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お気楽妄想系のページf^^; 荒らし投稿がつづくのでコメントは承認制としました。
三國志13pk(その3):貂蝉で侠客プレイ

今回からエントリタイトルを短くしました。シナリオ「反董卓連合」(190年)の貂蝉で2回目のプレイ。貂蝉のステータスは、知力が高く政治がまあまあ、統率と武力がスッカスカという、前回の張飛とは逆の文官タイプです。美女と野獣(爆)。今回は、在野で侠客プレイでのクリアをめざします。

 

貂蝉といえば、司徒・王允の養女として「美女連環の計」の主役ですが、董卓の長安遷都イベントが起こり、貂蝉も洛陽から弘農、長安へと本拠を移したところ、王允の計略イベントは発生せず、呂布とも董卓とも仲良くなりませんでした。主人公に選んだから? それとも董卓が西に領土を拡大し、呂布が長安から離れたからかな? 呂布を同志にできれば、これほど心強いことはないのですが……。おかげで命拾いした董卓は順調に版図を広げ、圧倒的な勢力に成長していきます。とはいえ、侠客は「表」の世界での勢力争いにはあまり関わりがありません。

 

とりあえず、在野武将との親密を上げて「同志」集めをします。親子関係にある王允とは「絆」がありますが、董卓配下のため、すぐには同志に誘うことができません。それに王允のような文官タイプは戦力になりそうにない。在野武将で最初に同志になってくれたのは、蔡琰。って、文官タイプじゃん(爆)。洛陽に在野でいたのとグラフィックが気に入ってf^^;。賊討伐のためには武力の高い同志がどうしても必要です。周辺を物色して、徐晃がいるのを発見。アタックを続けて二人目の同志に迎えました。在野武将は時間が経つとどんどん登用されていくため、徐晃を仲間にできたのは幸運でした。徐晃とは絆レベルを上げて結婚し、娘が二人生まれました。ほかにも、軍師タイプの法正が仲間になりました。

 

威名が「大侠客」になると、仕官武将も勧誘ができます。張繍が勧誘に応じて同志になってくれました。董卓に滅ぼされた馬騰にも接近して同志とし、これで徐晃、張繍、馬騰という騎馬軍団ができあがり。馬騰の加入によって、馬騰の家族たちにもコネができ、馬雲騄と馬休も仲間になりました。馬超とももちろん絆を結んだのですが、董卓の太守になっていて、勧誘に応じてくれません。さらに、董卓に滅ぼされた張魯も同志に。娘たちは12歳で成人して同志となりました。姉の方が父親の特性「威風」を受け継いでいたので姉妹で騎馬隊をひとつ任せることに。さらに徐庶と馬良を同志に迎え、最終的には12人体制となりました。賊討伐を繰り返すうちに、「雲龍風虎」の威名を獲得。侠客系の最終段階です。

 

武名4,000でクリアとなり、威名エンディングを見ることができます。「雲龍風虎」エンディングはなかなか爽やかでした。全国統一の必要がなく、内政や外交などもない分、やることはシンプルでクリアにそれほど時間はかかりません。よくわからなかったのが、討伐依頼を果たしても武名が上がらないことがある点。不具合かと思いましたが、どうやら都市ごとに武名が設定されており、100になると依頼をこなしてもムダらしい。これはわかるようにしてほしい。

 

(以下、感想など)
在野武将には「侠客」と「商人」二つの系統の威名がありますが、結論からいうと、貂蝉の場合は商人か、または仕官しての軍師プレイ(貂蝉には軍師系に「傾国傾城」の固有威名がある)が合っていたようです。後の祭りだけどf^^;。侠客プレイを楽にすすめるためには「人徳」か「威風」の特性と武力系のステータスがあるといいのですが、貂蝉はそのどれも持っていなかった。まあ、それでもクリアに問題はありません。

 

侠客プレイで重要なのが「同志」集めですが、初対面の武将は訪問に応じてくれないため、宴会に招いたり、任務を手伝ったり、他の親しい武将から紹介状を書いてもらったり、移動中に偶然出会ったりして面識を持つことが必要です。ところが「人徳」があれば、無条件で武将が訪問に応じてくれます。前回、張飛は劉備から「人徳」を伝授されていたため、この点で有利だったんですね。絆を結ぶための依頼ではアイテムが必要なことが多く、在野では俸禄がないため、購入資金ははじめのうち酒場での依頼をこなして稼ぎます。移動中にときどき怪しい商人から「舌戦」をふっかけられ、勝てば酒場依頼と同じくらいのお金が得られます。

 

舌戦は、手が三すくみになっている基本的な構造は一騎討ちと同じだけど、アレンジが施されています。主な違いは、同じ手を連続して使えないこと、相手の手が読めない代わりに無視(1ターンパス)ができる場合があること。貂蝉でやっていたのは最初のターンで無視する作戦。このとき例えば相手がグーを出していれば、次のターンはチョキかパーなので、チョキを出せば負けない。チョキが来たら、次はパー。これでリードを奪い、相手が無視してきたら、次のターンでもう一度無視。必勝とまではいえませんが、知力が同じくらいなら高確率で勝てます。

 

