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お気楽妄想系のページf^^; 荒らし投稿がつづくのでコメントは承認制としました。
『ザ・マジックアワー』
ケーブルテレビで放送されたのを録画し、家族で鑑賞。三谷幸喜は『王様のレストラン』以来のファンで、NHKの『新選組!』は久々に毎週観た大河ドラマでした。この映画が公開された昨年夏、プロモーションのために三谷幸喜が1ヶ月くらい毎日のようにテレビに出ていたのを思い出しました。三谷映画を劇場で観たことは一度もありません(爆)が、テレビやレンタルで楽しんでいます。

売れない役者が伝説の殺し屋になりすます、というのは、役所広司と香取慎吾の『合言葉は勇気』とよく似た設定です。こっちは売れない役者が熱血弁護士を演じる話で、これも面白かった。視聴率的には振るわなかったようですが、『南総里見八犬伝』ネタを随所に仕込んだ展開から目が離せませんでした。

本編ストーリーの3分の2ぐらいまでは、実は俳優だということがいつバレるか、何度かもうダメだろうと思わせておいて、切り抜けてしまうところで笑わせます。笑えましたが、面白かったというより、イタかったという方が正確かも。なにしろ、バレたら命がない状況で本人がそれに気づいていないわけですから。残り3分の1でそれまでに敷いた伏線を存分に生かし、さらなるどんでん返しを用意して最後まで引っ張ってくれるのはサービス精神満点。観て得した気分になれます。

主演の佐藤浩市は、見ている方が現実を知っているだけに、はじめのうち売れない役者としての演技がイマイチな気もしないではありませんでしたが、伝説の殺し屋デラ富樫を演じる段になると、もうおかしさ爆発ですね。ラスト近くで涙を見せるシーンがありますが、ただのおふざけに終わらない、いい場面でした。相方?の寺島進もかっこよくて、なのにボケ役というのがはまっていました。この二人の出来が左右した感じ。建前上は妻夫木聡が準主役なのかもしれませんが、こっちは狂言回し的ポジションなので、あまり印象に残らずf^^;。

舞台はシカゴならぬ守加護(スカゴ)の街(爆)。空間的にほぼ限られた範囲で展開されるシチュエーション・ドラマを得意とする三谷作品にふさわしい、手の込んだセットが作られています。まさに舞台です。これはエンディング・ロールでしっかり紹介されます。

小ネタもいろいろありまして、例えば、前作映画『THE 有頂天ホテル』に出演した香取慎吾が同じ役で出ています。三谷ドラマを観ていると、おなじみとなった役者がどんな風に現れるかも楽しみの一つで、そのあたりもちゃんと期待に応えてくれるのがこの人ならではでしょう。

また、市川崑の生前最後?の監督姿が観られ、そこで撮られていることになっているのが『黒い101人の女』(爆)。実際、黒い服着た女性がぞろぞろ階段を上る場面がありましたが、101人いたのか? 『101匹わんちゃん』がネタになってますが、みっちは別に個人的なネタを思い出しました。昔、「山本直純と100人のオーケストラ」を友達と「オーケストラと100人の山本直純」とか言い換えてゲラゲラ笑っていたんですよね。しょーもないですが、映画で実際にそういうネタをやる三谷幸喜、素晴らしいです(爆)。

あと、この映画は、最初に観るときと、展開がわかった上で見直すときとでは、面白さが違ってくると思います。むしろわかって観た方がより楽しめるんじゃないでしょうか。それぐらい作り込まれているし、一回こっきりではもったいない。
posted by みっち | 18:45 | たまに観る映画 | comments(2) | trackbacks(0) |
ガスティネルによるチェロ協奏曲集
ガスティネルのチェロ協奏曲集CD1
・ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 作品104
・ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「シェロモ」

CD2
・ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調 Hob.VIIb/1
・ハイドン:チェロ協奏曲第2番ニ長調 Hob.VIIb/2

