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お気楽妄想系のページf^^; 荒らし投稿がつづくのでコメントは承認制としました。
007 カジノロワイヤル(1967年)
わが家のブルーレイ・ディスク第2弾として購入。ダニエル・クレイグ主演の新しい方ではなく、昔のパロディ映画の方です。ちなみに、わが家のブルーレイ第1弾は『トロピック・サンダー』(爆)。

なにより、バート・バカラックによるこの映画の軽妙なテーマはずっと頭に残っていて、この点では並ぶものなしといえるほど。テレビ放送でしか知らなかったので、132分の長尺だったことにまず驚き。したがって、初めて見るシーンもありましたが、なにしろもう50年近く前の映画ですから、覚えていたのはいくつかのシーンと、最後メチャクチャだったことだけ。具体的なストーリーは忘れていました。特殊撮影では吊っている糸が見えたりしてさすがに年代を感じさせますが、おもしろさは全然古くなっていません。

随所にちりばめられたギャグシーンが楽しい。ウディ・アレン演じるジミーが銃殺刑から逃れようとして壁を越えるところとか、デヴィッド・ニーヴン演じるボンドがスコットランド人たちと力比べする場面とか、各国軍人たちの秘密オークションとか、実にバカバカしくていいです。ピーター・セラーズ演じるトレンブルとオーソン・ウェルズのル・シフルのバカラ対決も面白い。でも、なんでディーラーが9でバカラだと負けなのか、ルールがよくわからないぞf^^;。あと、ル・シフルの部下で、「私はどうなるんですか!」と叫んだとたんに消される人(ヴラデク・シェイバル?)は、たしか『ロシアより愛を込めて』でも同じようにやられちゃった人ですよね(爆)。ほかにもジャン・ポール・ベルモンドやシャルル・ボワイエ、ピーター・オトゥール(カメオ出演)、女優陣もデボラ・カー、ウルスラ・アンドレス、ジャクリーン・ビセットら、よくまあこんな豪華キャストでおふざけ映画撮りましたねえ。デボラ・カーが体当たりでおバカをやっているのもすごい。

映画への不満はありませんが、商品としてのディスクには注文があります。まず、吹き替え版がないこと。もしかすると吹き替えはカット版だけかもしれませんが、吹き替えならではの楽しみもあるので、全編でなくとも親しんできた声をぜひ聞きたい。あと、終わると自動で最初に戻るエンドレス仕様になっていること。なんか別ヴァージョンでもあるのかとしばらく見てしまいました。ちゃんとキリつけてくれませんか。
posted by みっち | 23:05 | たまに観る映画 | comments(0) | trackbacks(0) |
ブラック・ダイク・ミルズ・バンドによる吹奏楽曲集
ザ・コンプリート・チャンピオンズ
・ヒートン:『コンテスト・ミュージック』 
・ロイド:『ロイヤル・パークス』
・ヴィンター:『サリュート・トゥ・ユース』
・マッケーブ:『クラウドキャッチャー・フェルズ』

ピーター・パークス指揮、ブラック・ダイク・ミルズ・バンド
録音:1986年1月
(CHANDOS ANNI 0030 「シャンドス創立30周年記念ボックス」-28)


「シャンドス創立30周年記念ボックス」の28枚目は、ブラスバンドによる演奏です。「イングリッシュ・ブラス」という言葉があるくらい、イギリスのブラスバンドには歴史と伝統がある? みっちは映画『ブラス!』を観たことがあるくらいで、実はよく知りませんf^^;。

ウィキペディアで調べると、ブラック・ダイク・ミルズ・バンドはイギリスを代表するブラス・アンサンブルのようです。現在の名称は「ミルズ」がなくなって「ブラック・ダイク・バンド」だとか。日本でおなじみのブラスバンドは木管楽器も含めたウィンド・アンサンブルが多いのですが、ここに聴くイングリッシュ・ブラスは金管と打楽器のみで編成されているようで、音色の統一感、純正感において一線を画している感じがします。

