信長の野望・創造「戦国立志伝」(その5)
2016.05.30 Monday
シナリオ「織徳同盟」の尼子家家臣・山中鹿之助でプレイしました。「我に七難八苦を与えたまえ」で知られる、悲運の戦国武将です。実は、この後のシナリオで山名家家臣として始めたことがあったのですが、お家再興の望みをかけて支えるはずの尼子勝久があろうことか毛利の武将として攻めてきて萎えたこと、アップデートに伴う不具合続出にも見舞われたことで、あらためて尼子滅亡前のシナリオで出直しました。以降も、尼子勝久だけは寄騎でも配下でも可能な限りキープするというシバリでいきました。
軍団長まで
鹿之助のステータスは、武力が優秀、統率・知力がそこそこ。政治が低いため、領地の開発ペースが遅いのが難点です。戦法「三日月」は、鹿之助のトレードマーク。防御を犠牲にして攻撃力を増すという効果は、真田幸村の「六文銭」と同じタイプです。野戦よりも防御面の心配が要らない籠城戦向きかも。
領地に専念している間に、4つあった尼子家の城は次々に毛利に奪われ、ただひとつ残った八橋城にも敵が迫ってきました。お家は滅亡寸前。このころにやっと鹿之助の領地内政がほぼ完了し、6,000程度の兵を率いることができるようになりました。籠城戦で毛利勢を撃退し、任務で羽衣石城を落とすと、同城主に昇格しました。ふつうは先に城代になりますが、任される城がなかったf^^;。その後も毛利の攻勢が続き、羽衣石城の守りを固めて籠城戦で凌ぐこと数度、その間に軍団長になり、逆襲に転じられたのは10年以上経ってからのことでした。
毛利との戦い
羽衣石城を開発すると、領地分を合わせて2万ぐらいの兵力になります。当面毛利に対しては防衛に徹し、まずは備前の浦上氏を攻略します。岡山城の宇喜多直家を調略して謀反を起こさせ、浦上氏を滅ぼしてその家臣団を吸収。次いで毛利に従属していた備中の三村氏を攻めてこれも吸収。鳥取城の山名氏を滅ぼしたころには、東側は織田信長の軍勢が迫ってきていました。毛利からは何度か攻め込まれましたが、備中高松城や備中松山城のように耐久の高い城を利用して籠城戦で退け、羽衣石城の大兵力で逆襲というパターンで少しずつ城を取り戻し、出雲の月山富田城の奪回に成功しました。
この時点で、国力ではまだ毛利が上です。まともにぶつかると消耗は避けられません。大名なら東の織田に同盟軍を要請したいところですが、軍団長はそれができない。とにかく東から攻められないよう織田との同盟維持だけ図って、毛利に対しては籠城戦からのカウンターアタック戦法。この結果、備後と石見からもほぼ毛利を追い払い、ついに勢力でも毛利を上回ることに成功しました。
ここからは怒濤の攻勢をしかけますが、追いつめられた毛利は九州を平定した島津と同盟を結んで援軍を要請。このため、徳山城の包囲中に島津に長門・櫛崎城を落とされ、最後までハラハラさせられました。しかし、ついに宿敵・毛利を下すことに成功。プレイ開始からここまで25年が経過していました。
(以下、感想)
このゲームの元になった「創造」はプレイしていませんが、単純に国力(人口)・兵力差がものをいうようで、敗戦続きの大名が残り一城の状態から逆転するのは、おそらく無理なんじゃないかと思います。「戦国立志伝」でこれが可能になったのには、いくつか理由があります。
1. 領地による兵力増強
家臣プレイからの場合はプレイヤーの領地の兵力が上積みされるため、通常より大兵力を率いることができます。
2. 任務による攻城戦の特殊性
プレイヤー武将が城主までの間、大名からは任務を与えられますが、その仕上げとして目標の城を攻略することになります。この場合、目標の城の兵力や耐久が減ったり、敵方の国人衆が出兵できないなどの条件が設定されるので、ふつうに攻めるより有利になっています。
3. 籠城戦からのカウンターが有効
攻城戦とは逆に、プレイヤー武将が守備側に回った場合の籠城戦は、守る側がかなり有利です。門を破壊するまでの間、攻城側は守備隊や櫓からの攻撃にさらされ続けます。城の耐久が高ければ、1万程度の敵でも倒せます。したがって、相手に攻め込ませて籠城戦で殲滅し、温存していた部隊で逆襲というカウンターアタック戦法が有効です。なお、出陣武将の知力に差がある場合は「奇襲」となって、奇襲を受けた部隊が混乱し、背後から一方的に攻撃を受ける場合があります。
4. 昇格時ボーナスもある
以上に加えて、昇格時に限ってのボーナスがあります。城主や軍団長になったとき、居城と領地の兵力を合わせて上限まで回復します。RPGでレベルアップしたときにHPが全快するのと同じ。例えば昇格前に自分の部隊が壊滅したとしても、その前にできるだけ敵にダメージを与えておけば、翌月昇格でフル兵力で復活するというわけです。最初バグかと思ったけど、どうやら仕様らしい。したがって、勲功が3,000と6,000になりそうなときは思い切って打って出るべし。
5. 要望
武将ごとの戦法や特性があらかじめ決まっていますが、欲を言えば、これを友好武将との交際や修行によって独自に選んで身につけられるようになる(友好度100で戦法や特性を交換・授与できるとか)と、ぐんと面白さが増すと思います。また現状、寝返りは大名家からの手紙が届きますが、謀反については誰ともしれない家臣が勧めてくるのが興醒めです。これを親族や友好武将と相談して一族もろともとか徒党を組んで実行できるようにすれば、ドラマ性ができてさらに楽しめると思います。せっかくの武将のつながりですから、こういうところで活かせるようにしてほしい。
軍団長まで
鹿之助のステータスは、武力が優秀、統率・知力がそこそこ。政治が低いため、領地の開発ペースが遅いのが難点です。戦法「三日月」は、鹿之助のトレードマーク。防御を犠牲にして攻撃力を増すという効果は、真田幸村の「六文銭」と同じタイプです。野戦よりも防御面の心配が要らない籠城戦向きかも。
領地に専念している間に、4つあった尼子家の城は次々に毛利に奪われ、ただひとつ残った八橋城にも敵が迫ってきました。お家は滅亡寸前。このころにやっと鹿之助の領地内政がほぼ完了し、6,000程度の兵を率いることができるようになりました。籠城戦で毛利勢を撃退し、任務で羽衣石城を落とすと、同城主に昇格しました。ふつうは先に城代になりますが、任される城がなかったf^^;。その後も毛利の攻勢が続き、羽衣石城の守りを固めて籠城戦で凌ぐこと数度、その間に軍団長になり、逆襲に転じられたのは10年以上経ってからのことでした。
毛利との戦い
羽衣石城を開発すると、領地分を合わせて2万ぐらいの兵力になります。当面毛利に対しては防衛に徹し、まずは備前の浦上氏を攻略します。岡山城の宇喜多直家を調略して謀反を起こさせ、浦上氏を滅ぼしてその家臣団を吸収。次いで毛利に従属していた備中の三村氏を攻めてこれも吸収。鳥取城の山名氏を滅ぼしたころには、東側は織田信長の軍勢が迫ってきていました。毛利からは何度か攻め込まれましたが、備中高松城や備中松山城のように耐久の高い城を利用して籠城戦で退け、羽衣石城の大兵力で逆襲というパターンで少しずつ城を取り戻し、出雲の月山富田城の奪回に成功しました。
この時点で、国力ではまだ毛利が上です。まともにぶつかると消耗は避けられません。大名なら東の織田に同盟軍を要請したいところですが、軍団長はそれができない。とにかく東から攻められないよう織田との同盟維持だけ図って、毛利に対しては籠城戦からのカウンターアタック戦法。この結果、備後と石見からもほぼ毛利を追い払い、ついに勢力でも毛利を上回ることに成功しました。
ここからは怒濤の攻勢をしかけますが、追いつめられた毛利は九州を平定した島津と同盟を結んで援軍を要請。このため、徳山城の包囲中に島津に長門・櫛崎城を落とされ、最後までハラハラさせられました。しかし、ついに宿敵・毛利を下すことに成功。プレイ開始からここまで25年が経過していました。
(以下、感想)
このゲームの元になった「創造」はプレイしていませんが、単純に国力(人口)・兵力差がものをいうようで、敗戦続きの大名が残り一城の状態から逆転するのは、おそらく無理なんじゃないかと思います。「戦国立志伝」でこれが可能になったのには、いくつか理由があります。
1. 領地による兵力増強
家臣プレイからの場合はプレイヤーの領地の兵力が上積みされるため、通常より大兵力を率いることができます。
2. 任務による攻城戦の特殊性
プレイヤー武将が城主までの間、大名からは任務を与えられますが、その仕上げとして目標の城を攻略することになります。この場合、目標の城の兵力や耐久が減ったり、敵方の国人衆が出兵できないなどの条件が設定されるので、ふつうに攻めるより有利になっています。
3. 籠城戦からのカウンターが有効
攻城戦とは逆に、プレイヤー武将が守備側に回った場合の籠城戦は、守る側がかなり有利です。門を破壊するまでの間、攻城側は守備隊や櫓からの攻撃にさらされ続けます。城の耐久が高ければ、1万程度の敵でも倒せます。したがって、相手に攻め込ませて籠城戦で殲滅し、温存していた部隊で逆襲というカウンターアタック戦法が有効です。なお、出陣武将の知力に差がある場合は「奇襲」となって、奇襲を受けた部隊が混乱し、背後から一方的に攻撃を受ける場合があります。
4. 昇格時ボーナスもある
以上に加えて、昇格時に限ってのボーナスがあります。城主や軍団長になったとき、居城と領地の兵力を合わせて上限まで回復します。RPGでレベルアップしたときにHPが全快するのと同じ。例えば昇格前に自分の部隊が壊滅したとしても、その前にできるだけ敵にダメージを与えておけば、翌月昇格でフル兵力で復活するというわけです。最初バグかと思ったけど、どうやら仕様らしい。したがって、勲功が3,000と6,000になりそうなときは思い切って打って出るべし。
5. 要望
武将ごとの戦法や特性があらかじめ決まっていますが、欲を言えば、これを友好武将との交際や修行によって独自に選んで身につけられるようになる(友好度100で戦法や特性を交換・授与できるとか)と、ぐんと面白さが増すと思います。また現状、寝返りは大名家からの手紙が届きますが、謀反については誰ともしれない家臣が勧めてくるのが興醒めです。これを親族や友好武将と相談して一族もろともとか徒党を組んで実行できるようにすれば、ドラマ性ができてさらに楽しめると思います。せっかくの武将のつながりですから、こういうところで活かせるようにしてほしい。