CD3
・サン=サーンス:チェロ協奏曲イ短調 作品33
・ラロ:チェロ協奏曲ニ短調
・フォーレ:「エレジー」 作品24

アンヌ・ガスティネル(チェロ)
エマニュエル・クリヴィヌ指揮、リヨン国立管弦楽団(CD1,3)、ユーリ・バシュメット指揮、モスクワ・ソロイスツ(CD2)
(Naive V4969 3CD)

注文していて届くのが遅かったCDの最後の一組は、アンヌ・ガスティネル独奏によるチェロ協奏曲集3枚組です。今年はハイドン(没後200年)とブロッホ(没後50年)の記念年ですし、この二人の音楽を聴く機会に、ということで探しました。曲目でみっちの手持ちとダブるのはドヴォコンとエレジーぐらいだったので、ちょうどいいかと。

ただし3枚組といっても、単発のCD(V4786、V4820、V4754)がプラケースごと紙の箱にそのまま入れられているというものです。値段は1枚当たり1,000円ぐらいに安くなっているのですが、少しでも場所取らないためにボックスを買うみっちの身になってもらいたい、と苦情を言いたくなりますf^^;。

ガスティネルはフランスのチェリストで、カザルスが弾いていた楽器ゴフリラーを貸与されたことで「デュ・プレの再来」という売り出し文句がついたものでしょうか。ゴフリラーを貸してもらえたチェリストには、ガスティネルの前にアントニオ・メネセスがいたようです。このCDではハイドンがそのゴフリラーらしいのですが、他の曲がどうなのかはちょっとわかっていません。アンヌって名前がとにかくいいですよね、ウルトラセブンを思い出させてくれて(爆)。
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posted by みっち | 10:33 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
ペン買っちゃいました
EP-1で撮ったファルスタッフデジカメ買おうかな」って考え中だったんですが、結局オリンパス・ペン E-P1買いましたv(^^)。いやあ、ちょうど買おうかと思ったときに出るもんだから、タイミングよすぎ。コンデジと比べるのは無理というものでした。

選んだのは、白のパンケーキキットです。以前より値段はちょっと安くなってましたが、10万円切るくらい。一眼レフの入門モデルと比べると、2〜3万は高い感じです。フラッシュなしの上、ズームも捨てたのは、見た目重視です(爆)。まあ、だいたいスナップしか撮らないし、フラッシュ撮影は失敗が多いですからね。レンズがけっこう明るく(F2.8)、手ぶれ補正が効いてくれれば、室内でもいけるのではないかと思います。同じような条件は、以前ヘキサーで経験があります。

色はシルバーと白の2種類で、好みの問題ですが、白が個性的でおもしろいと思いました。実物の白は、上下にホーローのような塗装、中間部分にパール仕上げが使われており、グリップ部分と背面コントロール部の薄茶色との組み合わせは、イメージ的には白樺林、あるいはヨットの材木? そんな避暑地風な高級感を漂わせていますf^^;。上部の右手前にSinse 1959って書いてあるんですが、ということは、ペンとみっちは(以下略)。

とりあえず充電し、SDカード入れてスイッチを入れてみました。コンタックスU4Rはスタンバイで効果音が鳴っていましたが、ペンは無音。その代わりというか、レンズがわずかに前に出ます。一眼なので、機能・設定がいっぱい。でも、みっちにはオーバースペック(爆)。手ぶれ補正ONと画質サイズをSmallにしたくらいです。アートフィルターは面白そうなんで、そのうち使ってみようと思います。

雨上がりの庭で、返り咲きを始めていたイングリッシュ・ローズ「ファルスタッフ」を撮ってみました。今回はサムネイルで画像付けています。カメラ任せのお気楽iAUTOモードで。カシャンという余韻のあるシャッターの感触が一眼ぽくていいです。ふむむ、これ持ってどこかに出かけたくなってきた。

あとは、純正のジャケットがほしいかなー。色は白より茶の方が似合うんじゃないかと思うんですが、実物を見たい。
posted by みっち | 18:23 | お気楽妄想系 | comments(2) | trackbacks(0) |
劇場版ポケットモンスター 『アルセウス 超克の時空へ』
月曜日、わが家恒例の夏休み映画をホビットと観ました。上演開始30分前だと席が取れなかった記憶があるので、今回は50分前に入って確保しました。

