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お気楽妄想系のページf^^; 荒らし投稿がつづくのでコメントは承認制としました。
第1回指揮トレ
4月の定期演奏会に向けた最初の指揮者練習が土日にありました。ソリストも参加です。というわけでプログラムを宣伝。

北九州交響楽団第107回定期演奏会

<曲目>
・ワーグナー:歌劇『リエンツィ』序曲
・ブルッフ:ヴィオラと管弦楽のためのロマンス
・パガニーニ:グランドヴィオラと管弦楽のためのソナタ
・ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 作品95「新世界より」

指揮:冨田 実里
ヴィオラ・アルタ:平野 真敏

2012年4月8日(日)15:00開演
北九州芸術劇場大ホール(リバーウォーク北九州内)

練習順で、2曲の協奏的作品から。ヴィオラ・アルタとは、通常のヴィオラより一回り大きい楽器で、現在のところ日本人演奏家は平野さんしかいないというレアな状況のようです。今回、初めて音を聴きましたが、ヴィオラの特徴ともいえる、鼻にかかったような、くぐもったようなところが全然ない、クリアな音色でした。かといって、チェロとも違います。よく、音域的に人の声に近い楽器などといわれることがありますが、この表現はヴィオラ・アルタにぴったりかもしれません。

練習では、独奏はすでに仕上がっている感じで、どの部分を弾いても鮮やかな技巧ですばらしかったと思います。オケは、というか自分はまだまだですね(ーー;)。考えてみたら、協奏作品の乗り番はこれが初めてだった。ブルッフの方はある程度つかめていましたが、カデンツァで合いの手を入れることが多いパガニーニは、ソロと指揮者がいて初めて実感できるところがあって、これから精度を上げたいと思います。

今回の指揮者、冨田実里さんは、小柄でスリムな女性でした。『リエンツィ』序曲を通して振ったあと、しばらく声が出ないくらい息が上がっていたのが印象的で、音楽に全身全霊を込めている感じが清々しい。オケのメンバーも感じるところがあったのか、初顔合わせの段階としてはとても手応えのある演奏になったと思います。みっちも「やったあ」という感触がありました。最後のストレッタでわからなくなって、なんとか帳尻を合わせたことは置いておこう(爆)。

オペラのどういう場面の音楽かを具体的に示しながら指示されていて、なるほどー。チェロパートが旋律を担当する箇所については、リズムやテンポを気にして固くなっているから、もっといい音で気持ちよく歌うようにいわれました。これはドヴォルザークでも同様で、おかげでますます楽しくなりました。

「新世界」では、「ドヴォルザークは臭く」、ということでした。三日ぐらい風呂に入らないのが理想だそうで(爆)。テンポは自由なところときっちり守るところの切り分けが明快です。でも本番ではぐちゃぐちゃになるだろうからついてきて、っていわれたんですけどどうしよう(爆)。この曲は超がつく有名曲で、聴く側としても「耳タコ」な雰囲気があるだろうと思いますが、濃度120パーセントくらいにはなりそうなので、お楽しみに。個人的には、転調やリズム処理など、あらためてこの曲が近代の作品だということが体感できました。正直、かなり弾きにくいですが、これから練習して盛り上げたい。

ちなみに、ドヴォルザークはわりとユニークなオーケストレーションをする人みたいで、休憩時間、個人的にチューバ、打楽器、フルートの方にお話を伺いました。

チューバは、第2楽章の始めと終わりの部分だけが出番で、譜面は1ページのみです。思った以上にペラペラ(by「銀魂」)。トロンボーンとの持ち替えなどもなく、あとはずっと座ってるだけだそうです。「楽ちん」だって笑ってられましたけど、ある意味しんどくもあるでしょうねf^^;。

シンバルは、第4楽章の前半の1発のみ。それも mf であまり強くないので、聴衆はいつ打ったか気がつかないかも。こちらの譜面も1ページだけ、っていうか、シンバルは一撃なので、第3楽章だけ出番があるトライアングルの譜面におまけで載っていましたf^^;。実際、一人で両方扱うそうで、これならチューバよりは出番があるわけですね。

フルートは、ソロが2番奏者に指定されているのが特徴で、ドヴォルザークではよくあるらしい。ファーストの人がとったりしないの?と聞きましたが、ちゃんと楽譜の指定どおりやるそうです。ただし、ソロの部分は音域が低く、フルートが鳴りにくいところなのでかなり気を遣うみたいです。直前の練習で、その部分で他のパートは抑えるように指示があったところだったので納得。がんばってください!
posted by みっち | 19:43 | cello | comments(2) | trackbacks(0) |
日本フィル 北九州公演
・ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調 作品88
・ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 作品26
・ラヴェル:ボレロ

岡崎慶輔(ヴァイオリン)
大友直人(指揮)、日本フィルハーモニー交響楽団
2012年2月11日(土)、アルモニーサンク・北九州ソレイユホール

家族3人で聴きに行きました。ロビーで弦楽四重奏の歓迎ミニ・コンサートがあり、ドヴォルザークの弦楽四重奏曲「アメリカ」のフィナーレや「パッヘルベルのカノン」など、わが家のホビットも楽しんだようです。

最初の「ドヴォ8」は、ひとことでいえば爽やかな演奏。第1楽章冒頭やフィナーレ主題のチェロ、第3楽章のヴァイオリンなど、主旋律を担当する弦楽器が美しく、管楽器も適度なバランスで鳴っていました。小気味いいテンポとあいまって、手堅いなあ、と。ただ、正直言って、どの楽章でも眠気に襲われました。これは、この週仕事で疲れていたのと、「ふつう」の演奏では物足りなくなってしまっているみっちの体質に問題があるかもしれませんねf^^;。

