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お気楽妄想系のページf^^; 荒らし投稿がつづくのでコメントは承認制としました。
『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』
日曜日に、わが家のホビットといっしょに3D吹き替え版を鑑賞。2時間30分の長尺ですが、ホビットは楽しんだようです。実写版3Dは初めての体験で、これまで観た3Dアニメ(『トイ・ストーリー3』、『豆腐小僧』)と比較すると、ずいぶん洗練されたなあ、と感心しました。これで、偏光メガネによる画面の暗ささえ改善できれば、というところ。

三部作「さまよえるオランダ人」編の終了で、ウィルとその妻エリザベスの出番はありません。代わりに黒ひげ船長と女海賊アンジェリカ、あと人魚専門(爆)の若き宣教師が登場。おなじみのメンバーでは、ギブス航海士、キャプテン・バルボッサ、ジャックの親父、スペシャル・ゲストとしてサル(爆)が登場します。ただ、今回でバルボッサも役割を終えた感があるので、残るネタは親子関係かなあ。

というわけで、今回のお話、主人公は人魚です(おい)。人魚が出てこない前半までは、長い長い前置きと思ってガマンしてください(おいおい)。出てきたとたんに、もう釘付け。みっちは人魚に見とれて、ほかはどうでもよくなりました(爆)。美しくも恐ろしい、描き方がとてもよかったと思います。人魚と一緒になって、ポニョのお父さんになるのも悪くないぞ、とか妄想が……。

細かい点では粗(アラ)というか、例えば、人魚が水のないところで抱っこされて運ばれる場面では別段弱った感じもないのに、なぜか縛られて腰まで海水に浸かった状態ではたちまち死にかける、というところとか、スペイン軍の描き方も、聖杯を磨くかと思えば踏みにじったり、ただ破壊だけして引き上げる(なぜかスペイン軍だけ人魚の被害に遭わなかったらしい)、っていったいなにがしたかったの? とか、つじつまが合わないところがあります。もともと合理性を求めるようなお話じゃないとはいえ、このあたり、ストーリー上重要なので、決して細かくもないんですがf^^;。あと、バルボッサの義足で酒を酌み交わす場面は、義足を傾ける角度がテキトーすぎて笑えます。数え出すと粗だらけ? まあ、人魚に免じて許す(爆)。

なお、エンドクレジットになっても、席を立たないでください。最後にオマケがあります。いつまで引っ張るの?と思ったこのシリーズですが、どうやらいつまでも引っ張るつもりらしいf^^;。なんかジャック・スパロウが寅さんに見えてきた(爆)。
posted by みっち | 20:32 | たまに観る映画 | comments(2) | trackbacks(0) |
トルトゥリエ/BBCフィルによるリリ・ブーランジェ作品集
1. リリ・ブーランジェ:詩編第24番
2. リリ・ブーランジェ:カンタータ『ファウストとエレーヌ』
3. リリ・ブーランジェ:『哀しみの夜に』
4. リリ・ブーランジェ:『春の朝に』
5. リリ・ブーランジェ:詩編第130番『深き淵より』

リンネ・ドーソン(ソプラノ#2)、アン・マレー(メゾソプラノ#5)、ボナヴェンチュラ・ボットーネ(テノール#2)、ニール・マッケンジー(テノール#5)、ジェイソン・ハワード(バス#2)
バーミンガム市交響合唱団(合唱#1,#5)、ヤン・パスカル・トルトゥリエ指揮BBCフィルハーモニック
(CHANDOS ANNI 0030 「シャンドス創立30周年記念ボックス」-3)

「シャンドス創立30周年記念ボックス」の3枚目。24歳で没したフランスの女流作曲家、リリ・ブーランジェの作品です。

すごい才能です。若くして散った、という先入観がそう感じさせるのかわかりませんが、すべてが鮮烈というか、どの場面でも生命が炎となってほとばしり出ているような緊張感が聴き手の心をとらえて放しません。

1曲目の詩編24番は、おそらく混声合唱と金管、オルガン、ティンパニという編成です。短い曲ですが、この曲からして圧倒的。同音反復的で朗唱風な合唱に、トランペットの切れ味鋭い合いの手が入ります。後半の凄絶なたたみかけは、うら若き乙女の音楽などというイメージで臨むと、びっくりして腰を抜かすこと間違いなし(→自分)。

2曲目は、リリの姉ナディア(音楽教育者として有名)がめざして果たせなかったローマ大賞を獲得したというカンタータ作品。ゲーテの『ファウスト』第2部を題材にしています。エレーヌとは、ギリシア神話の傾国の美女ヘレネーのフランス語風な呼び名です。トロイア戦争後スパルタに戻ったヘレネー(エレーヌ)を、夫のメネラーオスは多大な犠牲を払った戦争の原因は彼女にこそあるとして、神々への生け贄に捧げようとします。そこへ現れたのが、メフィストフェレスの力を借りて古代ギリシア世界を訪れたファウストで、メネラーオスを撃退してエレーヌを救い出し、彼女と結ばれるのです。悪魔と契約したからって、勝手し放題だなこいつう(爆)。しかし、この幸せも長くはつづかない、というわけで、カンタータの前半は美しく陶酔的、後半は悲劇的な展開となります。ちなみに、収録曲のうちで明確な長調をとるのは、この曲の前半部分だけです。

題材的に他の曲と比べて親しみやすいこともあり、オーケストラの表現も多彩に聴かせます。ここでは、ワーグナーの『パルジファル』の動機が耳に付きます。音楽の効果もワーグナーを研究した跡がうかがえます。しかし、ブーランジェ作品の歌唱パートは進行がなめらかで、歌手が気持ちよさそうに歌っています。姉ナディアは、この曲で妹の才能を思い知り、作曲の筆を折ったと述べていますが、まさにさもありなん。

3曲目は交響詩のようです。「哀しみ」といっても、そこはかとない憂愁などではなく、重苦しく悲痛な感情が込められています。テンポはゆっくりですが、迫り来る死、のような圧迫感・恐怖感で、うなされそうな夜の音楽。ほぼ同時代の作曲家でいえば、オネゲルに近いものを感じます。

4曲目は、3曲目と対になっている?というのも、タイトルが「夜」と「朝」というだけでなく、主要動機が共通しているからで、ヴァリエーションとも考えられます。こちらは一転してスケルツォ風にリズムが弾み、音色も軽いのですが、それでも晴れやかな長調にはなりません。生まれつき病気で、医者から短命を宣告されていたリリには、楽天的な音楽など書けなかったのだろうか、と想像します。

最後は1曲目と同じ詩編で、こちらは24分かかる力のこもった作品。地の底からわきあがるようなスケールの大きな表現です。歌詞対訳がなく、何を歌っているかはわからないのですが、深刻さは十二分に伝わります。音楽の迫力と完成度の高さには脱帽するしかないでしょう。

演奏は声楽を含めてイギリス人中心のよう(イギリスのレーベルだしf^^;)ですが、好演。切れの良いリズムは音楽の特徴を端的に表していると思います。とくにブリティッシュ・ブラスの輝かしいサウンドがものをいっています。フランスのオケだとまた違った雰囲気になるのでしょうか? ヤン・パスカルは、有名なチェリスト、ポール・トルトゥリエの子息だったと思います。この人の指揮を聴くのは初めてですが、活力に満ちた表現で、今後も活躍してくれそう。
posted by みっち | 08:29 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
ロシア民族楽器オーケストラ
ウィキペディアに「ロシア民族楽器オーケストラ」を新規投稿しました。ロシア民族楽器オーケストラは、バラライカやドームラなど、ロシアの民族楽器で編成されたオーケストラで、19世紀末にワシーリー・アンドレーエフが創立しました。ツァーリ政権下では妨害にあったようですが、ロシアの文化人たちからは支持され、ロシア革命後はソビエト政権と結びついて発展したようです。日本にはマンドリン・オーケストラがありますが、あれのロシア版という感じ?

