより

 

クーベリックのグラモフォン録音全集から、マーラーの2番です。マーラー好きなみっちですが、この2番だけはやや例外。敬遠する理由は両端楽章のドギツさにあり、最初に聴いたワルター盤ですらあざとすぎると思ったくらい。
 

手持ちのCDは、ホルヴァートのライヴ盤、スヴェトラーノフの全集、ナクソスの全集のヴィト盤です。ホルヴァートは爆演といわれましたが、共感と熱っぽさはもちろんありますがトンデモ演奏というわけではありません。ただし、カップリングのナヌートの1番の方が録音もよく、お気に入り。スヴェトラーノフ盤は、ある意味最強。ドスの利いた重低音やマックス最大限からなおも振り絞ってくるクレッシェンドなど、すべてが想像以上です。弦は対向配置で録音も優秀。ヴィト盤は、この曲で初めて抵抗なく聴ける!と思った演奏。全般にやや遅めで、精緻なアンサンブルは他の追随を許しません。このほか、過去にはブロムシュテット盤も買ったことがありますが、すぐ処分しました。草食系の爽やかな演奏を期待しましたが、全然つまらなかった。むしろ3番ならいい演奏になったかもしれないのに、なぜ2番……。


前置きが長くなりましたが、クーベリックの2番は、全体的に速めのテンポでCD1枚に収まっているのがまずポイントです。第1楽章は引き締まっていて筋肉質。アゴーギクはありますが率直でもったいぶらない。第2楽章では、主要主題のズンチャッチャというところをきっちり締めることで、この曲の舞曲的な要素を強調しており、新鮮です。第3楽章はよどみなく流れ、決めるべきところはしっかり決めます。各声部の絡み具合が素晴らしく、弦の対向配置も効果的。第4楽章のアルト独唱はノーマ・プロクターで、温かみのある声です。第5楽章、テンポは総じて速いけれど、ここまでくると慣れてきます。編成が大きいからか、1番のときに感じたホルンや低音系の不足はありません。ソプラノ独唱はエディト・マティス。凛として張りのある歌唱は、曲によっては強すぎると感じる場合もありますが、ここでは理想的。合唱も含めて充実した終曲です。
 

録音は、大編成だから難しいと思われそうですが、1番よりも成功していて、不満がありません。

posted by みっち | 20:32 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
クーベリックのマーラー交響曲第1番

・マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
・マーラー:「さすらう若人の歌」
 1. 恋人の婚礼の時
 2. 朝の野を歩けば
 3. 僕の胸の中には燃える剣が
 4. 恋人の青い目


ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン独唱)
ラファエル・クーベリック指揮、バイエルン放送交響楽団

 

録音:1967年10月、1968年12月(さすらう若人の歌)
クーベリック グラモフォン録音全集ボックスより

 

クーベリックのグラモフォン録音全集から、マーラーの交響曲全集を聴くことにします。まずは第1番から。CD27枚目に「さすらう若人の歌」とともに収録されています。「巨人」の標題は、ジャケットにもブックレットにも "Titan" と明記されているので挙げました。1967年の録音ですが、1番よりも前に9番、3番が録音されており、これがシリーズ3つ目ということになります。9番から始めるあたり、この全集プロジェクトに対するクーベリックの自信の現れと見ていいのではないでしょうか。


前もって言っておくと、LP時代にみっちはクーベリックのマーラーを3番(10番)、7番、8番、9番と聴いています。1番はAuditeのライヴCDで聴いたような気がしますが、手元に残っておらず、処分したのかもしれません。
 

第1楽章序奏は神経質にならず、素朴に始まります。バイエルン放送響は温かみのあるサウンドで、安心感を覚えますね。だれかがクーベリックのマーラーを「ボヘミア的」と評していたのを思い出しました。ホルンがすごい弱音を聴かせます。この楽器は小さい音が難しいはずですが、よほどの名手か? チェロの第1主題はくっきり、ファゴットの絡みも聴かせて素晴らしい。フルートの響きもいい。クーベリックといえば「対向配置」で、1stと2ndでこんな掛け合いやってたのか、と弦楽セクションのステレオ効果も目覚ましい。ただ、盛り上がりの頂点での迫力にはやや欠ける面があるかも。これは演奏ではなく録音によるものでしょう。これについては後述します。
 

テンポは基本的にやや速めでサクサク進み、ところどころでアゴーギクが見られるものの、停滞することはありません。このあたりはドロドロ型(爆)とは違うマーラーです。第2楽章ではヴァイオリンの力奏が印象的ですが、逆に管楽器の低音系がちょっと物足りない。そういう場合は、スヴェトラーノフ盤を聴くといいかとf^^:。第3楽章も速めで、流れとしてはスムーズですが、終盤でヤケになったように速くなるところとの対比がもうひとつな気もします。


フィナーレでは、再びヴァイオリンが強力。トランペットも活躍しますが、ホルンとトロンボーンはもっと聞こえていいんじゃないかな。この曲というか、マーラーではとくにホルンが重要で、吹きすぎなくらい吹いていいと思うんですが、概して低音系が控えめな印象。そんなときはスヴェ(以下略)。とまあ、不満点も挙げましたが、いい演奏です。「さすらう若人の歌」が収録されているのもこのCDの特徴で、とくに第2曲と第4曲は交響曲第1番の第1楽章と第3楽章のそれぞれ元ネタあるいは姉妹編といっていいほど関連が深い。フィッシャー=ディースカウの歌唱も全盛期の見事なものです。
 

さて、録音ですが、ダイナミクスの幅がやや狭い印象があります。弱音からフォルテぐらいまでは問題ないのですが、最強音あたりにくると響きの厚みがいまひとつで、リミッターもかかっているのかなと。よくクーベリックはライヴがすごいみたいなことを言われますが、実はやってることはそんなに変わりません。違うのが録音で、ライヴでは編集の手を加えることが少ない分、クライマックスでのもうひと伸びが自然にわかってカタルシスを感じるのではないでしょうか。あと、再生装置によっても印象が変わります。実はみっちのメイン・オーディオでは違和感がそれほどないのですが、サブシステムで聴いたときはトランペットが飛び出して聞こえ、フィナーレなどトランペット協奏曲かと思うくらいでした。そうなると、相対的にそれ以外が弱いまたは不足となるわけで、クーベリックのマーラーについて「聞こえない」と評した人が過去にいましたが、原因はこれではないかと。グラモフォンの録音については、EMIなどよりもいいという印象がありましたが、このあたりは留意点ですね。逆にボールト・ボックスなど聴くと、EMIの面目一新f^^;。問題だったのはリマスタリングなどのソフト化の過程で、元の録音はよかったことがわかります。


ちなみに、第1番の録音でみっちのお気に入りは、ナヌート指揮リュブリャナ交響楽団盤だったりします。なんだそれ、っていわれそうですが、演奏も録音もいいので、機会があったら聴いてみてください。

posted by みっち | 22:16 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
ボールト/ロンドン・フィルほかによるブラームス作品集(その2)

・ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 作品90
・ブラームス:交響曲第4番ホ短調 作品98
・ブラームス:セレナード第1番ニ長調 作品11
・ブラームス:セレナード第2番イ長調 作品16
・ブラームス:アルト・ラプソディ 作品53


ジャネット・ベーカー(メゾ・ソプラノ)
エイドリアン・ボールト指揮、ロンドン交響楽団(第3番)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

 

録音:1970年8月13〜14日(3番)、1972年3月4日、13〜14日(4番)、1977年5月15日、7月19日、10月17日、1978年1月20日、4月2日、同26日(セレナード)、1970年7月15日(アルト・ラプソディ)
ボールトボックス「バッハからワーグナーまで」より(Warner Classics 6 35657 2)

 

ボールトによるブラームス作品の後半。ボックスの10枚目と11枚目で、これで最後となります。
 

3番のみロンドン交響楽団との演奏ですが、オケの差はそれほどありません。音色的にややニュートラルよりか。録音時期は4曲中でもっとも早く、このことからすると、この3番の出来のよさに感心したプロデューサーがブラームス管弦楽曲全集を企画したのかも。それで、契約の関係で以降はロンドン・フィルになったとか? 推測はともかく、きわめて説得力の高い演奏です。

 

第1楽章冒頭のF-A-Fの強靭な響きから、一気に持っていかれます。ネット上では「滋味あふれる」みたいな評価もありますが、ちょっと違うのでは? 確信に満ちた進行とぎっしりと充実した響き、男性的な魅力とはこのことでしょう。第1楽章の小結尾では聴感上の拍と楽譜の拍とがずれるのですが、ボールトの指揮だと微妙なギクシャク感でそれだとわかります。第2楽章はもったいぶらずにすいすい進みます。第3楽章は淡々とした流れから哀愁がにじみ出てくる、背中で語っている感じの音楽。終楽章での落ち着いたテンポは2番と共通しています。1番、2番と聴いてくるとボールト流にも慣れてきて、インテンポが当たり前のように感じてくるのですが、小結尾では速くなります。再現部でも同様なので、ボールトの設計どおりなんでしょうけど、ここだけちょっと普通になった感もあります。


比較対象として、スクロヴァチェフスキ盤を取り出しました。ミスターSがハレ管を振ったブラームスの交響曲全集は、みっちの中では代表的な演奏のひとつです。すると、いやあ、やってるやってる(爆)。ボールトの後で聴くと、デフォルメ具合が実によくわかります。タイム表示は以下のとおり。


・ボールト 13:08  8:32  6:03  9:08
・スクロヴァチェフスキ 13:54  10:15  6:39  9:34

 

どの楽章もボールトが速いと思うでしょうが、実はボールトがはっきり速いのは第2楽章ぐらいで、あとは基本テンポはそんなに変わりません。上でも述べたように、終楽章はむしろボールトが遅い。どういうことかというと、ミスターSは歌い込もうとして各所でタメ、楽章後半を引き伸ばし、と手練手管の限りを尽くします。それもまたよしf^^;。ちなみに、両者とも第1楽章の提示部は繰り返しています。
 

4番でもボールトは持ち味である構築性を全面に打ち出しています。この曲はブラームスの4曲の中でも各楽章がほぼ同じくらいの重みというか、高い水準でバランスしている点で、ある意味究極の造形ともいえるのですが、おかげでこれ以上のものを書けなくて最後になったかも、などと妄想したりします。それはともかく、ボールトは前半楽章を比較的速めのテンポで進め、決して詠嘆調になりません。それでいて十分に味わい深い。例えば、第1楽章の長調になるところで柔らかく膨らんだりといったアゴーギクがところどころで見られるのは、音楽への共感の現れでしょう。第3楽章ではリズムの輪郭を際立たせた力強いアクセントが素晴らしい。終楽章でも速めのテンポですが、終わり近く、ストレッタでたたみかけるように盛り上がっていくところで、踏みしめるように遅くなるのがボールト流。交響曲全集の締めくくりとしても印象的な幕切れといえます。
 

これも別の演奏と比べてみました。比較対象はフォンク/セントルイス響盤。フォンクは晩年にこのオケとブラームス、ブルックナー、チャイコフスキー、マーラーの各4番を録音しており、「フォンクの4番」シリーズを形成しています。今回ブラームスを聴いたところ、ライヴ録音とは思えない完成度の高さと曲に対する真摯で誠実な姿勢に感動。終楽章中盤のコラールでは、チェロなどが装飾的に上昇する音形のあまりの美しさ、優しさに思わず涙してしまいました。フォンクのこの4枚はみっちの宝物です。両者のタイム表示は以下のとおり。
 

・ボールト 12:29  9:55  6:24  10:15
・フォンク 13:37  11:17  6:39  10:07

 

ご覧のように、前半はボールトが飛ばしますが、スケルツォでフォンクが差を縮め、フィナーレではまくるという展開(なんのこっちゃ)。むろん、どちらもありです。
 

もう1枚のCDには、2曲のセレナードと『アルト・ラプソディ』が収録されています。録音時期からすると、セレナードはこのボックスの最も遅い録音で、ボールトは90歳近い。にもかかわらずセレナード第1番の速いこと。他の演奏をあまり知りませんが、この曲のイメージからして相当な駆け足になっています。それだけに、若き日のブラームスの湧き立つような感興が快活かつシンフォニックに表出されて、胸がすくようです。2番は編成を含めてもっと穏やかで渋いですが、こういう曲で強みを発揮するのがイギリスのオケf^^;。『アルト・ラプソディ』では、ブラームスの鬱屈した想いが音楽とオーケストレーションに反映しているようです。独唱・男声合唱も含めて美しい。
 

これで、ボールト・ボックス「バッハからワーグナーまで」全11枚を聴き終えました。エントリするにあたって、部屋のメイン・オーディオだけでなく、居間のサブシステムも使って繰り返し聴いたのはもちろん、比較のために他の演奏も取り出したりして楽しかった。ワーグナーでもブラームスでも、どちらかに関心があるなら必聴のボックスと断言します。とくにDiskyのブラームスをお持ちの方は、ぜひこれで買い直すことをおすすめします。耳が洗われます。

posted by みっち | 22:10 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |