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お気楽妄想系のページf^^; 荒らし投稿がつづくのでコメントは承認制としました。
チャイ5の練習
次回定期演奏会のメイン曲、チャイコフスキーの交響曲第5番のオケ練習が始まりました。まだ楽譜をやっと作ったという程度で、ほとんど初見状態でしたが、最後まで通しました。有名曲だけに経験者もいてくれて、心強い。

1回目は分奏で弦楽合奏。管楽器や打楽器がいないので、旋律やリズム、和音の支えがなかったりしますが、これはこれで新鮮に聞こえます。いつもなら金管が喨々と吹き鳴らしている陰で、この楽器がこんなことしてる、というのがわかるのも面白い。

この日はトレーナー不在で、コンミスに振ってすすめてもらったんですが、いくつかありがたいアドバイスをいただきました。例えば第1楽章で、第1主題のタッタターというモチーフには休符があるのとないのがあって、違いを明確に弾き分けないといけないとか。第2楽章でチェロがメロディーを取るところは、先日の打ち上げのときに「指揮トレなどでまず引っかかるから」と教えてもらっていたので、実はここだけは繰り返してさらっておいたところ、「思ったよりよかった」とほめられましたv(^^)。どんなのを思ってたのか、ちょっと気になるけど、それは聞かないでおこうf^^;。

フィナーレではヴァイオリンなどの強奏箇所に「フェローチェ」という指定があるらしく、コンミスの指示いわく、「ここは白目でお願いします」。チェロにはその指定がないんですが、同じ箇所はやっぱり「白目」だそうです。ええとまあ、みっちの場合、ここに限らずほとんど白目でしたけど。あ、その白目じゃない?(爆)。

チャイコだけに、うねうねした半音階的な動きがなかなかヤラシイですが、やっぱり音楽がよくできてますねえ。きれい。それに、前にやった4番と比べると、しろm(もうやめとこう)なんとかなりそうな感じだし。どんな指揮になるのか、楽しみです。
posted by みっち | 12:24 | cello | comments(0) | trackbacks(0) |
福岡市民オーケストラ第69回定期演奏会
・ベートーヴェン:エグモント序曲
・ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容
・シューマン:交響曲第2番 ハ長調 作品61

曽我大介指揮、福岡市民オーケストラ
2013年11月24日、アクロス福岡シンフォニーホール


この日は妻がヘンデル『メサイア』を歌う本番と重なっていて、「裏切り者」呼ばわりされながらシューマンを取って博多に出かけました。奥方様、お許しを。だってもう聴く機会ないかもしれないじゃんf^^;。北九響もけっこう意欲的な選曲していると思うんですが、福岡市民オケのプログラムも大したものですよね。シューマンの2番もマイナーですが、一般人はまず知らないだろうヒンデミットまでやるんだから。

最初の『エグモント』で、このホールの響きの良さをあらためて実感。弦楽合奏の厚みが素晴らしい。チェロの主題は、自分ならどうやって弾くか考えながら聴いていました。だんだん弱くなる、というか遠ざかっていきながらも曖昧さがないように、という感じでしょうか。いつかまたここで演奏する機会があるといいなあ。この曲、単純な構成なので、コーダのドンガラガッチャン(爆)が異様に聞こえることがあるんですが、重厚さを保っていて自然な推移でした。

ヒンデミットの曲は、みっちもテレビかFMで一回聴いたかどうかですが、面白かった。オーケストレーションはかなり錯綜している感じながら、各パートがんばりました。とくに、第3楽章後半のフルートが印象に残りました。ヒンデミットでは、たしか『画家マチス』でも印象的なフルートパートがあったような記憶があります。第4楽章はちょっとマーラーを思わせるような行進曲で、ここでは金管の切れの良さが出ていて痛快。

シューマンの2番は、やはり弦がしっかりしていて聴き応えがありました。第1楽章の展開部も全然退屈せず。再現部からはチェロはもうちょっと前に出てもいいかな? 第3楽章のテンポを速めにして、アタッカのように間を置かずにフィナーレを続けるというアイデアは面白かった。第4楽章には第3楽章のモチーフが頻出するので、こうすることで、第3楽章が序奏のような位置づけとして聞こえてくるわけですね。第3楽章をあまりにもゆっくり耽溺的にする演奏は曲の構造がわからなくなってだれると思うので、支持できます。フィナーレのコーダの終わりでティンパニが派手にリタルダンドしたのはサービス? 楽譜の指定? もう少し手前から遅くしておけば、ここだけ見得を切る感じにはならなかったと思いますが、効果は大きく、堂々とした終結でした。

プログラムの曲目解説に書いてあったんですが、シューマンの2番の終楽章の元ネタがベートーヴェンの歌曲集『遙かなる恋人に寄す』の第6曲「愛する人よ、あなたのために」にあるという指摘は初めて見ました。歌曲のその部分の譜例が載っていて、始まりは確かに似ていなくもないんですが、後半は違う気もする。いずれにしろ非常に興味深い説です。これ、ほかに誰かがいってることなんでしょうか?
posted by みっち | 23:19 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |
澄川孝子ソプラノリサイタル第10回記念公演
・ヨハン・シュトラウス:オペレッタ『こうもり』ハイライト

澄川孝子(ロザリンデ)、水谷明仁(アイゼンシュタイン)、藤田卓也(アルフレード)、坂井里衣(アデーレ)、國元隆生(ファルケ博士)、浜田嘉生(フランク刑務所長)、松本洋子(オルロフスキー公爵)ほか
角 岳史指揮、ピアノと弦楽アンサンブルによる編曲版演奏

2013年11月22日、下関市民会館大ホール


ヨハン・シュトラウスの『こうもり』は序曲が有名ですが、オペレッタそのものを聴く機会はそうないでしょう。今回のもバックはオケではなくピアノと弦楽四重奏による編曲版で、しかもハイライトということで、フルではないですが、それでもかなり本物に近い形で楽しめました。

序曲が始まってすぐカットがあって「もうそこ〜?」みたいな感じになったのがちょっと惜しいですが、あとはどこがカットされていたかは不明f^^;。字幕だけでなくナレーションもあって、ストーリーはかなり理解できました。2点ほどよくわからなかったのが、召使のアデーレがなぜオルロフスキー公の夜会に参加していたのかということと、ラストでファルケ博士がすべては私の仕組んだ芝居だったと明かすわけですが、「すべて」って、つまりアイゼンシュタインの投獄もアルフレードとロザリンデの密会もオルロフスキー公の夜会も全部ってこと? という疑問が残ったのですが、まあシャンパンのせいってことでいいか(爆)。

歌手はみなさん実力者のようで、演技も含めて実に楽しそうでした。ロザリンデ役の澄川さんはウィーンで活動しておられたので、これが念願の舞台だったそうですが、本場を彷彿とさせる愛嬌のある歌唱・演技でした。オルロフスキー公がいわゆるズボン役なのは、メゾソプラノあるいはアルトの適当な役がないからでしょうか。これがまた宝塚の男役か西本智実か(爆)というようなかっこよさでした。

第2幕のフィナーレIで休憩となり、休憩後は劇中の余興という趣向で、指揮者自らが曲紹介しながらのコンサートとなります。ここで演奏されたのが、シュランメルン音楽の『ウィーンはウィーン』、カラス『第三の男』、ジーチンスキー『ウィーンわが夢のまち』、プッチーニ「誰も寝てはならぬ」の4曲で、どれも素晴らしかった。『第三の男』では、澄川さんのリアル伴侶、中野義久さんによるギター独奏に魅せられ、「誰も寝てはならぬ」では、劇中ではコミカルな演技と歌唱で笑いを誘っていたアルフレード役の藤田卓也さんが、ドラマティックでこれでもかというような声の伸びを聞かせて度肝を抜かれました。いやすごかった。