中世ロシアでスコモローフが使っていた楽器を復元・改良して作った合奏団、というわけで、「ブィリーナ」からつながる関連項目としての内部リンク整備です。例によって画像を探したところ、この項目は外国語版にもないようで、アンドレーエフの写真しか見つけることができませんでした。外部リンクとした「アンドレーエフ記念国立ロシア民族楽器オーケストラ」の公式サイトがあるので、こちらでイメージがわかるかと思います。

面倒だから、だれか書いてくれないかなあ、とかいっておきながら、自分で書いてしまったf^^;。きょうは、たまたまLotROがメンテナンスで遊べないので(爆)。あとは、アンドレーエフ本人の記事ですが、先にオーケストラの記事を上げると、ほとんど内容が重なってしまって書けないかも。外国語版にはアンドレーエフの項目はあるので、同じ理由でオーケストラ記事がないのかもしれません。
posted by みっち | 19:41 | Wikipedia | comments(0) | trackbacks(0) |
LotRO:伝説武器の二刀流は無理だった
なかなかうまく写らないぞはい、そのとおりでf^^;。チャンピオンのLikkiがLv.52を超え、エピックでもらえる伝説武器以外も装備できるようになったところでついに判明しました。ついにというか、まあそうかもしれない、とは予期しないでもなかったんですが、あわよくば、伝説斧2丁でブンブンしたかったので残念f^^;。考えてみれば、伝説武器のスキル上昇効果が2丁分反映されるとすると、これはおいしすぎて両手武器を使う人がいなくなりそうです。

よく見ると、伝説の両手武器にはステータスアップが付いているのに片手武器にはないですよね。これも、片手伝説武器の場合は、ステータスアップはもうひとつの通常武器でどうぞ、ということなんでしょう。ただ、通常武器の二刀流ではそれぞれの武器のステータスアップ効果を受けていたと思うので、伝説ではその分マイナスになった印象はあります。ということは、相対的に両手武器の方がお得なのかな?

Likkiは二刀流キャラとして作ったので、ここはこだわりたいところ。そうなると、少なくとも左手用に高性能な通常武器(斧)がほしい。あ、そうか。伝説武器で鍛冶T6の存在価値は?とか思っていたのが、これで疑問が氷解(爆)。鍛冶T6はギルドレシピさえ作れればいいかと思って全然伸ばしてませんでした。参ったなf^^;。

また最近、CHNの切り替えスキルを「熱狂」から「熱情」に変更しました。それまでずっと熱狂だったのですが、一戦一戦で受けるダメージやデバフがほかのクラスよりきつく、これで重装備?と疑いたくなるような打たれ弱さでした。Likkiのプレイスタイルとしては、二刀流+熱狂で「黒旋風」よろしく敵陣めがけてブンブン回りながら突っ込んでいくイメージなんですが、たちまち傷だらけでバッタリ(爆)では困るので、多少はタフさも兼ね備えてもらい、「熱狂」は格下いじめ用にしようかとf^^;。

「熱情」に切り替えたところ、バランスよくなりました。ソロでも護衛クエストでもこの方が遊びやすい。物足りなくなるんじゃないかと心配していた攻撃力は、体感的にはそれほど差を感じません。これまでは倒すのが早いか倒されるのが早いか、だったのが、守備が安定して回復力もついたからか、むしろ攻撃が効果的に入っている感じがします。あと、攻撃スキルでは、二段攻撃がグレードアップして派手になり(画像で、斧を振り回す軌跡に炎をまとうようになった)、手軽かつ三段攻撃よりカッコイイので、さかんに繰り出してますf^^;。このスキルはデバフ除去効果もあるようで、そのことも安定感に寄与しているようです。
posted by みっち | 08:06 | LotRO NA | comments(0) | trackbacks(0) |
グースリ
ウィキペディアに「グースリ」を新規投稿しました。グースリは、ロシアに伝わる民俗楽器です。多弦楽器のツィターやクラヴィコードの仲間で、中世ロシアでは、スコモローフたちがグースリをつま弾きながらブィリーナを吟じていたとされています。

最近購入した『ロシア音楽事典』(日本・ロシア音楽家協会 編)を使って書いてみた項目です。同じ項目ではドイツ語版が詳しそうなんですが、言葉がわからないため、画像だけもらいました。

マイナー記事には、資料が少ないとか、あっても書ける量がわずかといった悩みがあるのですが、ウィキペディアでは、別の悩みもあります。ツールボックスに「リンク元」というのがあって、これで、どんなページから当該ページにリンクされているかわかります。このリンクが多ければ多いだけ「必要とされている」という実感がわくわけです。ところが、「スコモローフ」なんか、「ブィリーナ」以外にはみっちの利用者ページぐらいしかリンクがなかったりする(爆)。孤立状態を解消するには自分で書くしかない、というわけで、「ブィリーナ」、「スコモローフ」、「グースリ」が相互につながって、めでたしめでたしf^^;。

あと、関連項目として、できれば「ロシア民族楽器オーケストラ」と「ワシーリー・アンドレーエフ」あたりがあるといい、と思うんですが、もう面倒でf^^;。だれか書いてくれないかなあ……。

面倒といえば、もっと面倒なことを思いつきました。今回のネタ本『ロシア音楽事典』と先日読んだフランシス・マースの『ロシア音楽史』のおかげで、「ロシアの音楽」書けるかも、という無謀な思いつきが。思いつくだけなら簡単(爆)。
posted by みっち | 19:15 | Wikipedia | comments(0) | trackbacks(0) |
LotRO:各クラスの感想(Lv.50程度まで)
今回も中の人ですf^^;。その後、Likki(CHN)をLv.52、Peco(MNS)をLv.51まで上げまして、二人ともモリアに入りました。このあたりまでの各クラスでの経験というか感想を書いてみます。画像は、夜のエハド・エレギオン。

Mifuyu(CPT)
武器は両手剣を使用しています。理由は、戦闘時のアクションがかっこいいから(爆)。キャプテンは、バランスがいいですね。攻撃はそこそこある上、重装備で回復もできます。バフが得意で、従者(戦闘員というより、バフ要員)で体力も増やせて手厚い。ソロももちろん遊びやすいですが、FS組むだけで士気が向上して有り難がってもらえます。行きずりのキャラクタにバフがけしてあげられるのもうれしい。キャプテンのような種族専用クラスは人間にしかなく、ユニーククラスとしてアドバンテージが与えられているのかもしれません。役に立つ存在、それがキャプテンf^^;。

Kageyu(WDN)
盾持ち中装備ですが、ワーデン専用盾の耐久力はかなりのもの。独特のガンビット・スキルでバフをかければ、HPが半分切ったくらいからが実にねばり強く、タフ。ジャベリンの攻撃力も高く、近距離から遠距離まで死角なし。ソロ時の安定感は、全クラス中随一かも。ガンビットのおかげでクイックスロットが最小限ですみ、画面を邪魔しないのもありがたい。ただ、ガンビット・スキル構築に時間がかかることから、FSでは熟練しないとうまく立ち回れないかも。まあ、ハンターと違ってタゲとっても問題ない、というか、がんばってタゲとらなきゃ、ですね(爆)。

Arezel(RNK)
ガンダルフにあやかって、ルーン石は炎系使用です。ルーンキーパーは、けっこう不自由なクラスだと思います。能力としては攻撃と回復両方ありますが、どちらかを使えば使うほどより上位のスキルが開放されるというシステムのため、同時にこなすのは効果的でなく、特化すべき。このためソロで使うのは、ほとんどが攻撃スキルということになります。攻撃スキルは強力かつ多彩で、グラフィックも派手でおもしろい。反面、防御力は全クラス中最低で、ねばりが利きません。あと、日本語版での経験がないこともあり、各スキルや特性の効果が、実はあんまりわかっていませんf^^;。

Likki(CHN)
片手斧2丁の「熱狂」モードで遊んでいます。両手に伝説アイテム持ってブンブン、みたいな感じになりたいf^^;。このクラスも日本語版で経験がなかったため、いまいち使いこなせてない感があります。その証拠に、最近まで「容赦なき一撃」(Relentless Strike)を覚えたのに気づかないでやってました。チャンピオンって、もっと爆発力あるクラスなんじゃない?とか思ってたんですが、これ使ってなかったわけで、もうね(爆)。やっと痛快感が味わえるようになってきましたが、それでもやられるときはあっさりやられます。功績特性をあまり取っていないので、それも関係していそう。

