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アイギストス

ウィキペディアの「アイギストス」を加筆改訂しました。


令和初の加筆、といいたいところですが、実は2月に「アトレウス」を加筆した直後から手を付けていました。でもその後面倒くさくなって放置。この連休中に仕上げないともうできなくなりそうな気がしたのと、「シノアリス」のデータ引き継ぎ失敗もあり、ここ2日くらい集中してようやくアップにこぎつけました。
 

アイギストスは、ギリシア神話でも代表的な悪役の一人でしょう。ミュケーナイの王アトレウスを殺し、その息子でトロイア戦争の総大将アガメムノーンを殺し、最期はオレステースに殺されるという、血で血を争うペロプス王家の末裔を象徴するともいえる人生です。ただ、アトレウスを調べているときに、それぞれの局面で登場するアイギストスがあまりつながっていない感じがしました。逆に、アイギストス目線からたどれば、一連の事件が一本のつながりとして浮かんでくるのではないか。そうした「行間」を埋めたい心理に駆られた、というのが執筆動機です。うまくいったかな?
 

彼の最大の転機はもちろん、牢に繋がれているテュエステースを殺せと命じられて、手にした剣からことの真相を知ったときでしょう。敵とされた男が実の父親で、父親と思っていたのが本当の敵だった。しかも、眼の前で自死した母親は、父親の娘だった。つまり自分は父娘の相姦によって生まれた子。彼の復讐者としての運命は初めから定まっていたわけで、これでダークサイドに落ちるなといわれても無理というものでしょう。
 

アイギストスは次いで、アトレウスの息子アガメムノーンも殺害します。ミュケーナイ王という大物親子を二代にわたって手にかけるという「手柄」は、悪役として最高クラスの派手な活躍なはずです。ところが、この事件の語られ方としては、密通相手の王妃クリュタイムネーストラーの方がだんだん中心的になっていき、逆にアイギストスは軽くなって、現在ではクリュタイムネーストラーのヒモみたいな存在にまで落ちぶれてしまっています。これはさぞかし無念ではないか。
 

現代であれば、ピカレスク・ロマンのような形で、彼の運命をより魅力的に描くことも可能なのでは? などと考えていました。あ、でも今後クリュタイムネーストラーやオレステースの記事加筆は期待しないで。『オデュッセイアー』や三大詩人のギリシア悲劇を読み直さないといけないか?というのが、放置の理由でもありまして(爆)。今回は読まずになんとかまとめました。ペロプス王家については、昔書いたペロプス、そしてアトレウスとアイギストスでだいたい書けたと思いますし。あと一人、違う系統でちょっと気になっている人物のスタブ記事があるんですが、どうなるかはわかりません。

posted by みっち | 00:03 | Wikipedia | comments(0) | trackbacks(0) |
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