<高虎流転編>
仮想シナリオ「信玄上洛」の浅井家臣・藤堂高虎でプレイしました。今回は、これまでにない趣向をやってみたく、「引き抜きや寝返りを誘われたら必ず受ける」というシバリを課しました。名付けて「ノーといえない男」作戦(爆)。史実でも高虎は浅井が滅んだ後に主家を転々としていますが、彼の名誉のためにいっておくと、そうした経歴は戦国時代では珍しくなく、わが主君と見込んだ豊臣秀長や徳川家康に対してはむしろ忠節を尽くした人だったようです。ステータスが高バランス・万能型の高虎なら、こういう遊び方でも十分楽しめるのではないかと予想しました。鈴木重秀でやることも考えたのですが、雑賀孫市はやはり「反織田」に徹した方が面白いかと。
しかし、やってみてわかったけど、これは大変でしたf^^;。浅井、織田、武田、上杉、武田2、上杉2、武田3、北条(唐沢山城代)、最上、佐竹、武田4、北条2、伊達(家臣に格下げ)、武田5、織田2(海津城代)、上杉3、武田6、北条3、織田3、最上2、織田4(厩橋城主)、北条4、織田5、伊達2、織田6(軍団長)、伊達3、織田7と引き抜きがかかって全部受け、「主君レース」は織田家が後半急速に追い上げて通算7回目で優勝(爆)。
最初に城代になった唐沢山城では、耐久を14,000まで上げ、武将も5人体制になっていたんですが、伊達に寝返ったときに主君の政宗が唐沢山城を居城にしてしまい、城を乗っ取られた高虎は一家臣に格下げになりました。まじー!!?? その後、2度目の織田家で海津城の城代に復帰。4回目の織田家でようやく厩橋城主に昇格しました。
プレイ開始からここまで30年以上かかっており、高虎のグラフィックも晩年のものに変わったのを機会に終了としました。なんか疲れたし。高虎自身は優秀で、戦法の「攪乱」がパッとしないとはいえ「攻城名人」のおかげで大筒陣地や井楼が使えるのが面白い。ちなみに独立については、何度か誘いがありましたが断っています。謀反は一世一代の賭けでもあるし、もうちょっとイベントを盛り上げてくれないかな。いってくるのがモブ家臣じゃ乗り気になれないよf^^;。
<寝返り人生でわかったこと>
このゲームでは、昇格時に兵力が最大に回復しますが、寝返りでも同様です。ただし、家臣の場合は領地兵が最大まで回復するのに対して、城代以上の場合、最大に回復するのは城兵のみで、領地兵分はすぐには反映されないようです。つまり、城代のときに兵数が上限近くで寝返ると、逆に兵数が減ってしまうという現象が起こります。これはおそらく領地リセットとの関係でこういう仕様になっているものと思われます。正直、領地リセットはマゾ仕様でいらない。にもかかわらずプレイ開始時にデフォルトで「あり」で選択されているため、知らないとそのまま始めて、後でなんじゃこりゃ、ってことになる気がします。
寝返りすると元の君主から捨て台詞を吐かれますが、後で捕まると斬首とか、忍者に命を狙われたりすることはありませんf^^;。デメリットとしては、勲功が20%程度まで下がり、なかなか昇格できないことがあります。タイミング的にもうちょっとで昇格もしくは昇格ラインをクリアしたころに勧誘がきます。このため、任務達成→昇格寸前→寝返り→勲功下がって元の木阿弥、というループにハマります。あまりにもこのパターンが繰り返されるので、もう抜け出せないのではないかと思ったくらい。シバリプレイだから仕方ないだろ、といわれそうですが、ちょっと勲功が下がりすぎじゃないですかね。降伏と違うんだから、せめて半分とか身分保障を求めたい(爆)。
寝返りのもうひとつのデメリットは、調略が無駄になることが多い。あと少しで引き抜けるときに自分が敵側に寝返るわけで、かなりもったいない。なお、城主以上で寝返ったときに家臣が付いてくるかどうかですが、これは全員付いてくるようです。謀反・独立の場合は多少違うかも。このことからすると、計画的にあえて敵の引き抜きに応じて、強化した城や配属された武将を手土産に元の主家に舞い戻る、といった芸当もできそう。ただし、元の主君が呼び戻してくれる保証はないけど。