「メークミラクル アゲイン 北の国から2016 伝説」長いよ(爆)。とにかく、おめでとう!!! なにしろ6月時点でホークスがぶっちぎっており、「オレもホークスの監督だったらなあ。このまま寝ていても9月には優勝だし」なんてことをいっていた人もいましたっけ。それを15連勝をきっかけにひっくり返したわけで。
もともと投手陣はよかった。先発はシリーズ前半を有原が引っ張り、後半はクローザーから回った増井が勝ち頭になってくれました。新人・高梨の力強い投球も光っていました。リリーフ陣も左腕の宮西を筆頭にまとまっていました。先発が崩れると、後続が「火消し」どころか炎上を重ねていた昔のファイターズ(厚沢コーチが現役のころですf^^;)を見ているだけに、頼もしい限りです。打撃陣は主砲の中田が調子が上がらなくても打点でがんばり、チャンスを確実に活かす積極的な走塁で接戦をものにしてきました。レアードの一発が効いた試合も多い。そして、投打ともに驚異的な活躍を見せてくれたのが大谷。彼一人がゲームを支配したような試合もあり、MVP最有力でしょう。優勝を決めたライオンズ戦はその象徴とも到達点ともいえる、1点を守り切る野球でした。
早い話、栗山監督の独創的な采配に選手が見事に応えた、ということになるわけですが、みっちとしては、もうひとつ勝因を挙げたい。吉井理人のファイターズ復帰です。吉井は2008年から2012年までファイターズの一軍または二軍投手コーチとして、2009年と2012年のリーグ優勝にも貢献しました。しかし、2013年に退団して2015年にホークスの投手コーチになりました。2013年にファイターズはリーグ最下位に沈み、昨年までホークスに全然勝てませんでした。吉井のファイターズ退団は、投手のコンディションを優先する彼の考え方が栗山監督の方針と合わなかったからといわれていますが、吉井が離れたことで、栗山は彼の存在の大きさを改めて認識したのではないでしょうか。結果、今年のファイターズは天王山となった最終2連戦をはじめとして節目でのホークスとの対決をことごとく制し、対戦成績でも勝ち越しました。
あとは日本シリーズですね。ヒルマンから後、リーグ優勝はできても日本一にはなれていないので、ぜひCSを含めて勝ち抜いてほしい。