今回の作品は、2年前のダークライ、昨年のギラティナ、シェイミとつづく三部作の完結編で、前作までの事件の原因となった、時空の歪みがなぜ生じるようになったか、その根本の原因が明らかにされます。ストーリーはけっこう単純というか求心的で、あんまり余計な要素がなく、ずんずん核心へ迫っていきます。いきなり激しい戦闘場面が展開されることもあり、ちょっと遊びが少ない気がしました。

とはいえ、日食がモチーフのひとつになっていて、時期的な話題にも欠いていません。事前情報で知らされていた、ギザ耳ピチューとアルセウス(もちろん、ゲットです!)以外に、秋に発売される「ハート・ゴールド」「ソウル・シルバー」で最初に選べる3匹のポケモン、ヒノアラシ、チコリータ、ワニノコもそれぞれ見せ場があって宣伝に一役買っていますf^^;。

注目の神ポケモン、アルセウスの声は美輪明宏。宮崎アニメで見せたようなアクの強さからして、ポケモンにはミスマッチではないかという不安があったんですが、圧倒的な力強さと気高さを併せ持つキャラクタを見事に表現していました。アルセウスの「もうよい」のひとことに感動、シビレました。他のキャラクタも違和感なし。個人的には、ゴルゴ所長にまた出て欲しいですがf^^;。

上の台詞に象徴されるように、全編を通じて、怒りと和解、破壊と修復が大きなテーマとして描かれています。エンディング・ロールでも、前作までのキャラクタが登場してこのことを印象づけます。こういうのを真っ直ぐ突きつけられると弱いですねー。毎度ながら泣ける(爆)。世の中が本当にこんなんだったら、って思います。「超克せよ、時空の定めを!」というのが決めゼリフなんですが、こんな難しい言葉をよく使いましたねー。みっちも超克されたいぞ(なんか違う)。

あえていえば、タイムスリップものとして見た場合、最後の解決にはんん?となりました。過去の変更がただちに現在に反映されず、サトシが呼びかけて初めてアルセウスの過去(記憶?)が修正されます。これはまあ、サトシが主人公である、という強調が目的なんでしょうが、過去は過去でなく、現在あるいは観客と一緒に「同時進行」していることになりますよねf^^;。

映像的には、この三部作で完成の域に達した感じがします。CGは金属や水しぶきなど主として質感の表現として使われているようで、全体と調和して、そこだけ浮いて見えるようなことはありません。タイトル・ロゴが巨大な崖の表面のように立体的に見せるギミックで、『カンフー・ハッスル』を思い出してしまうのは、みっちだけ?

これで三部作は完結、秋には「金・銀」のリニューアル「ハート・ゴールド」「ソウル・シルバー」が発売となるのを受けて、今後のアニメの展開がどうなるか気になるところです。予告では、来年もダイヤモンド・パールとして劇場版が製作されるようなので、サトシ、ヒカリ、タケシの旅はまだまだつづくったらつづく、ということなのかな?
posted by みっち | 23:09 | たまに観る映画 | comments(0) | trackbacks(0) |
北九響の練習
木曜日、シベリウス2番の第3楽章と第4楽章を練習しました。第3楽章は難所です。テンポの速さに指も弓ももつれてしまい、「ついていけない度」最高!(っておい)。しかも、要求されるテンポがだんだん速くなってきてます(><)。ヴィヴァーチッシモなので当然っちゃあ当然なんですけど。音符を追いながら弾いていたのでは間に合わず、1小節単位ぐらいでパセージごと体で覚えないと、と思うのですが、そう簡単には身につきません。

第4楽章もまだ練れてません。でも今回は収穫がありました。第2主題部、何回も同じ音型を繰り返すところで、ぜんぜんボウイングがそろわなかったんですが、その原因がわかりました。譜面のボウイング指示が新・旧・その中間と3種類ぐらいでバラバラでしたf^^;。みっちのは中間タイプで、変更は入っているけど中途半端なので途中で不整合があり、どうもおかしいと思い、トップの方の譜面と付き合わせて違うところが判明。前後のプルトにも伝えて、これでそろうようになってきました。同じ音型なので、ボウイングが合わないとそれに気を取られて、どこまで繰り返したかもわからなくなるんですよ(爆)。

前の週は第1楽章、第2楽章を練習しました。終わったあと、表を弾いていた方から「かなり弾けるようになってきたんじゃないですか?」っていわれてうれしかった! 好きな曲で、練習して少しずつでもできるようになると「シベリウスが鳴ってる!」と実感できて楽しいです。まあ、まだ勘違いもやるし、急速なパセージなどは音外したりあたふたしてますけど。

さかのぼると、その前の週が弦楽器の分奏、さらにその前が通し演奏による録音で、このとき録音されたCDを渡されたので聴いてみました。ラヴェルとハチャトゥリアンは薄っぺらくてまだまだ(自分だよ!)ですが、シベリウスはけっこう音楽になっているように思いました。本番ではどれを弾けるでしょうかねー。ラヴェルとハチャトゥリアンはあまりやってないので、降り番になった方が楽な気もする(爆)。

今夜は、チェロ・パートだけで臨時に練習することになっています。プルト決めや、チェロ・パートは人数多いので、あるいは降り番の見定めなんかも考えられてるのかもしれません。が、ふだん一人では練習できても30分、長くて1時間ぐらいですから、まとまった時間をとってもらえるのは有り難い。あと、ボウイングはまだ混乱しているところもあって、オケの練習日だとあまりそういうことばかりに時間が取れないので、貴重な機会です。

インペクに次いで、このごろ覚えた新しいギョーカイ用語。「ここはスビト・ピアノ」で、とかいわれてキョトンとしたんですが、スビトは急に、とか突然という意味なんですね。音程とリズムに追われて強弱の表情まで意識がいってないことがけっこうありますからねーf^^;。インペク・スビト・インペク・スビト(なんのこっちゃ!)。
posted by みっち | 10:21 | cello | comments(0) | trackbacks(0) |
アサヒの新ビール3種
キリンとサントリーの合併問題が報道されていますが、ここんとこ、なぜかアサヒのビールを飲んでいるみっちです(爆)。キリン・ザ・ゴールド終了するなんて、ひどいぞキリン!

もともとみっちは「スーパードライ」が日本のビールをダメにしたと思っており、そんなアサヒは張本人ですが、これに追随した他社はもっと悪い! でまあ、アサヒに対しては、力はあるんだからまともなの出せよ!という期待感も一方にはありまして、要するに新しいものが出ると興味本位に飲んでみるだけなんですが(爆)。

で、最近でた3種類のビールを飲んでみました。いずれもレギュラー価格帯で、一挙に3種類も出すところがアサヒらしいというか、ひとつでは自信ないのか?みたいなツッコミもしたくなるところです。

1.アサヒ・ザ・マスター
ゴールドと黒のシックな缶デザインはプレミアム・ビールのような雰囲気もあります。ザとか付けてる時点で、なんとなく意気込みが伝わってきましたね。あとの2つを見るまでは(爆)。

飲んだ感想は、ようやくアサヒでも飲めるビールがでてきた、というものです。味わいと香りのバランスが取れています。ただ、アルコール度が5.5%というのは、強すぎると思います。度数でコクを出そうとしているんでしょうか。1本だけならうまいと思いましたが、もう1本という気になれません。この点は常飲するかどうかの分かれ目で、重要です。

2.北の職人「長熟」
北海道限定ということで、限定ものに弱いみっちf^^;は6本セットを買ったんですが、1本で十分でした。ひとことでいって、重すぎ。1本でお腹いっぱい。「豊かな味わい」、「飲みごたえ感」を追求したとのことですが、過ぎたるは及ばざるがごとし。というか、不足ならまだ量でカバーできるんですね。これもアルコール度5.5%。

3.ロイヤルブリュー
これはイオン系のみの限定販売。「長熟」よりもバランスはとれているとは思うんですが、やっぱり重い。苦みを意識したところが感じられますが、まだまだこの点ではキリンに及ばないですね。ところで、これもアルコール度5.5%なんですけど、これ戦略なんでしょうか。だとしたら、アサヒの方向性って、みっちの好みとずれているというしかないです。まあ、みっちの好みの銘柄は店頭からおいやられる傾向にある(爆)ので、アサヒが「正しい」のかもしれませんが。

結論的には、ほかに選択肢がない場合は、アサヒ・ザ・マスターが選べるなあ、とf^^;。限定発売とかはもういいから、その分取り扱っているバス・ペールエールをもっと出してくれると、喜ばしいんですけど。これ、また缶で出してくれないものでしょうか。
posted by みっち | 19:15 | なんちゃってグルメ | comments(2) | trackbacks(0) |
シモン・ボッカネグラ
ウィキペディアに「シモン・ボッカネグラ」を新規投稿しました。

だいたいオペラには不案内なんですが、イタリア・オペラはとくにそうです。基本的にメロドラマに興味がないのと、舞台で貫禄十分のソプラノがものすごい声量で圧倒するのが、実は瀕死なヒロインだった(爆)、とかいうのがどうにもなじめないんです。で、みっちが持っている唯一のイタリア・オペラのCDが、この『シモン・ボッカネグラ』です。曲は気に入っています。とくにプロローグの最初の音楽は、穏やかで落ち着いた雰囲気の中に、港町ジェノヴァの潮の香りというか、海の男のロマンが漂ってきて素晴らしいと思います。

演奏は、ご多分に漏れずというか、カプッチルリがタイトルロールを歌うアバド/スカラ座盤。カプッチルリは、ものによっては「カップッチッリ」とか書かれてて、どうやって読むんだ?と思ったりします。このオペラのウリといわれる低音の魅力を一度味わってみたかった、というのが購入の動機でしたが、目的は十分果たせました。パオロ役のジョゼ・ヴァン・ダムが美声過ぎて、悪役に聞こえないのがぜいたくな不満でしょうか。小股の切れ上がったフレーニのアメーリアや色男カレーラスのガブリエーレも、イタリアっぽさを満喫させてくれます。

ウィキペディアでは、秀逸記事に選ばれた『トゥーランドット』を初めとして、イタリア・オペラの素晴らしい記事を書いてくれる方がおられ、みっちの出る幕はないと思っていたんですが、なぜか『シモン』はいつまでたっても記事になりません。で、ちょっと手を出してみました。といって、今後イタリア・オペラに進出する予定は、ありませんf^^;。

やってはみたものの、敬遠している分野なために参考文献が一冊しかなく、内容的に偏りがあるかもしれません。せめて、リブレットの翻訳ぐらいは確認したいと思ったのですが、これ以上の資料集めが難しそうで、あきらめました。まあ、それでもかなり情報は入ったと思います。画像は使えそうなのをいろいろ探して、4枚になりました。いちばん苦労したのが、この画像選びと配置だったりしますf^^;。{{クラシック音楽}}のテンプレートが縦長で場所を取るので、配置が難しいんですよね。

楽器編成もわからなかったのですが、投稿後、加筆されました。ただし、加筆された方、楽器編成だけではなくて、演奏評価を付け加えたり、演奏時間を節として立てたりしています。『ニーベルングの指環』四部作でも、概要に演奏時間を書いているにもかかわらず、繰り返し「演奏時間」の節を立てたがるIPがいて、困ったものだと思ってたんですが、同じ人?
posted by みっち | 18:07 | Wikipedia | comments(0) | trackbacks(0) |
LotRO:ミニ指輪会議
セヴェリアンです。アングマールに潜入した野伏ゴロディアの行方を捜すうちに、次第に深入りしすぎたようです。こんなところに長居したくはなかったのですが。

カルンドゥームの奥深く、アングマールの司令官モルディリスとの戦いや、老女サラ・オークハートに呼び出されてバラド・グララン内で整列する闇の軍団を目のあたりにしたことなどは、まったく、ひどい体験でした。かの老女は、これまでもいろんなところで姿を見せていましたが、ここでついにその正体を現しました。彼女こそはアングマールのもうひとりの首領、アマルシエルだったのです。

