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お気楽妄想系のページf^^; 荒らし投稿がつづくのでコメントは承認制としました。
チェロの試奏
水曜日、休みを取って福岡に行ってきました。石田ヴァイオリン工房で、チェロを見せてもらったのです。

あらかじめ予算を伝えてあったので、すでに候補を2本用意してくれていました。さっそく弾かせてもらいます。おお、大きな音がする! しかもかなりいい音。でも、低音はちょっと下品というか、バリバリ出過ぎじゃない? 聞くと、A・D弦はヤーガー、G・C弦はスピロコア・ヴォルフラム(タングステン張りの高いやつ)で、とりあえず派手に鳴らせる組み合わせにしているのだそうです。オケではそういう需要なのだそうで、みっちのように一人で弾くことが圧倒的に多い場合とは、弦の選択も違ってくるようです。

一応、手持ちの楽器と弓も持って行き、自分の弓で弾いたのですが、なんか弓が負けている感じで、鳴らすのに苦労します。「これ試したら」といわれて取った弓は、素晴らしかった。これは気持ちいい。ていうか、これほしい! でも、聞くと、バザンという証明書付きのオールド弓だそうで、こんな弓買ったら楽器が買えません(爆)。手放せなくなるから、あんまり高い弓持たせないでくださいよf^^;。というわけで、再び自分の弓でやっこら弾いて確かめることに。

今回試奏できたのは、どちらも130年くらい前のフランス製だそうです。見た目は、最初の方が茶褐色〜黄色系。後者は深い赤褐色。楽器の後ろや側面は、いわゆる虎杢ではないし、年代物だけに表面もそんなにきれいではありません。これがイタリア製なら同等の楽器で50万ぐらいは高くなるそうです。そう聞くと、お買い得のような気もしなくはないf^^;。ラベルが貼ってあり、制作者リストに名のある作者なのだそうですが、ラベルはあとで貼られることも多いから当てにはできないといわれました。ただ年代的にそのあたりなのは間違いないということです。
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posted by みっち | 20:16 | cello | comments(0) | trackbacks(0) |
福岡市民オーケストラ第59回定期演奏会
・サン=サーンス:交響詩「死の舞踏」
・フォーレ(ラボー編曲):「ドリー」
・リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」

増井信貴指揮、福岡市民オーケストラ
2008年11月23日、アクロス福岡シンフォニーホール


みっちが博多まで演奏会を聴きに行くことはそう多くない、というか自分でチケットを買って行く機会がこのごろ全然ないぞ(ーー;)。今回も、行く予定だった方の都合が悪くなり、たまたま回ってきたもんでf^^;。

このオーケストラを聴いたのは今回が初めてだったんですが、なぜか見覚えのある顔がちらほら。チェロのトップは、去年マーラー9番に飛び入り参加させてもらったときにやはりトップを弾いておられたローランさんではありませんか! すみませんすみません。いままで違うオケにいらっしゃると思ってました(爆)。

そのマーラー以来のアクロス、やっぱりいい響きだ。北九州にはこんなホールはないと思います。演目は、どれもライヴで聴くのは初めての曲で、とくに「ドリー」の管弦楽版が聴けたのは貴重。

一階席のほぼ真ん中に陣取って聴きましたが、オケよかったです。アマオケということで低く見られがちでしょうが、全然遜色ないレベルだと思いました。ゲスト・コンサートミストレスということで、八尋祐子さんがフィーチャーされていて、最初のサン=サーンスからヴァイオリン独奏が活躍します。この方のヴァイオリンは気品があって、中低音も充実していて感心しました。

「ドリー」では、弦楽の繊細なアンサンブルがよく決まっていました。第3曲でヴァイオリンソナタ第1番フィナーレのメロディがちょっと顔を出すのがいいですよね。
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posted by みっち | 21:34 | 近況 | comments(2) | trackbacks(0) |
フォンク/セントルイス響によるブルックナーの交響曲第4番

フォンク/セントルイス響のブルックナー「ロマンティック」・ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」

ハンス・フォンク指揮、セントルイス交響楽団
2001年4月19日/21日、パウエル・シンフォニー・ホールでのライヴ録音
(Pentatone Classics PTC5186321)


フォンク/セントルイス響ライヴ第1弾で買ったもうひとつの盤。「ロマンティック」は有名曲だけに録音も多く、みっちとしてはヴァント/ベルリン・フィルの神がかり的ライヴが1枚あれば十分だと思っていました。それほど好きな曲というわけでもないしf^^;。しかし、フォンクのブルックナー録音はこれ以外にはなさそうだし、ブルックナーとマーラーの評価が高かったといわれれば、聴かないわけにはいきません。

ここでも、フォンクならではのブレンドされたオケの音色が好ましいです。「オルガン的」といわれるブルックナーのオーケストレーションがこれほどよく表現された演奏は少ないと思います。フォンクはブルックナーではとくに弱音に注意を払っているようで、弦のトレモロやフルートなどが繊細なピアニシモを聴かせます。金管もよくコントロールされていて、フォルテになると十分な重量感とスケールで弱音部分との対比を形作ります。欲を言えば、ホルンなど目立つ楽器の音色がニュートラルというか、もうひと味の個性・魅力がほしい気がします。

テンポはやはり中庸、極端なアップダウンもガチガチのインテンポでもなく、ごく自然に推移します。ブルックナーというと、肥大的・巨人的な演奏が好まれる傾向もあるように思いますが、そういう意味ではフォンクのブルックナーは原寸大で流行にとらわれない演奏なので、かえって新鮮に聞こえるかもしれません。この調子で5番以降も演奏・録音してくれていたら、とはいまとなっては空しい願いとなってしまいました。

フォンク/セントルイス響のライヴ・シリーズ第1弾は4枚で、あとドビュッシーの「海」ほか、メシアンの「トゥーランガリーラ交響曲」というフランスものが出ているのですが、まだ買っていません。そうこうしているうちに、この秋第2弾としてマーラーやチャイコフスキーの4番、べとべん7番などの4枚が出ました。これで完結らしいので、できれば8枚組のボックスセットで安く(ここ大事)出してくれないかなあ、というのがみっちの希望です。

posted by みっち | 19:15 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
フォンク/セントルイス響によるブラームスの交響曲第4番ほか

フォンク/セントルイス響のブラームス4番ほか・ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調 作品21
・ブラームス:交響曲第4番ホ短調 作品98

ハンス・フォンク指揮、セントルイス交響楽団
1999年11月5/7日、2000年3月17/18日、パウエル・シンフォニー・ホールでのライヴ録音
(Pentatone Classics PTC5186318)


ハンス・フォンクが亡くなったのは2004年8月で、もう4年前になります。まだ62歳で、指揮者としてはこれからといってもいい年齢でした。みっちには、「できればもっといろいろ聴きたい指揮者ベスト3」があって、パウル・クレツキ、チャールズ・グローヴズ、そしてこのフォンクです。フォンクを知ったのは、ケルン放送響とのシューマンの交響曲がきっかけでした。以来、このコンビのシューマンとブラームスの協奏曲、シュターツカペレとのモーツァルトの序曲集を買いましたが、いずれも愛聴盤となっています。

2002年にフォンクが病気で引退するまで常任指揮者をしていたセントルイス響とのライヴ録音の第1弾が出たのは昨年秋のことでした。リリースされた4枚のうち、みっちは2枚を購入しました。しかし、第一印象は、録音のせいもあるかもしれないが、とにかくオケの音色に魅力がないということでした。せっかくフォンク晩年の境地が聴けると思っていたのに、やっぱりアメリカのオケだとこんなもんか、とがっかり。でも、そんなはずはない、という思いもあり、そのうちまた聴いてみよう、と思っていました。

先日、アンプ間のケーブルを交換したことをエントリしたのですが、久しぶりにフォンクのこのCDを取り出しました。するとどうでしょう、オケにコクと輝きがあり、味わいある響きではありませんか! 不調だったのは、みっちのオーディオでした。アメリカのオケのせいにして悪かった(爆)。というわけで、晴れてこのCDをエントリできることを喜んでいます。

 

フォンクは地味な指揮者で、その音楽づくりは押しつけがましさや「爆演」などとは無縁です。テンポもだいたい中庸だし、ぱっと見無難で主張のない演奏に感じられるかもしれません。しかし、オケの音色のブレンド具合、バランス取りが実にうまく、音楽の流れがとても丁寧です。メロディを歌わせるときも、主旋律だけでなく、木管の響きが残るところや弦のピチカートなどがきわめて適正に存在感を持って一体的に合わせられます。シューマンにしてもブラームスにしても、その作曲家の音楽が好きな人間からすると、これぞシューマン、ブラームスだといいたくなります。

この2曲も、そんなフォンクの特徴がよく現れた演奏です。ベートーヴェンの1番は、このごろ流行の快速調ではなく、たっぷりしたテンポでケレン味なく聴かせます。ブラームスの4番は、さらに充実しています。ブラームスのオーケストレーションは分厚いなどといわれますが、フォンクで聴くと、むしろ透明感があります。とくに、第2楽章の後半は、抑制された表現のなかに非常に深い感動が込められており、これを書いたブラームスの心情がわかる気すらして、下手すると涙が出ますf^^;。フィナーレでも中間でテンポを落とすところあたりから、もう素晴らしい! ライヴながら両曲とも完成度は高く、音楽にたっぷり浸れます。

録音は、曲の終わりに拍手が短く入っていて、演奏中も多少客席の音が聞こえますが、鑑賞には差し支えありません。はじめに書いたように、装置によってはつまらない音で再生されてしまう可能性がありますから、それであきらめないように、って、それは自分かf^^;。

posted by みっち | 18:22 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
LotRO:一発芸大会
かぼちゃ仮面登場!デアドリです。夏祭りが終わったかと思ったら、もう収穫祭だそうです。いそがしいなあ。夏祭りのトークン持ったままなのに。

最初にエルフの里のお祭りに行ってみたら、なんでも「一発芸」を見たい人がいるから回ってくるようにといわれてナンノコッチャ。一発芸好きのエルフって、よほどの変わり者なんじゃないかなf^^;。

一発芸といわれても、わたしはパイ食べるぐらいしか芸ないしf^^;。その前に、芸好きなエルフを探すのが難しかったー。3人はドゥイルロンドにいるんだけど、あと1人が見つからない。あそこもドゥイルロンドだっていわれれば、そうなんですけどね。人を探すのと、芸をするのですぐ制限時間になってしまいました。一度覚えると、あとは繰り返せばいいんだけど、それまでが大変でした。

実は、こっそり教えてもらいました。

かぼちゃのカップルホビット庄でもビルボの誕生祝いの木のところで、やっぱり一発芸大会があってました。こっちはそれほど意地悪じゃなかったけど、あんまり会いたくない人と会わなくちゃいけなくなりますよ!

そんなこんなで、トークン集めてもらったのが、ホビット庄のかぼちゃの仮面です。はじめは不気味かもー、って思ったけど、だんだん儀礼用ドレスにぴったりのような気がしてきましたf^^;。

大堀町の馬屋で、ドワーフのウィーリさんとばったり会いました。ウィーリさんもかぼちゃのお面を持ってたんで、二人で並んでみました。エルフの里ではウサギのお面、トーリンの館では樽のお面がもらえるそうです。ブリー村にはまだ行ってないのでわかりません。なんだろう?
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posted by みっち | 19:05 | LotRO三昧 | comments(0) | trackbacks(0) |
コーエン/ヴィニョレスによるグリーグのチェロソナタほか
・チェロソナタイ短調 作品36
・弦楽四重奏のためのフーガヘ長調 
・ピアノ三重奏のためのアンダンテ・コン・モート

ロバート・コーエン(チェロ)、ロジャー・ヴィニョレス(ピアノ)
ラファエル四重奏団
イェット・レーリンク(ピアノ)、ラミー・コッホ(ヴァイオリン)、Henk Lambooij(チェロ)
(Brilliant Classics BRL92176 3CD グリーグ室内楽作品全集より)


ブリリアント・クラシックスの「グリーグ室内楽作品全集」(3枚組)の最後はチェロソナタがメインです。
この曲は、以前ロストロポーヴィチが亡くなったときにリヒテルとの録音をエントリに採り上げたことがあったのですが、横綱同士のぶつかりあいのような激しい演奏で、グリーグって、こんな暑苦しい曲を書くのか?と思ったものでした。今回コーエンとヴィニョレスで聴いて、印象が多少修正されてきましたf^^;。

とはいえ、このチェロソナタ、かなり力のこもった曲であることは間違いありません。弦楽四重奏曲(第1番)に匹敵する情熱とそれを満たすだけの規模があります。3楽章構成ながら、演奏時間は27分以上。フィナーレは12分を超えています。ピアノに重量感のあるパセージが目立つのも特徴的で、チェロは音量的に相当がんばらないといけないのではないかと思います。チェロパートは低音域がよく使われる反面、高音域はそれほど伸びてなく、ヴァイオリンソナタの軽やかな浮遊感とは対照的です。

メロディーはグリーグ特有の叙情を湛えていますが、随所で劇的に盛り上がり、同じモチーフの繰り返しも多いため、正直ちょっとくどさを感じます。例えば、フィナーレの第2主題部分。ピアノがひとしきり旋律を奏して、今度はチェロがこれを繰り返すのですが、再現部でもまったく同じです。ここなんかは、提示部はピアノ、再現はチェロというように繰り返しを避けるとか、提示部はそのままとしても、再現部は前半と後半で楽器を受け渡しするなど短縮する方法があると思います。マーラーならそのまま繰り返すことは絶対しないだろうとf^^;。
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posted by みっち | 18:11 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
ゼナティ/クーベリックによるグリーグのヴァイオリンソナタ集
グリーグ:ヴァイオリンソナタ第1番ヘ長調 作品8
グリーグ:ヴァイオリンソナタ第2番ト長調 作品13
グリーグ:ヴァイオリンソナタ第3番ハ短調 作品45

イヴァン・ゼナティ(ヴァイオリン)、アントニン・クーベリック(ピアノ)
(Brilliant Classics BRL92176 3CD グリーグ室内楽作品全集より)


ひきつづき、ブリリアント・クラシックスの「グリーグ室内楽作品全集」(3枚組)を聴いています。2枚目は、3曲のヴァイオリンソナタです。いずれもグリーグらしい北欧の香りと高雅な雰囲気を併せ持つ佳曲で、このジャンルの傑作だと思います。聴きやすさ、親しみやすさも十分なのに、それほど演奏機会は多くないのではないでしょうか。とはいえ自分自身、ヴァイオリンソナタをそれほど積極的に聴いてこなかったからなあ。

3曲ともそれぞれ魅力を備えていて、愛すべき作品です。1番はメンデルスゾーン風というか、軽やかな動きで魅了します。みっちはとくに2番が気に入りました。変化に富む曲想、静と動の対比が見事だと思います。音楽の愉悦感って、こういう曲に感じるんですよね。3番はこれらのなかでは規模も大きく、気宇壮大なスケール感が聴きどころ。

演奏については、まったく予備知識のない二人ながら印象鮮やか。ヴァイオリンのゼナティは、1番の最初こそ素っ気無い感じで入ってくるのですが、清潔なフレージング、飛び跳ねるような表現もきれいに決まっていて、次第に引き込まれました。クーベリック(指揮者のクーベリックと関係あるんでしょうか?)のピアノもゼナティと似た音楽性なのか息が合っていて、ヴァイオリンとバランスよく絡んで感興を高めます。気持ちのいい演奏です。録音もよく、この1枚(3枚組みだけど)があれば、ほかはいらないんじゃないかf^^;と思いました。

(補記)
これを書いたときは気がつかなかったんですが、このヴァイオリンソナタ集はReleased under non-exclusive license of the Doriann Music Groupとクレジットされています。ドリアンというと、例のあの臭い果物を思い浮かべるのですが、アメリカの優秀録音レーベルとして知られているようです。道理でねー。素晴らしい演奏、極上のサウンド、低価格と三拍子そろったおすすめの一枚。ブリリアントは安かろう悪かろうと思っている人に聴かせたいなあ。
posted by みっち | 18:21 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
ラファエル四重奏団によるグリーグの弦楽四重奏曲
ブリリアントのグリーグ室内楽全集グリーグ:弦楽四重奏曲第1番ト短調 作品27
グリーグ:弦楽四重奏曲第2番ヘ長調

ラファエル弦楽四重奏団
(Brilliant Classics BRL92176 3CD グリーグ室内楽作品全集より)


激安ボックスで知られるブリリアント・クラシックスから出ている、グリーグのこの室内楽全集を買ったのはグリーグ・イヤーだった昨年です。しかし、LotROのためにCDを聴く時間が激減し、1枚目を聴いたのはつい最近のことでした。ボックスセットって、1枚ものと比べると聴く頻度が落ちる気がするんですが、みっちだけ?

グリーグの弦楽四重奏曲は、一般的にはト短調1曲のみとされているようです。2番の方は、第1楽章と第2楽章は書かれたようなのですがあとは未完成で、グリーグの死後、残されたスケッチを元にグリーグの友人だったユリウス・レントヘンが補筆完成させたものらしいです。みっちはいずれもこれまで聴いたことがなく、今回初めて耳にしました。

1番の方は、力作といっていいと思います。悲愴味あふれる開始から、ぐいぐいと引っ張っていきます。アジタートな第1主題と叙情的な第2主題の対比もくっきり。グリーグらしさももちろん備えているのですが、どの部分もコーデッタ的に劇的・断言調に盛り上げるので、ちょっとチャイコ風味?とか思ったりします。第2楽章は夜想曲風ですが、エピソードは急速で、主部との対比がここでも目立ちます。第3楽章は激しい性格のスケルツォ。第4楽章も劇的に進行します。最後に第1楽章の開始部分を回想して力強く締めくくります。細部までは確認できていませんが、冒頭の音型が各楽章の旋律素材や構成要素になっている感じがします。

2番は、がらりと変わって緊張感のほぐれた音楽です。第1楽章では爽やかでいかにもグリーグらしいメロディーが聴かれます。ただ構成的にはやや散漫な感もあり、展開部は退屈するかもしれません。第2楽章も軽快で、中間部は個性的なリズムが特徴的。第3楽章はいかにもグリーグと思わせる叙情的な音楽で、補筆といわれなければ気がつかないのでは? 楽しげなフィナーレと合わせて、違和感は全然ありませんでした。

ラファエル弦楽四重奏団の演奏は力感に富み、流麗さにも不足しない見事なものです。曲の性格もあるでしょうが、弦楽四重奏としては最大級のスケールの豊かさで、この曲の代表的な録音といっていいのではないでしょうか。
posted by みっち | 18:29 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
「夏の大三角」考
9月5日のエントリで書いたウィキペディアの「夏の大三角形」の改名議論は、「夏の大三角」に改名することで一応の決着が付きました。しかし、最後まで反対する方がやっぱりおられました。また、議論から撤退を表明していた別の利用者は、自分の投稿は「夏の大三角形」のためにしたものであって「夏の大三角」にではない、として、本人の加筆部分をわざわざ除去するという編集を行い、差し戻しを受けて編集合戦になりかけるということもあって、まだ後を引いている状況です。実はみっちもこの人には手ひどく非難され、もし反論すると、かえって議論が膠着する危険の方が大きいと考えて、途中からは意見を差し控えていました。そんな状況でも、真摯かつ公正に場をまとめていただいたPeccaflyさん、Giftlistsさんのお二人には、あらためて感謝します。

専門書や雑誌類を含めて「夏の大三角」を採る書籍が大多数である、このことは揺るがせない事実なので改名についてはもちろん異議なし。ただ、ではなぜ「夏の大三角」と「夏の大三角形」という二つの呼び方があるのか、また「夏の大三角形」にこれほどまでしてこだわる人がいるのか、という点では個人的にまだ納得がいってないところがあります。

で、いまさらなんですが、この間考えていたことを以下に書いてみます。当然、これはみっちの「独自の研究」ですので、ウィキペディアには載せられません。ここのような妄想ページにふさわしいf^^;。

「夏の大三角形」説(「説」というだけで怒られたけど)を採る人の論点は、簡単に書くと以下のようなものです。

1. 「三角」は「三角形」の省略である。
2. 「大三角」は三角形である。


この二つを関連させて「自明」だとします。でも、みっちにいわせると、この二つは少し違う面があり、どちらも十分な説明とはいえません。
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posted by みっち | 18:21 | お気楽妄想系 | comments(8) | trackbacks(0) |
区民音楽祭
きょう終わりました。みっちの出し物は、前から何回も書いているので「もうわかってるって」といわれそうですが、最後なので許して。以下の3曲です。

1.ヴォーン・ウィリアムズ:「イギリス民謡による6つの練習曲」から第4曲レント ト長調
2.リムスキー・コルサコフ:「バラとナイチンゲール」 ト短調
3.フォーレ:チェロソナタ第1番から第3楽章 ニ長調


午前中リハーサルがあり、30分もらって各曲ピアノと合わせました。照明がまぶしくて、客席がぜんぜん見えない状態。音楽に集中できる気もするけど、真っ白になったら立ち直れない危険もf^^;。

いったん会場を出て、昼食後に戻りました。14時開演でみっちは8番目なので、だいたい3時から3時半までの間だろうとふんで、ホールとは別棟の控え室でさらい、3時ごろに楽屋にいったところ、まだ4番目が出演中でした。結局出番になったのは3時45分。

演奏は、パーフェクト!といいたいところですが、リハーサルに比べると、ところどころ怪しいところがありました。でも、リハーサルのときより照明がまぶしくなかったので、「ファイターで真っ白!」ってことにはならずf^^;。メインのフォーレは、さすがにここまで何度も弾いてきたので安定してきたと思います。ピアノが途中行方不明になっちゃいましたが、すぐリカバリーできたし、最後盛り上がったので、よしとしよう!

あとで聞いた話ですが、みっちの出番のときは、会館の館長以下スタッフの方もみんな客席に来てくれていたそうです。別にうまいからではなくて、プログラムがみっち以外は全部歌物なので、代わり映えがするから(爆)。なんか得だ(?)。
posted by みっち | 18:25 | cello | comments(2) | trackbacks(0) |