福岡市民オーケストラ第70回定期演奏会
2014.06.30 Monday
・J・シュトラウスII世:喜歌劇『こうもり』序曲
・ヘンデル:『水上の音楽』(ハーティー版)
・ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 作品73
大河内雅彦 指揮、福岡市民オーケストラ
2014年6月29日(日)、アクロス福岡シンフォニーホール
昨年秋の第69回につづいて、福岡市民オケの定期演奏会に行ってきました。前回はヒンデミットの『ウェーバー変奏曲』に加えてシューマンの2番という、かなりマニア受けする選曲だったんですが、今回は一転してよくありそうな?プログラムです。でもモダン楽器でのヘンデルはいまどきかなり珍しいかも。
アクロスのホールは、いつ聴いても残響豊かでブレンドされた響が好ましい。それに、あの黒い椅子は、ベルリン・フィルと同じものらしいです。みっちも一度だけステージに出たことがあるんですが、気持よかった! ただですね、この響は、客席がほぼ満席の場合にちょうどよくなるんで、空席が多いと、残響過多になってしまう恐れがあるんじゃないでしょうか。最初の『こうもり』序曲で、ちょっとそんなことを感じました。演奏のせいではないと思うけど、ソロや各パートの分離がいまひとつのような。この曲はサマコンで一度経験しており、チェロパート難しくてろくに弾けなかった記憶がありますが、福岡市民オケのチェロパートはばっちりでしたねf^^;。
ヘンデルは編成が小さいこともあり、響の問題は少なかったと思います。しかし曲が単純なため、ちょっと眠くなりました。あと、この曲だけ時代がかけ離れていたんで、例えばここでワーグナーの『ジークフリート牧歌』なんかだとどうだったんだろう、とか思いました。自分が聞きたいだけ、というか、それでも結局眠くなるかもしれないけど(爆)。
メインのブラ2は、みっちがうるさい曲ですf^^;。というわりには、実演に接した機会は少ない(爆)。指揮は、オーソドックスなテンポで端的な造形だったと思います。オケは弦楽器主体でよく弾けていました。とくにチェロパートは第1楽章の第2主題、第2楽章の第1主題の二つの見せ所をしっかり聴かせてくれて、大満足。トロンボーンとテューバの四重奏もしっかり存在感を示していました。ただ、ここでもソロを含めて管楽器がやや埋もれ気味な気がしました。フィナーレのコーダでも、盛り上がりのところで管楽器が上から3回降りてくるのがはっきり聞こえなかったのが惜しかった。ブラームスのオーケストレーションがそうなっている、というのはあるんでしょうが、ホールが満席だったら、また違って聞こえたかもしれません。
アンコールはシュトラウスのポルカ『雷鳴と電光』。こんな忙しい曲が後に控えていると、オケの人大変でしょう。次回は、オペラ『トスカ』だそうです。
・ヘンデル:『水上の音楽』(ハーティー版)
・ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 作品73
大河内雅彦 指揮、福岡市民オーケストラ
2014年6月29日(日)、アクロス福岡シンフォニーホール
昨年秋の第69回につづいて、福岡市民オケの定期演奏会に行ってきました。前回はヒンデミットの『ウェーバー変奏曲』に加えてシューマンの2番という、かなりマニア受けする選曲だったんですが、今回は一転してよくありそうな?プログラムです。でもモダン楽器でのヘンデルはいまどきかなり珍しいかも。
アクロスのホールは、いつ聴いても残響豊かでブレンドされた響が好ましい。それに、あの黒い椅子は、ベルリン・フィルと同じものらしいです。みっちも一度だけステージに出たことがあるんですが、気持よかった! ただですね、この響は、客席がほぼ満席の場合にちょうどよくなるんで、空席が多いと、残響過多になってしまう恐れがあるんじゃないでしょうか。最初の『こうもり』序曲で、ちょっとそんなことを感じました。演奏のせいではないと思うけど、ソロや各パートの分離がいまひとつのような。この曲はサマコンで一度経験しており、チェロパート難しくてろくに弾けなかった記憶がありますが、福岡市民オケのチェロパートはばっちりでしたねf^^;。
ヘンデルは編成が小さいこともあり、響の問題は少なかったと思います。しかし曲が単純なため、ちょっと眠くなりました。あと、この曲だけ時代がかけ離れていたんで、例えばここでワーグナーの『ジークフリート牧歌』なんかだとどうだったんだろう、とか思いました。自分が聞きたいだけ、というか、それでも結局眠くなるかもしれないけど(爆)。
メインのブラ2は、みっちがうるさい曲ですf^^;。というわりには、実演に接した機会は少ない(爆)。指揮は、オーソドックスなテンポで端的な造形だったと思います。オケは弦楽器主体でよく弾けていました。とくにチェロパートは第1楽章の第2主題、第2楽章の第1主題の二つの見せ所をしっかり聴かせてくれて、大満足。トロンボーンとテューバの四重奏もしっかり存在感を示していました。ただ、ここでもソロを含めて管楽器がやや埋もれ気味な気がしました。フィナーレのコーダでも、盛り上がりのところで管楽器が上から3回降りてくるのがはっきり聞こえなかったのが惜しかった。ブラームスのオーケストレーションがそうなっている、というのはあるんでしょうが、ホールが満席だったら、また違って聞こえたかもしれません。
アンコールはシュトラウスのポルカ『雷鳴と電光』。こんな忙しい曲が後に控えていると、オケの人大変でしょう。次回は、オペラ『トスカ』だそうです。