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お気楽妄想系のページf^^; 荒らし投稿がつづくのでコメントは承認制としました。
ヤンソンス/オスロ・フィルによる、チャイコフスキー:交響曲第5番
・チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 作品64

マリス・ヤンソンス指揮、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1984年1月26、27日
(CHANDOS ANNI 0030 「シャンドス創立30周年記念ボックス」-23)


「シャンドス創立30周年記念ボックス」の23枚目は、ヤンソンス指揮オスロ・フィルによる、チャイコフスキーの交響曲第5番です。苦手な声楽ものが切れてほっとf^^;。

マリス・ヤンソンスは、昔日本でも指揮していたアルヴィド・ヤンソンスの息子で、このオスロ・フィル時代に評価を上げたらしく、いまやロイヤル・コンセルトヘボウ管やバイエルン放送響のシェフを兼務し、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートにも登場するという、現代クラシック界を代表する指揮者の一人といっていいでしょう。

ヤンソンスのCDでは、オスロ・フィルとのコンビでショスタコーヴィチの交響曲第6番と第9番のカップリングを持っていたと思いますが、そのときの感想は「わりとふつう」というものでした。まあ、比較対象がコンドラシンなので、他の演奏ではこれ以外の感想が持てない可能性もあります(爆)。今回のチャイ5は、推薦盤として挙げられているのを目にすることもあり、彼の本領がよく分かる演奏かも、と期待しました。

ひとことでいえば、インテンポによるキビキビした演奏。従来のチャイコフスキー演奏に見られるような、情感たっぷりな抑揚やテンポの揺れは抑えられて、筋肉質でスタイリッシュな造形に主眼を置いた新古典主義的解釈といえそうです。同時に、フレーズや同一音の中でのダイナミクス変化を強調したり、ところどころでヤンソンスならではと思われるこだわりも見られます。

これだけ聴いていると、なかなか新鮮で全然悪くない。ただし今回は、手持ちの3種類の演奏との聴き比べをやってしまったので、それも書いておきます。

比較試聴したのは次の3枚

1.ケンペ指揮バイエルン放送響
2.デル=マー指揮ロンドル・フィル
3.ロジェストヴェンスキー指揮モスクワ放送響
聴き比べは、ヤンソンスのキビキビしたところがケンペ盤を思い起こさせ、似た演奏として挙げようか?と思ったのがきっかけ。しかし、聞き直した結果はまったく別物でした。ケンペ盤は、第1楽章の序奏や主部の入りが極端と言っていいほど遅く、そこからギアが入って加速するという設計で、速いところではヤンソンスなみになるのですが、テンポの幅がとても広いのが特徴。しかも、部分部分のニュアンスが濃く、ここぞというところで見せるティンパニの打ち込みをはじめとした白熱した表現は、言語を絶します。冒頭から深淵に引きずり込まれてそのままラストまで一気に持って行かれる圧倒的演奏。みっち的には「西の横綱」。これと比べてはいけなかったf^^;。

デル=マー盤は、「爆演」として一部?に評価の高い演奏。解釈は一見端正で、ヤンソンスに通じるところがあります。また、第2楽章をはじめ、高貴で輝かしいイングリッシュ・ブラスの響きを楽しめる点でも魅力があります。ただし、この曲には随所に金管が一撃する場面があるんですが、残念ながらこれがヘナチョコ。おそらく、こういう表現はイングリッシュ・ブラスには合わないんでしょう。また、録音のせいもあるでしょうが、重量級のケンペ盤のあとで聴くと、いかにも腰高で、全体的にスケール感が不足気味。そして、この演奏の極めつきが、ところどころでかかる急激かつ意味不明なアゴーギク。知ってても、「はあ?」ってなります。久しぶりに味わったんですが、思わずコーヒー吹きました。というわけで、ノーブルなのにヘンテコという特殊な楽しみ方をしたい方におすすめ(爆)。

ロジェヴェン盤は、3種類あるうちの最初のもの。みっち的には、ロジェヴェンのチャイ5は後の時代の録音ほどダメという結論になっています。テンポ設定などロジェヴェンの解釈自体は大きく変わらないのですが、オケのやる気と緊迫感が全然違います。モスクワ放送響のトランペットをはじめとした金管隊の爆裂ぶりはすさまじく、シビレます。デル=マー盤のところで指摘した金管の一撃などは、これぞロシアという迫力で有無を言わせません。木管の絡み具合も美しい。弦も実によく歌い、ピチカートがすごい。クラシックには珍しいぐらい録音がオンで、とくに冒頭はほとんど右側からしか音が聞こえない感じが、いかにもメロディア(爆)。ケンペ盤とはいろんな意味で対照的ですが、説得力は負けていません。というわけで、「東の横綱」でした。
posted by みっち | 22:40 | CD・DVD | comments(0) | - |
白川深雪ホームコンサート
《歌曲でわかるお国柄 〜ドイツ・イタリア・日本〜》
・ベートーヴェン:「君を愛す」
・ジョルダーニ:「愛しい君」
・越谷達之助:「初恋」
・ヘンデル:「樹木の陰で」
・中田喜直:「さくら横ちょう」
・シューマン:「蓮の花」
・ドビュッシー:「金色の魚」(『映像』第2集より)
・メンデルスゾーン:「歌の翼に」
・山田耕筰:「からたちの花」
・成田為三:「浜辺の歌」(日本語とドイツ語)
・ショパン:「幻想即興曲」
・チレア:オペラ『アドリアーナ・ルクヴルール』より「私は創造の神の卑しい僕」
・プッチーニ:オペラ『蝶々夫人』より「ある晴れた日」

白川深雪(ソプラノ)、末永龍一(ピアノ)
2014年1月25日(土)、上杉ピアノ教室


オーディオ・ビギンの小山さんから誘われて、ソプラノ独唱のホームコンサートに行きました。小山さんはコンサートの録音をお願いされたとのことで、前日までに会場でDAT、CD-R、カセットテープの3種類の録音装置とマイクセッティングを準備していて、みっちは本番のカセットデッキの操作を頼まれました。ちょっとした助手気分f^^;。

それもあって、リハーサル中からお邪魔して聴いていたんですが、いや驚きました。まず、若かったこと。小山さんの知り合いで、スピーカーの音決めのときに相談することもあると聞いていたので、これはかなりのベテランではないかと予想していたんですが、ドイツ留学から帰国してまだ6年ぐらい、まさにいま売り出し中の全開バリバリではないですか。

そして、なによりその歌声! 張りがあるだけでなく、情感を豊かにたたえた輝かしい歌唱です。しかも、歌詞がくっきり聞こえるのがすごい。オペラなどで、ヴィブラートしか印象に残らないような歌手とかいますが、まったく別物で、圧倒されました。「からたちの花」を聴いて泣けそうになったのは、これが初めてです。白川さんご自身が歌の合間のお話で歌詞の切り替えが大変なので、通常は国別ブロックごとのように分けるものだそうですが、この日はドイツ語、イタリア語、日本語が入れ替わる構成で、これを見事に歌い分けていました。このお話もなかなか面白かった。「ホームコンサート」だし、ピアノ教室の生徒さんやそのお母さんなども参加しているので、有名曲を集めた親しみやすいプログラムでしたが、その実力の高さは明らかで、あの辛辣な小山さんが褒めるはずだと納得。さらに小山さん曰く、お金を持っていないところが素晴らしいって(爆)。いやあ、こんな人が北九州にいたのか。

ピアニストは桐朋卒の若手で、伴奏に慣れていないようでかなり悪戦苦闘していました。でもきっといい経験になったと思います。独奏でドビュッシーとショパンを披露してくれました。

会場はふだんピアノ教室に使われている部屋で、カワイのグランドピアノが2台置いてあるとはいえ、まあふつうのリビングとそれほどは変わらない広さでした。白川さんはここでピアノを習っていたそうです。リハーサルでは歌声がビンビン耳に来ていたのが、20名あまりの客が入ることによって、ほどよい響きになっていました。演奏後、教室・主催の上杉さん手作りのお菓子でお茶になり、少しだけ話せたのもよかった。白川さんの歌でシューベルトやシューマンをまとめて聴く機会があればいいなあ。
posted by みっち | 21:12 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |
クラウディオ・アバド没
指揮者のアバドが亡くなりました。アバドは、みっちがクラシックを聴くようになったころにはグラモフォン・レーベルから若手指揮者として登場しており、すでに注目を浴びる存在でした。以来、ベルリン・フィルの常任指揮者を務めたのをはじめ、クラシック界のビッグ・ネームの一人として活躍しました。小澤やムーティ、メータなどが同世代だったと思いますが、その中でもアバドの出世は頭一つ抜け出ていたように思います。