予算の制約もあってか、簡素な舞台ではありましたが、オペレッタの楽しさは十分に味わえました。できることなら、シャンパン片手に鑑賞できたらいいなあf^^;。
posted by みっち | 23:34 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |
バリー/ロンドン・フィルほかによるR・シュトラウス『ばらの騎士』ハイライト
・リヒャルト・シュトラウス:歌劇『ばらの騎士』 ハイライト

イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)、ジョン・トムリンソン(バス)、ダイアナ・モンタギュー(メゾソプラノ)、アンドリュー・ショア(バリトン)、ローズマリー・ジョシュア(ソプラノ)、ジェニファー・ライス=デイヴィス(ソプラノ)ほか
デヴィッド・パリー指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1998年12月14-16、18日
(CHANDOS ANNI 0030 「シャンドス創立30周年記念ボックス」-22)


「シャンドス創立30周年記念ボックス」の22枚目は、リヒャルト・シュトラウスのオペラ『ばらの騎士』ハイライトです。なお、歌詞は英語訳になっています。聴いていて、どうも発音が英語っぽく聞こえるのでジャケットをよく見ると、Opera in English と書いてありましたf^^;。

『ばらの騎士』は、リヒャルト・シュトラウスのオペラ中もっとも有名な作品で、ドイツ・オペラとしても人気が高いもののひとつでしょう。ただし、みっちはリストと並んでリヒャルト・シュトラウスを敬遠しており、まともに聴いたことのある作品は少ないf^^;。リストは先日オケで『レ・プレリュード』を弾いて、これはもっといろいろ聴くべきかと見直しているところですが、シュトラウスの方はいまだに共感を覚える機会に恵まれません。中でも困るのが『英雄の生涯』とか『家庭交響曲』みたいな「オレ様ヒーロー」目線の曲で、オーケストラの効果が華々しいだけに、余計に空しさを感じる。そういうわけで、『ばらの騎士』もカルロス・クライバーの録音を昔のビデオでチラ見した程度です。

もとはかなり長い上演時間を要するオペラが70分程度に納められていて、けっこうお手軽感があります。どこがどうカットされているかはわかりませんが、シュトラウスの極彩色のオーケストレーションは遺憾なく発揮されていると思います。声楽陣も素晴らしい声です。女声では、とくに終わりの三重唱は、ワーグナーの『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第3幕の五重唱に匹敵する美しさだと思いました。男声では、オックス男爵役のトムリンソンが、いかにもな悪代官っぽい声で笑いを誘います。

総じて、水準の高い演奏・録音だと思います。小さい音でBGM的に流しても、きれいでしゃれた音楽だなあ、と感じるのではないでしょうか。ソフィスティケートとはこのことかと。英語の発音が果たして音楽とマッチするのかという疑問はなくはないですが、シャンソンを日本語訳で歌うのと同じか、ということでf^^;。
posted by みっち | 23:43 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
『清須会議』
三谷幸喜監督の新作公開を楽しみにしている、みっちです。わが家のホビットとさっそく観に行きました。150分で、ちょっと長いんですが、中身は詰まっています。

最初に、前田玄以が広げた絵巻物からの回想という形で、本能寺の変と山崎の合戦のダイジェストがあります。ナレーションも説明もなく場面がくるくる切り替わるので、予備知識のない人がこれらを見てどこまで流れが分かるのかは疑問かも。そういうわけで、織田信長や明智光秀は回想シーンのみの登場です。

