「Wikipedia:秋の加筆コンクール」にエントリした「アルゴナウタイ」、本文中の赤リンクを埋めようと、関連項目の「アイエーテース」、「プリクソス」、「アタマース」、「ピーネウス」を新規に書きました。書いている途中でなにかまた材料が見つかるかもしれない、と思ったこともあります。
アイエーテース関連でメーデイアについて読んでいるときに、アルゴナウタイの物語に黄道12星座のモチーフが現れることをニュートンが指摘している、というのをグレーヴス本で見つけました。ニュートンといえば、「万有引力」のあの人です。科学だけでなく神話の研究もしていたんでしょうか。これは面白いと思ったのですが、書いてあることの内容がよくわからない(ーー;)。しかも、12宮のうち、うお座に対応するものが欠けているのが痛い。意味がよくわからない部分は繰り返し読んで、「独自の研究」にならない範囲でだいたい意味が通る(?)ように加筆しました。
なお、うお座のモチーフについては、考えているうちに実は「答え」が見つかった気がします。が、それをウィキペディアで紹介するわけにはいかないので、コメントアウトf^^;。
こっちでは妄想OK(ていうか専門)なので書いておきます。セイレーンの島のエピソードでのアプロディーテーとブーテースが、うお座のモチーフとしてよく符合するのではないでしょうか。
これ以外に目立った加筆はできず、アポローニオスの『アルゴナウティカ』も結局入手が間に合わず、準備不足が悔やまれる結果となりました。考えてみれば、このようなスケールの大きな項目は、プロジェクトでも作って長期的にとりくむ対象であったかもしれません。というわけで、怪しげな記事として早くもコンクール脱落の予感(爆)。しかし、物語の原典のひとつとして重要な、ピンダロスの『ピューティア第四祝勝歌』をMaris stellaさんに新規記事として書いてもらえる見込みがついたのは、大収穫です。ご協力ありがとうございます。
コンクールとは別に、赤リンク埋めはもう少しつづけたいと思っています。アルゴナウタイのメンバーあと数人(イーダースとリュンケウス兄弟、アウトリュコス、アンカイオス、ブーテース、アウゲイアース、エウリュアロスあたり)と、金羊毛がらみでイーノーくらいは書いといた方がよさそう。