ただ、なんていうんですか、彼らは世代的に割を食っている感がありまして、フルトヴェングラー、トスカニーニ、ワルターらの「伝説的巨匠」や、カラヤンやバーンスタインといったカリスマ性豊かな面々と比べると、あるいはその反動か、素直でデフォルメの少ない音楽作り→小粒で個性に乏しい印象が否めず、みっちのような生意気盛りなクラシック・ファンにとっては、いつまでも「大家」になれない「若造」に見えてしまうという不運が付きまとったように思います。アバドはそういう意味での代表格でもありました。

そんなわけで、アバドの指揮した演奏でみっちが持っている音源は、デビュー盤?のウィーン・フィルとのブラームスの2番(LP)のほか、同じくウィーン・フィルとのマーラー全集からの4番(LP)、ミラノ・スカラ座とのヴェルディ『シモン・ボッカネグラ』ぐらいです。しなやかで若々しいブラームス、絶妙なリズム感とフォン=シュターデのメゾ・ソプラノが聞き物のマーラー、演奏、声とも圧巻のヴェルディと、この三つは文句なくおすすめできます。はずれはシカゴ響とのチャイ5で、買いましたが面白くなくて手放しました。それ以来、アバド聴くぐらいならもっとマイナーな演奏でいいや、みたいな感じになったわけでf^^;。

みっちごときの印象はともかく、これまでの活動期間や経歴からすれば、アバドは功成り名を遂げた大指揮者といって間違いないでしょう。とはいえ、80歳は指揮者としてはこれからともいえる年齢です。後年の、ルツェルン祝祭管などを振った演奏は評判がいいようですが、このころにはみっちがメジャー新譜離れしてしまったこともあり、まだ聴く機会がありません。もっと長生きして、神がかり的な名演奏をたくさん残してほしかったなあ。そうすれば、やっぱり私が間違ってましたって謝れるのに。
posted by みっち | 22:44 | お気楽妄想系 | comments(2) | trackbacks(0) |
2014北九州伯林的管弦楽団演奏会
・ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調

中田延亮指揮、北九州伯林的管弦楽団
2014年1月12日(日)、北九州市立 響ホール


昨年につづいて、今年も「ベルリン的」演奏会に行きました。ブルックナーの5番がタダで聴けるなんて、すごいと思いませんか?

昨年は、予鈴代わりに金管隊による『マイスタージンガー』のフレーズが3回繰り返されたんですが、今年は演目のブル5からフィナーレのコラール部分が舞台袖から演奏されました。どうやら毎年違うことをやるみたいf^^;。オケ奏者の入場は今回はバラバラでなく、フルートを先頭に入ってきました。これも毎年変えるのか? 北九響のメンバーがちらほらいるのは同じですが、顔ぶれからすると、この曲ならやってみたいということで参加された腕っこきばかりなのかも。

無料なので当然全席自由ですが、1階後方の中央ちょい左側に座っていたところ、開演直前になってみっちの前の席にニット帽をかぶった女性が来て座りました。ニット帽だけならともかく、帽子の先端についているボンボンが視界のモロ妨げになってくれてます(ーー;)。いくらタダの演奏会とはいえ、さすがにこれはないだろう。ほかにも空席はあったので移ろうかと迷いましたが、「すみません、帽子を取ってもらえませんか?」といいました。すると、もめずにすぐに応じてくれたんですが、今度は帽子の下からボサボサの髪の毛が……。だから帽子で隠してたのかあ。あたりに微妙な空気が。席移った方がよかったか(爆)。

気を取り直して、演奏に集中。響ホールはそれほど大きなホールではなく、室内楽からベートーヴェンくらいまでの編成ならちょうどいいと思いますが、ブルックナーをここでやって大丈夫?と思っていました。案の定、ステージはかなり窮屈そう。でもフォルティッシモの総奏でも飽和感はなく、鑑賞に支障はありませんでした。ホールの設計に余裕があるのか。

演奏もよかった。第1楽章、チェロとヴィオラの第1主題は、デュナーミクによる遠近感が鮮やかで、思わず吸い込まれそう。金管は、トランペットが抑えめ、ホルンが強調されていて、重心が低く厚い和音がいかにもベルリン的f^^;。第2楽章の主部が速めで目立った以外は、重厚な足取りで一貫していたと思います。スケルツォは、主部が比較的落ち着いたテンポだったので、中間部ではなにかやってほしい気もしましたね。フィナーレの第1主題を初めとして、いくつかコンバスがチェロより出が速くてずれていたのを除けば、アンサンブルでいうことなし。最後に向けての怒濤の盛り上がりはお見事でした。みっちの真後ろから「ブラボー」がかかってびっくり。拍手の中で「すごい迫力だったね」という声が聞こえました。