Peco(MNS)
ミンストレルはLotROで初めて遊んだクラスで、初心者にはちょっと難しかった。でも、楽器をかき鳴らして旅する姿は優雅で好きです。キテマス・モード(「戦いの言葉」ともいうf^^;)ができてから突破力を身につけました。軽装ミンスで、「流々たる声」(Smooth Voice)で第1、第2のバラッドをバフ化、第3で攻撃力アップしてから戦闘をしかけるスタイルです。これだと、ソロでもFSでも役立つ、というのが理由です。慣れてくると、「散心の歌」や「ヴァラールの叫び」で敵をしぼりながら時間稼ぎして回復、みたいな長期戦もこなせて楽しい。スキルが多すぎてクイックスロットの配置に困るのが難点です。
posted by みっち | 08:18 | LotRO NA | comments(0) | trackbacks(0) |
連休終わり
4月28日がわが家のホビットの誕生日なので、みっち家の連休は「お祝いの品」購入作戦から始まりますf^^;。画像は今年の誕生日ケーキ。みっち家御用達の洋菓子屋さんは、ホビットのリクエストに応えてこんなオリジナルを作ってくれました。誕生日に先だって、ホビットはおばあちゃんからナノブロックの東京スカイツリーを買ってもらっていたのでした。いいよなあ。

というわけで、29日は鳥栖プレミアム・アウトレットへ。この日、九州道は朝から渋滞情報で、みっちは出かけたくなかったんですが、家族は行く気満々。結果、見事に渋滞にはまり、着くまで3時間かかりました。もう、毎日それぐらい運転してるって(爆)。

ここにはホビットお目当てのLEGOショップがあります。ふつうのおもちゃ屋には置いていないものもあり、見るだけでも楽しいみたいです。ここで、「スペース・ポリス」という国内販売されていないシリーズものをゲット。ついでに、LEGOブランドのポロシャツがなんかよかったので、親子おそろいで買ってみました。

5月に入り、ホビットと久しぶりに観に行った映画が『豆腐小僧』。いやあ、つまらなかった(爆)。唯一見るべきものがある、と思ったのは、死神かな。グラフィック面でも効果的だったし、セリフにも味がありました。以上。

あと、お出かけというほどでもないのですが、門司港のめかり公園に「海鮮市場」「潮風市場」というランチ・バイキングに行きました。ここ、旧国鉄?の倉庫のような建物の海側の壁を取り払い、使い古しの折りたたみテーブルやパイプ椅子を並べるという、設備投資にほとんどお金を使っていない「海の家」なみの環境なんですが、料理は滅法いけるということで、このごろ人気のようです。近場でもあるし、と軽い気持ちで行ったところ、すでに30組もの先約が入っていました。

その場は妻に任せて、時間をつぶすため、腹を空かせたホビット(まさに本物f^^;)とその辺をぶらぶらしました。「その辺」だけでは到底足りないのですが、いったんクルマを出すと、もう一度駐車場に空きを見つけるのはまず無理な状況でした。そこで、公園背後の山道に少し入って「冒険」しました。ちょっと山に入っただけで、全く人気がなくなり、ホビットは怖がっていました。その様子を囃すと「だって、ビビリ君だもん」と抗弁f^^;。幕末、下関戦争で戦死したフランス人水夫の慰霊碑が建っている場所を見つけて、へえ、と感心。そこから満珠干珠の島を眺めて、壇ノ浦の合戦では源義経があの辺に陣取り、平家はここから右手の田野浦に陣を敷いたわけだから、ちょうど正面辺りが開戦場所だろうなあ、などと下関戦争と関係ないことを妄想したりf^^;。その後もトロッコ列車を眺めて手を振ったり、海岸に出てフナムシと戯れたりして待つこと1時間半。ようやく席が空きました。これだけ腹ペコで食べればなんでもうまい(爆)。
posted by みっち | 20:33 | 近況 | comments(2) | trackbacks(0) |
東京フィルハーモニー交響楽団首席奏者による公開レッスン
○講師演奏会
・リスト:「小人の踊り」(2つの演奏会用練習曲より)
・リスト:「愛の夢」第3番
・バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番より「シャコンヌ」
・ブラームス:クラリネットソナタ第2番 変ホ長調 作品120-2
・モーツァルト:ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲 変ホ長調 K.498「ケーゲルシュタット・トリオ」