また、在野武将が率いる私兵部隊の兵数は、通常5,000が上限です。「威風」があれば、より多くの兵数を持てます。兵数はRPGでいえばHPみたいなもので、多いほどよい。仕官武将の場合は将軍位など別の兵数アップ方法がありますが、侠客プレイではぜひとも「威風」持ち武将がほしいところ。で、いまこれを書いていて思いついたんですが、「親書」って、こういうときのためにあるのか。いままで使い道がわからなかった。つまり、同志に伝授特性が「威風」の武将がいれば、絆を結ばせることで「威風」持ちを増やせるわけです。

 

今回のプレイでは、徐晃と馬騰が「威風」持ち(残念ながら伝授特性ではない)で、この二人を主力としました。騎馬隊を訓練し、彼らに精鋭騎馬隊を率いさせれば、賊の兵数が多くても勝てます。貂蝉は弱いので戦場に出したくないのですが、采配戦闘にするためには出陣させる必要があります。副将にできればいいけど、自動的に部隊長になってしまうのが困りものf^^;。「妖艶」の戦法自体は使えるので、弓隊にしたりして主力騎馬隊の支援に徹しました。また、精鋭部隊は出陣の際の編成にお金がかかるため、一度の出陣でなるべく複数の依頼をこなすよう経費節約に努めましたf^^;。「大侠客」になると、巡回で収入が得られるようになって安定します。仕官武将の勧誘もできますが、太守以上は「莫逆の友」でも応じてくれないようです。「雲龍風虎」になると、遠征しても士気が高く維持され、進軍スピードも上がるようになって快適です。

 

依頼には都市攻略・開放もあります。これは攻城戦になるだけでなく、目標都市を支配する君主を敵に回して戦うわけで、援軍がぞくぞく来る可能性もあって難度が高い。その分、武名の上昇も180とか大幅(通常は30〜90)です。「雲龍風虎」なら味方の士気が高く、6部隊38,500の兵で6万を超す敵でも攻略できました。ただし、討伐に成功しても武名が上がらなかったり、依頼自体が都市まで進軍しないと受けられないことなどは、不親切な感じがします。クエスト方式で、依頼内容や都市ごとの武名情報、あとどれだけ上げられるのかなどが一目で分かるようにならないものでしょうか。

 

賊を討伐したときに、君主や配下武将から傘下に入って都市を守ってくれといわれたり、都市を開放したときに旗揚げを勧められることがあります。応じると仕官プレイや君主プレイになるようです。張魯からは自分の代わりに漢中を治めてくれといわれました。そのあとすぐ董卓に攻められて滅亡したんで、リスクも大きいですがf^^;。しばらく在野で同志集めをして、それから旗揚げするのも面白そう。

posted by みっち | 10:43 | お気楽妄想系 | comments(0) | trackbacks(0) |
「三國志13」withパワーアップキット(その2)

前回、シナリオ「黄巾の乱」の張飛で、袁紹軍の都督になって長安を制圧したところまでレポートしました。今回はその続き。

 

馬騰軍は20万以上の兵力を持ち、こちらが長安の制圧戦で消耗したところを10万の大軍で襲われて大苦戦。各城から援軍を出させましたが、距離があるため到着まで時間がかかります。籠城戦の守り方がまだよくわかっておらず、采配戦闘だと負けそうなので、戦略マップに戻して経過させました。援軍到着まで耐えてギリギリの攻防の末、なんとか撃退。危なかった。采配戦闘画面で見た西涼騎馬軍団は大迫力でした。

 

長安を確保すると、すぐに北の空白地、安定を制圧。ここになぜか8万の兵力が蓄えられていました。安定にも馬騰軍が押し寄せましたが、兵力が回復していた今度はこちらが多数で有利に展開。この戦いで、張飛は楊秋、程銀を一騎討ちで討ち取り、馬超にも勝利するという赫々たる戦果を挙げました。味方の各城からは呂布、趙雲、張遼、高覧ら主力部隊を派遣して、勝ちに乗じてそのまま天水、金城に攻め込みました。まとまった軍団を破られた馬騰軍は反撃が散発的になり、そのまま緩めることなく武威まで遠征して馬騰滅亡。

 

張飛が奪取した城には絆武将を太守として置き、すでに太守となっている武将とは親密度を高め、絆を結んで回りました。河北攻略を完了した袁紹は、漢中の張魯を滅ぼして蜀方面への拠点を確保しつつ、いよいよ曹操と対決する模様。のはずだったんですが、袁紹が病死して袁尚が後を継ぎました。頃合いだな……。袁尚が定軍山で劉璋と対峙中に反乱を起こすと、根回しの甲斐あって漢中以外のすべての城の太守が反乱に荷担してくれました。乗っ取り成功。ときに207年。長安の天子を奉じつつ、義兄弟の劉備に譲位してついに復活です。兄者、待たせたな!

 

一方で、長安では王異と交際中(爆)。王異は従来のグラフィックよりきつめの顔立ちながら、露出度はアップしていますf^^;。人妻なので結婚はできません(旦那がいなくなればできるらしい)が、絆を結び、さらに親密を深めると、なんと、王異の娘と結婚する成り行きに。えー、そんなお年だったの? 結婚もこれで3度目の正直。今度は別れずにすめばいいけど。しばらくすると子供が生まれました。名付けて張慎。4歳になると養育方法を決めることになります。ステータスは父親譲りになりそうなので、戦法重視にしました。

 

長安太守に任ぜられた張飛は、周囲の要衝を制圧するとただちに漢中に攻め込みました。漢中を守る敵将は関羽。雲長兄貴、義理を通したいのはわかるが、限度があるぜ。漢中を落として袁尚は滅亡。捕虜となった関羽を自ら登用し、田豊、公孫瓉、法正ら旧臣たちも迎え入れて、勢力の厚みが増しました。劉備は曹操との対決に踏みきり、陳留を落とすと張飛が太守に任じられました。このあたりから劉備の昇格がひっきりなしに発令されるようになり、あっというまに「公」、そして「王」へ。

 

河北・涼州で袁尚の地盤を丸呑みした劉備のほか、この時点で残っている勢力は、河南から荊州北部の曹操、益州の劉璋、荊州南部の劉表、揚州の孫策。曹操は劉璋、劉表と反劉備連合を結成し、10万の兵を陳留に差し向けてきました。陳留の兵力は2万5千で、張飛軍団だけでは厳しいですが、河北から呂布や顔良らの援軍が来てくれました。さすがは兄者よ。曹操軍が到着するごとに各個撃破。この戦いで、張飛は典韋、楽進を斬り、夏侯淵を破る活躍を見せました。

 

ここからは逆襲に転じ、譙、洛陽などを落として曹操の主要根拠を奪います。劉備は孫権(イベントで孫策死亡)と同盟を結び、南北から浸食を受けた曹操は衰微していきます。張飛は一騎討ちで曹操も斬りました。益州方面でも劉璋を攻め立てて、こうなるともうローラー作戦。生き別れになっていた二人の妻も取り戻しました。最後に残った孫権も滅ぼして中華統一。この間、曹操から奪った都市の太守を転々としており、最後は江夏太守になっていました。劉備からは都督になるよう何度もいわれますが、面倒なので断りました。

 

(以下、感想)
反乱は、太守と絆を結ぶ手間がかかりますが、結んでしまいさえすれば、君主のいる城以外は全部乗っ取れることが判明。君主勢力が全国統一間近の段階で反乱すれば、自分で統一するよりも楽? PC武将が反乱を起こすことはない、よねf^^;。都督になってからは、反乱準備で「絆」結びばかりやってました。親密上げの最中に、首都での評定に呼び出されるのが煩わしい。参加すると答えておきながらサボると、関係武将との親密度が下がりますが、欠席の返事をすればお咎めなしで自由。

 

今回、威名は「万夫不当」を取りました。武官タイプではとても使えます。今作では、武官タイプは君主でも一騎討ちを断らないため、「万夫不当」で挑戦しまくるのはきわめて有効。勝てば敵部隊の士気を下げるだけでなく、相手を斬ったりとっ捕まえたりで、部隊ごと消滅させることもあります。ただし、張飛には固有の威名「為世虎将」があるので、これもやってみたいですね。

 

張飛の武力は最終的に130を超えました。120ぐらいあると、一騎討ちではもはや無敵状態。1回だけ許褚に負けましたが、負けた原因は「防御」の使い方。相手の手が読めないときに「防御」すると、「崩し」で次のターンに一方的に攻撃されます。そうなるくらいなら、4合目まですべて「攻撃」の方がいい。お互いが「攻撃」なら武力が高い方がよりダメージを与えるので、力押しで勝てます。もしくは、相手が「攻撃」のときだけ「防御」し、4合目に「必殺」とするのはあり。最終ターンは「防御」で敵の「必殺」を防ぎたい。ちなみに、許褚はリベンジ戦で斬りました。

 

後半は前線の太守を転々としたため、城の復旧が間に合わず、出陣できないことがけっこうありました。せっかく訓練を重ねて上級部隊を編成できるようにしたのに、転勤でやり直しということもしょっちゅう。これを考えると、都督や太守の打診は、その管轄区域や城の状態などを事前に提示してもらえるようになるといいと思います。いいとこ取ったら、動かないのが賢明かも。

 

1回目の感想として、とても面白い。強制イベントがあることをふまえて行動すれば、家族分裂などはある程度防げるでしょう。クリアしたものの、まだ全体像はつかめていないため、ひきつづき違うタイプでプレイするつもりです。

posted by みっち | 21:13 | お気楽妄想系 | comments(0) | trackbacks(0) |
「三國志13」withパワーアップキット(その1)

2月16日に発売された最新の「三國志」、18日にアマゾンから届いたのでその日から遊び始めています。「三國志」シリーズで遊んだことがあるのは1〜7と9。最近はなにかと評判が悪く、パワーアップキット(以下、pkと呼びます)が出てようやくゲームとして遊べるようなイメージが定着している?ため、この13もpkが出るまで様子見していました。

 

一枚マップによる戦略画面により、複数の城で同時多発的に戦闘が発生するシステムは名作といわれた9を引き継いでおり、全武将プレイとしては10以来になります。これらは、昨年リリースされた信長の野望・創造「戦国立志伝」とも共通しており、システム的にはかなり近づいてきている印象。「戦国立志伝」との比較では、領地のような「箱庭」内政ではないこと、城攻め以外の要素が盛りだくさんで、とくに「絆」をはじめとした武将同士の交流・連携を重視している点は「三國志」ならではの幅広い楽しみ方ができそう。まだ始めて間もないので、今回はプレイ途中の経過と感想ということで。

 

無印版をやっていなかったため、まずはチュートリアルに相当する「英傑伝」から始めたのですが、これが大長編。最初に劉備で「桃園の誓い」イベントにまつわる人との交流、次に曹操で「反董卓連合結成」に向けた外交と舌戦、呂布で「虎牢関の戦い」での戦闘、といった具合に、必要なコマンドを順次体験していく仕組みになっており、これはこれでよくできているんですが、なにしろ終わらない。最後は「秋風五丈原」あたりまでいく? しかも外伝まであるし、これやってるといつまでも本編モードに入れないため、江東で孫策が独立したところで中断しました。

 

本編では、最初のシナリオ「黄巾の乱」(184年)を選択します。最初はわかりやすそうなキャラから、ということで、張飛でプレイ開始。やっぱり、「桃園の誓い」やらないと三國志始まらない感じしません? 燕人・張飛は義兄弟の劉備、関羽とともに薊で幽州太守・劉焉の配下となっています。張飛のステータスは、武力が所持アイテム「蛇矛」込みで108と最高クラスで、一騎討ちでは最初の一撃で倒してしまうこともしばしば。まさに鎧袖一触です。統率も高水準かつ張飛のオリジナル戦法「万人敵」が強力なため、軍事コマンドと合戦では大活躍できます。反面、知力と政治はスカスカf^^;。実にわかりやすいのは予想どおりだったけど、せめて知力だけでも鍛えた方がいい?

 

黄巾賊討伐に従事して功績を挙げ、すぐに平原から斉北の太守を任されることに。「猛者」の威名も獲得しました。任務の合間には同僚の簡雍と張挙との交流を深め、二人を「同志」にすることに成功。張挙の娘・梅嬰との結婚イベントも起こりました。おおー、これはなかなか充実しているじゃないか。ところが、黄巾の乱が平定されると、劉焉が益州牧に任命されるイベントが発生、張挙・梅嬰親娘も劉焉について益州に去ってしまいました。梅嬰〜〜!!。残された張飛は、平原太守となった劉備の配下武将としてリスタート。こんなのってある? その後もイベントが立て続けで、何進大将軍の謀殺、董卓の専横、反董卓連合の結成、美女連環の計など史実や演義に沿ってどんどん発生します。発生条件はまだよくわかりませんが、イベントが起こると勢力や所属関係などが強制的に塗り替えられるようです。けっこう長いイベントもあるんで、一度見たものはスキップできるようにしてほしい。

 

劉備は徐州方面で陶謙や孔融と戦い、一時は3都市を領したものの、南から曹操、北から袁紹の大軍に挟み撃ちされ、結局すべてを失って滅亡。まだ戦い方がよくわかってないし、片方だけでも強すぎるよ。この間、張飛は公孫越の娘と2度目の結婚をしますが、劉備軍の滅亡によって関羽とともに袁紹配下となり(劉備は下野)、妻は曹操の配下となってまたも引き裂かれました。むむう(ーー;)、夫婦の絆は弱いのか……。君主プレイならここでゲームオーバーですが、これで終わらないのが武将プレイ。気を取り直して続けます。上党太守を経て勢力の西半分を管轄する都督に任じられました。関羽は袁紹直属の重臣になっているようです。当面、袁紹は曹操(南下して劉表と戦闘中)と事を構えるつもりはなさそう。方針に従い、軍を率いて長安の李傕を滅ぼしました。この勝利で袁紹は帝を保護し、天下に号令する立場を得ました。史実より賢いぞ(爆)。次の攻略目標は西涼の馬騰となり、いまここ。

 

(以下、感想)
ここまでやってきて、「絆」システムはなかなか面白いと思います。絆を結んだ武将は同志にできたり、副将にすると能力がアップしたり、いろんな場面で助けになってくれるようです。ただ、夫婦が簡単に離れるのはどうかと思いますが、3人まで結婚できるらしいのでまあいいか。女性キャラのグラフィックが色っぽいので、結婚しまくりたくなるけど(爆)。合戦で活躍できれば功績もたまるので、通常の任務はほどほどにして、袁紹配下の主立った武将を訪問したり手伝ったりして交誼を深めているところ。張飛の威名が「万夫不当」となり、一騎討ちで勝つことなどで名声が高まるにつれ、「畏敬」など感情が動いた武将が増えて、親密度を高めやすくなっていきます。都督になったので、今後足場を固めて反乱を起こす手もあります。そのためにも「絆」武将を増やしたい。

 

采配戦闘は戦略画面とは別マップとなります。攻め方はある程度覚えてきましたが、守り方がまだよくわからないでいます。単純に兵力差がものをいう場面が多かった「戦国立志伝」と比較すると作戦に幅があり、部隊の士気や率いる武将の能力の要素が大きいようです。弱将相手なら張飛の兵が少なくても逆転が可能。これはいいですね。

 

都市間では馬を駆って移動する演出がいい。小さくてもちゃんと張飛のグラフィックになっているのはポイント高しf^^;。操作的には、ゲームが止まったり落ちたりというような大きなバグはありませんが、不具合と思われるのが「威名」。新たな威名を獲得できますと表示があるのにウィンドウが反応しないときがあります。劉備が滅亡したときも、「万夫不当」の威名が消えてウィンドウが開けなくなっていました。

 

BGMはよい雰囲気。「戦国立志伝」よりも開放感があって好きです。メニュー画面などは9(だけじゃないかも)からの流用もけっこうあります。ちなみに、登場人物はみんなしゃべってくれるんですが、個人的にウケたのが袁紹の決めゼリフで、「この本初に迷いなし!!」。え、そうだったの?

posted by みっち | 23:18 | お気楽妄想系 | comments(0) | trackbacks(0) |
スクロヴァチェフスキ没

指揮者の「ミスターS」ことスタニスワフ・スクロヴァチェフスキが亡くなりました。93歳ですから大往生といっていいと思いますが、最近まで聴かせてくれていた演奏は、年齢を感じさせないものでした。

 

この人の演奏に接したのは、ハレ管を指揮したブラームスの交響曲全集(といってもバラ売り)だったと思います。このブラームスは、欲を言えば録音にいまひとつクリアさが欠けていることが不満ですが、みっちの中ではケンペ、ボールトと並ぶ優れた演奏です。交響曲だけでなく、カップリングの「悲劇的序曲」や「大学祝典序曲」などの小曲も非常に素晴らしく、とくに「悲劇的序曲」はマイベスト。

 

ザールブリュッケン放送響とのブルックナーも、新録音でありながら廉価盤だったこともあって、評判になりました。いまではパーテルノストロの激安ボックスがあるので、廉価盤としてのおすすめ度は下がりましたが、ユニークなブルックナーとしての魅力は薄れていないでしょう。例えば第5番フィナーレの終わりのところで通常は聞き取れない木管の和音を浮かび上がらせたり、ぎっちぎちのアンサンブルで鋭く切り込む第9番(ミスターSはこの曲をミネソタ管とも録音していますが、それ以上)など、この人ならではの透徹した解釈が聞き物でした。

 

ハレ管より前のミネソタ管時代の録音を10枚組のボックスセットで持っていますが、音質もよく、壮年期からこの人はすごかったことがよくわかります。当時、国内のメジャーレーベルだけ採り上げて「名盤」とか「巨匠」とか持ち上げていた「レコ芸」批評がいかに当てにならないかを思い知らされた存在でもありました。有名オケを振る機会になかなか恵まれなかったことが惜しまれます。

 

ポーランド出身の指揮者ということでは、パウル・クレツキとの共通点・相違点が興味深いと思います。アンサンブルの精度を厳しく追求する点では二人とも同じで、これはハンガリーなど東欧の指揮者にある程度共通するものなのかもしれません。録音を聴く限り、クレツキの室内楽的ともいえる透明感に対して、ミスターSは「ギスギス」ともいわれるエッジの効いた尖った表現が特徴。また、クレツキがマーラーを得意としており、ステレオ最初期に第1番、第4番、「大地の歌」を録音していたのに対して、ミスターSはマーラーよりもブルックナーに力を入れています。この人がマーラーの大編成を振ったらどうなるのか、すごく興味があっただけに、録音を残してくれなかった(ハレ管との第4番があるらしいが未聴)ことが残念でなりません。シューマンよりもマーラーやってくれ……。などと思わせてくれる人でした。合掌。

posted by みっち | 20:00 | お気楽妄想系 | comments(0) | trackbacks(0) |
鬼滅の刃

少年ジャンプに連載中のマンガが面白い。ジャンプは20歳代のころから断続的に読み続けていますが、現在きちんと追っているのは『銀魂』と『鬼滅の刃』、この二つだけです。

 

物語の舞台は大正時代。炭売りの炭治郎は家族を鬼に殺され、妹の禰豆子も鬼の血が入り込んで鬼になってしまう。炭治郎は禰豆子を人間に戻す手段を探るため、厳しい修行に耐えて鬼殺隊に入隊し、異形の鬼たちを追う、というストーリー。ここでいう鬼とは、ゾンビと吸血鬼を合わせたような存在で、人を襲って食うことで強くなり、太陽の光が弱点という特徴があります。

 

作者は吾峠呼世晴(ごとうげ こよはる)。登場人物の名前がユニークなのも特徴で、主人公が竈門炭治郎(かまど たんじろう)、その妹が禰豆子(ねずこ)。炭治郎の仲間の隊員が我妻善逸(あがつま ぜんいつ)、嘴平伊之助(はしびら いのすけ)。最近登場してきた鬼殺隊の「柱」の面々が、冨岡義勇、胡蝶しのぶ、煉獄杏寿郎、宇随天元、悲鳴嶼行冥、時透無一郎、伊黒小芭内、不死川実弥、甘露寺蜜璃。字面を見ているだけでクラクラしてきます。このネーミングセンスはどこから来ているんでしょうか。山田風太郎の「忍法帖」ものをちょっと思い出させるところがあります。インパクトでは、荒木飛呂彦が「ジョジョ」シリーズの前に掲載した『バオー来訪者』のときのものに近い。バオー・メルテッディン・フェノメノン!!