カルンドゥームに置かれていたパランティアをアマルシエルが持ち去り、アンヌーミナスに運んだらしいという情報を得て、イヴンディムに移りました。ここでモルドランボールという名のアングマリムを捕らえてさらに情報を聞き出そうとしたのですが、このアングマリムは毒の塊のような存在でした。彼は野伏やエルフたちの陣営に疑心と不和を注ぎ込みました。エルフのライルダンの働きによってパランティアを奪回することには成功したものの、ライルダンは野伏たちから離れて行動し、捕らわれてしまったのです。しかし、このようなライルダンの行動は、モルドランボールの企みによるというよりは、もともと別な原因があってのことのようでした。

このことは、アマルシエルが探しているという指輪ナルクイルの情報を求めてタル・ブルイネンを訪れたときにわかってきました。この地には、ライルダンとその娘の過去の記憶が眠っていました。ライルダンを救出するために、わたしは仲間たちとともに再びアングマールに入り、呪われた火炎を操る魔導師の術に悩ませられながらもこれを倒し、ようやくライルダンを生きて救い出すことに成功しました。

ライルダンは長時間の拘束と拷問によってひどく衰弱していましたが、エルロンド様の治療によって回復しました。アマルシエルと彼女が探す指輪をめぐって、裂け谷で会議が行われました。エルロンド様は、ライルダンにはこれ以上アマルシエルと指輪に執着しないように望んでおられたのですが、ライルダンの決意は固い様子です。彼の願いによって、ナルクイルを求めて北の果て、フォロヘルの地にやってきました。
 
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posted by みっち | 08:05 | LotRO三昧 | comments(2) | trackbacks(0) |
アンサンブル・アデールによるフォーレのピアノ五重奏曲第2番ほか
アデール・アンサンブルのフォーレ・フォーレ:ピアノ五重奏曲第2番ハ短調 作品115
・フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番ハ短調 作品15

アンサンブル・アデール
(ACCORD 476 1610)

これも注文したけどなかなかこなかった1枚。どうやら廃盤になってしまい、在庫が来た模様です。

以前に聴いたフランクがとてもよかったアンサンブル・アデールの、別な演奏を探して見つけたのがこれです。フォーレの室内楽は2曲ずつあるものが多いので、CDだとたいてい同じ編成の1番と2番のカップリングなんですが、ここでは最晩年の五重奏2番と初期の四重奏1番というハ短調同士の組み合わせです。残るピアノ五重奏1番と四重奏2番は録音されているんでしょうか?

フォーレとしては厚みや構成感が表出されており、アデールの出身地ベルギーがドイツとフランスの中間にあることを実感させてくれます。いってみれば、フランクっぽいフォーレです(ホメてます)。

五重奏2番冒頭のアルペジオから、アデールのピアノは素晴らしいです。端正かつ明晰で、情熱も備わっている。ピアノに限っていえば、おそらく、みっちが過去に聴いた演奏中ピカイチでしょう。対する弦は、第1ヴァイオリンとチェロがおとなしい感じがします。これは決してマイナスではなく、中音域の充実した、まとまりのよさがあります。この結果、アデールのピアノと弦楽四重奏という構図が現れて、音楽がちょっと協奏的な印象を与えます。もちろん、ピアノが協奏曲のように大活躍するわけではないのですが、この対比感は、フォーレの音楽を聴きやすくする効果があるようです。フォーレの室内楽ってなにやってるのかよくわからん、みたいに思っている方にも、この演奏はすんなり入ってくるのではないでしょうか。
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posted by みっち | 22:04 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
プレートル/ウィーン響によるブルックナーの交響曲第8番


プレートルのブル8.印籠出してます!ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ノヴァーク版)

ジョルジュ・プレートル指揮、ウィーン交響楽団
2008年2月20/21日、ウィーン・ムジークフェラインザールでのライヴ録音
(WEITBLICK SSS0096-2)

これ、HMVに注文したのは今年の初めだったんですが、送ってきたのは5月の終わりごろでした。というわけで、前の「また買ってしまった」のエントリで未聴盤を聴き終えるまではCD買わないといったんですが、例外ということでお許しを。実は、こういうのがあと2組あったりf^^;。

昨年ウィーン・フィルの「ニュー・イヤー」を振って「再発見」されるまでは、プーランクの専門家ぐらいにしか思われていなかったプレートル(まあ、みっちがその程度の知識しかなかったということf^^;)ですが、その後ウィーン響とのライヴでマーラーの5番、6番、さらにベトベン「第9」が出て、いずれも話題となっています。「第9」はとりあえずパスしたんですが、「ブル8」となると聞き逃せない!

楽しく暖かい演奏です。この人が振ると、こうなるんでしょうね。ブルックナーにしては、当たりの柔らかさがあります。プレートルの特徴である、即興的なテンポ変動(アゴーギクっていうんですか?)も原因のひとつでしょうし、オケの音色も内部の充実した響きで、豪快ではあっても決して鋭くなりません。ブルックナーの音楽は不器用なところがあって、ときにあまり意味もなく音階を上下しているだけ?のように聞こえるところもあるんですが、プレートルでは流れて聞きやすくなります。反面、ブルックナーとは神への畏敬であり森羅万象であり天地鳴動である、というようなイメージを持つ人からすると、巨大さや突き放したような厳しさが足りないと思われるかもしれません。

 

第1楽章も上に書いたことが当てはまります。やや速めのテンポでよく流れる音楽。でも第2主題部になると腰を落としてじっくり聴かせます。ここの弦楽の情 感の豊かさは出色。ただし、この楽章でいえば、展開部の終わりから再現部にかけて、ごつごつした岩石がぶつかり合うような場面から一転、フルートが同じ音 型・リズムにもかかわらず、蝶のようにひらひら空中を舞い、さらに意表を突いてオーボエが第1主題を再帰させる、この奇跡的な推移が、スムーズすぎてさほ どびっくりさせてくれないのが不満といえばいえるかな。コーダでは轟然としたクライマックスのあと、すごい弱音で結びます。

第2楽章も速めのテンポで爽快に進みます。スケルツォ主部の中間部分も流れが美しく、うまいなあ、と感心させられます。ここでのチェロの下降音型は、ピチカートで記憶してたのですが、アルコですね。ピチカートはだれの演奏だったかな? 中間部はプレートルらしくリラックスした感じで、チャーミング。聴きどころです。

第3楽章は、非常にゆっくり始まります。なかなか主題が出てきませんf^^;。しかし、音楽が動き出すとテンポも動いて、後半はやや速めくらいになり、もたれません。弦を中心にオケがよく歌い、みっちはとても好ましく感じましたが、プレートル流のオペラティックな表現に、ブルックナーらしくないという違和感を持つ人もいるかもしれません。

第4楽章も充実しています。変化・切り替えの多い曲調自体が、プレートルにうってつけでしょう。最後のクライマックスに向けた盛り上がりも十分で、ティンパニの打ち込みがいやが上にも期待感を高めます。くるぞくるぞと思わせておいて、やっぱりきたー!! プレートルがこういうおいしいところを逃すはずもありません。最後はソの音を引っ張っておいて、ミレドは第1楽章の結びと呼応して一気に決めてくれます。さすがは、フランスの東野英治郎(爆)。会場から、いかにも満足したような拍手と歓声が上がっています。

録音は、厚みのあるオケの音色がよ く捉えられています。ウィーン響って、いいオーケストラですよね。みっちの好みでいうと、ティンパニはもうちょっと音量大きくてもいいかな。これは昨年の 「マラ6」でも感じたことなので、ムジークフェラインの響きの特徴なのかもしれません。6番より5番(コンツェルトハウスでの録音)の方がキレがいいです から。

ここまで書いてきて思ったのですが、その音楽を聴いて暖かさを感じる演奏家って、いまどれくらいいるでしょうか。冷たさやギスギス感を特徴とする人は現代に多そうですが、聴いて心が豊かになれる人は貴重ではないかな、と。

posted by みっち | 21:12 | CD・DVD | comments(4) | - |