収録されているのは、4人の作曲家による作品で、3曲目までが3楽章構成の組曲。最後の1曲のみ単一楽章の長めの曲となっています。どれも聴き応えありですが、強いていえば後に行くほど面白いと思います。1曲目の『コンテスト・ミュージック』はややミリタリー調ですが、『ロイヤル・パークス』になると変化が出てきて、とくに中間の緩徐楽章は、ブルックナーを思わせるようなコラールが心に残ります。『サリュート・トゥ・ユース』はさらに自由で輝かしく、きれっきれのリズムが痛快。最後の『クラウドキャッチャー・フェルズ』は、幻想的で柔らかい響きと、盛り上がりの圧倒的な迫力の対比が素晴らしい。打楽器も大活躍します。

演奏は、ハーモニー、リズム、表現力、どれをとってもお見事で、いやすごいわ。「イングリッシュ・ブラス」を味わうには格好の一枚かと。
posted by みっち | 21:18 | CD・DVD | comments(0) | trackbacks(0) |
チェロを始める 下
「チェロ入門」、前回は楽器本体と弓について書きました。後半は、それ以外にそろえるものについて述べます。

1.ケース
ハードケースとソフトケースがあります。ハードケースは、かつては重いものが多く、軽いものは「キロ10万円」(1kg軽くなるごとに10万円値段が上がる)などといわれていましたが、このごろは安くて軽いものが出ているようです。それでも8万円ぐらいから? 各国各社から出ていて、もちろん軽い方がいいですが、値段的に弓や、下手すると楽器とも競合する(爆)ので、悩ましいところ。

ソフトケースは6千円ぐらいで買えるので、予算に余裕がない方は最初はこちらもあります。注意して使えば、日常的な使用には問題ありません。しかし、要するにビニールのカバーですから、いざというときの耐衝撃性は当てにならず、雨が染み込んだりもします。それに、どうしてもハードケースの方がかっこよく見えますf^^;。私も最初はソフトケースで、雨の日の外出時はコートを着せていました(爆)。基本的に自宅での一時保管用や、急場しのぎと考えた方が賢明かも。とはいえ、圧倒的に軽いという利点は魅力的で、より進化したタイプがあれば試してみるのも手だと思います。

あと、弓にもケースが付く場合があります。でも、弓は本体ケースに納められるので、使う機会はほとんどないでしょう。ソフトケースだと外側の長いポケットに入れるのが通常でしょうか。裸のまま入れるのは心もとないので、ケースや箱があれば擦れないしいくらか安心。

2.チューナー
調弦に必要です。チューナーを使わずに音叉でA弦を合わせ、下の弦はフラジオレットや開放弦の和音(5度)で合わせていく方法もありますが、耳の良い人でないと、調弦だけで練習時間がなくなりそう(爆)。プロをめざすなら耳も鍛える必要がありますが、割り切りも大事ですf^^;。

各種ありますが、A、D、G、Cの4弦の音程さえわかればOK。チューナーと名の付くものならどれでも問題ないでしょう。みっちは「弦楽器用」と書かれた普通のタイプと、洗濯バサミみたいに駒に装着するタイプの2種類を持っています。前者は自宅用。駒装着タイプは小型で持ち運びに適しており、振動を拾って表示することができるので、オケなど周りで音が鳴っているときにも使えて便利です。

3.エンドピンストッパー
モダン・チェロはエンドピンという棒を床に突き立てて演奏します。エンドピンの先端は金属で尖っており、ステージではそのままぐっさり刺してかまいませんが、床が石だったり化粧板などで傷つけてはいけない場合にはストッパーの登場です。

各種あり、かまぼこ板などで自作する人もいます。みっちは自宅用に木製、屋外用に金属製(紐付き)、持ち運び用にゴム製を持っています。実は材質によって音に影響がありますが、実用的で汎用性が高いのはゴム製かな。