今年はこの1曲だけで、アンコールもなし。プログラムを見ると、鹿児島伯林的管弦楽団が8月にマーラーの3番をやるそうです。うわあ、聴きたい。道理で、開演前にオーボエがこの曲の第2楽章の旋律を吹いていたわけだ。アンコールでさわりだけでもお披露目してくれればいいのに。
posted by みっち | 22:47 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |
JINSのメガネ
メガネって、一生のうちに何個作ることになるんでしょうかf^^;。働き始めてからメガネをかけるようになったんですが、サングラスを除くと、これまで7個かな? ここ20年ぐらいはアイメトリクスでした。2個作ったので各10年ぐらい使ったことになります。軽くてぶれないし、かけ心地もストレスなしですが、10年も経つとさすがにレンズが見にくくなってくるんで。ただ、転勤もあって取扱店まで行く機会がなくなってきていました。

正月の初詣がてら、下関に新しくできた「ゆめモール」に家族で寄ったとき、JINSのショップがあるのに気づきました。北九州には出店してたかな? 職場のVDT検査でレンズの度が合っていないという指摘があり、そろそろ替え時という頭もあったので、この機会に物色。メガネの試着って、レンズに度が入ってないからなんかよく見えないですよねf^^;。5,990円の茶色の Air frame がなかなかフィットします。フレームに中国製とあります。レンズは非球面の薄型でも割り増しなしですが、遠近両用にすると追加料金を5千円取られます。もちろん安い方でf^^;。これが、年末のボーナスで買った唯一のアイテムとなりました(爆)。

視力検査の待ち時間と出来上がりの待ち時間で、計2時間近くかかりましたが、モール内ということもあり、書店やスーパーで時間をつぶせます。店員の対応はよかったですが、できれば検査と商品引き渡しの担当は同じ人であってほしいです。受け取るときに、フィッティングなどそれまでしていた相談や話が通じないんで。奥方には、初期老眼・近距離用メガネ3.990円を買い、二つでしめて1万円でおつりが来ました。そのまま新しいメガネをかけて車を運転して帰りました。

新しいメガネは、奥方からは「人が良さそうに見える」と好評です(どういう意味だ!)。Air frame は、アイメトリクスのようなホールド性は当然ありませんが、軽さはさほど差がなく、長時間かけていてもあまり気にならず、けっこう快適です。アイメトリクスの値段を考えればJINSなら10個ぐらい買えるので、1年持てば十分というか、手軽に気分転換できる点を考えればメリットがあるでしょう。今度はサングラスも作ろうかな。
posted by みっち | 22:36 | お気楽妄想系 | comments(2) | trackbacks(0) |
平戸・生月島へ正月旅行
新年おめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

いつもより年末年始の休みが長かったので、正月もゆっくりできました。毎年家族で出かけるのですが、今年は長崎県の平戸に一泊しました。

往路は福岡から都市高に入って唐津・伊万里方面から。西九州道がかなりつながってきていて、混雑もなく快適なドライヴでした。昼食休憩は「道の駅伊万里」のレストラン「るーらる」で伊万里牛のたたきを使った「小ネギ丼」を食べました。これはうまい!

2時半ぐらいにいったん宿に着いたのですが、時間がまだ早かったので平戸の北西に接する生月島まで足を伸ばすことに。そういうわけで、冒頭画像は生月大橋。薄曇りで、写真ではちょっと色が飛んでしまっていますが、明るい青の塗装がきれいです。この日は、伊万里湾大橋、平戸大橋、そしてこの生月大橋と、タイプの異なる3つの橋を渡ったことになります。


生月島は、いわゆる「隠れキリシタン」の島で、島に二つ教会があるようなのですが、そのひとつ、山田教会に行ってみました。

正月?休みで建物の中には入れませんでしたが、庭の石碑に「生月信者発見九十年記念」とあり、日付が1970年12月13日になっています。ということは、1880年にこの島に隠れキリシタンがいることがわかったということか。途中にも殉教地とされる場所への案内がありました。