 

ウィキペディアには作者は女性だと書いてありますが、そういわれると、そうかもしれない。時代背景からか、和洋折衷の大正ロマン的なファッションセンスが感じられます。鬼殺隊員は詰め襟の制服に羽織という出で立ちで、日光の効力を蓄えた日輪刀を携えているのですが、市松模様をはじめ日本に古くからある柄が羽織に使われていて、これがトレードマークのような働きをしています。

 

絵は独特のタッチで、ヘタという声もあるようですが、そうは思いません。むしろ作者ならではの絵柄を確立している点を高く評価すべきでしょう。題材的におどろおどろしい絵になりやすいですが、暗くて怖い場面だけでなく、緊張が緩んだときのユーモラスな描写にも味があります。ときどき引いたアングルで、人物を小さく描いたときの表情もかわいい。

 

連載開始当初は、その独特な世界がすぐに受け容れられず、打ち切り候補などと噂されていたようですが、ここにきて人気が上昇してきているようです。鬼殺隊の9人の「柱」や御館様が登場してにぎやかになってきました。今後ますます目が離せない。

posted by みっち | 22:26 | お気楽妄想系 | comments(0) | trackbacks(0) |
メタルマックス2:リローデッド

2011年に発売されたDS用ソフト。MM2Rと略すらしい。「メタルマックス2」にはスーパーファミコン用のオリジナル、ゲームボーイアドバンス用の「2改」があり、さらに「メタルマックス3」のシステムを応用したリメイク版がこのリローデッド。というわけで、2だけど3よりも新しいソフトです。

 

近未来の荒廃した世界で戦車やバイクに乗って移動し戦うという内容は、ヘビメタ調のBGMともあいまって、RPGにありがちな「剣と魔法」ものとは一線を画しています。戦闘自体はスピードがあってあっさり片が付くことが多く、各種砲弾やビームが飛び交い、炸裂する様は爽快感があります。遊んでいて、「チヨノフ」や「ウォズニアック」などの名前に既視感があったのですが、どうやら「メタルマックス」第1作をみっちはファミコンで遊んでいたらしい。あんまり昔のことで忘れていましたが、徹甲弾がなかなか効果的だったような記憶があります。もちろん当時よりいろんな面で拡張されており、やり込み要素も満載になっています。☆3バイオエンジンがほしくてベヒムース狩りをやってしまい、なんとか1個ゲットv(^^)。

 

シナリオは自由度が高い。クエストは充実していますが、なにをやるかの順番はそれほど決まっていません。うまくいけば優秀な装備をそろえて楽に進められることもあるし、いきなり強敵に遭遇して全滅ということもあります。とはいえ、全滅しても復活はタダだし、戦車の回収にちょっぴりお金がかかるくらいで、冒険のリスクは軽い。ゲームを進めるうちにクルマも装備もどんどん種類が増えていき、そのどれを使うか、どう改造していくか悩むのも楽しい。

 

一度クリアして2周目に入ったんですが、これはまた違った遊び方になりますね。1周目で遊んだキャラ、獲得したアイテム類やお金がそのまま引き継げるので、難易度をハードに上げてみても、前半は楽勝。クルマの入手順が一部変わっており、1周目では装甲車が埋もれていた砂漠からマンムートが出てきました。マンムートは1周目では入手のタイミングが遅く、ほとんど活躍させられなかったので、今回はメインで使ってみたい。サクサクすすめつつ、お目当ての装備のレア度を吟味し、究極のクルマを目指して旅する感じになります。これがまた楽しい!

 

また、このゲームでは、ラスボスを倒す以外に結婚エンディングが用意されており、相手候補が3人います。マリリンとは無理らしいf^^;。それぞれ背景があって迷うところですが、イリットやセシルとの会話は印象に残ります。健気で切ない。これを味わうためにだけでもプレイする価値があるかも。

posted by みっち | 23:34 | お気楽妄想系 | comments(0) | trackbacks(0) |
死ぬかと思った

すみません、ちょっと大げさにタイトル書いています。確率的にはなくもないかも程度の、加えて「下の方」の話なので、ご了承ください。

 

けさ、トイレで股の付け根をなにげなく触ったところヌルッとした感触があり、見ると指に血が付いていました。後ろならまあゴニョゴニョ(爆)だけど、前ってどういうこと? んで、確認したところ、例のフクロの裏側から出血しています。痛みはとくになし。爪立てたり掻いたりした覚えもないのに、なぜ血が出てるんだ。トイレットペーパーで2、3回ぬぐいましたが、すぐには止まらず、だらしない感じで流れつづけています。落ちた血で便器が赤く染まってきた。

 

以前ですが、「人間ドック」で血小板が少なくなる症状があり、病院から「特発性血小板減少性紫斑病(ITP)」という恐ろしげな診断を下されたことがあります。血小板があまり少なくなると、出血が止まらなくなるというんですよ。このときは胃のピロリ菌の悪さも考えられるとして除菌治療をしたんですが、治療とリンクしていないタイミング(1回目に除菌できなかったので2回目をやるときの血液検査)で数値が回復しました。意味わからん。血小板数はその後、要治療ラインまではいかないにしても、平均値からすると低空飛行で推移しています。このことが頭をよぎりました。

 

もしかして、このまま血が止まらないとか? タマ袋からの失血死って。うわあ、自分そんなふざけた死に方すんの? いやあ、けっこうお似合いだとかいわれるかもしれないけど、心の準備がまだ! などと考えただけで急速に脳の血が足りない感じに。頼む、止まってー。おみくじ末吉だったけど、末はよくなるって意味でしょ。幸い、しばらくして止まっってくれました。おそらくは一定量の血が局部にたまっていて、それが出てしまうまで止まらなかったものか。いまは放置プ、患部を刺激しないようにしています。危なかった。

 

あとで「陰嚢 出血」でネット検索して「陰嚢被角血管腫」かも、と思い当たりました。これもまたおどろおどろしい名前ですが、良性で治療の必要は特段ないと書いてあります。これにしとこう。老人性あるいは30歳代以上になると起こりやすくなるらしい。これも年を取った証拠か。それにしても、「特発性血小板減少性紫斑病」と「陰嚢被角血管腫」、これが合わさったらと思うと、名前だけで死ねそう。

posted by みっち | 22:18 | お気楽妄想系 | comments(0) | trackbacks(0) |
ジョルジュ・プレートル没

フランスの指揮者プレートルが1月4日、92歳で亡くなったということです。合掌。現役ではもっとも好きな指揮者でした。

 

1970年代ごろまで、プレートルはマリア・カラスなどとのオペラ録音を除けば、ほとんどプーランクの専門家のように扱われていた記憶があります。みっちもシンフォニエッタやピアノ協奏曲をプレートルのEMI録音で知りました。ただ、当時それほどの思い入れはなく、『牝鹿』はフレモー盤の方が好きだったし、CDではヴァージンのヒコックス盤でプーランクをそろえたりして、そのうち業界からは忘れ去られた感じになったように思います。ヨーロッパでは活躍していたのかもしれませんが。

 

プレートルの名前が再び現れたのは、2008年のウィーン・フィルとのニューイヤー・コンサートでした。このときの反響は大きかった。2年後の2010年のニューイヤーでもウィーン・フィルを振り、日本でもプレートル「再発見」ブームになりました。その愛嬌のある仕草と風貌から「フランスの東野英治郎」(爆)として親しまれ、みっちも「印籠流」などと呼んでいましたf^^;。ウィーン交響楽団とのライヴ録音が発売されたのもこのころで、買ったマーラーの5番、6番、ブルックナーの8番はどれも快演でした。この人のマーラーは、ラテン系のマーラーなんて、と食わず嫌いの人にこそ聴かせたい演奏で、6番は曲的にこんなに楽しくなっていいのかという疑問符を付ける人もいるかもしれませんが、5番はこの曲最高の演奏の一つだと思います。ブルックナーでも、スケルツォのノリや緩徐楽章の歌心はこの人ならではのものでした。

 

テンポに自在なメリハリというか呼吸感があり、いわゆるガチガチのインテンポではないところは好みが分かれるかもしれません。みっちもほかの指揮者に恣意的に揺らされると「なんで?」と拒否反応してしまう場合がわりとあるのですが、プレートルだと「おおっ」と思ってもイヤにはなりません。このテンポこそが情緒豊かな音楽を生み出しており、キメるべきところでキメるリズムの鮮やかさと相まって、痛快な印象を与えます。面白さという点では、世界一といっていいかも。オケのドライブ感といい、これだけのオーラを放つ指揮者はいまどきそういないでしょう。

 

もっといろいろ聴きたかったなあ。このごろCD買わなくなったので新譜情報を知りませんが、プレートル・ボックスとか出たら買ってしまうかも。あと、これ書いていて触れたせいで思い出したけど、ルイ・フレモーはプレートルより3歳年上でまだ存命みたい。ウィーン・フィルでニューイヤー、は無理としても、録音出ませんかねえ。

posted by みっち | 21:49 | お気楽妄想系 | comments(2) | trackbacks(0) |
『真田丸』終了

NHK大河『真田丸』が終わりました。日曜日に家族で外出していたので、最終回は録画したのですが、家にいるときは毎週家族で観ました。全話通じて観た大河ドラマは、『軍師官兵衛』以来。その前は『新選組!』、ってこれも三谷幸喜じゃん(爆)。

 

三谷幸喜の脚本は基本コメディタッチで、『真田丸』もその例に漏れません。毎回どこかで笑わせてくれました。拒否反応を示す人もいると思いますが、みっちは不謹慎大好き人間なもので。史実を踏まえつつも登場人物を巧妙に配置し、あるいはこんな出会いややりとりがあったかも、と思わせるのは山田風太郎の明治ものにも似た面白さでした。

 

また、登場人物それぞれが愛情をもって描かれていました。例を挙げるとキリがないのですが、ひとつだけ。わが家のエントっ子は、北条氏直の「やめた」(昌幸の献策に逆らうシーン)という台詞とその言い方を気に入って、よくマネしていました。いや、そこぉぉぉぉっ?っていわないで(爆)。『真田丸』でなければできなかったのではないかと思える人物像が示され、観る側はもちろん、演じる側としても刺激的だったんじゃないかと。こういうのは、ただドラマをやるという「仕事」を超えて、一つの世界というか人生を生きたような特別な経験として残りそう。PJの『ホビット』を思い出しました。

 

総じて好演でしたが、もっとも記憶に残ったのは、やはり真田昌幸を演じた草刈正雄でしょう。「表裏比興の者」といわれた食わせ者っぷりが素晴らしかった。初回を見た感想にも書きましたが、この人が出てくるだけで画面が引き締まる。草刈は『真田太平記』では幸村を演じていましたから、堺雅人もいつか昌幸を演じる機会がくるかもしれませんね。あと、茶々(淀殿)を演じた竹内結子。とてもきれいで、最後の幸村とのシーンの情熱的で切ない眼差しがとくに印象的でした。本当に秀頼と源二郎の3人で暮らしたかったんだろうなあ、と。ま、これは彼女についてのマイナスイメージの大半を大蔵卿局が代わりに引き受けてくれたのと、劇場版『真田十勇士』のミスキャストの反動もありますf^^;。

 

有働アナのナレーションは、最初は上滑りしていましたが、その後しばらくして落ち着き、声が低くなってぐっとよくなりました。「ナレ死」すっかり有名になりましたねf^^;。最終回では佐久間象山について触れていました。「それはまた別の話」は『王様のレストラン』でおなじみのネタでしたが、これ、石坂浩二演じる象山が近藤勇、土方歳三、坂本龍馬、桂小五郎を連れて、浦賀に黒船を見に行く『新選組!』の第1回シーンにつながっているわけです。

 

不満点を挙げれば、やはりスペクタクル要素に欠けるということでしょう。最終回は主に野戦シーンだったわけですが、ここでもやはり舞台的な演出になっていて、スケール感がない。まあ、これは三谷ドラマに期待するのが間違いかもしれませんが。

posted by みっち | 18:40 | お気楽妄想系 | comments(0) | trackbacks(0) |
高齢者の交通事故は増えているのか

最近、高齢者が絡む交通事故が毎日のように報道されています。民放の朝のニュース番組で、こんなグラフが紹介されていました。

 

このグラフは、政府広報オンライン「どうしたら防げるの? 高齢者の交通事故」から、「高齢者の事故は増えているの?」で掲示されています。以下本文。

 

「交通安全意識の浸透や自動車の安全性能の向上などにより、交通事故による死者数は年々減少傾向にある一方で、65歳以上の高齢者が占める割合は年々高くなっています。平成24年の1年間に交通事故で亡くなった方は約4,400人。そのうち、65歳以上が約半数となっており過去最悪の割合を占めています。」

 

交通事故死者数は減少しているが、高齢者の死者の割合は過去最悪だと。しかし、ここではなぜか高齢者の死者の数には触れていません。数は増えているのか、いないのか? そこで、内閣府が出している「平成26年交通安全白書(概要)」を見ました。

 

これによると、交通事故による死者数は昭和45年の16,765人が最多で、以降は減少傾向らしい。平成25年中の道路交通事故の状況(概況)としては、「平成25年中の交通事故死者数は,前年比減少率はわずかにとどまり,高齢者の死者数が平成13年以来12年ぶりに増加している。」そうです。

 


グラフでは、平成15年から平成25年までの11年間の経過が示されており、高齢者以外の死者数が平成21年まで急激に下がって高齢者の死者数と並び、以降はどちらもかなり近い数字で推移しています。高齢者の死者数だけ見ると、平成24年まで緩やかに下がり続けており、平成25年は39人増に転じています。あれあれ?

 

ちなみに、死者数の減少幅が縮小している背景として内閣府は、「高齢者人口の増加」、「シートベルト,エアバッグ等の装着率の頭打ち」、「飲酒運転による交通事故の減少幅の縮小」を挙げることができるとしています。

 

もうひとつ、「年齢層別交通事故死者数の推移」のグラフがありました。こちらで真相判明。

 

 

これによると、平成4年ぐらいまでは16歳から24歳までの年齢層の死者数がいちばん多かったのが、この層が顕著に減少したことに伴って、65歳以上の高齢者の死者数が突出している状況となってきていることがわかります。

 

つまり、高齢者の交通事故死者数はもともと多く、最近急に増えたわけでは全然ない。平成6年あたりのピークからすればむしろ減っています。死者数全体がより減っているので、占める割合としては大きくなっているけれど。高齢者の死者数が多い背景には政府も認めるとおり高齢者人口の増加があるわけで、仮に高齢者中の交通事故死者の割合を示すグラフを作ったら、分母の増に伴って死亡率はむしろ下がっているのではないでしょうか?

 

もちろん、ここで挙げているのは死者数だけであり、高齢者が原因となった事故そのものは増えているのかもしれませんし、この結果のみをもって高齢者対策をしないでいいとかいうつもりは毛頭ありません。しかし、もともと死者の割合だけ示して「過去最悪」とかいっているのは政府広報なわけで、こんな風にすぐにバレる統計操作で世論を煽るのはやめてもらいたい。

posted by みっち | 23:04 | お気楽妄想系 | comments(0) | trackbacks(0) |