4.譜面台と筆記具
はじめは1台で十分。将来的には自宅練習用、外出しての合わせ用の2種類があると便利だと思います。みっちの場合、自宅用はスチール製で、折りたたみ式とはいえけっこうな重量があります。ずっと出しっ放しのため折りたたみ方を忘れました(爆)。持ち運びには軽い方が良く、アルミ製の折りたたみ式がおすすめ。

レッスンや自宅での練習には鉛筆と消しゴムも欠かせません。書いたり消したりするので鉛筆は2B以上の柔らかいものがいい。

5.消耗品類及び必要かもしれないもの
弦楽器必須の消耗品として松脂があります。弓毛を張り替えたときなどは、松脂をよく付けないとすべって鳴りません。弾くたびに松脂を付ける人もいるみたいですが、そこまで必要ないと思います。消費量にはけっこう個人差があるようで、みっちは少ない方かもしれません。これも選べばいろいろありますが、最初はふつうのものでいいでしょう。弦に付着した松脂や楽器のほこりを払う布もあった方がいいです。これはタオルでもOK。

はじめは楽器に付いているので必要ありませんが、そのうち交換することになるのが弦です。弦によって素材や音質に違いがあり、いろいろ試すと面白い。そのためにも、弦の張り替えは自分でできるようになりましょう。気をつけないといけないのは、必ず1本ずつ張り替えることで、弦を一度に外してしまうと、楽器にかかっていた張力がなくなり、根柱(楽器の中にあるつっかい棒)が倒れてしまう危険があります。

チェロはC弦のE(第4ポジションの小指)あたりでウルフトーン(ガサガサいったり、かすれたりでよく鳴らない)が出やすいため、その対策として装着するものにウルフキラーがあります。必要かどうかは、先生と相談しましょう。

オーケストラで演奏するなら、曲によってはミュート(弱音器)が必要です。レッスンで使うことはたぶんないでしょう。このほか楽譜や教則本などが考えられますが、それらは先生の指導に従ってそろえて下さい。

6.最後に
すごく重要なのが、チェロに触る時間。10分でも20分でもいいので、できれば毎日練習なり適当に音を出すなりしましょう。そうやってチェロにかけた時間は、必ず報われると思います。
posted by みっち | 22:49 | cello | comments(0) | trackbacks(0) |
チェロを始める 上
最近、チェロを弾いてみたいという相談を受けたことがあり、「チェロ入門」的なことを整理してエントリしてみようと思います。かく申す私ことみっちは、いい大人になってからチェロを始め、10年ほど個人レッスンを受けて、地方のアマオケに入って活動中。早いもので、オケも5年目になりました。

1.いつ始めるか
結論からいえば、思い立ったが吉日です。チェロは歳を取っても始められるし、十分楽しめます。みっちが所属しているオーケストラには、同じように大人になって始めた人や、木管楽器から転向してチェロを弾いている人もいます。オケの中で見ていてやりたくなるらしいf^^;。弦楽器はギーギーいって、まともな音を出すまで苦労する、と思われているかもしれませんが、少なくともチェロはすぐにチェロらしい音が出せます。もちろん上には上がありますがf^^;。ぜひ、暖かく深い響きを味わって下さい。

2.最初にすること
まず楽器、と思われるでしょうが、楽器を選ぶには経験とそれに裏付けられた知識が必要です。また、独学は、あえて困難に挑戦するなら話は別ですが、まず無理だと思います。したがって、チェロを教えてくれる先生を探しましょう。楽器は先生と相談して入手することをおすすめします。都市部では楽器店や弦楽器工房から教室を探すのが有効です。地域のオーケストラや音楽団体などでも情報が得られるかもしれません。みっちの場合はヤマハのチェロ教室(個人レッスン)でした。近くにヤマハがあったら、体験や見学ができると思います。