あとは清須会議の5日間を密着取材という感じで、全体的には舞台にでもかけられそうな三谷幸喜得意のシチュエーションドラマが大部分を占めます。舞台となる清須城のセットは、現実の清洲城址に建っているコンクリート製の模擬(ニセモノ)天守なんかより遙かにそれっぽいもので、いっそのこと取り替えたらいいんじゃないかと思いました(爆)。宿老の一人、滝川一益は会議開始に間に合わず、関東から清洲に向かって走り続け(途中で前作の「死に証人」、更級六兵衛さんの生前の姿が見られますf^^;)、その一益の到着を待つための余興としての旗取り合戦などがありますが、こうしたロケシーンはごく一部で、戦国スペクタクル的な効果などは全然なし。

「太閤記」などで誰でも知っていそうな清洲会議ですが、登場人物が多分にカリカチュアされていながらイメージを裏切らないで、実際こんな感じだったんだろうなと思わせます。演出的にもなるほどそういうことか、と「発見」できる要素がたくさん盛り込まれていて楽しめます。柴田勝家と羽柴秀吉の二人は中心人物ならではの存在感で、役所広司の権六は実にキュート。普段はむさい格好で風采が上がりませんが、鎧の胴を身につけるととたんに頼もしく見えるところがさすがです。映画のあとの展開を知っているだけに、見る人は笑いながらも胸が締め付けられるような思いがするでしょう。大泉洋の方は顔だけで「やられた!」感があります。秀吉役は、もうこの人しか考えられないぐらいのインパクト。しかも、この二人だけでなく、丹羽長秀の苦悩や池田恒興の打算、前田利家の堅物ぶり、織田信包(三十郎)の傍観者的態度など、登場人物全員のキャラが立っていてそれぞれ魅力的なのが三谷演出のすごいところ。

笑いの要素は随所にちりばめてありますが、今回のチャンピオンは、やっぱり妻夫木聡演じる織田信雄でしょう。余興の旗取り合戦は、どいつもこいつもという感じでみっちは『チキチキマシン猛レース』を思い出しましたよ。3レース中まともな展開が一本もないわけですが、ここで信雄殿がまさかのというか、期待通りのというか、ぶっちぎりで場内爆笑のうず。妻夫木も、こういうかるーいノリが合ってるみたい。登場人物の中で、戦国の世をくぐり抜け江戸時代まで生き残ったのはこの信雄くらいですから、ある意味凄みすらあるf^^;。続編出たら面白いかも。『信雄の野望』とか(爆)。あと、どうでもよさそうな忍びの役で出てる天海祐希も、好きだぞ(爆)。このエピソードは、石田三成の故事がヒントかな。
posted by みっち | 22:43 | たまに観る映画 | comments(0) | trackbacks(0) |
北九響第110回定期演奏会
・ショスタコーヴィチ:祝典序曲 作品96
・レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア 第1組曲
・マーラー:交響曲第1番 ニ長調

指揮:田中一嘉、北九州交響楽団
2013年11月17日、アルモニーサンク北九州ソレイユホール


北九響の定期演奏会が終わりました。入場者は1300人余りだったそうです。ご来場の皆さん、ありがとうございました。

みっちにとっての初ショスタコ、『祝典序曲』は始まったと思ったら一気呵成で、あっという間に終わりましたf^^;。2階席にバンダの金管隊を配置しての大音響に、観客のみなさんも喜んでもらえたみたい。ステージでも燃えましたね。ゲネプロでは田中先生から弓をギチギチに固くしないように指示されて、おかげで響きがもうひと伸びしたように思います。

レスピーギは降り番で、舞台上手の袖で聴いていました。ステージの真ん中にハープとチェンバロが配置されているのはなかなか斬新でした。演奏も、オーボエやチェロのソロを含めてとてもよかったと思いますが、あまりなじみのない曲のため、眠気を誘われた人もいたらしい。

