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クーベリックのマーラー交響曲第4番

・マーラー:交響曲第4番


エルジー・モリソン(ソプラノ独唱)
ラファエル・クーベリック指揮、バイエルン放送交響楽団

 

録音:1968年4月
クーベリック グラモフォン録音全集ボックスより

 

クーベリックのグラモフォン録音全集から、マーラーの4番です。CD31枚目に収録されています。ここまで聴いてきて、テンポが速めで筋肉質、というのがクーベリックのマーラーの特徴かな、と思います。この4番も同様。それもあってか、全体にいい意味で小ぶりな印象があります。


とくに速いのは第1楽章でしょう。ただ、速いというのは相対的なもので、他の演奏には妙に遅いものがあってそう感じるわけです。音楽的には、むしろクーベリックのテンポは妥当でしょう。遅い例でみっちが知っているのは、スヴェトラーノフやルイージなどですが、これらは解釈的にちょっと斜め上というか、いや斜め下か(爆)。怖い感じの音楽になっています。
 

マーラーの音楽には、いろんな楽器が分担しあってフレーズのひとつの流れを形作るという特徴的な手法がありますが、クーベリックの場合、そういうときにこれがメロディーですよ、といったわかりやすいバランス取りをしない、ということがあります。例えば、第1楽章展開部の終わり近く、5番を予告するトランペットが出ますが、ここでクーベリックは木管や弦をしっかり鳴らしていて、トランペットだけの線にしていません。いろんな音が聞こえて面白い反面、旋律線が明確でなく洗練やスマートさに欠けるともいえます。3番で「一見無造作」といったことがここでも当てはまります。クーベリックのマーラーに対する「ボヘミア的」という、わかったようなわからないような形容も、このあたりの「素朴さ」が理由になっているのではないでしょうか。
 

第2楽章も活気のある音楽。弦を2度高く張った独奏ヴァイオリンのキーキーした響きが、楽章後半では通常の調弦に戻る変化もよく出ています。第3楽章では弦楽主体の暖かく柔らかな音色が好ましい。最後の急激な頂点は軽く、スヴェトラーノフの「天罰」のような強烈さはありません。終楽章でソプラノ独唱を務めるモリソンは、クーベリック夫人です。歌声はそれほど特徴的ではありませんが、表情は豊か。クーベリックが作る世界によくはまっています。
 

この曲にはクレツキ/フィルハーモニア管、フォンク/セントルイス響という、みっちには双璧というべきお気に入りがあり、クーベリック盤がこれらを越えるもしくは割って入るほど魅力があるかというと、そこまでではありませんでした。

posted by みっち | 20:13 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
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