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お気楽妄想系のページf^^; 荒らし投稿がつづくのでコメントは承認制としました。
サブシステムに管球アンプを導入したら

「こんにちは。Piano2を鳴らすCDレシーバーを探していますが、Aura Note一択ですか?」。「はいそうです。現存する希少なるステレオコンポーネントです。コンパクトに、スタイリッシュにというイメージならオーラで決まりです。でも、Pianoに繋ぐというなら、ぜひ真空管で鳴らしてやりたい。実はつい先日、Luxmanの掘り出し物が入荷し、棚に久しぶりに名品が並んだものだから、ついそう思ってしまいました」。というメッセージをショップと交わしたのが3月の初め。もともと不況のオーディオ業界、コロナ禍で追い打ちがかかった格好で、お店もずっと閉まっていて、直接会って相談することができませんでした。


わが家のサブシステムは、スピーカーをレシーバーで駆動するという簡素なものです。
 

・CDレシーバー:Kenwood R-K711
・スピーカー:Audio Begin 《Piano 2》

 

Piano2は、オーディオ・ビギンのオリジナルで、フルレンジ一発の小型スピーカー。いつかこれを高級レシーバーで鳴らしてみたい、というのが以前からの計画で、オーラ・ノートはみっちの「欲しい物リスト」に挙がっていました。そろそろ機は熟したと見て連絡をとったところ、ビギンの小山さんから管球アンプの提案があったわけです。これは頭になかったなあ。だけど、フルレンジ+管球アンプ=ヤバい、よさげ(爆)。
 

とりあえず試聴させてもらいに行きました。管球アンプは、ラックスのLX-360とSQ-38 Signatureの2機がありました。小山さんのおすすめは、LX-360。とはいえ、LX-360はいまからおよそ35年前、SQ-38 Signatureも25年前という古いモデルです。トランジスタアンプならとっくに修理不能でしょう。管球アンプは、メーカーの対応がなくても修理できる。これがまずメリットです。
 

お店を開けてもらったはいいけど、CDプレーヤーがなく、置いてあったブダペスト弦楽四重奏団のレコードを試聴しました。まずはLX-360。クリアでキレのある響き。音に力があるというか、主張がくっきりはっきりしている。次にSQ-38 Signature。こちらは比較的穏やかで陰影のある、みっちがイメージする「管球っぽい音」。と感想をいうと、本当に管球っぽいのはLX-360なんだそうでf^^;。えー? じゃあSQ-38のトーンはなんなの? よくわかりませんが、ブダペストSQの録音は美音というわけではないし、このあたりの判断は専門家に従うのが賢明かと。
 

かたやAura Noteも当たってもらったところ、なんとノートは生産終了になるとのこと。オーラよおまえもか。まだ手に入るそうですが、おそらく故障したら終わり。この不安要素は大きい。ただ、ラックスのアンプはいずれもでかい重い。コンパクトなレシーバーでないと、いま使っているイケアのラックに収まりません。すると小山さんから、ノートの予算でアンプ、CDプレーヤー、ラック、スピーカースタンドが全部そろうとさらなる提案が。はい、降参(爆)。もう抵抗できません。というわけで、アンプはLX-360、CDプレーヤーはDENONのエントリーモデル、ラックとスタンドはハミレックスのカタログからサイズの合うものということで、候補が決定。しかし、これで話は終わりませんでした。
 

まず、ハミレックスのカタログのラックはほとんどが生産終了になっており、現状スピーカースタンドとテレビ台ぐらいしか作っていないみたい。「生産終了」の文字がやたら目につくきょうこのごろ。どのメーカーも同じような状況らしい。みっちがメインシステムに使っているADK(朝日木材加工)にはまだ複数のシリーズがありましたが、ここはモノもいいけど高い(ーー;)。それでもADKならデザインも文句ないので、よほどこれでいこうかと思ったくらい。しかし小山さんの第2案で、ホームセンターで「ルミナス」というパイプラックのパーツを買って、自分で組み立てることに。出費は約2万5千円と、ADKの1/4の値段ですみました。見た目も悪くなく、リビングに置いても全然オッケーです。
 