3.楽器の選び方
すでに書いたとおり、最初は自分で楽器を選ぶ目がありませんから、その道の先達のアドバイスを受けましょう。私の場合は先生に相談し、ヤマハで用意してもらった同価格帯の候補3本を先生に試奏してもらって決めました。価格は40万円でした。このときヤマハで聞いた話では、楽器と言えるのはだいたい20万円からで、それより下はメンテナンスのできないチェロ型の「木の箱」だということでした。40万円は、初心者用としてはけっこうがんばった方だと思いますが、長く続けることを考えての判断でした。とはいえ、続けるうちにもっといい楽器がほしくなることはほぼ確実ですf^^;。

どこの国の楽器がいいか、気になる人もいると思いますが、1台目はあまり気にする必要はありません。100万円以下ならほぼ工場生産に近い製品で、生産国の違いよりも楽器ごとの当たり外れの方が大きいと思います。私が買ったのはドイツ製でしたが、最近は中国製や中欧製がよく出回っているようです。工房で職人が手作りしたチェロを買うなら、違う意味で国はちょっと考えた方がいいかもしれません。イタリア・クレモナの工房製というだけで250万円とかしますから、ブランドは割高です。

自宅の練習環境によっては、サイレント・チェロを使いたいという方がおられるかもしれません。サイレント楽器の経験がないので詳しいことはわかりませんが、発音や音色に工夫の必要がなく、本物のチェロよりも簡単なようです。おそらくこのことは物足りなさにつながります。私の習っていた教室でもサイレントで始めた方がいますが、数年後に本物を買い直されました。

4.弓の重要性
弦楽器を弾くには弓が必要で、演奏上、一般的に考えられているよりもおそらくもっと大きな要素を占めています。楽器の能力をどれだけ引き出すかは弓にもよります。よい弓で弾くと、ボウイング技術や音色にまで影響があり、腕が上がったように感じます。そういう意味では、初心者こそいい弓を持つべきかもしれません。


ただこれも最初はうまく選べません。持って振ったり動かしたりして、できるだけ違和感の小さいものにしましょう。ヤマハで聞いた話ですが、楽器の購入予算を立てるときには、楽器本体に対して弓にその1/3、できれば1/2程度の金額を割り当てるものだそうです。楽器を30万円とすれば、弓に10〜15万円といった感じです。みっちの場合は、12万円の弓で始めました。2、3年して、先生が持っておられた25万円の弓を弾かせてもらったら、あまりの違いに驚き、どうしてもほしくなってお願いして譲ってもらいました。その後楽器を買い換えたのに合わせてさらに高いのを買ったので、計3本ということになります。

楽器にしても弓にしても、実物に触って確かめないと選べません。当然、実際に楽器店に足を運ぶことになります。また、楽器の調整や弓の毛替えなど、定期的なメンテナンスのためにも楽器店との付き合いは重要です。楽器選びは先生選び、店選びということもできますね。この段階で、早くも自分の周りの世界が広がったように感じると思います。

チェロを始めるにはほかにも必要なものがありますが、とりあえず楽器と弓があれば弾くことができます。長くなったので、あとは次回に。
posted by みっち | 22:32 | cello | comments(0) | trackbacks(0) |
北九響第112回定期演奏会
・R. シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』 作品20
・ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調
・ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 作品60

指揮:中井章徳、トランペット:アンドレ・アンリ
北九州交響楽団
2014年10月19日(日)、リバーウォーク北九州・芸術劇場大ホール


終わりました。いやあ、今回はなかなかしんどかった。演奏会が終わって、レセプションの団長挨拶で、「ドン・ファンもベト4も、北九響の50年史の中で演奏経験のない曲ということで、なぜやらなかったのかがよくわかった演奏会でした」という総括がありまして、まったくその通りだとf^^;。

ドン・ファンは、演奏中いろんなことが起こりました。もう忘れたいので、ここでいちいち書かないことにします。懸案だった再現部直前でのチェロパート単独の「享楽の動機」は、えーとやはり実力以上のものは出なかったということで……。開始前にドリンク飲んで気合いを入れたつもりでしたが、ディスカウントショップで売ってた10本入り499円という安物で、妻から「3分しか持たない」とかいわれまして、カラータイマーかと。しかも30分前に飲んでたし(爆)。この曲は、プロオケのオーディションに使われるらしいですね。当然ながら、プロにはなれませんf^^;。