休憩中に、ドリンクを飲んでドーピング(爆)。いつもは開演前に飲むのですが、降り番があったのと、早く飲むとショスタコだけでエネルギーを使い果たしそうな気がしたんでf^^;。第1楽章、舞台裏のトランペットのファンファーレや、フィナーレでのホルン隊の起立など、お楽しみ要素もあって盛り上がりました。チェロとしては、第1楽章の繰り返しや第3楽章の中間部、フィナーレの第2主題の再現など、いくつか出に不安が残っていたんですが、集中できたと思います。ただしプルトが多いため、ステージ後ろの方が混雑してちょっと狭かった。ゲネプロでは、右側にいたエキストラのプロ奏者、岸本義輝さんの左肘にみっちの弓元を当ててしまい、本番では、今度はプルト表のYさんを何度か弓先で刺してしまいました(ーー;)。申し訳ございません。

アンコールは、レスピーギの『リュートのための古風な舞曲とアリア』第3組曲から「イタリアーノ」でした。有名な「シチリアーノ」も含まれる第3組曲は弦楽合奏用なので、今回はプログラムに載らなかったようです。

田中先生とは、シベリウスの2番、フランク、今年2月の『マイスタージンガー』前奏曲など、につづく4回目の顔合わせでしたが、練習してできることが増えていくほど注文が厳しくなっていき、どこまで連れて行ってもらえるのだろうという奥深さを感じます。今回も大変充実した時間を過ごすことができました。ぜひまたお願いします。

というわけで、次回はオール・チャイコフスキー・プログラムです。乞うご期待。

第111回定期演奏会ご案内
・チャイコフスキー:イタリア綺想曲
・チャイコフスキー:組曲第4番「モーツァルティアーナ」
・チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調
2014年4月20日(日)、北九州芸術劇場大ホール
posted by みっち | 22:03 | cello | comments(0) | trackbacks(0) |
前奏曲 (フォーレ)
ウィキペディアに標記記事を立ち上げました。「舟歌」、「即興曲」、「主題と変奏」、「夜想曲」、「ヴァルス=カプリス」につづくフォーレのピアノ曲シリーズ第6弾にして完結編。われながら、よくやったf^^;。えらい、えらい(爆)。

フォーレの前奏曲については、この記事を書くまでは正直なところ頭にありませんでした。ユボーのフォーレ:ピアノ曲全集で過去に聴いているはずですが、印象に残っておらず、今回聴き直して、いやこんな曲がまだあったのか、と不明を恥じる次第です。前奏曲ではショパンと、フォーレと同時期に書かれたドビュッシーの作品がこの分野での代表作になっているわけで、フォーレもせめてあと3曲書いて12曲セットにしていたら、もう少し有名になったのではないかと思うのは、おそらくみっちだけではないでしょう。フォーレ自身も前奏曲をまだ書くつもりがあったようなんですが、結局続かなかったのは、あるいはドビュッシーの「第一巻」を聴いて、これに対抗していると見られたり、「二番煎じ」といわれる事態を避けようとしたのかもしれませんね。

この記事を書いている途中で、楽譜を画像によらずテキストとして直接入力できる方法があることを知りました。[[Help:Score]]がそれで、いままで譜例を付けたくてもコモンズになくてあきらめていたのが、これで解決です。ただし、やってみるとなかなか難しい。うまくいくときれいに表示されるんですが、どこかおかしいとすぐエラーになります。それで、どこをどう直したらいいのかよくわからないという(ーー;)。とりあえず、前奏曲第4番の節で譜例を使ってみましたが、不慣れなこともありたったこれだけでも苦労しました。しかし、動機や主題の例示などの単純なものなら、これからどんどん付けていけるようになったわけで、これは画期的でしょう。
posted by みっち | 15:40 | Wikipedia | comments(0) | trackbacks(0) |
区民音楽祭終了
日曜日、バッハの無伴奏チェロ組曲第2番からクーラントとサラバンドで出演しました。リハーサルでは順調だったのですが、本番、クーラントの前半がよれよれになり、修復不能となって「すみません、間違えました」っていって途中からやり直す事態に(ーー;)。ふだんの練習でもめったに引っかからないところなんですけどねー。

あれです、フィギュアスケートでいえば、4回転ジャンプが1回転になった、じゃなくて、ジャンプ前の滑走でバランス崩して転倒みたいな(爆)。平常心を失うとこうなる、ということでしょう。
後半はだいぶ持ち直し、2曲目のサラバンドは気合いの入った演奏になったと思います。よく鳴っていたといわれました。バッハ2曲はなかなか難しいなあ。

これでソロ本番は終わったので、来年の出し物を考え始めています。一応、隔年でバッハ無伴奏とピアノとの合奏を交代で弾くようにしているので、来年は合わせものの年ということになります。ちなみに、2014年はこんな作曲家の記念年です。

・生誕150年(1864年生まれ):グレチャニノフ、リヒャルト・シュトラウス
・生誕100年(1914年生まれ):伊福部昭
・没後150年(1864年没):マイアベーア

うーむ、チェロ曲あるのかな? 伊福部昭の合唱曲をチェロで弾くという手はあるかもしれないと思ったんですが、どんな曲があるのか全然知らない。前から弾きたいと思っているのがメンデルスゾーンのチェロソナタ第2番の第1楽章ですが、10分ぐらいかかるので長さが問題。あとは、フォーレのチェロソナタ第2番の第1楽章もやってみたいなあ。これだったら、『夢のあとに』(実はこの曲も発表したことがない)なんかとセットにしてもいいかも。しかし、妻からはスケジュールが詰まっていて伴奏がきついので無伴奏にしろといわれてしまいいました。どうしよっかなー。
posted by みっち | 23:17 | cello | comments(0) | trackbacks(0) |
三國志3DS
任天堂の携帯ゲーム機用のコーエー「三國志」シリーズの最新作。といっても、これはPC用の「三國志V」のリメイク版「三國志DS3」の再リメイクです。DS用の三國志シリーズは3作あり、すべて遊びましたが、「V」ベースの「DS3」がいちばん出来がいい感じで、長く楽しめるものでした。

それで今回の「3DS」ですが、画面的にはあまり代わり映えがなく、単に「DS3」の「3」が後から前に出ただけのような気もしました(爆)が、遊んでみると、武将やシナリオの数に加えてイベントや戦闘時の陣形なども増えていて、けっこう「おお!」と思わせる内容になっています。とくに、攻守に強いが機動力に劣り、火矢に弱い「密集」、防御的ながら機動力が高く、敵の突撃を無効にする「八卦」など、陣形が増えたことは大きく、武将の活用範囲も広がって戦術的により面白くなっています。また、BGMがオーケストラサウンドになったのもポイント高いです。このごろ『蒼天航路』を読んだ影響で、わが家のホビットもはまっていますf^^;。

新しく導入された「名君チャンピオン道場」で「三段」を獲得すると新しいシナリオが遊べるというので、これからまずやってみました。「名君チャンピオン道場」はミッションクリア目的のショートシナリオで、クリアすると得点に応じて段位が上がる仕組み。これで選べるようになる本編シナリオが「戦国七雄」。どうやらPC版で最近導入された仮想シナリオのようです。東周時代の七国の領地を再現しているみたいですが、当時の武将だけでなく三國志の武将もふつうに登場します。というか184年開始だから、三國志の武将が出るのが当たり前なんですが、なぜか劉邦や張良、簫何といった楚漢の武将たちから南宋の岳飛まで登場するので、要するに中国時代劇オールスター・キャストみたいなもの? おかげで能力値がインフレ状態もいいところですが、まあにぎやかでよろしい(爆)。

