大橋トリオ デラックスベスト
2014.12.31 Wednesday
1. スタンダードベスト
2. バラードベスト
3. カバーベスト
4. DVD
大橋トリオ
(rhythm zone RZCD-59208)3CD+1DVD
以前、pluggedと銘打ったアルバムを紹介した大橋トリオのベスト盤が出たので買ってみました。CD3枚とDVDが1枚入っています。大橋トリオの音楽の全貌とまではいかないまでも、おおよその特徴は理解できたかな。
3枚のCDはそれぞれコンセプトがあるようですが、基本的なスタイルはそんなに大きく違いません。アコースティックな響きを大事にして、静かにたゆたうように流れる音楽です。アレンジも含めて、いわゆる売れ線のポップスとは一線を画した「上質なサウンド」とでもいうべきか。BGM的に流してもいい雰囲気だし、じっくり聴いてももちろん面白い。初期は一人でいろんな楽器を担当していたようで、マルチ録音は当然としても、セッション性は保たれていて、いまそこで音楽が生まれているような感触があります。
他のアーティストとのコラボレーションが聴けるのも楽しく、1枚目に秦基博、2枚目には矢野顕子とのデュオがあります。矢野顕子を聴いたのは何年ぶりかわからないけど、ここでは大橋トリオの音楽にすっかり溶け込んでいて、違和感がありません。ジャズ的要素はいわれるほど感じませんでしたが、もしかするとこうしたセッション性のことを指すのかもしれません。
おそらくいちばん入りやすいのは3枚目のカバーベストでしょうか。カバーといっても、みっちが知っている曲はそれほどなかったりするf^^;。「贈る言葉」から始まりますが、これがボサノバ風なアレンジでとっても爽やか。安田成美が歌っていた「風の谷のナウシカ」といった珍曲(?)も聴けて、いま放送中のNHK朝ドラ『マッサン』でヒロインのエリーが大好きとして歌っていたスコットランド民謡「water is wide」で印象深く締めくくられます。
DVDの映像は好き好きがあると思うのでおきますが、ここでもセッション風景が収められている終わりの数曲がとてもいいです。
いま思えば、pluggedは大橋トリオとしてはかなり毛色の変わったアルバムだったみたいで、中でもビートの効いた「マチルダ」は異色中の異色だったという。いやまあ、こういうことよくあるんですけどねf^^;。おかげで、このベスト盤でみっちの大橋トリオ観はかなり修正されてきました。だからといって、それでつまらなくなったかというと全然違うわけで。家でこのCDをかけていたとき、わが家のホビットが「アートっぽい」といったのがなかなかスルドイと思いました。もっとも彼は、もっと一緒に歌えるような歌が好きでそういったようですが。
2. バラードベスト
3. カバーベスト
4. DVD
大橋トリオ
(rhythm zone RZCD-59208)3CD+1DVD
以前、pluggedと銘打ったアルバムを紹介した大橋トリオのベスト盤が出たので買ってみました。CD3枚とDVDが1枚入っています。大橋トリオの音楽の全貌とまではいかないまでも、おおよその特徴は理解できたかな。
3枚のCDはそれぞれコンセプトがあるようですが、基本的なスタイルはそんなに大きく違いません。アコースティックな響きを大事にして、静かにたゆたうように流れる音楽です。アレンジも含めて、いわゆる売れ線のポップスとは一線を画した「上質なサウンド」とでもいうべきか。BGM的に流してもいい雰囲気だし、じっくり聴いてももちろん面白い。初期は一人でいろんな楽器を担当していたようで、マルチ録音は当然としても、セッション性は保たれていて、いまそこで音楽が生まれているような感触があります。
他のアーティストとのコラボレーションが聴けるのも楽しく、1枚目に秦基博、2枚目には矢野顕子とのデュオがあります。矢野顕子を聴いたのは何年ぶりかわからないけど、ここでは大橋トリオの音楽にすっかり溶け込んでいて、違和感がありません。ジャズ的要素はいわれるほど感じませんでしたが、もしかするとこうしたセッション性のことを指すのかもしれません。
おそらくいちばん入りやすいのは3枚目のカバーベストでしょうか。カバーといっても、みっちが知っている曲はそれほどなかったりするf^^;。「贈る言葉」から始まりますが、これがボサノバ風なアレンジでとっても爽やか。安田成美が歌っていた「風の谷のナウシカ」といった珍曲(?)も聴けて、いま放送中のNHK朝ドラ『マッサン』でヒロインのエリーが大好きとして歌っていたスコットランド民謡「water is wide」で印象深く締めくくられます。
DVDの映像は好き好きがあると思うのでおきますが、ここでもセッション風景が収められている終わりの数曲がとてもいいです。
いま思えば、pluggedは大橋トリオとしてはかなり毛色の変わったアルバムだったみたいで、中でもビートの効いた「マチルダ」は異色中の異色だったという。いやまあ、こういうことよくあるんですけどねf^^;。おかげで、このベスト盤でみっちの大橋トリオ観はかなり修正されてきました。だからといって、それでつまらなくなったかというと全然違うわけで。家でこのCDをかけていたとき、わが家のホビットが「アートっぽい」といったのがなかなかスルドイと思いました。もっとも彼は、もっと一緒に歌えるような歌が好きでそういったようですが。