降り番のハイドンは舞台袖で聴いていました。アンリさん、練習では予定していた時間よりかなり早く終わっていたので、フランス人はやっぱり練習嫌いなのかとf^^;。本番では合わせのときより明らかにギアが上がっていまして、アンコールのバッハではピッコロトランペットを朗々と吹き鳴らして大喝采。さすがです。

ベトベンは、中間楽章がかなりうまくいったと思います。中井先生の間の取り方にちゃんと応えられました。両端楽章は、終わってみればもっと出せたかな、という感じもあります。驚いたのは、フィナーレで開始間もなくオケが暴走しだして、そのままの勢いで最後まで突っ走ったことですね。北九響ならではの聴く方も弾く方もスリリングな展開(爆)。なので、本当はもっとユーモラスな表情とか味わいを出したいところもあったんですが、ついて行くのに必死でf^^;。この曲は練習を重ねるほどにいい曲だなあ、と実感できました。

アンコールは、シューベルトの『軍隊行進曲』とヨハン・シュトラウス(父)の『ラデツキー行進曲』。ラデツキーでは聴衆より手拍子をいただきました。こういう楽しい選曲もいいですよね。ここまでユーモアを交えながらオケを引っ張っていただいたドン・ファじゃなかった中井先生にあらためて感謝申し上げます。

次回の予定は、次のとおり。

第113回定期演奏会
・エルガー:『威風堂々』第4番
・エルガー:エニグマ変奏曲
・シューマン:交響曲第3番変ホ長調「ライン」

指揮:今井治人
2015年4月12日、北九州芸術劇場大ホール
posted by みっち | 23:35 | cello | comments(0) | trackbacks(0) |
大航海時代V
ドラクエXでめでたくネルゲルを討伐し、一段落ということで新たに手を出したのが、「大航海時代V」。コーエーの「大航海時代」シリーズは、ポルトガルから世界中を航海、貿易、探検して回るという冒険心をそそる基本設定が好みで、1作目からゲーム機で親しんでいます。キャロネード砲装備した戦列艦でぶっ放せ、みたいなf^^;。とくにIやIIは菅野よう子の音楽もすごくよかった記憶があります。

「大航海時代Online」もあるんですが、これは別ゲームで未体験。「V」は基本無料でスマホにも対応したブラウザゲームということで、ダウンロードしないで遊べる代わり、立ち上げに少々時間がかかります。主人公は現在レベル24。例によってリスボンから出発し、北はストックホルム、東はイスタンブールまで航路を延ばしてきたところ。アフリカは未踏です。

シリーズおなじみのロッコとその孫娘ニーナがくっついてくる、チュートリアルを兼ねたメインストーリーがあり、これにしたがって進めています。操作は単純、基本的に選択ボタンをクリックするだけで、あとはほぼ自動で進行します。ただし航海中にアクシデントがよく発生するので、対策物資を積んでいない場合は早めの対応が必要です。また、途中で誤ってフランス船隊を攻撃してしまい、フランスの港での取引ができなくなってしまいました。入港する方法はあるんですが、貴重な行動力を消費するんですよね……。ゲーム機と違ってリセットできないので、戦う前に注意とか出てほしいと思いました(ーー:)。

このゲームは航海、投資、拠点調査などの主要コマンドで行動力を消費するので、長時間プレイし続けることは難しくなっています。航海士の列伝クエストを進めていたりすると、早く次に行きたいのに動けずまどろっこしい。どっぷりはまりたい人には不向きですが、寝不足予防にはなるかf^^;。また、同じ海域で複数の地図があり、どの地図を選ぶかで地形や行ける場所が変わる、というのがウリでしょうか。要領が分かるまでは面倒っていうか、わかっても面倒ですが、おかげでウィーンやパリまで航海できるようになっています(爆)。

冒険に重要な航海士はカード方式のガチャになっています。カードにはSR、R、Nのランクがあり、SRはまだ手に入りませんが、Rはガリレオやセルバンテスなどが出ました。育成もできるので、気長に遊ぶにはこれもいいと思います。Nのアリシア・ゴメスの列伝クエストをクリアしたので、試しにLv.20にして覚醒させてみたところ、複数のスキルを覚えました。けっこう使えそう?