休憩後のブルッフでは、岡崎慶輔のヴァイオリンが聞き物でした。なめらかで繊細な美音に加えて、表情豊かなアーティキュレーションでこの曲を新鮮に聴かせます。ソロに触発されたのか、オケもドヴォルザークのときより一段彫りが深くなった感じで、エンジンがかかってきたのかな、と。

編成も大きくなったボレロでは、存分に盛り上げてくれました。全体的に、弦と金管は文句ありませんが、木管楽器がもうちょっとアピールしてくれたらよかったかな。アンコールでは、プッチーニのオペラ『マノン・レスコー』から第3幕への間奏曲ということでした。オペラを得意とする大友直人の面目がよく現れた演奏で、スタイリッシュでスマートなだけではないところが聴けてよかった。みっちとしては、このアンコールがいちばん印象に残りました。

さて、毎年この時期に九州公演してくれる日本フィルですが、政府の公益法人制度の見直しにより楽団存続の危機に立たされているようです。特定の大口スポンサーを持たずに自主運営しているオーケストラだけに、中央・地方での活動実績がどれほどあろうと、財政問題は常につきまといます。マスコミが「行政改革」だの「仕分け」だのと騒ぎ立てている裏で、日本のクラシック文化の一端を長年担ってきた貴重なオケがつぶされようとしている。日本フィルにはこのピンチをぜひとも切り抜けてもらいたいと思っています。こういうときに、地方公演の指揮を引き受けた大友直人にも拍手!
posted by みっち | 19:57 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |
SONGS 山本潤子
NHKの番組を録画して鑑賞。ハイ・ファイ・セットは、みっちが多感な時期を通じて愛聴していたグループで、クラシック以外ではLPをいちばん買ったと思います。

だけど、当時からそんなにテレビには露出していなかったんじゃないでしょうか。大ヒットした「フィーリング」で紅白歌合戦に一度出た以外は、ミュージック・フェアで「雨のステーション」を歌ったことぐらいしか記憶にありません。ちなみに、このときの「雨のステーション」こそは、みっちがハイ・ファイ・セットを聴くきっかけになった曲です。「季節は」のところでぱあっと広がるハーモニーに引き込まれました。

時は流れて、グループ解散後も山本潤子がソロで歌い続けていることは知っていましたが、テレビで見るのは初めてです。歌われたのは、「冷たい雨」、「翼をください」、「海を見ていた午後」、「卒業写真」の4曲。「赤い鳥」時代の「翼をください」を除けばすべて荒井由実(当時)の曲です。なかでも「海を見ていた午後」は、山本潤子の思い入れがある曲らしく、確かにこの曲での歌唱は、当時からたいへん印象的でした。番組では、山本潤子が歌詞にある横浜のレストラン「ドルフィン」を実際に訪れて、紙ナプキンに「忘れないで」と書いたりしてくれます。インクはあまりにじみませんでした(爆)。

小田和正と財津和夫のインタビューが挿入されていて、これも印象深かった。小田和正の「希有なボーカリスト」、財津和夫の「無表情に歌うんですが、そのなかに気持ちが入っている」といったコメントは、さすがによく知っているなあと感じました。また、今回のアレンジとピアノは井上鑑で、こちらもみっちがよく聴いていた人です。

30分で4曲はちょっと少ないかな。途中で「竹田の子守唄」が流れますが、できればもう2曲ぐらいオリジナル曲を歌ってくれるとよかった。それだと40分になるかもf^^;。それにしても、当時と全然変わらない歌いぶりで、聴いていてなぜだか涙が止まりませんでした。「なにもかもが懐かしい」ってことか。
posted by みっち | 20:53 | お気楽妄想系 | comments(2) | trackbacks(0) |
超渋滞
このところ、帰りが遅くてブログの更新ができていません。来週も無理だと思います。2日は大変な目に遭いました。この日、山口県で積雪があり、高速道路などが軒並み通行止めになったせいで、下り線が大渋滞となったのです。

木曜日は北九響の練習日でもあり、ある程度の混雑を予想して、4時半に宇部を出発しました。しかし、結論からいうとこの日は家に帰れませんでした。小野田までは比較的流れていたのですが、ドライブイン「みちしお」の手前あたりから2号線がまったく動かなくなり、30分待って100メートル進むみたいなペースに(ーー;)。このルートはふだんでも長府才川あたりから長府トンネルまでは混雑するので、らちがあかないと判断して、みっちは王司から右折して中央霊園経由で新下関方面に出る山越えルートに向かいました。すでにこの時点で9時を回っていました。

しかし、山越えはまた別の危険が。道は空いていましたが、進むにつれて前方が白くなってきた(やめてー)。途中、立ち往生したらしい車を避けながら坂道に挑みます。もちろんノーマルタイヤで(爆)。峠まであとちょっとのところの登りがきつく、タイヤが滑り出して死ぬかと思いましたが、なんとかクリア。下りはエンジンブレーキを効かせながら慎重に下りました。やれやれ、こんなピンチは20代のころの冷水峠以来でした。スリップ防止機能のインジケータが何度も点灯したので、アシストが働いたおかげで助かったのかもしれません。

ところが、内日線に合流するところで視界に入ってきたのは、国道並みのクルマの行列でした(爆)。こっちも同じか……。まあ、向かう先は同じですから当然ではありますね。ここから遠くないところに実家があるのを思い出したみっちは、この日の関門トンネル通過を断念。親の家にたどり着いたのは10時半でした。せめて、あのまま2号線を行ってたら、その日のうちには休めなかったということにしようf^^;。
posted by みっち | 08:26 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |