今回、トランスフォーマーたちは人間と1万年以上前から交流があったらしく、世界各地の古代遺跡は実はトランスフォーマーの遺跡だった(爆)という、うちのホビット@宝探し好きが狂喜するような設定になっています。これって、『エイリアンvsプレデター』や『インディー・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』などで既視感なんですが、いまこういうトンデモ系がアメリカで流行ってるんでしょうか。
しかし、クラシックカーにトランスフォームしてたとかいう話が出るんですが、自動車や飛行機が発明される前はなんになってたんでしょうね。馬車とか大八車とか、竹とんぼとか?
設定以外にも、ストーリー的にもうトンデモナンデモアリアリ(爆)。米軍部隊がいきなり中国でド派手に戦闘するし(中国、もしかしてアメリカに征服された?)、人間型トランスフォーマーはほとんどターミネーターだし、いや、Xメンか?(爆)、なぜかゾイドもいるぞ(爆)。あれやこれや、心の中で「おい、それはないやろ!」と何度ツッコんだことか。おそらくは、単に「その方がウケる」というノリで脚本が書かれている気がします。ですから、ここはアメリカンで大らかな気持ちでジェットコースターに乗り込みましょう。どんなピンチになっても、例え死んでも大丈夫(爆)。
主人公のサムが大学に入るので、これは学園ものなのかとも思わせるのですが、どんどんあり得ない展開になっていき、後半の舞台はエジプトへ。ほとんどスラップスティック映画だなあ。そういえば、サムたちはどうやってエジプトに行ったんだっけ? で、最後にものをいうのが、前作と同じでサムの根性(爆)というのが、やっぱりそうきたかというか、それにしてもあんまりというかf^^;。ちょこちょこ走るサムに、メガトロンもスタースクリームも絶対追いつけない(爆)。いいですねえ。
映像的には、すっごいのが画面いっぱいに炸裂します(爆)。予算とVFXの限りを尽くしているんでしょう、いっぱい出てくるトランスフォーマーたちに重みや質感がちゃんとありますし、空母が撃沈される場面なんか、まさに大々々迫力。現代兵器の知識があると、さらに興奮できるでしょう。なお、主な登場人物たちは前作から引き継いでおり、下ネタの多さも同様なので、なるべく前作を見ていた方が笑え(萎え?)ます。
個人的には、あと5分ぐらい長くていいから、登場したメカ(?)たちをちゃんと説明してほしかった(勝負下着もいいけどね!)。そういうのって、お約束じゃない? オートボットが並んで写る場面は一応あるんですが、紹介短すぎ。まあ、後半は激しすぎて、どれがやられてどれが残ってるのかもよくわかりません。TVコマーシャルの映像だと比較的わかりやすそうなので、もう一度小さな画面で見るべきかも(爆)。