問題は船ですね。レベルで保有枠が決まっており、イベント頼みで自由に建造できないのがもどかしい。建造には設計図が必要で、列伝クエストで手に入るものもいくつかありますが、基本はガチャ。しかも航海士と違って装備とプールになっているため、外れ装備ばっかり引いて設計図がなかなか取れないという仕様(ーー;)。

レベル10のイベントで待望の2隻目が入手できましたが、スタート時の軽ガレオンより見た目も性能も劣るバルシャだったのはがっかり。筏やボートに毛が生えた程度の船では気分が盛り上がりませんよ。ていうかこれ、入手順序が逆じゃない? しょぼい船から始めて、あとで軽ガレオンを手に入れることで海戦もこなせる、とした方がありがたみがあるし、レベルが上がってできることが広がった実感も伴って楽しいんじゃないかと思います。ここを最初の山場にしておけば、よっしゃー!ってなるはずf^^;。一方、レベル20で入手できる3隻目はキャラベルでした。商用船で耐久性では軽ガレオンに劣りますが、積載量が格段に増え、やっと船隊らしくなってきた感じ。次の目標は、かっこ悪くて足手まといなバルシャの処分だ(爆)。
posted by みっち | 22:36 | お気楽妄想系 | comments(0) | trackbacks(0) |
ドラクエX
昨年末にドラクエ10のウィンドウズ版が出たのを機会に、わが家のホビットがやりたいと言い出し、LotROをお休みして遊んでいます。3キャラコースで、みっちはウェディ女とプクリポ男、ホビットはエルフ男を主人公に選びました。ウェディ女は斧戦士がメインで、プクリポ男は両手杖の魔法使いメインです。いま各キャラ最高レベルが60台前半で、+HPなどのパッシヴスキルもそろってきたので、そろそろVol.1のラスボスを倒して2に移ろうかと話しています。けれども、ホビットはRPGに関してはかなりな慎重派でして、やれるクエストを全部やってからでいいっていうんですよねf^^;。もう、おいてっちゃうぞ(爆)。

このゲームは転職し放題で、それぞれの職業で身につけられるスキルに違いがあるので、HPやMPを高めつつ武器スキルなどを上げようとすると、転職してレベル上げしないといけなくなります。経験値増加アイテムや日替わり討伐クエストなど、レベル上げが重荷にならないような工夫はされていますが、それでも「作業」になってしまう面はある程度やむを得ません。これを面倒と思うか思わないかで評価が分かれるでしょう。

LotROとの比較では、画面の美しさとか作り込み具合は、世界観の違いも反映してLotROが素敵です。しかし、ドラクエはゲーム機から始まっているということがあり、操作が単純で、LoTROのようにクイックスロットが積み重なってスキルがあふれそう、みたいなことがなく、画面がすっきりしているのはいいと思います。あと、やっぱり日本語なのがありがたいですねーf^^;。

みっちはサポートキャラを借りてのソロプレイばかりで、他のプレイヤーとの交流はほとんどありません。「魔法の迷宮」というLotROのスカーミッシュに近い要素もあるんですが、あまりなじめないのはどっちも同じだったりする。リアルタイムに近いのが苦手で、ストーリーと世界をのんびり楽しむだらだらプレイなのは、どれでも共通(爆)。一方、ホビットはチームに入ったようです。

噂によると、Vol.2のレンダーシアのストーリーはより面白いらしいので、年内には移行したいかな。魔物使いや道具使いになれば、モンスターを連れて歩けるので、アカウントで設定した3キャラ+ペットモンスターで自己完結できそう。それまでは、生産のギルド依頼と日替わり討伐ばっかりになるかも。
posted by みっち | 11:29 | お気楽妄想系 | comments(0) | trackbacks(0) |
家弓家正没
うーん、映画『ホビット』の第1部ではサルマンの吹き替えでお元気そうだったんですが……。

この人の名前は、どういうわけか『原潜シービュー号・海底科学作戦』のネルソン提督(リチャード・ベースハート)役としてみっちの脳にインプットされていまして、なにか刷り込みがあったのかも。ネルソンの本当の吹き替えは黒沢良だったんですが、納谷悟朗(クレイン)や羽佐間道夫(コワルスキー)らと並んでエンドロールに名前があったような気がしてなりません。

それはともかく、洋画や海外ドラマの吹き替えでの活躍は、素晴らしいものでした。宮崎アニメでも、『未来少年コナン』の「うろたえるな!」(レプカ)や、『風の谷のナウシカ』の「腐ってやがる」(クロトワ)は、きわめて印象的なセリフでしょう。サルマンもそうですが、アクの強い、ボス敵のような役が多いにもかかわらずそれが魅力的という点で、しゃれっ気のある英国紳士役がぴったりの中村正と好対照というか、みっちにとっては双璧のような存在でした。

このころの世代の方々はみんな80歳代になってきているので仕方がないこととはいえ、昔のイメージのまま、いつまでも元気に活躍していただきたいという思いはいかんともしがたいです。

合掌
posted by みっち | 22:52 | お気楽妄想系 | comments(2) | trackbacks(0) |
背中が痛い
土日に2回目の指揮トレがありました。本番まであと2週間、最後の追い込みになってきました。

ここのところ、「ドン・ファン」と「ベト4」第4楽章を中心に練習しています。前回指揮トレの後に指揮者の中井先生からダメ出しされたところで、どっちもなかなか大変。

ドン・ファンでは冒頭の「享楽の嵐」の動機が厳しい。16分音符で♪ガサガガサガサ、ガー(爆)っていうアレです。休符から始まるので、いつ出るの、いまでしょとかいってるうちにお前はもう落ちている(あべし)。冒頭はほかの弦楽器もいっしょなのでまだしもですが、再現部の前がヤバイ。ここは、流れが止まって静かなところから転調したこの動機の掛け合いをチェロパートが先頭を切るという、ものすごく重要で緊張する箇所で、そもそもが難しい上に音程までとりにくくなっています。なんということをしてくれるんだね、リヒャルト君(爆)。いままで、まともにそろったことないような(ーー;)。プロでも大変だというのに、アマのしかもみっちごときになにができよう(ToT)。

「ベト4」第4楽章は、こちらもあちこちにある16分音符の音型が忙しい。冒頭は弦3本を行きつ戻りつという移弦を避けるためにハイポジを駆使する人もいるみたいですが、絶対そっちの方が難しいだろ(爆)。みっちは素直に第1ポジションで移弦しています。しかしこれも、力を入れないとC弦が鳴らないし、入れすぎるとリズミカルに移弦できないわけで、この案配がうまくいきません。楽章後半には、さらに難所が控えています。低弦だけでガサゴソガサゴソ繰り返すアソコf^^;。「そこは音程ないわけ?」っていうダメ出しが耳に痛い。はっきりいって、ないです(爆)。

そんなわけで、なんとかしたいと家でガサガサとかガサゴソとか悪戦苦闘しているうちに、背中がつったんですけど(爆)。しかも週に2回も。弓は持てるけど、息を吸うと背中が痛いので、パート仲間にそのことを話したら、「なら吸わなければいい」といわれました。そりゃそうだ、っておいい。こりゃ演奏会が終わるまで、背中痛と縁が切れないかも。
posted by みっち | 23:31 | cello | comments(0) | trackbacks(0) |
マリナー/アカデミー室内合奏団による、ウォルトン『ヘンリー5世』ほか
・ウォルトン:映画音楽『ヘンリー5世』
・ファーナビー:Rosa Solis
・作者不詳:Watkin's Ale
・カントルーブ:『オーヴェルニュの歌』より、「あちらのリムーザンに」(Obal, dinlou limouzi) 

クリストファー・プラマー(語り)、イアン・ワトソン(ハープシコード)
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊、アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ合唱団
ネヴィル・マリナー指揮、アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズほか
録音:1990年5月
(CHANDOS ANNI 0030 「シャンドス創立30周年記念ボックス」-27)


「シャンドス創立30周年記念ボックス」の27枚目は、ウォルトンの映画音楽です。シリーズ第3巻らしい。

ウォルトンといえば、これまで聴いてきたエルガーやヴォーン・ウィリアムズと比べると、同じイギリスの作曲家でもよりモダンなイメージがありそうですが、どうなんでしょう? 個人的には、イギリスの作曲家の中ではいちばん好きかも。高校生のころにFMで聴いた戴冠行進曲『王冠』がウォルトン初体験で、かっこええ! と感動し、後にグローブズ指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルのEMI盤を探して買いました。また、若きバレンボイムがイギリス室内管弦楽団を振ったレコードの中に、『ヘンリー5世』から「パッサカリア」と「優しき唇に触れて別れなん」の2曲が入っており、どちらもわずか1〜2分の弦楽合奏曲ながら、とくに後者は「こんな美しい曲があるのか!」と感動して、こちらもCDで買い直しています。日本でいうと、冨田勲に近いイメージを持っています。ちなみに、グローブズは後にみっちの「ごひいき指揮者四天王」の一角となり、バレンボイムはシカゴ響とのブラームスを聴いて、年取ってダメになったと決めつけたという違いがありますが(爆)。

話を戻すと、今回はマリナー指揮で『ヘンリー5世』の2曲が聴けるということで、このボックスを買う時から楽しみにしていた1枚でした。『ヘンリー5世』はローレンス・オリヴィエ主演の映画で、全10曲が収録されています。「パッサカリア」は2曲目、ファルスタッフの死の場面で奏でられます。このCDでは、直前に金管でパッサカリア主題(ファルスタッフのライトモティーフか?)が長調でユーモラスに演奏されるので、つづくパッサカリアの沈痛さとの対比が鮮烈。「優しき唇に触れて別れなん」は4曲目、いずれもバレンボイム盤よりテンポがゆっくりめですが、マリナーの弦楽器の扱いはさすがで、実に美しい。これ、北九響でもやらないかな。ただし、途中で語りが入ってくるので、音楽だけ聴きたい、という場合は別の演奏を探さないといけません。

ほかの曲も面白かった。サブタイトルがないので場面がわかりませんが、3曲目などは戴冠行進曲、とくにエリザベス2世のための『宝玉と王杖』の雰囲気を思わせる曲調で、もしかしたらヘンリー5世の戴冠シーンなのかも。おそらく8曲目がフランス軍との戦争場面で、全体のクライマックスになっているようです。映画音楽ということもありますが、ウォルトン親しみやすくてやっぱりいいなあと再認識しました。

マリナーは、室内オケだけやっとけ(爆)みたいな風潮があったような気がするんですが、違ったかな? このごろは日本でN響を振っているみたいですね。みっちのマリナー体験は室内オケで『ジークフリート牧歌』、フルオケはホルストの『惑星』持ってた程度なので、あまり判断材料がありません。ここでは弦楽器はもちろん素晴らしく、管楽器もノリがよく、ウォルトンの輝かしい音楽が十全に鳴っていると思います。

あと、ハープシコード曲が2曲と『オーヴェルニュの歌』からの1曲があり、『オーヴェルニュの歌』のオリジナルはオケ伴奏の歌曲のはずですが、ここではオーボエ(セリア・ニックリン)とハープシコード(イアン・ワトソン)による演奏になっています。どういう理由で収録されているのかはわかりませんが、『ヘンリー5世』で使われたんでしょうか? いずれも短く「おまけ」的に楽しめました。
posted by みっち | 12:33 | CD・DVD | comments(2) | trackbacks(0) |