平戸からここまでけっこう距離があり、みっちとホビットはそろそろ引き返したくなっていたのですが、奥方は島の北端にある大バエ灯台まで行く気満々で、いや灯台までは道が通じていないからといっても聞いてくれません(ーー:)。仕方なく北に向かい、「塩俵の断崖」というところまで来ました。玄武岩による柱石状の断崖で、ここから灯台までは歩いて約3キロらしい。

そろそろ日が傾いてきたし、まだ明るいうちに平戸市内も見た方がいいんじゃない? ということでようやくここからUターン。






キリシタンつながりで奥方のリクエストだったのが、
聖フランシスコ・ザビエル記念教会。クリスマスの飾り付けがしてあるけど、シンデレラ城じゃないよ(爆)。入り口付近にいる二人が奥方とホビットだったりf^^;。ちなみに、山口市にある記念聖堂では「ザビエル」じゃなくて「サビエル」になっています。どっちでもいいけど、代表的な聖人の表記くらい、国内のカトリックで統一できないんでしょうかねえ。

ちょうど4時半で、靴を脱いで建物内に入ったとたんにもう閉めるからと追い出されました。旅行案内には拝観は5時までとあったのに、なんで? とほかの観光客も首を傾げていました。なお、ザビエル教会の近くには、宗陽公(平戸藩3代藩主松浦隆信)の墓がありましたが、松浦隆信は二人いて、宗陽公は孫の方らしい。











暗くなってきたので、宿の国際ホテル旗松亭に戻ってお風呂へ。この日は団体客や成人式パーティーが開かれていて、ホテルは遅くまで大賑わいでした。露天風呂に行ったら、隣接のサウナが猿ダンゴ状態(爆)で、ホビットもダンゴに加わってました。別棟の展望風呂が広くて、こっちは翌日朝行ったらほとんど貸し切り状態でした。晩ご飯はヒラメを中心にした刺身の盛り合わせ。後から平戸牛のパイ包みも出てきて、大満足です。団体客とは違う部屋で、落ち着いて食べられたのもよかった。部屋に引き上げると、恒例のUNO大会(爆)。みっちは初め連敗つづきでしたが、次第に調子を上げて、最後は怒濤のラッシュで決めました。逆に後半調子を下げたホビットが悔し紛れに延長戦を挑んできて、これにも勝利。ふっ、まだまだだな(爆)。



朝はダラダラ(爆)。8時過ぎに朝食に行ったら、もう団体客は出発した後でゆったりとバイキング。

9時ごろ出発して、とくに当てはなかったのですが、駐車場があるという理由で松浦資料博物館へf^^;。ここは平戸藩主・松浦氏の屋敷だったところで、いまも立派な建物が建っています。ちなみにホテルの部屋からは平戸城が見えましたが、なんか雰囲気が熱海城っぽい、と思ったら、唐津城同様この城にはもともと天守がなかったらしく、いま建っているのはコンクリート製のニセモノ。見るなら、本物だよねーf^^;。屋敷の山門そばに喫茶室が営業中で、「眺望亭」という名前にふさわしい素晴らしいロケーションだったので、ホテルで朝食を採って間もない時間にもかかわらず、ここでお茶にしました。画像は、喫茶室から門の方を見たところ。喫茶室のアンティーク調の調度と、ガラス越しの大名家の重厚で風格のある木造建築がものすごい対比。景色とお茶を十分味わったので、有料の展示室はもういいやってことで(爆)、そのまま後にしました。

復路は、九州道ルートで佐世保方面へ。最近できたらしい佐々ICから西九州道に乗ったのですが、早くもこのあたりから道が混み始めました。昼は金立SAで鳥の炭火焼き、唐揚げ、角煮まん、肉まんなどを買い、屋外ベンチで食べました。元旦からポカポカ日和で、全然寒くない。二日目の目的地は鳥栖プレミアム・アウトレット。いつ行ってもごった返しているなあ。ここにはホビット御用達のレゴ・ショップがあるので、外せません。しかし、この日は目当てのものがなかったようで、レゴ・ショップでは何も買わずに終わりました。実は、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの「黒門の戦い」を見たかったらしい。レゴもいろんなシリーズが同時展開されすぎて、ショップに置くスペース自体がなくなってきている気がする。タリーズでお茶して高速道路に戻ると、すでに渋滞中。ノロノロペースで福岡や古賀を過ぎてもまだけっこう混んでいて、このあとさらに列が長くなったようです。なんとか無事に帰り着きました。
posted by みっち | 22:56 | 近況 | comments(0) | trackbacks(0) |