ラックは用意できましたが、今度はCDプレーヤーが来ない。結局納入に1ヶ月かかりました。エントリーモデルなのに受注生産の高級機のような……。どうやら業界の不況だけでなく、コロナの影響で部品供給が滞っていることが原因だったようです。生産終了でなくてよかったよ。そんなこんなで、先日ようやく納品となりました。以下が新しくなったサブシステムの構成です。
 

・CDプレーヤー:DENON DCD-600NE
・プリメインアンプ:LUXMAN LX-360(管球式)
・スピーカー:Audio Begin 《Piano 2》

 

最初に、イブラギモヴァのヴァイオリンでイザイ「悲劇的詩曲」を聴きました。うひょー。試聴でもくっきりはっきりというのは感じていましたが、あらゆるところでピントがぴったり、ジャストフォーカス。ピアノも含めて音色やタッチなど変幻自在な表情変化が実に鮮明で、これぞヴァイオリン、まさにピアノ! スピーカーは同じですから、鳴りはもともとよかったんですが、ついに本領発揮? 一皮も二皮も剥けています。粒立ちと音像の定位にはスピーカースタンドも一役買っているでしょう。室内楽や声楽に関しては、もはや無敵といっていいのでは。小山さんによれば、この組み合わせならジャスやポップスなどジャンルも選ばないそうです。ただしフルオーケストラのような大編成はちょっと苦しい。詰まった感じになってスケールが出ません。まあそれはメインシステムにお任せあれ。へへ、これでリビングでお茶しながらでもハイクオリティな音で流せるし、メインとサブで持ち味の違いを楽しむこともできますぜ、旦那(爆)。
 

ちょっと気になるのは、電源を入れて半日も経つと、アンプの熱が上にたまって、CDプレーヤーまでアンプ並かそれ以上に発熱すること。CDをトレイから出し入れしようとして、熱気が手にきて驚きました。CDも相当温もっています。管球アンプが熱くなるとは聞いていたけど、ここまでとは思いませんでした。大丈夫かな。

posted by みっち | 23:48 | Audio | comments(0) | - |
新しいCDプレーヤー

わが家のメインシステムのCDプレーヤー、Wadia302の代替機が納入されました。YBA Genesis CD4です。去年Krelのパワーアンプが壊れたときに YBA Genesis A6を導入しており、フランスのメーカーの同一シリーズとなりました。こうなると、プリアンプもそろえた方がデザイン的に統一されてすっきりしそうですが、そんなお金ないって! 前回だけでも痛い出費だったのに、今回本厄ということで。後厄はなしで、ぜひお願いしたい。


Genesis CD4は筐体の上部にCDをセットする方式のため、ラックの天板に設置しました。トレイの出し入れがない分、故障要因は少ないでしょう。お隣は、レコードプレーヤー LINN SONDEK LP12。上部の蓋は手動で、2cm閉めれば再生可能ですが、実は閉め加減によって再生音に影響があるらしいのです。アナログレコードと違ってピックアップが光学系ですから、干渉を受けないという意味では全閉がいいはず。しかし試した結果、下の画像のように少しだけ開けた状態がいいような気がします。いや、気のせいと言われても仕方ないくらい微妙な差なのですが、完全に締めてしまうとやや息苦しい、かといってあまり開けると密度が薄くなる気がするf^^;。
 

最初に聴いたのは、パウル・クレツキ指揮フィルハーモニア管によるマーラーの交響曲第4番。ステレオ最初期の録音がどのように鳴るか、知りたかった。これが驚きの結果に。オーディオ・ビギンの小山さんからは、Wadiaに比べるとクラシック調だとはいわれていたのですが、予想以上でした。繊細な鈴の音に美しいフルート、滑らかで上品なヴァイオリン、どれもがいま生まれてきたような鮮度です。情報量が多く、各パートの分離や定位も明瞭、表情の豊かさが半端ない。極め付きはオーボエで、現代のオーケストラではもう聴けなくなった味わい深い音色。匂い立つようなオケではありませんか。
 

びっくりしたまま、次はエベーヌ四重奏団ほかのフォーレのピアノ五重奏曲、さらにガブリエル・フェルツ指揮シュトゥットガルト・フィルによるマーラーの7番、ハンス・フォンク指揮セントルイス響によるチャイコの「ロミオとジュリエット」など、お気に入りの音源を試しました。ポップスも聴きたくて、ハイ・ファイ・セットをかけてみました。どれも極上で、これはヤバイ。CD全部聴き直さなくては(爆)。途中から帰宅した奥方も一緒に聴いていましたが、「音符が立って聞こえる」、「低音がくっきりしている」などと感想を言ってくれました。
 

小山さんと話したのですが、Wadiaの場合、メインとなる楽器がフォーカスされて引き立つような傾向があったところ、YBAは全方位というか解像度が広範囲に高い。この情報量はパラドックス方式という独特のデータ読み取りの効果かもしれません。「横のつながりが良いから、弦はもちろんピアノでもレガートがきれい」ともいわれました。まさしく。以前にも同じCD4を買った人がいて、そのお客さんはタンノイのウェストミンスターを鳴らしているそうなのですが、ここまでの変化はなかったとのことで、使用スピーカーによっても結果は異なるようです。
 

なお、はじめのうち、CDのトラック2以降を選べない症状があり、最初の通電時に機器が完全動作しなかった模様。後で直ったのですが、ぶり返すようであれば、取り替えてもらえることになりました。というわけで、みっちのメインシステムが以下のように更新となりました。

 

・LPプレーヤー:LINN SONDEK LP12
・カートリッジ:Benz Micro MC Gold
・CDプレーヤー:YBA Genesis CD4
・プリアンプ:Shelter Model 404-2(管球式、フォノイコライザー付)
・メインアンプ:YBA Genesis Power6
・スピーカー:Audio Begin JULIA

 

○JULIAの構成
・ドライバー:JBL 2425H
・ホーン:JBL 2370A
・ウーハー:JBL 2226H

posted by みっち | 21:36 | Audio | comments(0) | trackbacks(0) |
本厄の日々

気がついたら一週間のご無沙汰。この間、いろいろありまして。今年はおみくじがやばかった上に、本厄らしい。


まずは、CDプレーヤーが入院しました。クーベリックのシューマンを聴こうとしたところ、Wadia302がCDを読み込まなくなりました。前々から兆候はあり、電源を入れ直したりしてだましだまし使ってきたのですが、今回はその手も通用せず。読み込まないだけでなく、中で高速で回転する音と異臭までしてきたため、ショップに連絡して引き取ってもらいました。すでにメーカーの対応は終わっており、直る見込みは薄い。ショップによると、この機種の故障は3年前ぐらいがピークだったそうで、よく持った方だといわれました。とはいえ、来るべきものが来たのだとしても、去年のパワーアンプに次ぐ事態で、痛いよー。
 

職場では、目の前の同僚二人が相次いでインフルで倒れました。みっちも咳が出始めており、これはもらったかと思い、木曜日の午後に病院で診てもらったところ、インフルではないことが判明。ええええー、ただの風邪? なんかまぎらわしいというか乗り遅れたというか、ダサくない? まあ週末はオケの指揮トレなので、インフルなら出られなかったところ、とりあえず参加可能に。
 

土日の指揮トレは、6年ぶりの田中一嘉先生。みっちが北九響に入って最初に出会った指揮者でもあります。初めがこの方だったからいまだに続けられていると思う。初回ということもあり、各曲ひととおり通して演奏したのですが、思いの外出来がよかったらしく、かなり細かいところまで突っ込んだ指導をいただきました。オケの反応に手応えを感じておられたようで、時間もギリギリまでみっちり。おかげで疲労困憊のみっち。半分ビョーキがホンモノに(爆)。気温の変動も激しかったようです。
 

けさは激しい頭痛で目を覚ましてからは寝られず。直接的には咳が原因でしょう。もともと頭痛持ちではあるのですが、ここんとこ発作がありませんでした。今回は光にも痛みを感じるほどで、朝食もあまり食べられませんでした。午前中はどうしても抜けられない仕事があったため、ヘロヘロ状態で出勤し、なんとかこなして早退。
 

居間のサブシステムで、ぐたーとしたまま、ブラームスの弦楽五重奏曲第2番の聴き比べf^^;。といっても、メロス四重奏団とハーゲン四重奏団の二つだけでしたが。2nd ヴィオラにはどちらにも名手ジェラール・コセが入っています。メロスは、第1楽章のチェロがイマイチ、いやイマニ。というのも、まわりがうるさいから聞こえない。この曲はチェロが独奏楽器といってもいいくらいフューチャーすべきなのに、とくに1st ヴァイオリンがバカじゃないの?といいたくなるくらいキンキン声でがなります。コセはさすがにうまいけど。おかげで、第1楽章のみでうんざりして終了。頭痛が増すわ。メロスって、こんなんだったっけ? ロストロとのシューベルトの弦楽五重奏曲はよかったような記憶があるんだけどなあ。
 

ハーゲンは、チェロのクレメンスがかっこよく聴かせます。周囲もコントロールされた響きで、合奏としても優れています。ちょっとダイエットし過ぎで細身になってしまうところがありますけど。録音がもう少し残響を生かしていれば、また違った印象になったかも。第2楽章のヴィオラ(これはコセ? それともヴェロニカ?)の節回しなどもさすがのものがあります。この曲は、第3楽章だけが不満なんですよね。ブラームスにしてはぬるい。もっとこう、短くてもいいからアクセントの利いた曲がほしかった。などとやっているうちに、かなり落ち着いてきました。

posted by みっち | 21:52 | Audio | comments(0) | trackbacks(0) |
オーディオ・メインシステムが復活

パワーアンプの寿命で先月から聴けなくなっていたわが家のメインシステムが復活しました。新しくやってきたパワーアンプは、YBA Genesis Power6。あれ、プライマーじゃなかったの? これにはわけがありましてf^^;。


先日のエントリで、オーディオ・ビギンの小山さんから勧められたのが Primare A32 でした。その後、管球式アンプも含めて改めて検討しました。小山さんがいいと思うアンプに、FMアコースティックスとアンプジラがあるのですが、FMアコースティックスは価格的に論外。ここ、100万円以下はないそうです。アンプジラは、ブルースなどを聴くには最適だけど、クラシックには合わないらしい。ちなみに、スピーカーを壊すこともある危険なアンプだそうです。あと、シンドウもよかったのですが、現在のラインアップではお勧めできるものがないそうで。というわけで、やはりプライマーということで話を進めていました。
 

ところが、いざ注文しようとしたところ、A32が製造中止になっていたそうです。あーれー。いろいろ探しても入手できそうにないということで、最初に候補として挙がっていたYBAに話が戻ってきたわけです。いかんせん値段が高いので、代理店と交渉の結果、アクセサリなどを小山さんがいろいろ買い上げたのと引き換えにかなりの値引きが実現したという。
 

きょう納品となり、この機会に再点検してはんだ浮き(経年変化ではんだ付けの中が空洞化してしまう現象で、見た目にはわからないそうです)なども修正してもらったプリアンプとCDプレーヤーも、新しいパワーアンプとともに帰ってきました。上の画像が復活したメインシステムの中央ラック部分。YBA Genesis Power6は、左下の黒い筐体です。クレルはごつかったので、ラックの上にしか置けませんでしたが、YBAはいい具合に収まりました。

 

このアンプ、筐体横の放熱フィンを上から見ると、YBAのロゴ状にデザインされているのがユニーク。カタログでもこれが特記されてウリになっているのですが、効果があるのか不明f^^;。ラックに収めると見えないしねー。電源スイッチは、筐体の底板の左側に付いています。WadiaのCDプレーヤーのスイッチは背面パネルだし、変なところばっかり。

 

セッティングが終了し、ボールトのブラームスやヴィトのマーラー、シフのシューマン、大貫妙子などを聴いてみました。一言で言うと、弾むような音。しなやかな弾力感があって、前に出てきます。ヌケがよく、爽快な高音域とも相まって、躍動感に満ちています。人の声がまた血肉が感じられて素晴らしい。スケール感はクレルの方があったかもしれませんが、音楽表現という意味ではYBAが優秀だと感じました。小山さんの話では、トランジスタアンプは「火」を入れて8時間ぐらい(これに対して管球は30分)で本調子とのことで、まだまだよくなるはず。

 

というわけで、以下は更新されたメインシステムの構成です。


・LPプレーヤー:LINN SONDEK LP12
・カートリッジ:Benz Micro MC Gold
・CDプレーヤー:Wadia 302
・CDマッチングトランス:Shindo Laboratory AROME(位相切り替え付)
・プリアンプ:Shelter Model 404-2(管球式、フォノイコライザー付)
・メインアンプ:YBA Genesis Power6
・スピーカー:Audio Begin JULIA

 

○JULIAの構成
・ドライバー:JBL 2425H
・ホーン:JBL 2370A
・ウーハー:JBL 2226H

posted by みっち | 13:46 | Audio | comments(0) | trackbacks(0) |
パワーアンプがやっぱりダメだった

入院中のメインシステムのパワーアンプ、クレルKSA-100sですが、結論からいうと、もはや手の施しようがない状態で、処分となりました。オーディオビギンの小山さんがシャーシを開けたところ、コンデンサーの液漏れで基盤がびしょ濡れだったそうで、ショートしてるだろうし、このまま鳴らしていたら爆発まではいかないまでも煙ぐらいは出ていたとのお話でした。マジですか! もちろんいくらかかかってもいいというんだったら直せないことはないそうですが、それなら買い直した方が安くつくような状況。


うむむ。ちょうどわが家のエントっ子が大学に入学して、これから東京暮らしが始まるというときで、タイミング悪し。しかし、このままではスピーカーのJuliaほか、ほかの装置がまったくのムダになるため、なんとか替えのアンプを探したいところです。ちなみに一緒に入院したプリアンプは全く問題ないらしい。「久しぶりに聴いたけど、相当いいね!」と小山さんに太鼓判を押してもらいました。
 

で、前回候補として挙げてもらった、プライマーとYBAの話になりました。この2社以外では、100万円以上になるとのことで、事実上の一騎打ちです。おすすめはプライマーだそうです。中低音が充実していて、ドイツや北欧のクラシックによく合うとのこと。これまでのクレルと比べると、アメリカだけに派手系だったのがイギリス的なイメージになるらしい。一方のYBAもよく鳴るけど、オケでいうとやっぱりパリ管的で、響きが軽めらしい。重量も対照的で、プライマーが40Kg、YBAは20Kg。この歳になると、軽いアンプにも魅力を感じますがf^^;。なにより違うのは価格だったりする。定価で15万円ぐらい違います。ネットではどちらもあまり情報が見つかりませんが、プライマーはコストパフォーマンスがよいとの評価があり、YBAは逆にボッタクリとの評も(爆)。というわけで、ほぼ決まった感じもしますが、とりあえずはエントっ子を送り出してから、もう一度ゆっくり考えようと思います。

posted by みっち | 16:25 | Audio | comments(0) | trackbacks(0) |
パワーアンプがそろそろ限界

わが家のメインオーディオシステムのパワーアンプ、クレル KSA-100sの調子が悪くなってきました。以前から左チャンネルから音が出なくなったりしていたのをだましだまし使っていたのですが、今度は右チャンネルで音が大きくなったり小さくなったりし始めました。スイッチを切ったり入れたりして回復することもありますが、どうもご臨終が近そう。


とりあえず、プリアンプともどもオーディオ・ビギンの小山さんに引き取ってもらいました。原因を調べて、交換部品が見つかるかどうか当たってもらえるとのこと。しかし、クレル社の部品供給がストップしてからもう何年も経っており、見通しは厳しいでしょう。リビングにサブシステムがあり、CDを聴くことは一応できますが、人がいると自由に鳴らせないわけで。

 

もし買い換えるとなると、どんなアンプがあるのか小山さんに聞いたところ、クレルを始め、アメリカのメーカーはどこもダメになったとかで、プライマーかYBAがいいということです。プライマーはスウェーデン、YBAはフランスのメーカーですが、実物を見たこともありません。お金がいくらかかるのかは別として、とりあえずネットで画像があったのを付けてみます。上がプライマー A32、下がYBA Genesis Power6。どんな音がするんでしょうねえ。イメージ的には、プライマーは緻密で陰影豊か、YBAは艷っぽく華やか、でしょうか。

posted by みっち | 16:14 | Audio | comments(0) | trackbacks(0) |
CDマッチングトランスとケーブル
日曜日の夕方、みっちが懇意にしているオーディオ・ビギンの小山さんが家に来られました。前回のオーディオ復活時、実はプリ・パワー間の距離がぐっと近くなったため、それまで使っていた5mもののピンケーブルを使う必要がなくなり、ちゃんとしたのができるまで、とりあえずあり合わせので繋いでいました。あと、CDマッチングトランスを繋ぐケーブルにも不具合があるっぽいのでこれも取り替えようということで外していたのでした。

ちなみに、このCDマッチングトランスは、管球アンプで有名なシンドウ・ラボラトリのアロームという製品に小山さんが独自の工夫を凝らしたもので、背面の切り替えスイッチなどの工作が面倒くさいのでしばらく作ってなかったそうですが、最近復活して再ブームらしいf^^;。

で、まずは外していたトランスを新しいケーブルで繋ぎ直してCD再生したところ、片チャンネルしか音が出ません。むうう、これは、どうやらケーブルじゃなくてトランス本体かその端子が犯人だったっぽい。というわけで、今度はトランスが引き取られて入院f^^;。患者が絶えないな(爆)。それにしても、片チャンネルだけとはいえ、その再生音はトランスなしの状態とは全然次元が違うもので、これが万全ならどうなるのか、またのお楽しみに。

そういうわけで、この日はプリ・パワー間のケーブルのみ交換しました。交換前の赤白ケーブルが見るからにか細くて貧弱な奴だったというのもあるんですが、いやあ、違うもんですね。明らかに情報量が多く、品位が高い。ケーブルで音が変わるわけないわけない(爆)。ただ、どう変わるかはケーブル次第で、変わることが=「よくなる」ではないことに注意。ある種使いこなしの範疇ということをわきまえていないと、これが目的化して「電線病」になる恐れがありますf^^;。それはそれで楽しい世界かもしれませんが、オーディオアクセサリにはオカルト商法まがいのものもあり、散財して後悔先に立たず、ということにならないよう、お気を確かにf^^;。
posted by みっち | 22:52 | Audio | comments(2) | trackbacks(0) |
メインシステム復活
わが家のオーディオについて、オーディオ・ビギンのオリジナル・スピーカー《Julia》のウーハー交換からプリアンプの入院までエントリしていたところですが、このほどプリアンプが退院して戻ってきましたv(^^)。

この機会に、1階リビングの劉表領新野で「髀肉之嘆」をかこつていた劉備を2階のみっち部屋に入蜀させることにしf^^;、ビギンの小山さんと二人でジュリアを抱えて階段を上り、再設置しました。小山さんの話では、最近どういうわけか、ジュリアの1階から2階への引っ越しがみっちを含めて3件立て続けだそうです。すみませんねえ。

というわけで、ついに復活したメインシステムの全貌を画像でご紹介です。わーい、パチパチパチ。ラックとスピーカーがくっついたので、これまで離れた場所に置いていたパワーアンプKRELL KSA-100sもラックの上にでんと乗って存在感を示しております。おかげでプリ・パワー間は、これまでの5mもののケーブルが不要になり、臨時に小山さんが用意してくれたピンケーブルでつないでいます。それでもラックの後ろがケーブル類でてんやわんやなのは見ないふりしよう(爆)。

さて、その音ですが……。ひとことでいえば、美しくも深い。20年越しのネットワーク改良のなせる技ですかねえ。サブに使用しているビギン・オリジナル《Piano 2》も、屈託のない鳴りっぷりの良さが魅力的なモデルですが、ジュリアには緻密さ、表現の幅の広さ、定位、臨場感、あらゆる音楽的な深みが備わっています(もちろん値段も桁違い)。FM放送をごく小さい音で鳴らしていても、決して刺激的ではないのに誘因力というか、引きつけるのでBGMには向かないくらい。小山さんによると、ジュリアのネットワークは、作るのが非常に難しい「対称型」であり、上位モデルの《Rose》ですら「非対称型」なので、ジュリアにしかない世界があるらしい。

カプソン兄弟らによるフォーレ室内楽全集をかけると、それまでの印象が一変しました。まあ、同じ音源でも装置が変わるとガラッと印象が変わることはよくあることですがf^^;。全体に暖かい雰囲気の録音で、ピアノなどはややもわっとしてキレに欠けるという感じだったのですが、ジュリアでは全然不満がなくなりました。ピアノちゃんと鳴ってるし、しかもそれが聴かせる。要するに、再生装置やその環境次第で評価が変わってくるわけで、不用意に書けないんですよ。

ただ、プリアンプは管球式だったのでメンテで蘇った(小山さん、この件でシェルターの社長と久しぶりに話したそうです。震災で大変だったらしい)んですが、トランジスタだとそうはいかないようです。KRELL KSA-100sも、よそではすでに壊れて修理不能なところが多いとか。Wadia 302も挙動不審で、前回再生途中で止まったことを書きましたが、今回も最初再生ボタンを押しても反応がなくて焦りました。電源を入れ直したら動いたんですが、いつまでもってくれることやら……(ーー;)。
posted by みっち | 22:09 | Audio | comments(6) | trackbacks(0) |
オーディオの入れ替え中
現在プリアンプが入院中ですが、この機会に宝の持ち腐れ状態を解消するため、居間のメインシステムと2階のサブシステムを入れ替えることを決断、きょう半日がかりでオーディオラックを2階に上げました。

ラックには37インチのテレビを置いていたので、それを下ろしたり、ラックと2階に置いていたチェストと入れ替えるため、チェストを1階に下ろす作業もあり、重労働で疲れた。こういうときのお約束なのが、ホコリとの戦いです(爆)。10数年ぶりに機器を動かすと、後ろの配線あたり、もうすごいのなんの。ときどき掃除しとけ、っていう話ですが、そもそも稼働することが少ないので放置プレイ(こればっかり)になるんですよねf^^;。ホコリの中から、わが家のホビットが組み立てていたレゴやナノブロックのパーツが出てきました。こないだは、スピーカーのJuliaの箱の中から立体四目並べの玉が出てきたもんね(爆)。虫の死骸がなくてよかったー。

ともかく、ラックを2階に運んでレコードプレーヤーとCDプレーヤー、FMチューナーの仮置きまでやりました。まだパワーアンプとスピーカーが1階に残っていますが、いずれにせよプリアンプが退院しないと鳴らせないので、そのとき同時にやるつもり。サブシステムはまだ2階に置いておきます。
posted by みっち | 23:23 | Audio | comments(0) | trackbacks(0) |
ジュリア復活、しかし……
わが家のオーディオ・メインシステムの中心は、ビギンオリジナルのスピーカー《Julia》なのですが、居間に置いている関係で、稼働することがめったにありません。奥方とホビットがテレビを見るのがほとんどで、たまにDVDとかかけるときに鳴らしたりすると、効果音が迫真過ぎてかえって怖いっていう……。いや、だってこれ、映画館の音響よりすごいよね(爆)。

で、去年の夏ごろからウーハーのエッジ部分が経年劣化でボロボロになってしまい、これが2度目。以来、絶賛放置状態となってすでに半年でした。実は、ジュリアにはエッジの劣化しないユニットを使ったタイプも存在していて、ビギンの店頭で試聴できるのがそうなんですが、小山さんは、「もう全然違うからやめとき。車でもタイヤ交換するやろ」と。いやあ、タイヤより高い気がするんですが(爆)。

独身時代に金をかけたシステムも、こうなるとお荷物でしかないなあ、と思っていたところへ、ビギンの小山さんから連絡がありました。ジュリア完成以来、ずっと続けてきたネットワーク改良がついに終わったそうで、今年はスピーカー制作から離れて、ネットでブログでも立ち上げようかと思ってるとのこと。ついては、「あんたんとこのジュリアがそんな状態のままなのは不本意」なので、ウーハーの交換は実費もらうけど、ネットワークの調整はサービスでやってくれるという提案に、みっちはうれし涙にくれながらお願いしたわけです。

先日、わが家のジュリアからネットワークとウーハーが外されていき、「できた」ということで、きのう新しいユニットとネットワークが納入されました。さっそく試聴しようとしたところ、トラブル発生! ちなみに、わが家のメインシステムの構成は次のとおり。ええと、型番とか忘れてしまった(爆)ので、過去ログ探して再掲します。いずれも購入後20年ぐらいは経っている機器類で、いつ壊れてもおかしくない状況ではあったんですが……。

・LPプレーヤー:LINN SONDEK LP12
・カートリッジ:Benz Micro MC Gold
・CDプレーヤー:Wadia 302
・CDマッチングトランス:Shindo Laboratory AROME(位相切り替え付)
・プリアンプ:Shelter Model 404-2(管球式、フォノイコライザー付)
・メインアンプ:KRELL KSA-100s
・スピーカー:Audio Begin JULIA

○JULIAの構成
・ドライバー:JBL 2425H
・ホーン:JBL 2370A
・ウーハー:JBL 2226H


まず、CDプレーヤー。ブラームスの弦楽五重奏曲(アマデウス四重奏団)をかけたところ、CD読み込みはできたのですが、再生すると1分すぎで止まってしまいます(ーー:)。ワディアのCDプレーヤーはいまとなっては修理不能だそうで、これは大変なことになった。ただし、ほかのCDを試したりしているうちに、CDプレーヤーの不調はしばらくすると直りました。暖まってきたのか? 長時間通電していなかったため? よくわかりませんが、ともかく最悪の事態は当面避けられました。

さらに、左チャンネルから音が出ません(ーー:)。片鳴り状態は古いアンプにわりと見られる症状で、実は放置以前からちょっとその気配があったんですよねf^^;。そのときはしばらくすると鳴りだしていたんですが、今回は、いろいろやってもかすかに歪んだ音が出るだけ。これはプリアンプが原因のようです。シェルターという、栃木県だったかのガレージメーカー製で、ここももはやアンプを作っていないそうですが、幸い真空管なので、取り替えればなんとかなるらしい。この日はこのままにしておき、後日アンプだけ修理に持ち込むことにしました。

小山さんの指示でレコードプレーヤーでLPもかけてみました。果たして動くのか(爆)。リヒター指揮でバッハの管弦楽組曲第2番を取り出したところ、アナログは健在でした。しかもPhono入力からは左右チャンネルとも立派に鳴ります。なんでだ? ていうか、なんて素敵な音なんだ! CDの片チャンネル状態も含めて、やっぱジュリア聴くと、小型の「プルート」や「ピアノ」は比較になりませんね(金額もだけどね)。クレルのパワーアンプも大丈夫でした。この件は、また報告したいと思います。
posted by みっち | 18:56 | Audio | comments(2) | trackbacks(0) |