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ヴィト/ワルシャワ・フィルほかによるブラームスのドイツ・レクイエム

・ブラームス:ドイツ・レクイエム 作品45

 

クリスティアーネ・リボー(ソプラノ独唱)、トーマス・バウアー(バリトン独唱)

ワルシャワ・フィルハーモニック合唱団

アントニ・ヴィト指揮、ワルシャワ・フィルハーモニック管弦楽団

 

(NAXOS 8.573061 2012年8月27-29日、ワルシャワ・フィルハーモニックホールでの録音)

 

先日、ウルバンスキ指揮NDRエルプ・フィルの演奏会に行って感心したことをエントリしました。このとき、ウルバンスキ←ヴィト←スクロヴァチェフスキというポーランド人指揮者の系譜があることを知り、ヴィトの指揮にも興味を持ちました。ヴィトは、ナクソス・レーベルに合唱曲やマーラーの交響曲などの録音があるようです。ナクソスは、正直これまでほかのレーベルでは入手できないような場合でないと手を出さなかったレーベルで、ナクソスかよー、って感じでどうしようかしばし迷ったくらいですが、今回大いに認識を改めました。食わず嫌いはよくないねf^^;。

 

ドイツ・レクイエムを選んだ理由は、ヴィトが比較的大規模な合唱曲を得意としているようであることと、この曲のCDは激安レクイエム・ボックスに入っている1枚しか手持ちがなく、もう1枚くらい正規盤で持っていてもいいだろう、ということで。これが素晴らしかった。木管を精妙に聴かせるオケのバランス取りの点で、スクロヴァチェフスキを思わせるところもあるのですが、音色的には穏健でギスギスしません。全体に端正な造形ながら、第2曲や第6曲など緊迫した場面での威力も十分。テンポは曲が曲だけにこれだけでは判断がつきにくいですが、みっちがひいきにしているハンス・フォンクと似たタイプではないかと感じます。つまり、これみよがしな派手なことはやらないが、音楽の深いところからの共感が表出されて、とても説得力がある。

 

合唱は、ノン・ヴィブラート。このためソプラノが若干フラット気味に聞こえる箇所がありますが、ヘタというわけではありません。温かい声質でオケとのブレンドがとてもいい。一方、独唱はヴィブラートも含めて情熱的な表情を見せており、かといって浮いた感じはなく、むしろ単調にならない役割を果たしています。とくにバリトンは美声で魅力的。

 

全体に内省的で、シューマンの合唱曲の影響を受けながらも、若きブラームスの熱い思いがそこかしこに立ち上る、そういったこの曲の魅力を十全に引き出した演奏です。昔のナクソスの録音は人工的という印象がありましたが、この録音は違和感がなく、演奏の魅力をよく伝えています。心なしか、ジャケットデザインも高級感が漂ってきたような……。みっちの奥方がこのCDを気に入っており、このごろ時間があるとリビングのサブ・システムでかけています。癒やされるそうで。

 

こうなると、マーラーの交響曲も聴いてみたくなりますね。ちなみに、ウルバンスキのCDも同時に買ったのですが、こっちは20世紀ポーランドの作曲家ルトスワフスキの知らない作品で、エントリしてまでものがいえない状況。演奏と録音はいいと思うけど、曲がわからない(爆)。

posted by みっち | 17:37 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
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