この仮想シナリオで、みっちは燕の昭王・姫平を選んでプレイしました。燕はスタート時3都市、配下は7武将で七国の中でいちばんショボい感じ。位置的に端っこなので、背後を気にしないでいいという点が救いです。人材もめぼしいのは「隗より始めよ」の郭隗くらいで、歴史では燕を一躍列強に押し上げた楽毅がいないかと探したんですが、見つかりませんでした。どこにいるのか、情報をお持ちの方はお知らせください。最初のターンで全軍を挙げて斉の南皮(西北部でもっとも人口が多い拠点)を攻め落としたので、収入と兵力のカバーはなんとかいけたんですが、人材不足のためその後は膠着状況がかなり続きました。できればすぐに平原も取っておいた方がいいのかもしれません。その後、知力100の張良を引き抜いてからは、もう問題なしでしたf^^;。

「V」ベースの三國志で文句があるとすれば、戦闘での援軍システムでしょう。援軍到着が隣の都市からは5日間単位に決まっているのはいいとして、その配置場所が問題で、守備側の場合はいきなり城付近にワープしてきます。攻撃側でこのとき城塞攻略中だったりすると、突然周囲にわいた敵援軍に背後からの突撃や包囲攻撃をかまされてひどい目に遭います。したがって、戦闘が始まって5日が経過するまでにかたを付けるか、でなければ一度兵を下げて備える必要があります。これはないよね。まあ、こっちが守備側のときは同じ手で逆に相手をはめることもできるわけですが、攻める方が当然多いしf^^;。

難点はこれくらいで、あとは楽しく遊べます。待てよ、ちょっと動作が重いかな? 画面の切り替えに時間がかかる気がする。それから、セーブするときのカーソル位置が前回セーブ時の記憶になっているのはよくない。これはロードしたデータ位置を記憶してくれないと。このため、複数のデータで遊んでいて、2度ほど他のセーブデータを上書きしてしまいました。注意すればいいんですけど、画面切り替えがもっさりなこともあって、つい手拍子でボタンを押したときはもう遅い状態(ーー;)なので、ここは改善してほしいですね。

あと、そろそろ三國志9あたりを移植してくれないかな。武将プレイはなくてもいいので、7、8はパスで構いません。
posted by みっち | 11:39 | お気楽妄想系 | comments(0) | trackbacks(0) |
ヴァルス=カプリス (フォーレ)
ウィキペディアに標記記事を立ち上げました。「舟歌」、「即興曲」、「主題と変奏」、「夜想曲」につづくフォーレのピアノ曲シリーズ第5弾。このあと、前奏曲集を書けばシリーズ完了の予定。

この記事を書くまで、曲名の表記はヴァルスとカプリスの間に中黒(・)を使っていたのですが、フランス語ではValse-caprice で、日本語ではサン=サーンスとかと同じで「=」表記が正解らしい。4曲しかないこともあり、約15,000バイトでわりとすんなり作れてしまいました。この間、車でジャン・ユボーの演奏を繰り返しかけていたんですが、まだ3番までしか聴けてないうちに記事がほぼできてしまい、急いで第4番も聴きましたf^^;。

ヴァルス=カプリスは、フォーレのピアノ作品としては例外的な華やかさがあります。曲が比較的大規模で長く、形式がとらえにくくて、次にどうなるのかなかなか覚えられないのですが、そこが「カプリス」たる所以なのかも。3番、4番になると、作曲時期が舟歌第5番や夜想曲第6番と近いだけに、曲想、展開ともに一筋縄ではいかなくなってきますが、それでも親しみやすさは保っており、楽しめます。フォーレ自身がピアノロールの録音のためにこの4曲を選んで弾いている、というのは、大衆向けのアピールやサービスという意識もあったでしょうが、フォーレ自身が好んでいたからこそでしょう。

[[利用者:みっち/記事の書き方]]も、かなり加筆しました。これまで書いた記事の中からいくつか実例を挙げて説明を試みたり比較したり。全部オリジナルで作った方が面白いような気もするんですが、どうなんだろ? まあこれで、少しは書き方指南みたいに見えるようにはなったでしょうかf^^;。ほかになにかリクエストとかありませんか?
posted by みっち | 22:56 | Wikipedia | comments(0) | trackbacks(0) |