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お気楽妄想系のページf^^; 荒らし投稿がつづくのでコメントは承認制としました。
『ホビットの冒険』―帰りの旅
五軍の戦いが終わると、ビルボはガンダルフ、ビヨルンと帰途に着きます。闇の森は来たときとは違って中を通らず、北の端を回りました。ビヨルンの家からはガンダルフと二人連れで、裂け谷へたどり着いたのが5月1日だと書いてあります。「最後の憩い」館で、ガンダルフはビルボたちと別れたあと、白の会議が開かれ、闇の森の南の暗い隠れ家にかまえていた死人占い師を追い払ったことを語ります。

一週間の滞在後、二人は裂け谷を後にし、トロルの宝を掘り出して、ガンダルフと分け合います。ホビット庄に帰り着いたのは、6月22日でした。村ではビルボは死んだことにされて、お山の家財がせり売りにかけられているところでした。ビルボの帰宅は、サックビル・バギンズ一家との不和の始まりでもありました。
物語の最後は、何年かたって、秋の晩にガンダルフとバーリンがビルボを訪ねてきた場面で締めくくられます。バーリンは、湖の町の統領が、黄金を持ち逃げして荒野でのたれ死んだことを告げます。

トールキンは、五軍の戦いのあと、第18章「帰りの旅」と第19章「もとの古巣」の2章をあてて、ビルボの帰還と後日談を語っていますが、作中ビルボが自分の冒険を「ゆきて帰りし物語、あるホビットの休暇の記録」として書き記しているのと同様、冒険に「行く」だけでなく「帰ってくる」ことをかなり意識しているようです。これは、『指輪物語』でも同様で、というよりさらに重視されていて、ペレンノール野の合戦のあと指輪が棄却されてサウロンが滅んでから、さらに5章が語られます。
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posted by みっち | 22:55 | Tolkien | comments(0) | trackbacks(0) |
『小林研一郎とオーケストラへ行こう』
帯のコバケンがコワイです(爆)。炎のコバケンとの出会いは20年前にさかのぼります。
みっちが熊本県の八代市にいたころで、コバケン率いる日本フィルの演奏会を熊本市の芸術劇場で聴きました。メインはベルリオーズの「幻想交響曲」。あとで知りましたが、この曲はコバケンの「十八番」のひとつなのでした。それまでみっちは「幻想」を生で聴いたことがなく、この曲を長くて退屈だと思っていたのです。

曲の開始、コバケンが指揮棒を構えたところで客席のざわめきが収まらず、コバケンは棒をいったん下ろし、再び構えます。しかし、まだ咳などが聞こえます。客も客だけど、コバケン、ちょっと神経質になっているかなあ、と思っていると、コバケンが棒を下ろし、客席を振り返って「この曲は大変な集中力が必要ですので、みなさんもぜひご協力をお願いします」と告げました。演奏前に指揮者が客席に向かって注意をするのを見たのはこれが初めてでした。

今度は完全な、息詰まるような静寂のなかで、第1楽章が開始されました。あとはまったく圧倒されました。コバケンの凄まじい指揮ぶりはオーラを発し、それに見事に応えてオーケストラが表出するめくるめく世界。フィナーレではどこまで音が大きくなるのか恐ろしくなるほど鳴りきって、最後の一撃でこれほど打ちのめされた思いにさせられたことはありませんでした。
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posted by みっち | 18:54 | 読書 | comments(4) | trackbacks(0) |
シンジラレナーイ!!
北海道日本ハムファイターズ日本一おめでとう! そして、新庄選手ありがとう!!

札幌ドームで胴上げが見られたらいいなと思っていたのですが、その通りになりました。

第5戦は第1戦同様、川上に抑えられていましたが、5回裏稲田の2塁打、鶴岡の送りバント、金子の同点スクイズで1点をもぎとったことで流れを引き寄せました。その後もダルビッシュが簡単に先頭打者を出すので、おいおいと思わせながらも、投球自体は危なげがなく、ドラゴンズにはかえって嫌な展開になりましたね。

セギノールの一発は内角の厳しいコースでしたが、川上に疲れがあったかもしれません。8回裏の稲葉のソロがダメ押し。この一発でMVPも決まりました。第4戦までなら、MVP候補は森本が有力だったでしょう。いまさらですけど「稲葉ジャンプ」、振動でカメラまで揺れてるんですけど、あれはどういう意味なんですか? まさか因幡の白ウサギとか?
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posted by みっち | 09:09 | お気楽妄想系 | comments(0) | trackbacks(0) |
グローヴズ/ロイヤル・フィルによる、ホルストの『惑星』

グローヴズの「惑星」。地味なジャケットが購入意欲をそそりますw・ホルスト:組曲『惑星』 作品32
・ホルスト:セントポール組曲 作品29

チャールズ・グローヴズ指揮ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団、フィルハーモニア女声合唱団
(ASV Resonance RSN3028)


冥王星の処遇(?)をめぐって世間の話題をさらった惑星の定義ですが、ラトルとベルリン・フィルの「冥王星」付ホルストの『惑星』、相当売れているらしいですね。キワモノは出す時期に注意、などとエラそうに指導したみっち、まったくの当て外れでしたf^^;。ごめんちゃい。最近みっちも買いました。もちろんラトルじゃなくて廉価盤なので、かわいそうな「冥王星」はなし(^^;)。

この曲との最初の出会いは、カラヤンとウィーン・フィルのLPでした。これはハマりました。いま思うと、かなりベタベタな表現だったような気がしますが、もうよく覚ていません。でも、この曲はそういう演奏も面白く聴ける、ということはいえると思います。

 

LP期にもう1枚買っていて、マリナーとコンセルトヘボウ管のものです。当時はマリナーの人気絶頂期で、いよいよ室内オケからフル編成のオケに進出、という話題盤でしたが、その後急速にマリナー人気はしぼんでしまいました。みっちはこの演奏も気に入りました。スペクタクル的な迫力にはやや欠けますが、オケの厚みと味わいのある響きが快く、フィリップスの録音もよかったと思います。

CDになってからは、2枚。ひとつはオーマンディ/フィラデルフィア管です。このコンビならゴージャスな演奏が堪能できるのでは?と期待したのですが、妙に抑制が効いた感じで、気に入りませんでした。オーマンディはこの曲の録音に積極的でなかったようで、あるいは嫌いだったのかもしれません。
もうひとつはスタインバーグ/ボストン響。別の曲を目当てに買ったCDにカップリングされていたもので、録音が古いせいもあるかもしれませんが、ずいぶんやかましい演奏でこれも気に入らず。

で、どこかに掘り出し物はないかなー、と探して見つけたのが、このグローヴズ/ロイヤル・フィル盤です。この『惑星』はいいですよ! これ見よがしな演出はありませんが、オケが鳴りきっていて、生彩ある響きから、音楽への圧倒的な共感が伝わってきます。

火星 ダイナミックな音響に圧倒されます。とくに金管の伸びのある咆吼が素晴らしい。ブリティッシュ・ブラスとはこういうものか、と思わせる輝かしさです。ラスト近くでオルガンの音をくっきり聴かせるのも効果的。
金星 高貴なホルンの響きはイギリスのオケならではかと。つづく木管がまたトロリとした感触でうっとりさせてくれます。
水星 軽妙で表情豊か。とくに後半聴かせます。
木星 正統派的演奏ですが、やはりノリが素晴らしい。中間部は豪壮でいうことなし。浸れます。シンバルが鮮烈。
土星 前半の主題部はあっさりめですが、その後大またでスケール豊かなクライマックスを築きます。
天王星 豪放磊落さがよく出ています。ティンパニも見事に決まっています。
海王星 繊細。女声コーラスは気がつかないくらいの音量で入ってきます。

カップリングは『セントポール組曲』で、弦楽合奏のための4曲。この曲は初めて聴きました。
ジーグ 伸びやかなリズムが快い。
オスティナート ミ・レ・ド・レという細かな繰り返しで曲が貫かれています。2拍子と3拍子が入れ替わるのが面白い。
間奏曲 リズムが弾んでいます。アイルランドのダンスを思わせます。
終曲 テンポの遅い悲歌調の部分と軽快で明るい部分が交互に繰り返されます。

演奏も録音(80年代と思われます)も、「極上」という形容がぴったりです。お手頃価格でこの曲をお探しの方に、おすすめ。どうしてこれほどの演奏が話題にならないんでしょう。

グローヴズは、他にロイヤル・リバプール・フィルを指揮したウォルトンの管弦楽曲集を持っていますが、これもノリノリの快演です。戴冠行進曲「王冠」なんか、カッコイイ!のひとこと。昔、日本フィルを振った演奏会も聴いていると思うのですが、この辺は記憶があいまいです。グローヴズの他の演奏も聴きたくなってきました。

posted by みっち | 18:52 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
マーラーの第9交響曲

ウィキペディアで交響曲第9番 (マーラー)の記事を改訂しました。今回も苦戦しました。苦労したのは「概要」の節と第1楽章のところです。実際、うまく書けたかどうか自信がありません。

この曲は、好き嫌いでいうと、そんなに好きではありません。少なくとも気楽に聴ける曲ではないでしょう。記事を書くためにCDを、いま全集を聴き進めているスヴェトラーノフ盤と参考としてギーレン盤で聴きましたけど、今回ほど集中して聴いたことはなかったです。

第1楽章は美しいと同時に、痛々しい音楽です。展開部で3回頂点を築いてそのたびに沈み込むところは、6番の終楽章を思い起こさせます。でも、そのあと葬送行進曲から第1主題が再現してくるので、6番のように打ち倒されたわけでもなさそうです。終わり近くのカデンツァ風の部分はいったいなんでしょうか。ここはとても印象的で、すごく気になるところですが、この部分についてうまく解説してある参考書は見あたりませんでした。

 

中間の二つの楽章は、あまり標題などにとらわれる必要はないと思うのですが、問題は第4楽章。
ここが感動的という人が多いようなんですけど、みっちにはいまひとつよくわからない音楽です。「死ぬように」終わる点では、わざわざ文字で書かずとも、第1楽章ですでにそういう風にも聞こえる音楽を書いています。それでは、この曲はいったいどういう位置づけなんだろう? この楽章は管弦楽が薄く、なんとなく未完成ぽい感じもします。マーラーはこれで完成だと思っていたのでしょうか。それとも、このあとも手を入れるつもりだったのでしょうか。いまとなっては答えはわかりません。というか、まだ聞きこみが足りないだけかも。

ともかく、マーラーの交響曲記事の改訂も、残すところあと1曲となりました。ざっと見た感じでは、10番の記事はかなり書き込んであって、付け足すことはあまりないかもしれません。冗長と思われる「作曲の経過」を中心に、構成を直してシェイプアップさせる予定です。

posted by みっち | 18:53 | Wikipedia | comments(0) | trackbacks(0) |
キリンビアパーク福岡
ビアファームからコスモス畑を見る日曜日にちょっと遠出して、甘木にあるキリンビール福岡工場に行ってきました。
ここには一千万本といわれるコスモス畑があって、いまが真っ盛りでした。ここのコスモスは大型で、花も大きいのですが背丈も人間並みです。ちなみに、コスモスの花は8弁なので、花びら占いを「好き」から始めると、必ず「嫌い」になりますf^^;。わが家のホビットの小学校では「好き、嫌い」でなく「来る、来ない」で占うらしいのですが、ホビットは「来ない」になったのに憤慨していました(爆)。

すごい人出でした。11時ごろ着いたとき、うへえ、と思うくらい多かったのですが、その後も次から次へと。天気も良かったしねえ。この日1日で何万人かにはなったのではないでしょうか。

わが家のホビットは、花より虫好きで、キリギリスを虫かごに入れている人を見て、自分も捕まえようとしていましたが、成功しませんでした。そこら中を飛んでいるミツバチが怖いらしく、それを気にしすぎたのが敗因でしょう(^^;)。キリギリスも見ましたが、大きかったです。
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posted by みっち | 18:34 | なんちゃってグルメ | comments(0) | trackbacks(1) |
楽器と弓を試奏
きょうはチェロのレッスンでした。音楽祭の曲目をさらい、バッハの無伴奏組曲第4番のアルマンドをはじめのところだけ弾きました。「まだまだです」というと、先生「そうですね」(ToT)。フォローなしですか、先生ーっ。

そのあと、先生が楽器店から借りているという楽器を弾かせてもらいました。D弦が深みのあるいい音がするのですが、なぜかG弦は濁ったようなくせのある響きで、これがなければねえ、ともったいない感じ。先生からいくらすると思うかと聞かれ、「100万円はいかないけど、自分のよりは高そう、60万円くらいでしょうか」といったら、答えは110万円でした。1947年製でウィーンの楽器だそうです。楽器選びはむずかしいなあ。

弓も試してみてといわれて弾いてみると、これは扱いやすく、みっちの弓より鳴りがいい。「いいですね」というと、これは50万円でフランス製でした。みっちの弓の倍の値段。いいんだけど、高い。

宝くじでも当たらないと、買えません。というか、その前に宝くじ買ってないって(爆)。
posted by みっち | 19:43 | cello | comments(9) | trackbacks(0) |
音楽祭に向けた練習メニュー
チェロの発表会が終わり、いまは11月の音楽祭に向けた練習メニューです。
曲は、チェロ四重奏用のモーツァルト『アヴェ・ヴェルム・コルプス』の3rd、パッヘルベルの『カノン』の2nd。

モーツァルトは、前半同音反復が多く、左手は楽f^^;、それだけに、ボウイングに気をつけようと思っています。中音域なので、浮遊感というか、雰囲気を出したいです。後半は半音階で微妙に転調していきます。1stのメロディを追いかけるところでは、柔らかく深めのヴィブラートをかけていい音出したい。最後は余韻が残るように。
みっちはまだヴィブラートをうまくかけられません。多用するものではないと思いますが、ここぞというときにはしっかり決めたいですね。

『カノン』は、1st、3rdと3度で動くところの音程とリズムをきっちり合わせたい。弾き方としては、もうちょっとなめらかさと軽さを出せるようなボウイングをめざしています。前回合わせたときは、メロディの弾き方が3人とも違っている気がしました。これはこれで個性の違いということで面白いのかもしれませんが、合奏がバラバラではまずいでしょうし。
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posted by みっち | 18:32 | cello | comments(0) | trackbacks(0) |
スヴェトラーノフ/ロシア国立響による、マーラーの交響曲第6番

・マーラー:交響曲第6番 イ短調

エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮ロシア国立交響楽団
(Venezia CDVE04234 12CD)


CDは7枚目に第1楽章〜第3楽章、8枚目に第4楽章と第7番の第1楽章が収録されています。中間楽章は、第2楽章がスケツォ、第3楽章がアンダンテという従来の順によっています。

この6番は、全集としてもっとも早い1991年に録音されています。スヴェトラーノフの「爆演」として知られる演奏で、暴力的ともいえる音響が次々に繰り出され、全集の中でも特異さを放っています。この特徴が、録音時期が早いこととの関係で、スヴェトラーノフの解釈の変化と見るべきものか、エンジニアなど環境面の違いなのか、まではよくわかりません。

録音は、全集の中では響きが乾き気味で、そのことがさらに演奏の特徴を強めているようです。同じエンジニアによる録音では9番があるので、全部聞いた後で、このことはもう一度考えてみようと思います。例によって弦は対抗(両翼)配置です。

 

第1楽章、テンポはふつう、それほど速くありません。最初の低弦の刻みは、弾むというより踏みしめる感じ。金管と打楽器は猛烈な威力があります。トランペットは切れ味抜群、しばしば突出気味です。ドスの効いたトロンボーンとともに凶暴性の表出に大いに貢献しています。でもホルンはやや引き気味で、この金管バランスが独特の響きになっています。ティンパニは、もうハンマー?(爆)といいたくなるような破壊的な打撃音で、圧迫感を伴います。第2主題では弦楽器が表情豊かに歌います。木管の細かい対旋律がかなりくっきりしているのも面白い。展開部でも、低弦の対旋律がものをいっています。中ほどで静まりかえる場面は、他の演奏だとアルプスのような山並みに牛が群れている、といった牧歌的風景を思い起こさせるところですが、カウベルやトライアングル、チェレスタの音がまた独特で、清涼感はいまひとつ。単なる「中休み」みたいな感じがあります。その後目を覚ましたようにまた暴れ出すわけで(^^;)。再現部ではチェレスタがよく聞こえます。第2主題の再現はたっぷり。ここでもトランペットがうなってます。結尾はさらに聞きもので、それまでもすごかったのが、まだ本気ではなかったと思い知らされます。全体的に、力強い低弦がアクセントとなっています。

第2楽章は、第1楽章のコーダの勢いをそのまま引き継いだような突進ぶりです。ここでは「重々しく」という指示があるのですが、スヴェトラーノフの場合、これを速度表示とは受け取っていないようです。確かに音響自体は重いので、速くても重けりゃ文句ないだろ!ということでしょうか。シロフォンや弦のコル・レーニョなども明瞭で、エピソード部分も含めて、オケの音色変化が楽しめます。ただ、情緒的ではなく、このところでアルマがいっているような、二人の子供たちが遊んでいて、その声が次第に悲しげになり、ついにはすすり泣きへと消えてゆく、みたいな風情は微塵も感じられませんf^^;。

第3楽章も、速めのテンポをとります。といってもメチャクチャに速いわけではありません。ここはアンダンテ・モデラートなので、スヴェトラーノフのテンポはある意味正しいともいえます。各声部の動きがよく捉えられていて、重層的に聞こえます。やっぱりホルンが引き気味なので、中間部の明るいところは、あまり視界が開けていない感じです。

第4楽章、序奏で鳴る鐘の音がガランゴロンではなく甲高い。序奏は止まりそうなくらい遅いですが、主部は打って変わって速く、一気呵成という感じで進みます。オケは第1楽章に呼応する激しさです。展開部の各頂点で叩かれるハンマーですが、前後のほかの楽器があまりにうるさいため、肝心のハンマーの音がよくわかりません(爆)。というか、そんなこと問題でないくらいの轟音です。この楽章では、演奏によって、最初のハンマーを最大の頂点と見て、以降次第に力が弱くなるような解釈(ギーレンなど)もありますが、スヴェトラーノフの場合は、後に行くほど盛り上がります。

ひとことでいうと、「男のマラ6」とでもいいましょうか。なんかヤバげな響き(爆)。情緒は薄いですが、オケはこれでもかというくらい鳴って、とても潔いです。この曲の硬派な一面を押し出したものとして、見事だと思います。そういう傾向としては、ショルティ鬼軍曹(爆)と一脈通じるところがあるかもしれませんね。全曲で80分切りますから、テンポが速い場面が多いということがわかると思います。

あと、この曲は中間楽章の配置が問題で、最近はアンダンテ−スケルツォという順が多くなっているようです。どっちが正しいということでもなさそうですが、スヴェトラーノフ盤では、各楽章の終わりと始まりのテンポに連続性があり、スケルツォ−アンダンテの順のメリットを感じさせます。

posted by みっち | 18:27 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
バートンと『ちいさいおうち』
綱引きの後遺症で体が痛いので、きょうは仕事を休みました。家の近くに保険の利く整骨院があって、月に2回くらい行きます。1回500円で、ぎっくり腰の予防になります。みっちは頭痛持ちで、その前触れで、視覚の一点から飛蚊症のような部分が徐々に広がる閃輝暗点という症状がときたま見えたりするのですが、その予防にもなっているようです。

で、その整骨院から家に帰って、ウィキペディアの記事をひとつ書きました。バージニア・リー・バートン『ちいさいおうち』で知られるアメリカの絵本作家です。わが家には『ちいさいおうち』の邦訳版(岩波書店)、英語版と『いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう』(福音館書店)があったので、それらの作者紹介を参考にしました。

『ちいさいおうち』の英語版は、印刷の違いでしょうか、邦訳と比べると色彩に深みがあります。この絵本は、子どもより、大人に訴えかけることが多いかもしれません。話の進行は単純ですが、時の流れを体感させてくれる点でノスタルジックだし、自分たちが進歩と思ってその代償に失くしてしまったものを思い出させてくれます。
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posted by みっち | 15:16 | Wikipedia | comments(2) | trackbacks(1) |