○受講生発表会
・ベートーヴェン:クラリネット、チェロ、ピアノのためのソナチネヘ長調より第2楽章
・シューマン:クラリネット、ヴィオラ、ピアノのための「おとぎ話」 作品132より第3曲
・シューマン:クラリネットとピアノのための幻想小曲集 作品73
・ブロッホ:ヘブライ組曲より「ラプソディ」
・ブラームス:ヴィオラソナタ第1番 ヘ短調 作品120-1

講師演奏:生方正好(クラリネット)、須田祥子(ヴィオラ)、松本望(ピアノ)
2011年5月1日、ドリームシップ下関市生涯学習プラザ・風のホール

北九響定演の打ち上げでヴィオラ・パートの方とお話しする機会があり、そのとき紹介していただいたコンサートです。発表会までに公開レッスンがあったようですが、そちらは見ていません。

講師陣は、3人ともさすがの演奏でした。響きの良い中ホールで、最初のピアノはがんがん響いて粒立ちがわかりにくくなった面がありますが、音の洪水のようなリストの音楽が堪能できました。ヴィオラ版「シャコンヌ」は、とくにすごかった。最初、譜面代に譜面を置いたのですが、空調の風が当たるようでゆらゆらなびいてしまい、結局そちらは見向きもせずに暗譜で弾ききりましたf^^;。出だしの和音こそ、いつものヴァイオリンとは違うほの暗さを感じさせたのですが、あとはもう、息もつかさないような集中力に圧倒されました。須田さんの右手は、見た目肘が張ったボウイングで、肘の角度を90度ぐらいに保っているように見えます。なのに、弓が円弧を描かずに往復できるのが不思議なんですがf^^;。それはともかく、これぞヴィオラというような鳴りで、繊細な高音から骨太な低音まで、この楽器の表現能力をまざまざと示した演奏でした。ブラームスのソナタは、ややピアノが鳴りすぎてクラリネットの柔らかな響きが聞こえない箇所がありましたが、この曲の魅力は十分発揮されたと思います。モーツァルトでも、それほど目立たないヴィオラのうまさが際だっていました。

後半は、ひきつづき講師陣もアンサンブルに加わりつつ受講生が登場しました。みなさん素人の域を出た演奏で、というか、実はプロ? ベートーヴェンのソナチネでは小学校低学年と思われる女の子がピアノを担当して、そのあまりの立派さに仰天。シューマンの「おとぎ話」は、クラリネットとヴィオラ(どちらも講師。受講生のピアノも素晴らしい)にしてやられました。この曲が生で聴ける機会が今後あるかどうかわかりませんが、この演奏なら最後になってもいいと思えるくらい。つづく幻想小曲集でもクラリネット(講師)が味わい深い響きで、受講生のピアノが若干遠慮気味だったこともむしろ功を奏した形ではないかと。ブロッホは、ヴィオラ(受講生)のパワフルな側面が楽しめました。すごい迫力でしたが、瞑想的な箇所ではもうちょっときれいな音がほしかったかな。

最後のブラームスは、第1楽章とあとの3つの楽章が2組の奏者によるリレーで演奏されました。この曲はもともとクラリネットソナタであり、その2番が前半オリジナルな姿で演奏されたわけですが、より劇的な1番はヴィオラ版がよく合うので、願ったりかなったりでした。第1楽章の深々とした開始でもう、心臓わしづかみ。ヴィオラならではの落ち着いた音色が体にしみこむようです。講師のピアノもここではバランスがよかった。受講生デュオによる後半は、楽器が変わったこともあり、より明るめの響きでヴァイオリンに近くなった感じがしましたが、音楽自体も軽快になっていっているので、これはこれで面白いと思いました。

盛りだくさんな曲目で、2時間半もかかりましたが、充実した演奏会でした。とくにシューマンとブラームスを愛する者にとっては、編成が一般的でないためにめったに聴けない晩年の名作が感動的演奏で味わえて、まさに至福のひとときでした。残念だったのは、後半聴衆がどんどんいなくなってしまい、最後のブラームスではガラガラになっていたことです。出場者の応援が終わったとか、帰りの事情とかあるとは思いますが、寂しかったぞ。
posted by みっち | 19:06 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |