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クーベリック/ベルリン・フィルによるドヴォルザーク交響曲全集(その3)

・ドヴォルザーク:交響曲第3番変ホ長調 作品10


ラファエル・クーベリック指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1972年10月
(クーベリック グラモフォン録音全集ボックスより)


クーベリックのグラモフォン録音全集から、ドヴォルザークの交響曲全集を聴いています。今回は第3番。ボックスの11枚目として、第5番とのカップリング。


作曲は1873年ということですから、第2番から8年経ちました。第3番はドヴォルザークの交響曲として初めて初演された作品ですが、出版は遅れて1912年とのこと。はじめは番号なしだったらしい。ワーグナーの影響からは抜けていませんが、構成的には大作主義から脱したようです。1番も2番も日の目を見なかったドヴォルザークとしては、このままではいかんと思ったことは確かでしょう。しかもこの曲は3楽章構成で、これはドヴォルザークの交響曲としても珍しい、というかこの第3番だけ。その分?第2楽章が長く、結局演奏時間は40分近い。それでも前2作よりはかなりコンパクトになりました。
 

音楽的にも変化が見られます。第1楽章は冒頭、弦と木管の第1主題が舞曲調かつ特徴的で、この曲でようやく口ずさめるような旋律が現れました。ただし、このメロディーは、ワーグナーの「リエンツィ序曲」を思わせますが。第2主題との対比もくっきりしており、わかりやすい。展開部やコーダでの扱いはまだまだ感がありますが、全体的にはまとまってきました。
 

第2楽章の主部は以前に逆戻り? 主旋律がはっきりしない情景的な進行が続きます。しかし中間部に入ると長調で緩やかな行進曲となり、ワーグナーの『タンホイザー』や『ローエングリン』を彷彿とさせます。主部が短く戻り、最後にもう一度行進曲になるのですが、主部のできがあまり良くないので、行進曲の中で長調のまま回帰させ、コーダに結びつければすっきりしたのでは? などと、アントニンくんに教えてやりたくなったり(爆)。
 

第3楽章は、ほぼひとつの素材で全体を作っている感じがあります。8分と短いし、求心的な結びになっているのですが、コーダがちょっと変じゃないですか? 転調がおかしなところへ行ってしまい、元の調に戻ってきた感じがしないまま終わってしまう。
 

というわけで、個人的にはようやく鑑賞に耐える作品になりかかってきた印象。もう一息でしょう。ベルリン・フィルの演奏は、変わらず立派なものです。

posted by みっち | 14:29 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
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